【宅配ボックスの設置】埋め込み型と据え置き型を6選紹介!メリットデメリットにも注目

近ごろ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、宅配便などの荷物の受け取りに関して、「対面での受け取りに抵抗を覚える」といった意見や、「テレワークで手が離せない」といった数々の意見から、非接触型の受け取りサービスへの需要が高まっています。 2020年3月には、大手ショッピングサイトのAmazon(アマゾン)が、荷物の受け取り方法の初期設定を「置き配(=玄関先などの指定した場所に荷物を置いてもらう方法)」に変更したことでも注目を集めました。 ただ、この置き配サービスは、荷物が風雨にさらされたり、盗難の危険性があったりなどのデメリットも多く、実際に荷物を狙った盗難被害も各地で報告されています。 今回は、置き配よりも安全かつ確実に荷物を受け取ることができる「宅配ボックス」にスポットを当てて、「埋め込み型」と「据え置き型」の2種類の宅配ボックスの違いや、それぞれのメリット・デメリットなどをわかりやすくご紹介していきます。

埋め込み型宅配ボックスとは

埋め込み型は、コンクリートの地面や物件の壁面などに対して固定して設置するタイプの宅配ボックスで、通称「固定型宅配ボックス」とも呼ばれています。

埋め込み型宅配ボックスのメリット

埋め込み型のメリットは、基本的には壁や地面に固定して設置するため、ボックスそのものの盗難の危険性が低いという点が挙げられます。 また、据え置き型の製品よりもしっかりとした構造のものが多く、耐久性にも優れているため、風雨や積雪などに強いという点もメリットとして挙げられるでしょう。

埋め込み型宅配ボックスのデメリット

埋め込み型のデメリットは、地面や壁面への穴あけ工事が必要となるため、集合住宅やマンションなどの物件タイプによっては導入が難しい場合があるという点です。 また、設置する際の工事費用などが発生するため、据え置き型の製品に比べて価格が高く、安いものでも最低30,000円程度の初期費用が必要となります。

埋め込み型宅配ボックスの例

①パナソニック(Panasonic) 戸建住宅用宅配ボックス「COMBO ミドルタイプ」

パナソニックが展開する宅配ボックスも、メーカーの知名度から安心感もあり人気です。 このミドルタイプはサイズ感も大きく、重量20kgまでのものを収納することができる点が特徴。色展開も4種類と、ご自宅の外観や好みに合わせたカラーを選べるようになっています。設置方法に関しても、バリエーション豊富に対応可能となっていますが、据え置き型と住宅壁への埋め込み型には非対応となっていますのでご注意ください。

②ダイドーハント(DAIDOHANT) 宅配ボックス 戸建て用「TAKU TORU」

ダイドーハンドが展開する宅配ボックス商品「TAKU TORU」のミドルサイズは、30kgの荷物を受け取り可能な製品です。設置方法は、据え置きもしくは埋め込み型に対応しています。従量の重いものを受け取る際にも、30kgまで対応しているため、安心して使える製品でしょう。 色展開は3色、ミドルサイズのほかにスリムサイズも展開されています。

③リクシル(LIXIL) TOEX「リンクスボックス」

LIXILEの宅配ボックスは、ご自宅の外観イメージを邪魔しないシンプルでスタイリッシュなデザインも魅力の製品です。ホームネットワークシステムとつなぐことで、スマートフォンで荷物の状況が簡単にチェックできるようになっています。屋外カメラとの連動もできるため、安心して宅配ボックスを活用することができるでしょう。

据え置き型宅配ボックスとは

据え置き型は、地面や壁面などに固定せず、その場に置いて設置するタイプの宅配ボックスで、通称「簡易型宅配ボックス」とも呼ばれています。

据え置き型宅配ボックスのメリット

据え置き型のメリットは、玄関やドア付近に設置するだけなので、集合住宅やマンションなどであっても場所を選ばず、手軽に導入できるという点が挙げられます。 また、多くの製品はプラスチックなどの素材でできているため、設置の際の初期費用も最低3,000円程度と、比較的リーズナブルに導入できる点も魅力の一つと言えるでしょう。

据え置き型宅配ボックスのデメリット

据え置き型のデメリットは、地面や壁面に固定されていないため、ボックスそのものを盗難されてしまうリスクがあるという点です。 また、盗難防止のための金属製ワイヤーや南京錠が切断されてしまうなど、埋め込み型の製品と比べた場合、セキュリティの面では若干の不安が残ります。

据え置き型宅配ボックスの例

①山善(YAMAZEN) 宅配ボックス「ピーボ(1BOX)」

ダイヤル式として使える製品のため、据え置き型の宅配ボックスとして活用できるほか、集荷用にも使えるようになっています。宅配業者を利用して荷物を送ることが多い方にとっては非常に便利な製品として使えるでしょう。 また、受け取り可能荷物の重量が80kgまでと、重い荷物の受け取りも心配要りません。

②サンワサプライ(SANWA SUPPLY) 宅配ボックス「DB-LBOX500W」

宅配ボックスとしてはもちろん、ロッカーとしても使える製品。上部に薄型荷物を受け取れる口蓋も付いているため様々な荷物を受け取れるでしょう。 鍵を使用して解錠するタイプになります。 しかしこちらはどちらかというと屋外向けの製品ではないため、マンションなどのエントランスやロビー等に設置する等の対応向きです。

③オリエンタル(ORIENTAL) 機械式オートロック宅配ボックス「あずかっと庫」

機械式オートロックが特徴の、「あずかっと庫」。工事不要で設置場所を選ばず、簡単に設置できる点も魅力の宅配ボックスです。押印する際にオートロックが作動するシステムなので、宅配業者による鍵の閉め忘れも安心して使えるでしょう。 スリムな外観でありながら20㎏までの荷物を収納できるようになっています。

新築住宅への宅配ボックスを選ぶ時のポイント

①デザイン性

分譲マンションや新築戸建てなど、特に物件を購入されたばかりの方であれば、やはり宅配ボックスの外観やデザインにも気を配りたいところですよね。 近ごろでは、埋め込み型や据え置き型に関わらず、シンプルでオシャレなデザインのボックスも数多く発売されているため、デザインの好みで選ぶというのも重要なポイントです。

②価格

埋め込み型のものであれば30,000円程度から、据え置き型のものであれば3,000円程度からと、さまざまな価格帯で展開されているため、ご希望の予算に合わせて導入を検討しましょう。

③内容量

大型のものから小型のものまで、容量に関してもさまざまなラインナップが展開されているため、まずは設置場所の面積をチェックすることで適度なサイズを選ぶことも重要なポイントの一つです。

④機能性

ほとんどの宅配ボックスは、一度荷物を受け取ると中のスペースが空いていたとしても、それ以上の荷物を受け取ることができません。 しかし、最近では二度荷物を受け取ることのできる宅配ボックスなども登場しているため、ボックスの機能性で比較するのも良いでしょう。

まとめ

不在時にも荷物を受け取ることができる便利な宅配ボックスですが、お住まいの住宅タイプやご希望の予算に合わせてさまざまな種類の製品が販売されるようになりました。 ネットショッピングなどを頻繁に利用される方であれば、宅配ボックスを設置することで面倒な再配達依頼も不要になるため、今回ご紹介した製品なども含めて導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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Wiz Cloud編集部

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