宅配ボックスを使って非対面・非接触で宅配便を送ろう!

新型ウイルスの感染拡大の影響により、宅配便などの荷物の受け取りに関して「対面での受け取りに抵抗を覚える」といった意見や「テレワークで手が離せない」といった数々の意見から、昨今では宅配ボックスを利用した非接触での荷物の受け取り需要が高まっています。

近ごろでは荷物の受け取りだけではなく、発送にあたる集荷サービスの宅配ボックス活用も順次スタートしており、物流や運送業界全体においても非対面・非接触での宅配システムの拡充が進められています。 今回は、クロネコヤマトの宅配ボックスを活用した集荷サービスを、メリットや具体的な発送手順なども踏まえてわかりやすくご紹介していきます。

宅配ボックスで集荷はできる?

クロネコヤマトの会員制サービス「クロネコメンバーズ」の会員であれば、宅配ボックスを利用した非対面での集荷サービス「宅配ロッカー発送サービス」の利用が可能です。 クロネコメンバーズとは、クロネコヤマト公式の顧客情報管理サービスのことで、名前と住所を登録するだけで荷物の集荷や再配達依頼など、さまざまなサービスを受けることができます。 会員登録にかかる初期手数料や年会費は無料となっているため、まずは上記の公式サイトからクロネコメンバーズへの登録を行いましょう。

対応しているのはヤマト運輸

現状(2020年7月28日現在)の段階では、送り状不要で宅配ボックスを使って荷物を発送できる運送会社はクロネコヤマトに限られているため注意しましょう。

宅配ボックスを使った集荷の手順

クロネコメンバーズの会員登録を済ませた後は、発送したい荷物を宅配ボックスに入れ、ボックス本体を暗証番号で施錠します。 次に、クロネコメンバーズから宅配ロッカー発送サービスの申し込み手続きを行い、画面の指示に従って宅配ボックスの番号と暗証番号を入力します。 続いて、クロネコメンバーズから荷物の集荷依頼を行うのですが、その際に「集荷時のご要望」という項目には、必ず「別途宅配ロッカー発送サービス申し込み済み」と入力することを忘れないようにしましょう。

宅配ボックスで集荷を行うメリット

非対面・非接触で送ることができる

近ごろのウイルス事情により、対面での荷物の受け渡しに抵抗を覚える方々も多いのではないでしょうか。 宅配ボックスを設置することで、対面での荷物の受け渡しが不要になるため、ウイルス感染防止対策としても効果的です。

不在時でも荷物が送れる

わざわざ荷物を出しに行く必要がなく、指定した集荷時間まで自宅で待っている必要もないため、従来よりもスムーズかつ手軽に荷物の発送を行うことができます。

待ち時間がない

設置した宅配ボックスの中に荷物を放置しておくだけで自動的に発送を行ってくれるため、重い荷物を抱えながら順番の待ち時間にストレスを覚える必要もなくなります。 待ち時間も不要でスムーズに発送できるという点も、メリットとしては大きいのではないでしょうか。

送り状が不要

宅配ロッカー発送サービスを利用することで、面倒な送り状の作成作業もすべてウェブ上から完結させることができるため、漢字の書き間違いや宛名のミスなどの心配も軽減されます。

宅配ボックスで集荷を行うデメリット

ヤマトでしか利用できない

日本郵便の「ゆうパック」サービスや、佐川急便の「飛脚宅急便」などは宅配ボックスを利用した集荷発送ができないため、特にヤフオクやメルカリなどのフリマアプリから発送を行う際には、運送会社や発送方法に指定がないかどうか、あらかじめチェックしておきましょう。

対象サービスが限られている

生鮮食品などを発送する「クール宅急便」や、精密機器の発送に必要な「パソコン宅急便」などは対象外となります。 また、A4冊子サイズの発送に便利な「ネコポス」や、比較的小さな荷物に適した「宅急便コンパクト」も非対応となっており、種類によっては発着払いなどの支払い方法にも指定があるため、こちらも発送前に確認するようにしましょう。

複数の宛先に送る場合は面倒

複数の荷物を別々の住所にまとめて送る場合には、宛先ごとに別々の宅配ボックスを使用しなければなりません。 さらに、設置した宅配ボックスの数だけ宅配ロッカー配送サービスと集荷依頼の手続きを済ませなくてはなりませんので、複数の荷物を別住所に発送する場合には注意しましょう。

まとめ

宅配ボックスを利用することで、荷物の集荷から発送までの一連の作業をスムーズに済ませることができるため、忙しい方や、フリマアプリなどで頻繁に荷物を送る方などには非常に魅力的なサービス。 現状の対応会社はクロネコヤマトのみですが、日本郵便や佐川急便なども順次対応予定とのことなので、今後ますます宅配ボックスを利用した対応サービスは普及していく可能性があります。 スマロッカーでは、今回ご紹介した集荷サービスも含めて宅配ボックスに関連するサービスや便利な使い方などを紹介しています。 新型コロナウィルスの影響で、宅配ボックスを活用することは「非対面・非接触」で感染を防止するという点においても効果的でしょう。 気になる方はぜひ、ほかの記事も参考にしながら、宅配ボックスの設置導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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Wiz Cloud編集部

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