現在コロナウイルスの影響で、人々は、なるべく他人と接触しない生活を余儀なくされています。 そこで最近ますます利用者数が拡大してきているのは、ECサイト等のインターネットショッピングです。家に居ながらもほしいものをネット上で注文でき、自宅まで届けてくれます。 ところが、そんな中宅配業者との接触も制限するために、受取人が自宅にいてもいなくても、指定された場所に配達員が荷物を置いて宅配を完了させる『置き配』というサービスが広がってきています。 今回は、この『置き配』について詳しく解説していきます。
置き配とは
そもそも置き配とは、2019年にAmazonがはじめた宅配ボックスや、ガスメーターボックス、自転車のかごなどを置き場所として指定することができるサービスです。受取人の在宅・不在に関わらず指定された場所に配達が可能で、置き場所に宅配業者が老いていくだけですので、当然サインも必要ありません。
コロナウイルス対策で各業者置き配に対応
ヤマト運輸は、自宅での荷物受け取り方法について、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一時的な対応として、3月から置き配などの非対面での受け取りに対応しています。その受け取り方法としては、配達員が自宅に荷物を届けに来た際、インターホン等で玄関前等の置き場所の希望を伝えると、配達員が指定した場所に届けてくれるというものです。
一方、日本郵便ではこれまでにも、置き配に対応していましたが、日本郵便での置き配の利用には配達郵便局へ、『指定場所配達に関する依頼書』の届け出が必要となっています。
指定できる場所の条件は、住所内かつ、事故の恐れがなく雨などで汚損する恐れのない場所とされ、例としては、玄関前、宅配ボックス、メーターボックス、車庫、物置などが挙げられます。
置き配の注意点
このご時世、コロナの感染対策だけでなく一人暮らしの方や、すっぴんをみられたくない女性にも置き配はとてもうれしいサービスです。ただし、手渡しでサインをして受け取る方法と違って、置き配は盗難や破損の恐れがあります。
宅配ボックスの中などに入れてもらえると、宅配ボックスの仕様によってはセキュリティが頑丈なモノもありますので安心ですが、例えば、電化製品を注文して玄関に置き配の依頼をしたところ、大雨で荷物が濡れてしまい、商品が壊れてしまったということにもなりかねないのです。
更には、防犯カメラなどがない場所で盗難にあった場合は犯人を特定することも難しくなるでしょう。
Amazonの場合はこれらの対策はしていて、ドライバーが『ここに荷物を置いていくと危険』と判断した場合は、置き配指定になっていても『持ち帰り』になる傾向にあるようです。
また、盗難時は場合によっては返金などの対応もしてくれます。
ウーバーイーツやデリバリーも可能?
コロナウイルスの感染拡大により、ECサイトやデリバリーの需要は増えるばかりです。なるべく非対面、非対応で荷物の受け取りをしたいという方も当然増えたことでしょう。
そこで、非対面で荷物の受け取りができる置き配サービスは、Amazonだけでなく、その他の配達においても利用が始まってきています。 特に、ウーバーイーツの公式アプリには、2020年3月中旬、『配達メモを追加できます』とのお知らせが掲載され、玄関やロビーなど利用客が指定した場所に商品を置き配できるサービスが開始されました。
これまで、多くの宅配業者では宅配ボックスへの食品の配達は認められておりませんでしたが、コロナウイルスの感染拡大への対策として、ウーバーイーツが急遽取り入れられたものであると推測されます。
実際に、Amazonは保存などが可能な飲食物の置き配の対応は可能ですが、未だ生ものは非対応です。
ウーバーイーツの場合は、調理されたての温かい状態の食品もありますので、置き配については、安全性が気になるところです。
ウーバーイーツやデリバリーで置き配を利用する場合には、あらかじめ自宅にいる状態で、インターホンがなったときに『○○に置いておいてください』と伝え、すぐに取りに行くといった方法を取るのが良いでしょう。
置き配には宅配ボックスを利用しよう
ウーバーイーツやデリバリーも非対面で受け取ることができれば便利で安心なのですが、一方で、食品を地べたに置いてもらうのは気が引けるという方も少なくないのではないでしょうか。袋の中に入っているものであるし、すぐに取りに行くとはいえ、食品を外に放置してしまうのは衛生面上、気になるところです。
万が一アリなどの虫が寄ってきた場合等、トラブルのもとになりかねません。
そこで、コロナ対策の置き配に是非利用したいのが宅配ボックスです。
宅配ボックスと聞くと、分譲マンションなどに設置されている大きな宅配ボックスを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、戸建やアパートなどにも後付けができる簡易的なボックスもあります。
また、折り畳みが可能なバッグ形式のものもあり、配達時にのみ出しておくということができる商品もあります。
食品は非常にデリケートなものですので、不衛生な場所に配達をお願いするよりも、宅配ボックスを設置することでさらに安心安全に宅配物を受け取ることができるようになるでしょう。
まとめ
今回は、今話題の置き配についてご解説いたしました。2019年にAmazonが日中不在の人が不在でも荷物が受け取ることができるようにと始めたサービスになりますが、コロナウイルスの予防対策で、多くのサービスで利用され始めてきています。
一部の専門家によりますと、コロナウイルスの感染が収束するには1年、2年の多くの時間を要すると指摘されているようです。
長期戦となりますと、こうしたウーバーイーツなどのデリバリーサービスについても非対面での受け取りがさらに簡易的になるサービスや制度なども導入されるようになるかもしれません。
また、Amazonなどでも、生鮮食品の配達が一定の条件下であれば可能などのサービスが新たに追加されるといったことも考えられるでしょう。
いずれにせよ、今後は宅配ボックスの需要がますます拡大することは間違いありません。
今から宅配ボックスを設置して、自粛生活も有意義に過ごしませんか。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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