今回は、そんなWiMAXサービスの仕組みや光回線との違いを中心に、メリットやデメリットなどについてもわかりやすく解説していきます。
WiMAXとは
そもそも「WiMAX」とは、持ち運び可能なモバイルWi-Fiサービスの総称を指すもので、現在では大手プロバイダ会社から各社通信事業者にいたるまで、さまざまなWiMAXサービスが展開されるようになりました。
WiMAXの仕組み
WiMAXの基本的な仕組み自体は、スマートフォンや携帯電話と同じような仕組みとなっています。
WiMAXの端末には、スマートフォンなどと同じように、端末自体に「SIMカード」と呼ばれるデータ通信の管理媒体が内蔵されており、そのSIMカードを経由して各キャリアの電波を受信しているという仕組みとなっています。
基地局から直接ケーブルを通している光回線とは異なり、いつでもどこでも自由に利用できるという反面で、通信の速度や安定性という面においては、固定回線に分があると言えるでしょう。
主要なWiMAXブランド
ポケットWi-Fiの代名詞的存在でもあるWiMAXブランドですが、昨今では大小さまざまなプロバイダ会社から多くのサービスが提供されており、UQコミュニケーションズ株式会社が提供する『UQ WiMAX』や、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する『So-net WiMAX』など、その選択肢はさまざまです。
ここからは、国内の主要なWiMAXブランドを3つほどご紹介していきますので、まずは順を追って見ていきましょう。
UQ WiMAX
『UQ WiMAX』公式サイトさまざまなWiMAXサービスが展開されるようになりましたが、それらはすべてUQコミュニケーションズ株式会社が提供する回線を利用しているため、「UQ WiMAX」は本家本元のサービスと言えるでしょう。
料金プランは、月額3,880円(税抜き)からのUQ WiMAXのみの「ギガ放題」プランと、月額5,360円からのUQ WiMAXとUQモバイル(格安スマホ)とのセット契約である「ウルトラギガMAX」プランの主に2種類が存在します。
BIGLOBE WiMAX
『BIGLOBE WiMAX』公式サイトビッグローブ株式会社が提供する「BIGLOBE WiMAX」は、契約年数に関わらず一律3,980円で利用することができる無制限タイプのWiMAXブランドです。
月額料金が特別安いというわけではありませんが、最低利用期間が1年と他社と比べても短く、また、料金支払いに関しても口座振替に対応しているため、クレジットカードを持っていない方でも安心して利用することができます。
カシモWiMAX
『カシモWiMAX』公式サイト株式会社MEモバイルが提供する「カシモWiMAX」は、安価な月額料金とシンプルな料金形態が魅力の大手WiMAXブランドです。
契約月と1ヶ月目の利用料が1,380円(税抜き)、2ヶ月目から24ヶ月目の利用料が3,580円(税抜き)、25ヶ月目からは一律4,079円と、2年間の利用であれば他社と比べても費用対効果が高く、月々の通信コストを抑えて利用することができます。
WiMAXのメリット
ここからは、WiMAXサービスのメリットを3点ほどご紹介いたします。
外出先でのWi-Fi利用
外出先でも自由にWi-Fiを利用することができるため、たとえば、通勤時間の動画コンテンツの試聴や、音楽サービスの利用などに活用することで、スマートフォンのデータ容量を削減することができます。
充実したサービスプラン
大手プロバイダ会社からさまざまなサービスが展開されているため、利用しているスマートフォンのキャリアや利用用途に応じて、自分にあったサービスプランを自由に選択することができます。
最短即日での利用が可能
回線の利用にともなう工事の必要がないため、サービスによっては申込の当日からすぐに利用することができるということも、大きなメリットのひとつであると言えるでしょう。
WiMAXのデメリット
続いては、WiMAXサービスのデメリットを3点ほどご紹介いたします。
3日で10GBの通信制限がある
WiMAXのデメリットとしてもっとも注目されやすいのが、通信量に関する制限です、WiMAXでは、通信の集中による混雑を避けるために「3日で10GB」の利用制限を設けているため、ヘビーユーザーは注意しておく必要があります。
大きなデータのやり取りには不向き
オンラインゲームや大容量ファイルのアップロードなどを行う方には適しませんが、動画視聴や音楽ストリーミングサービスなどにしかWi-Fiを利用しないという方には使い勝手の良いサービスと言えるでしょう。
場所によっては繋がりにくい場合がある
特に、山間部や海沿いの地域、周辺を高層ビルに囲まれた都心部などにおいては、電波が届きにくくなったり、速度が不安定になったりといったことが考えられます。
より安定した通信品質を求める場合には、光回線などの固定回線を導入する必要があるでしょう。
用途でWi-Fiを選ぼう
WiMAXは、その知名度の高さもあって人気のモバイルWi-Fiと言えるでしょう。
しかし通信量に対する制限があるため、ビジネスでの利用や大容量コンテンツを利用することがある場合は、大容量通信が可能なサービスがおすすめです。
モバイルルーターのなかには、1ヶ月で100GBの通信が可能なも登場していますので、ぜひチェックしてみてください!
また、固定回線からWi-Fiを飛ばしたいという場合にはTP LinkのメッシュWi-Fiがおすすめです。死角をなくせるWi-Fiとしてユーザーからの評判も良いため、ぜひ一度いチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、WiMAXサービスの仕組みや光回線との違いを中心に、メリットやデメリットなどについて、解説を進めてきました。
テレワークや在宅勤務への移行からWi-Fiが必要になったという方も多いでしょうが、そのような場合には、今回ご紹介したサービスをはじめとする「WiMAX」ブランドも検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、使う用途や通信量によっても選ぶべきサービスは異なります。ぜひご家庭や企業、店舗に合ったサービスを選ぶようにしてください。
モバイルルーターやWi-Fiの導入に関して検討している方などは、ぜひ一度、Wizcloudの無料相談もご活用ください!
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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