「宅配ボックスが無い場合どうしたらいい?」
近年、マンションの宅配ボックス設備が当たり前になるなど、宅配ボックスの普及が進んでいます。
駅やコンビニなどの公共施設に、誰もが利用できる宅配ボックスが設置されるケースも増えました。
しかし、「せっかく宅配ボックスがあるのに宅配ボックスに配達してもらえない」という悩みは珍しくありません。
そこで本記事では、配達員が荷物を宅配ボックスに入れてくれない理由、対処法などを解説します。
目次
荷物をマンションの宅配ボックスに入れてもらう方法
【1】受け取り方法を「宅配ボックス」に指定する
宅配ボックスに荷物を入れてもらうためには、 事前に配送業者や通販サイトで受け取り方法を「宅配ボックス」に指定する ことが重要です。
例えば、Amazonや楽天市場などのオンラインショップでは、注文時に「宅配ボックスへ配達」と選択するオプションがある場合があります。
また、各配送業者の公式サイトやアプリを利用すると、配送予定の荷物に対して宅配ボックスを指定できることもあります。
ただし、荷物のサイズや宅配ボックスの空き状況によっては利用できない場合があるため、事前にマンションの宅配ボックスの容量や規則を確認しておくと安心です。
【配送業者別】宅配ボックスを指定する方法
ヤマト運輸 | 「クロネコメンバーズ」に登録することで、配送予定の荷物を「宅配ボックス受け取り」に指定できます。 |
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佐川急便 | 公式サービス「スマートクラブ」に登録すると、配送予定の荷物を「宅配ボックス受け取り」に指定できます。 |
日本郵便 | 「ゆうID」への登録や「eお届け通知」を活用すると、荷物の受け取り方法を宅配ボックスに指定できます。 |
なお、いずれの配送業者でも、不在時に不在票が入っていた場合、再配達依頼をする際に宅配ボックスを指定できます。
また、公式LINEを連携することで、トーク画面から手軽に受け取り方法を変更したり、配達状況を確認したりできます。
【2】「宅配ボックスに入れてください」シールを活用
宅配ボックスの利用を希望していても、配達員が不在票を入れて持ち帰ってしまうことがあります。
「宅配ボックスに入れてください」シールを自宅の玄関や郵便受けの目立つ場所に貼る ことで、配達員に対して宅配ボックスへの投函希望を明確に伝えられます。
一部の通販サイトや配送業者では、このようなシールを無料で提供していることもあります。
また、100円ショップや文房具店で販売されていることもあるほか、自作することも可能です。
荷物を宅配ボックスに入れてもらえない理由

郵便局への事前申請をしていない
日本郵便(ゆうパック)の荷物を宅配ボックスで受け取るには、事前に郵便局へ「指定場所配達」の申請が必要 です。
この申請をしていない場合、配達員は対面での手渡しを基本とし、不在時には不在票を投函して持ち戻ることになります。
指定場所配達の申請は、最寄りの郵便局の窓口や、日本郵便の公式ウェブサイトから手続き可能です。
一度申請すれば継続して適用されるため、頻繁に宅配ボックスを利用する場合は早めに登録しておくと便利です
受け取り方法を「対面」に設定している
ネット通販などで商品を注文する際、 受け取り方法を「対面」に設定していると、配達員は宅配ボックスへの投函を避け、直接手渡しを優先 します。
配送業者によっては、初期設定が「対面受け取り」になっていることがあり、事前に変更しないと宅配ボックスが利用できないケースもあります。
宅配ボックスでの受け取りを希望する場合は、事前に通販サイトや配送業者のアプリなどで受け取り方法を「宅配ボックス」に変更することが重要です。
宅配ボックスに空きがない
マンションやアパートに設置されている宅配ボックスは数に限りがあるため、他の住民の荷物で埋まっていると、新たに荷物を入れることができません。
特に、 年末年始やセール期間中など、荷物が集中する時期は宅配ボックスが満杯になりやすく 、不在時に配達されないケースが増えます。
宅配ボックスが空いていない場合、配達員は不在票を投函するため、後日再配達を依頼する必要が生じます。

編集部
こまめに荷物を受け取るようにし、長時間宅配ボックスを占有しないよう心掛けることが大切です。
宅配ボックスで受け取りできない荷物である
規定によって宅配ボックスでの受け取りが禁止されているものもあります 。
以下のような荷物は、配達員が対面で直接手渡しする必要があり、不在時には不在票が投函されます。
宅配ボックスでの受け取りができないもの
- 現金書留
- 簡易書留
- 配達時に本人確認が必要な荷物
- 配達証明付きの荷物
- 冷凍・冷蔵が必要な荷物(冷凍・冷蔵対応のボックスであれば可)
- 受け取り時に支払いを必要とする荷物(代金引換や着払いなど)
- 国際郵便物
- 宅配ボックスに入りきらない大きさ、または重量制限を超える荷物
- 依頼主が宅配ボックスの利用を禁止しているもの
宅配業者が宅配ボックスを認識していない
宅配業者が宅配ボックスの存在に気付かず、荷物を持ち帰ってしまうケースもあります。
特に、共有設備としての宅配ボックスが無い集合住宅や、戸建て住宅において、 個人的に後付けの宅配ボックスを設置している場合、配達員に気付かれない可能性も高くなります 。
上記の場合、ポストや表札の近くにステッカーなどを貼り、宅配ボックスがあることをアピールするのがおすすめです。

宅配ボックスの基礎知識
宅配ボックスとは?
宅配ボックスとは、住民が不在時でも荷物を受け取れるようにするため設置された専用の収納設備です。
宅配業者が配達した荷物を宅配ボックスに入れ、 受取人はあらかじめ設定した暗証番号や電子キーを使って荷物を取り出せます 。
これにより、不在時の再配達の手間が省け、配達員と直接対面する必要もなくなります。
近年では、スマートフォンと連携して荷物の配達を通知する機能を持つ宅配ボックスも普及しており、利便性がさらに向上しています。
宅配ボックスは2種類
機械式(ダイヤル式)
機械式宅配ボックスは、電源を使用せずに利用できるシンプルな構造が特徴です。
配達員は荷物を入れた後、ボックスに備え付けのダイヤル錠で任意の暗証番号を設定し、不在票に番号を記入して投函します。
受取人は不在表で暗証番号を確認し、荷物を取り出す仕組みです。
電源不要のため設置が容易で、ランニングコストがかからない のがメリットですが、複雑な管理機能はありません。
電気式(コンピュータ式・オンライン式)
電気式宅配ボックスは、高度な管理機能やセキュリティ性の高さなどに優れたタイプです。 住人ごとの履歴管理や不正利用の防止機能が充実 しています。
配達員が宅配ボックスの液晶パネルに配達先の部屋番号を入力すると、空いているボックスの扉が開きます。ボックス内に荷物を入れて扉を閉めるとロックがかかる仕組みです。
受取人は、自身の部屋番号とあらかじめ設定されている暗証番号を入力することで荷物を取り出せます。
一部の高機能タイプでは、ICカードやスマホを使った解錠、スマホへの配達通知、遠隔で開閉を操作できる機能もあります。
ただし、電源が必要なため、メンテナンスや通信環境の確保が必要な点には注意が必要です。
マンションの宅配ボックスを効果的に利用するための方法
- 宅配ボックスを見えやすい場所に設置する
- 宅配ボックスに配達してほしい旨を伝票に明記する
- 注文時の備考に「宅配ボックス希望」とメモをしておく

宅配ボックスのメリット
非対面で荷物を受け取れる
宅配ボックスを利用すると、配達員と直接対面することなく荷物を受け取ることができます。
特に、 対面での受け取りが苦手な人や、忙しくて玄関先での応対が難しい人にとっても便利 な仕組みです。
また、人と接触する機会を減らせるため、感染症対策としても有効です。
好きなタイミングで荷物を受け取れる
家の中に居ても、在宅ワーク中や家事の最中など、荷物の受け取り対応が難しい場合があります。
宅配ボックスを使えば、 無理に玄関先に出ることなく、好きなタイミングで荷物を受け取れる 点がメリットです。
不在でも荷物が受け取れる
仕事や外出で家を留守にしている間でも、宅配ボックスがあれば荷物を確実に受け取ることができます。
これにより、再配達を依頼する手間手間を省くことができます。
「”今すぐ”必要なものが手元に届かない」「再配達に時間がかかり、必要なタイミングに間に合わない」といったトラブルも防げる でしょう。
また、再配達の増加は配送業者にとっても負担となるため、宅配ボックスを活用することで、物流の効率化にも貢献できます。

編集部
特に、ネット通販を頻繁に利用する人にとっては、荷物をスムーズに受け取れる環境が整うため、大きなメリットとなります。
配達した荷物が盗まれる心配が少ない
玄関先に荷物を置く「置き配」は便利ですが、盗難のリスクがあります。
その点、宅配ボックスを利用すれば、 施錠されるため第三者に勝手に持ち去られる心配がほとんどありません 。
また、電気式の宅配ボックスであれば、荷物の投函や取り出しの履歴が記録されるため、不正な受け取りを防ぐことも可能です。
家で荷物の到着を待つ必要がなくなる
宅配便の配達時間に合わせて家にいなければならないのは、忙しい人にとって大きなストレスになります。
しかし、宅配ボックスがあれば、荷物の到着を待つ必要がなくなり、自分の都合に合わせて受け取ることができます。
また、配達予定時刻合わせて無理にスケジュールを調整する必要もなくなるため、時間を有効に使うことができます。
一人暮らしや子どもの留守番中も安心
一人暮らしの女性や、小さな子どもが留守番をしている家庭では、宅配ボックスの活用が防犯対策になる 点もメリットです。
対面で応対する必要がなくなるため、宅配業者を装った犯罪などのリスクを避けることができます。
また、高齢者や体調が悪い時など、玄関まで出るのが大変な場合でも、宅配ボックスを利用すれば負担を軽減できます。
スマートフォンで受け取りの確認ができる
最近の電気式宅配ボックスには、スマートフォンと連携する機能が搭載されているものが多く、 荷物の配達や取り出しの通知をリアルタイムで確認できます 。
これにより、配達されたことに気づかず荷物を放置してしまうことを防ぐことができます。
また、外出先でも荷物の到着状況を把握できるため、必要に応じて帰宅時間を調整することも可能です。

注意したい!マンションの宅配ボックスで起こりやすいトラブル
使い方が分からず荷物を取り出せない
宅配ボックスを初めて利用する人や、操作に慣れていない人が荷物を取り出せずに困ることがあります。
機械式(ダイヤル式)の場合、暗証番号を忘れてしまったり、電気式の場合、液晶パネルの操作方法が分からないというケース も少なくありません。
こうしたトラブルを避けるためには、宅配ボックスの使い方を事前に確認し、暗証番号の管理を徹底することが大切です。
荷物が入れられていない
宅配ボックスを指定したにもかかわらず、荷物が入っていないことがあります。
この原因として、 宅配ボックスが満杯で空きがなかったり、配達員が荷物のサイズを考慮して別の方法(持ち戻りや宅配センター預かり)を選んだケース が考えられます。
また、宅配業者によっては、貴重品やクール便、代引きなどの荷物を宅配ボックスに入れられないルールがあるため、利用条件を事前に確認しておくことが重要です。
万が一、荷物が入れられていなかった場合は、不在票を確認し、再配達の手続きを行うか、配送業者に問い合わせて荷物の状況を確認しましょう。
荷物が宅配ボックス内に放置されている
宅配ボックスに荷物が長期間放置されると、 他の住人が利用できなくなり、配達がスムーズに行われない原因に なります。
特に、マンションの宅配ボックスは限られた数しかないため、荷物の放置が続くと他の住民が困ることになります。
また、長期間放置された荷物は、管理会社によって撤去されたり、配送業者に返送される可能性もあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、荷物の到着通知を確認したらできるだけ早く受け取ることが大切です。
他人の荷物が入れられている
誤配達や操作ミスにより、宅配ボックスに自分以外の荷物が入っていることがあります。
特に、 配達員が誤って別の部屋番号の荷物を入れてしまうケースは非常に多い です。
万が一、自分の荷物ではないものが入っていた場合、勝手に取り出すのではなく、マンションの管理会社や配送業者に連絡し、適切な対応を依頼しましょう。
マンションに宅配ボックスがない場合の対処法
コンビニ受け取りを利用する
マンションに宅配ボックスがない場合、コンビニ受け取りを利用するのが便利な方法の一つです。
多くの通販サイトや配送業者では、 注文時に受け取り場所としてセブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなどのコンビニを指定できる サービスを提供しています。
受け取りには、本人確認のためのQRコードやバーコード、認証番号などが必要になる場合が多いため、事前に通知を確認しておきましょう。
編集部
コンビニは24時間営業しているところが多く、仕事や外出で帰宅が遅くなる人にとっても、時間を気にせず荷物を受け取れるのが大きなメリットです。
郵便局留めを利用して受け取る
日本郵便が提供する「郵便局留め」のサービスを利用すると、マンションに宅配ボックスがなくても、希望する郵便局で荷物を受け取ることができます。
このサービスは、 ゆうパックや書留郵便などの配送時に指定でき、受取人の都合に合わせて取りに行ける のがメリットです。
受け取りには、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要な場合があるため、事前に準備しておきましょう。
また、多くの郵便局は平日だけでなく土曜日も営業しており、時間外でも「ゆうゆう窓口」を利用できる場合があります。
駅などにある宅配ボックスを利用する
マンションに宅配ボックスがない場合、駅や商業施設に設置されている共用の宅配ボックスを利用する方法もあります。
近年では、 「PUDOステーション」や「Amazon Hubロッカー」などが普及 しており、指定したロッカーで荷物を受け取ることができます。
利用方法は簡単で、ECサイトで商品を注文する際に、対応する宅配ボックスを受け取り場所として指定するだけです。
荷物が到着すると、スマートフォンに通知が届き、専用の暗証番号やQRコードを使って開錠できます。

編集部
自宅近くや通勤・通学途中の駅に設置されていれば、帰宅時に立ち寄って受け取れるため、忙しい人にとって便利な選択肢となります。
宅配ボックスを後付け設置する
マンションに宅配ボックスが設置されていない場合、個人用の宅配ボックスを後付けで設置することも可能です。
個人用宅配ボックスには、 簡易的な折りたたみ式のものから、鍵付きでしっかりとしたスチール製のものまで、さまざまなタイプ があります。
宅配業者が利用しやすいように「置き配OK」のシールを貼ることで、スムーズに荷物を受け取ることができます。
また、スマートロック機能がついた高機能タイプなら、不正開封を防ぐことも可能です。自宅に適したタイプを選ぶことで、より快適に荷物を受け取る環境を整えられます。マンションの宅配ボックスで利用できる便利なサービス

発送サービス
マンションの宅配ボックスは荷物を受け取るだけでなく、発送にも利用できる便利なサービスがあります。
ヤマト運輸の「PUDOステーション」や、日本郵便の「ゆうパック発送サービス」 などを利用すると、指定の宅配ボックスから荷物を発送することが可能です。
利用方法は、送り状を貼り付けた荷物を宅配ボックスに入れて、それぞれの宅配会社の指定の方法で集荷依頼をするだけです。
これにより、コンビニや郵便局に行く手間を省き、24時間いつでも発送手続きを完了できます。
- 一部のマンションでは、住人専用の発送用宅配ボックスが設置されており、管理会社が荷物を回収して配送業者に引き渡すシステムも導入されています。
- スマートフォンアプリと連携して、発送状況の確認や料金の決済ができるタイプもあり、フリマアプリを頻繁に利用する人にとって便利です。

クリーニングサービス
マンションの宅配ボックスを活用したクリーニングサービスは、 アプリやWebサイトから依頼し、指定の宅配ボックスに衣類を預けるだけで集荷・洗濯・配達まで行ってくれます 。
仕上がった衣類は、同じ宅配ボックスに届けられるため、自宅でスムーズに受け取り可能。
通常のクリーニング店に行く手間が省けるため、忙しい人やクリーニング店の営業時間に間に合わない人にとって非常に便利です。
レンタカーサービス
最近では、マンションの宅配ボックスを活用したレンタカーサービスも登場しています。
特に「Anyca(エニカ)」や「タイムズカー」などのカーシェアリングサービスと連携し、 鍵の受け渡しを宅配ボックスで行う仕組み が導入されているマンションもあります。
利用者は、事前にスマートフォンアプリでレンタカーの予約をし、指定の宅配ボックスから車の鍵を受け取るだけで、スムーズに車を利用できます。
これにより、レンタカー店舗に行かずに手軽に車を借りることができるため、忙しいビジネスパーソンや、休日のちょっとしたお出かけに便利です。
マンションの宅配ボックスに関するよくある質問
A
オンラインショップで商品を注文する際、宅配ボックスでの受け取りを希望する場合は、「不在時は宅配ボックスへの配達をお願いします」と備考欄に明確しましょう。通販サイトによっては、配送オプションで「宅配ボックス利用」を選択できる場合もあるので、事前に確認しておくと便利です。
A
宅配ボックスの利用は、配達員にとってメリットとデメリットの両方があります。
■メリット:不在時に再配達の手間が省けるため、業務の効率化につながる
■デメリット:暗証番号の設定など手間が増えることがある
A
指定場所配達とは、玄関前や宅配ボックスなど、受取人が指定した場所に荷物を置いてもらうサービスです。便利な反面、利用する際はいくつかの注意点があります。
■宅配ボックスに入らない大きな荷物や、盗難リスクのある貴重品は指定場所配達の対象外となる場合が多い
■宅配ボックスを利用する場合でも、満杯で荷物が入らなかった場合は、持ち戻りとなる
■「配達完了=受取完了」となるため、万が一荷物が盗まれたり紛失した場合でも補償が受けられないケースがある
まとめ
マンションの宅配ボックスを活用することで、不在時でもスムーズに荷物を受け取ることができます。
荷物注文時には、備考欄に「宅配ボックス希望」と明記し、配送業者のアプリやウェブサイトで受取方法を設定すると、配達員が適切に対応しやすくなります。
ただし、宅配ボックスが満杯だったり、クール便や代引きなどの荷物は利用できないケースもあるため、注意が必要です。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!