SIMフリーのモバイルwifiルーターの選び方

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そもそもSIMフリーとは
スマホや携帯、タブレットには、SIMカードというICカードが挿入されています。SIMには電話番号などの携帯ネットワークに接続するための情報が入っており、このSIMカードを別のスマホと入れ替えれば、入れ替えたえたスマホ会社のネットワークに接続できるようになります。 SIMフリーになった結果、ドコモやau、ソフトバンクなど携帯キャリアの制限なくスマホやタブレットが利用できるようになり、さまざまな会社(MVNO)の格安SIMを使うことができるようになりました。そして、モバイルwifiルーターも同様に、SIMフリー端末を使ってお得に利用できるようになりました。 ※MVNOとは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略で、docomoやソフトバンク、auなどの携帯キャリア会社の通信インフラを借りて、独自のサービスを加えて提供する企業のことです。SIMフリーモバイルwifiルーターを使うメリット
メリット1:利用料金が安い
MVNOの格安SIMの場合、キャリアのwifiモバイルルータ―に比べて格安で利用できます。 初期費用として端末を購入(約1万円~3万円)する必要がありますが、それ以外の月額利用料などは格安で利用できます。 キャリアのモバイルルーターは端末代金がかからない場合が多いですが、その分月額の料金に加算されて割高になります。メリット2:契約期間の縛りがない場合が多い
キャリアの場合は、途中解約する場合は違約金が発生することもありますが、MVNOの場合、解約金がかからないケースが多いです。メリット3:キャリアの電波を使うので繋がりやすい
すでにあるキャリアの通信インフラを利用するので、「良く知らない会社のサービスだから」「格安だから」といって品質が落ちることはありません。SIMフリーモバイルwifiルーターを使うデメリット
デメリット1:月々のデーター通信量が少ない場合がある
MVNOの場合は、データ通信量を少なめにすることで、コストを抑えてる場合が多い。 上限を上げることも可能だが、コスト面でのメリットは薄くなる。デメリット2:キャリアよりは通信速度はやや遅め
キャリア回線を使っているとはいえ、通信速度はやや遅めでキャリアほどの速度では使えない。 主な用途として、サイト閲覧やメールのやり取りなどの利用であまり容量を必要としない場合は、格安SIMが良さそうですが、頻繁に動画を閲覧するなど容量を使う場合は上限を上げることになるため、料金も上がってしまい格安SIMを使うことによるコスト面でのメリットはあまりないかもしれませんね。購入時の注意点
SIMフリーのモバイルwifiルーターを購入するときの注意点として、1、SIMのサイズを確認
SIMサイズには、「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」の3タイプがあります。サイズが違うと当然ですが利用できません。端末ごとで利用できるSIMカードのサイズは異なるので必ず確認しましょう。2、通信方式や周波数帯のチェック
対応していない通信方式のSIMカードをモバイルwifiルーターに入れても、つなぐことはできません。購入時は必ずチェックしてください。おススメSIMフリーのモバイルwifiルーター
ここで、おススメのSIMフリーのモバイルルーターを紹介します。 ■AtermMR05LN(NEC)
参照元:http://www.aterm.jp/support/mr05ln/index.html■Mobile Wi-Fi E5383(Huawei)

参照元:http://consumer.huawei.com/jp/mobile-broadband/features/e5383-jp.htm■MF920S(ZTE)

参照元:http://www.ztemobile.jp/products/mf920s.html
まとめ
SIMフリーモバイルルーターとキャリアのモバイルルーターでは、月々の料金に倍以上の差があるため、端末を買ったとしてもMVNOにモバイルルーターにした方がお得です。また、料金プランも幅広く、月額1000円未満で利用できるMVNOもあり、選択肢が非常に広いため、用途に合わせた選び方ができることも魅力です。 「そこまで使わないよ」という人には、月々の料金も安く、いつ辞めても違約金がない格安SIMの方がメリットが大きいですね。
この記事を書いたライター
wifiナレッジ編集部