高圧電力対応の新電力を比較!コロナ対策で知っておきたいコスト削減事例も紹介

新型コロナウイルスによる景気の悪化に伴い、多くの企業が打撃を受けるなか、経営存続の為の対策の一つとしてコスト削減に注力している企業も多いでしょう。なかでも固定費として毎月かかる電気代の削減は優先的に行うべきコスト削減と言えます。とくに高圧電力を使用する事務所や店舗、工場、病院では電気の使用量も多いため新電力へ切り替えることで大幅なコスト削減につながります。

そこで今回は、ワイズクラウドがおススメする高圧電力を扱う新電力をそれぞれ比較するとともに、新電力へ切り替えることでどれくらいコスト削減できるかという点についても解説したいと思います。高圧電力に対応した新電力への切り替えを検討している方はもちろん、「新電力済だけどさらに削減したい」といった方もぜひ参考にしてください。

>>【店舗・法人向け】新電力への切り替え!そもそも高圧電力って何?選ぶ時の注意点は?
>>【飲食店・小規模店舗向け】低圧電力対応の新電力に関する記事はこちら

高圧電力とは?

電力は、供給電圧により低圧・高圧・特別高圧の3種類に区分けされています。なかでも高圧電力とは、契約電力が50kWh以上の契約を行っている工場やテナント、病院といった大型施設に供給される電力のことをいいます。発電所から送電される電圧は6600Vにも上るため、各施設にキュービクル式高圧受電設備(キュービクル)と言われる変電気を設置し、キュービクル内で電圧を100V~200Vに変圧して使用されます。

電力会社の切替えは常識に

2016年4月1日以降、電気の小売業への参入が自由化され、一般家庭や小規模店舗など多くの人が電力会社の切り替えを自由に行えるようになりました。一般家庭向けの「低圧電力」の自由化は2016年からですが、そもそも電力自由化のはじまりは2000年3月からとなります。はじめは、大規模工場やデパートなどが使用している「特別高圧電力」の自由化が可能となり、続いて2004年には中小規模工場や中小ビルを対象とした「高圧電力」へと徐々に拡大していきました。

次に「高圧電力」の市場規模における新電力の割合についてみていきましょう。

高圧電力の市場

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引用:新電力ネット

2004年より自由化された高圧電力における市場は、2019年3月の時点ですでに24.7%の事業者が新電力に切り替わっています。高圧電力は低圧電力などに比べて自由化の歴史が長いこともありますが、上記のグラフの中でも一番新電力へ切り替えた比率が高いことが分かります。事業者の中には、毎年電力の見直しを図りコスト削減に力を入れているところも少なくないようです。

このように現在では、一般家庭から大型施設までライフスタイルや価値観に合わせて電力を自由に選択できるようになり、もはや電力の切り替えは常識となりつつあります。その一方で、今後はどの電力会社が自身の環境に合うのかといった見極める力が重要になってきたといえるでしょう。

高圧電力を新電力にするといくら安くなる?コスト削減事例

実際に高圧電力を新電力へ変更すると、いったいどれほどのコスト削減が可能なのでしょうか。ここでは、実際にワイズクラウドがおススメする高圧電力を扱う新電力会社へ切り替えた場合のコスト削減事例を紹介します。はじめて新電力に切り替えたケースと新電力済から切り替えたケースと分けて、それぞれみていきましょう。

はじめて新電力に切り替えた場合

事例① 飲食店

【削減前】
年間電気代:3,412,255円
【削減後】
年間電気代:3,087,803円

年間:324,452円(9.5%)削減に成功

事例② 介護施設

【削減前】
年間電気代:11,500,925円
【削減後】
年間電気代:10,386,575円

年間:1,114,349円(9.6%)削減に成功

事例③ 印刷工場(6工場)

【削減前】
年間電気代:326,578,173円
【削減後】
年間電気代:308,055,161円

年間:18,523,012円(5.6%)削減に成功

新電力からの切り替えの場合

事例① パチンコ店 

【削減前】
年間電気代:23,306,894円
【削減後】
年間電気代:22,772,185円

年間:534,709円(2.2%)削減に成功

事例② ホテル 

【削減前】
年間電気代:25,371,220円
【削減後】
年間電気代:23,306,387円

年間:2,064,833円(8.1%)削減に成功

事例③ ゴルフ場 

【削減前】
年間電気代:23,331,323円
【削減後】
年間電気代:19,592,985円

年間:3,738,338円(16.0%)削減に成功

高圧電力が契約できる新電力会社

ここではさっそく、ワイズクラウドがおススメする高圧電力が契約できる新電力会社を紹介します。各社それぞれの特徴をわかりやすく紹介するので比較検討する際にぜひ参考にしてみてください。

ハルエネでんき(クラウドでんき)

ハルエネでんき(クラウドでんき)」は、株式会社ハルエネが提供している法人向けの新電力会社です。2019年度では、低圧の業務用電力に関して12ヵ月連続で業界シェアNo1を誇るなど、全国の飲食店や小売店をはじめ工場や施設などの事業者から厚い支持を得ています。
また、ハルエネの提供する高圧プランは、高圧原価プラン(H)・高圧市場連動プラン・高圧原価連動プランに分かれており、お好みで選択することが可能です。その他「 ハルエネでんき(クラウドでんき)」は、ガスの提供やオプションが充実していることも大きな魅力です。法人向けの新電力を探している方は「 ハルエネでんき(クラウドでんき)」を選んで間違いないといえるでしょう。
対応エリア 北海道電力エリア・東北電力エリア・北陸電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリア
違約金 有(契約期間外での解約)
セット割 要問合せ
貯まるポイント 要問合せ
向いている人 電気使用量の多い人、法人に特化した新電力を選びたい人

ソフトバンクでんき

2014年7月より始まったソフトバンクグループが提供する法人向けの新電力サービスです。当初は関東地方のみで始まりましたが、現在では、北海道・沖縄エリアおよび離島の除く全国各地へ展開しています。「ソフトバンクでんき」への切り替えは、手数料や工事費などもかからず簡単に切り替えが可能となっています。また切り替えるか迷った際は、12ヵ月分の電気明細をソフトバンクへ提出すると無料で診断してくれるのもうれしいポイントです。

またソフトバンクグループの提供する電力事業は、環境に配慮した電力事業を行っている点も大きな魅力です。特徴として再生可能エネルギーの比率が高いことに加え、二酸化炭素の排出量が低いことが挙げられます。環境問題への関心が高まる今だからこそ、こうした再生可能エネルギーを中心とした電力会社を利用するのも大切といえるでしょう。
対応エリア 東京・東北・中部・関西・中国・四国・九州電力エリア(北海道・沖縄電力エリアおよび離島は対象外エリア)
違約金 要問合せ
セット割 要問合せ
貯まるポイント 要問合せ
向いている人 環境にやさしい電力会社を希望している人

東急でんき

「東急でんき」は、東急グループの東急パワーサプライが提供する新電力サービスです。東北電力から安定した電力を低コストで調達し、主に関東エリアを対象に大型施設などを対象とした高圧電力や家庭向けの低圧電力の提供も行っています。
従来の電力会社から「東急でんき」に切り替えた際のコスト削減の事例では、事務所ビルが13.6%削減、商業施設では13,2%削減、病院では10.5%の削減事例が出ています。「東急でんき」は、関東エリアでの新電力を探している方などにおススメといえるでしょう。
対応エリア 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県の富士川以東(離島を除く)エリア
違約金 有(契約開始から1年以内に解約した場合)
セット割
貯まるポイント
向いている人 関東エリアの人、安定した電力供給の望んでいる方

Looopでんき

Looopでんき」は、家庭向けの低圧から工場や大型施設向けの高圧ともに、沖縄・離島を除く日本全国に展開している電力の小売り事業者です。2015年よりスタートして以来契約件数は増加しており、2018年12月の時点で高圧の契約件数は2,800施設、低圧に関しては延べ150,000件と多くのユーザーへ電力の提供を行っています。

Looopでんきの主な特徴は「電力コストを従来よりも低減」「再生可能エネルギーの普及」の2つが挙げられます。Looopでんきは、特許を取得した独自の計算ロジックにより、電気の調達量を無駄なく最適化することで低い料金を実現しています。従来の電力会社と比較すると電力コストの低減が期待できるでしょう。
また、特徴の2つ目にとしてLooopでんき再生可能エネルギーの開発と普及に力を入れています。2015年の時点では全国に14カ所の自社発電所を保有しているため安定した電力の供給を行うことが可能となる店も大きなポイントといえるでしょう。
対応エリア 北海道・東京・東北・中部・関西・中国・四国・九州電力エリア(北海道・沖縄電力エリアおよび離島は対象外エリア)
違約金
・供給開始後1年未満の解約
・供給開始して1年後、廃止希望日の3ヶ月前までの解約申告がない場合
セット割 要問合せ
貯まるポイント 要問合せ
向いている人 電気代を確実に安くしたい人

自分の店舗にあった新電力を賢く選ぶなら

ここまでは、ワイズクラウドがおススメする高圧電力に対応した新電力の紹介と具体的なコスト削減事例などをお伝えしました。電力の自由化が始まり、それぞれ好きな電力会社へ自由に切り替えることができるようになった半面、「なかなか自分では決められない」とお悩みの方もきっと少なくないでしょう。
そんなときには、遠回りせず自分の店舗にあった電力会社・プランを選ぶためにもプロに任せてしまうことも一つの方法です。
ワイズクラウドでは、高圧電力に対応した新電力についてコンシェルジュが無料相談・見積もりに応じてくれます。現在新電力への切り替えを検討している方はもちろん、既に新電力に切り替え済の方も対象としています。手元に電気の検針票などがあればスムーズに見積もりも可能となるので、ぜひお気軽にお問合せくださいね。

>>高圧電力を見直しをしたい方はコンシェルジュへ無料相談!

まとめ

今回は、中規模ビルや事務所などで使用する高圧電力に対応した新電力の紹介と削減事例などについて詳しく解説しました。とくに高圧電力は、家庭向けの低圧電力と比較すると電気使用量も多い分、自身の環境に適した新電力に切り替えるだけで毎月大幅なコスト削減を図ることが可能です。高圧電力に対応した新電力の切り替えを検討する方は、店舗に適した電力会社を見つけるためにも、ぜひコンシェルジュへの無料相談なども活用してみるといいでしょう。

>>高圧電力を見直しをしたい方はコンシェルジュへ無料相談!

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