楽天で購入した商品を最寄り駅で受け取れる「楽天BOX」がスゴイ!

仕事から帰って、自宅のポストを見ると届いている「不在票」。
早く受け取りたいけど、次に受け取りができるのは・・・と予定とにらめっこ。
仕事の日は帰宅時間が間に合うか分からず×、休みの日は予定があるので×、一体いつ取りに行けばいいの!?と頭を抱える人も多いですよね。
このように届いた荷物をなかなか受け取れない方へ、再配達以外の方法でとても便利なサービスが街中に登場し始めているのをご存知でしょうか。

インターネットショッピングの普及

インターネットが人々に身近なものとなり、買い物もインターネット上で行うことも、もはや当たり前になってきました。
ジェトロ世界貿易投資報告」(2017年版)によると、日本のECサイトにおける2016年のシェアは、Amazonが楽天を抑えて1位に浮上し、僅差で楽天が2位、差をあけて「Yahoo!ショッピング」が3位となっています。
ほとんどAmazonと楽天の一騎打ちとなっていますが、こうしたECサイトの利用が進んでいくにあたって、問題となっているのが「再配達」です。
ネットショッピングの普及と同じく、日本では単身者や共働きの家庭が増え、日中に届く宅配便を受け取れず、再度配達を依頼することが多くなっています。
これにより宅配業者の稼働時間が増え、人手も足りず、さらには宅配トラックの走行時間が増えることによるCO2の排出量の増加など、労働面や環境面で多くの問題を抱えることとなりました。
こうした再配達問題を解消する対策の1つに「宅配ロッカー」の設置があります。
自宅で受け取れないのであれば、最寄りの駅や公共施設などに荷物を届けてもらうことで、時間外でも気軽に荷物を受け取ることが出来るというものです。
こうした宅配ロッカーの中でも、今回は国内シェア2位のECサイト「楽天市場」を運営する、楽天が開始した宅配ロッカー『楽天BOX』をご紹介します。 

楽天BOXとは

2014年から試験運用を開始し、全国に普及し始めている楽天BOXは、インターネットショッピングサイト楽天市場で購入した商品の『受け取り専用』の宅配ロッカーです。
日中に届く宅配便を受け取れない方のために、楽天BOXはショッピングモールや駅などに設置され、お出かけ前や帰宅時などに時間を気にすることなく荷物を受け取ることができます。
自宅に届いたものを宅配BOXに届けるのではなく、楽天BOXに直接荷物が届くので再配達の連絡なども不要。
配送業者が自宅に入ってくることや、購入した商品を万が一見られてしまうことなどもなく安心できます。 

楽天BOXの使い方

楽天市場で購入する際に、購入ページ内の配送方法の変更から希望の設置場所にある楽天BOXを選択して注文を確定すれば買い物完了。
その後、楽天BOXへ荷物が届くと登録メールアドレスへ、ロッカー解錠用のパスワードが記載されたメールが届きます(パスワードは購入履歴からも確認可能)。
受取期限内に、楽天BOXから荷物を受け取れば完了です。

利用時の注意点

①取扱商品について
・楽天BOXでは、全ての商品が受け取れるわけではありません。受け取りができない商品であった場合は、自宅での受け取りとなりますので気をつけましょう。またあまりにも個数が多いとBOX内に入らないこともあります。
・楽天BOXでの取扱は、3辺の合計が100cm以内となっています。これを超えるサイズの商品は受け取り不可 ・冷蔵・冷凍での配送となる生鮮食品などは、臭いが出たり腐敗したりしやすいため受け取りできません。
・注文後、お届けまで1週間以上かかる商品は、予約品や取り寄せ品含め利用不可です。
・商品を受け取る代わりに代金を支払う「代金引換」で購入した商品は、楽天BOXへの配送はできません

②受取期間について
楽天BOXの受取期間は、メールで連絡が来てから3日間となっています。
荷物格納日を含め3日間なので、ご注意ください。
これを過ぎてしまうと、注文した商品を受け取れなくなってしまいます。
もし受け取れなかった場合は、注文した店舗から改めて連絡が入り、内容に従って対応してください。

まとめ

楽天では、楽天BOX以外にも日本郵便の運営する宅配ロッカー「はこぽす」への配達も可能としており、ECサイトと宅配業者や宅配ロッカーを作る企業が連携するケースも非常に多いです。
またシェア1位となったAmazonも、現状アメリカだけですが「The HUB」という宅配ボックスをスタートさせるなど、ECサイトと宅配ロッカーは切り離せない関係となっています。
中高年をはじめ利用者も増えてきているECサイト、値段だけでなく翌日配達などスピードも重要視されるようになりました。
そこで宅配ロッカーを活用すれば、自宅は遠いけど会社や最寄り駅近くの宅配ロッカーに届けてもらうことで、受け取りが可能な休みの日まで待つ必要もなくなります。
商品によって届け先も変更が可能なので、用途に合わせて通常配達と宅配ロッカーを使い分けてもよいかもしれませんね。

 

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Wiz Cloud編集部

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