「iPhoneやAndroidなどスマホで確認できる?」
ネットワークセキュリティキーは、Wi-Fiへ安全に接続するためのパスワードで、家庭やオフィスの通信環境を守る重要な役割を持つ情報です。
しかし「どこで確認できるの?」「忘れたらどうすればいい?」「そもそも設定を変えても大丈夫?」と不安を感じる人も少なくありません。
本記事では、ネットワークセキュリティキーの重要性から、確認方法、忘れたときの対処法までをわかりやすく解説します。
目次
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ネットワークセキュリティキーとは
ネットワークセキュリティキーは、 Wi-Fiへ接続する際に入力するパスワード(認証情報) のことです。
ルーターに設定された英数字の組み合わせで、正しいキーを入力した端末だけがネットワークに接続できます。
一般的には「WPA2キー」「WPA3キー」などと表記され、暗号化方式とセットで通信を保護する役割を果たします。
企業や店舗では、このキーの強度や管理方法によって不正接続や情報漏えいリスクが大きく変わるため、ネットワーク運用の基本として理解しておくことが重要です。
ネットワークセキュリティキーの役割・重要性
- 第三者による不正利用を防ぐ
- 通信データの盗聴・傍受を防ぐ
- 不正アクセスや改ざん被害を防ぐ
- マルウェア拡散などのサイバー攻撃を防ぐ
第三者による不正利用を防ぐ
ネットワークセキュリティキーには、 第三者の不正利用を防ぐ役割 があります。
キーが設定されていない、もしくは推測しやすいパスワードのままだと、近隣にいる人や通行人など誰でも簡単にWi-Fiへ接続できてしまいます。
その結果、通信速度の低下だけでなく、悪用目的でネットワークが利用されるリスクも高まります。
適切な強度のキーを設定し、共有範囲を最小限に保つことで、安全かつ安定したネットワーク運用につながります。
通信データの盗聴・傍受を防ぐ
ネットワークセキュリティキーには、通信内容の盗聴・傍受を防ぐ役割があります。
キーによってWi-Fi通信が暗号化されるため、やり取りする情報を第三者に読み取られにくくなります 。
暗号化が弱いと、ログイン情報や決済データなどが傍受される恐れがあり、個人利用はもちろん、企業・店舗では重大な情報漏えいにつながります。
強固なキー設定は、日常的にクラウドサービスやオンライン決済を利用する環境では不可欠な防御策といえます。
不正アクセスや改ざん被害を防ぐ
ネットワークセキュリティキーには、 ネットワーク機器や内部システムへの不正アクセスを防ぐ役割 があります。
キーが突破されると、ルーター設定を書き換えられたり、社内のファイルサーバーへ侵入される危険が生じます。
特にDNS改ざんや内部情報の流出は、企業や店舗の信用失墜につながる深刻な事故になり得ます。
強いキーを設定し、定期的に更新することは、ネットワークの安全性を維持し、大切なデータを守るための基本です。
マルウェア拡散などのサイバー攻撃を防ぐ
ネットワークセキュリティキーには、 マルウェア感染やサイバー攻撃の侵入を防ぐ役割 があります。
不正に接続された端末が1台あるだけで、そこからウイルスがネットワーク全体へ広がり、業務端末やIoT機器が被害を受ける可能性があります。
特に企業や店舗では、一度の侵入が多数のデバイスへ影響し、業務停止やデータ破損を招くケースもあります。
強固なキー設定は、こうした連鎖的なセキュリティ事故を未然に防ぐための重要な対策です。
有線LANにはネットワークセキュリティキーの概念は存在しない
ネットワークセキュリティキーは、Wi-Fiに接続するときに不正利用を防ぐための “無線LAN専用の認証情報” です。
一方、 有線LANにはそもそも認証という仕組みがなく、ネットワークセキュリティキーという概念自体が存在しません 。
有線LANでは、LANケーブルを差し込んだ端末だけが物理的にネットワークへ接続できる仕組みのため、外部から勝手に接続されるリスクを前提とした“認証”が不要です。
つまり、無線LANと有線LANでは「接続の仕組み」や「認証の考え方」そのものが異なります。
そのため、オフィスPCやPOSレジなど安定性やセキュリティが求められる機器では、物理接続により仕組み上の安全性が高い有線LANが選ばれるケースが多いといえます。
ネットワークセキュリティキーの確認方法
- Wi-Fiルーター・モデム
- Wi-Fi管理画面
- モバイルルーター
- スマートフォン
- スマートフォン(テザリング)
- パソコン
Wi-Fiルーター・モデム
一般的に、Wi-Fiルーターやモデムの本体には、 SSIDとネットワークセキュリティキーが印字されたシールが張られて います。
購入時の箱に同梱されるセットアップカードに記載されている場合もあるため、付属品も確認すると確実です。
Wi-Fi管理画面
Wi-Fi管理画面からネットワークセキュリティキーを確認する方法は、以下の通りです。
- まず、接続中のパソコンやスマートフォンでブラウザを開き、アドレス欄に「192.168.11.1」などの初期アドレスを入力
- ログイン画面が表示されたら、管理用のユーザー名とパスワードを入力して設定画面にアクセス
- 無線設定の項目を開くと、現在のネットワークセキュリティキーを確認できる
モバイルルーター
モバイルルーターは、携帯電話の通信回線を利用してインターネットに接続できる持ち運び型のWi-Fiルーターです。
多くの場合、本体画面を操作することでSSIDやキーを表示できます。または、 本体に貼られたシールでもネットワークセキュリティキーを確認できます 。
一般的な機種では背面や底面にSSIDとキーが印字されていますが、メーカーによってはバッテリー内部に記載されており、カバーを外さないと確認できないタイプもあります。
スマートフォン
iPhone
iOS16以降のiPhone 、または iPadOS16.1以降の端末 では、Wi-Fiのネットワークセキュリティキーを次の手順で確認できます。
- 「設定」アプリから「Wi-Fi」を開く
- 接続するネットワークをタップ
- 表示された「i(情報)」アイコンをタップ
- ●で表示されている「パスコード」欄をタップ
- Face ID/Touch ID などで認証してロックを解除
「パスコード」欄にネットワークセキュリティキーが記載されています。
Android
Android端末は メーカーやモデルによって操作画面が異なる ため、例として Pixel 6a を使用した場合の手順を紹介します。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「インターネット」をタップ
- 「接続済み」と表示されているWi-Fiネットワーク名(SSID)をタップ
- ネットワーク名の右下にある「共有」アイコンをタップ
- 認証してロックを解除する
- QRコード下に表示される「Wi-Fiパスワード」を確認
表示された「Wi-Fiパスワード」がネットワークセキュリティキーです。
スマートフォン(テザリング)
テザリングとは、 スマホの通信回線を利用し、ほかのデバイスにWi-Fi接続を提供する仕組み です。
機種および携帯キャリアのプランが対応している場合、iPhoneの設定からテザリング機能をオンにできます。
iPhone
iPhoneでは、以下の手順にてテザリングのネットワークセキュリティキーを確認できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「インターネット共有」をタップ
- 「Wi-Fiのパスワード」を確認
Android
Androidでは、以下の手順にてテザリングのネットワークセキュリティキーを確認できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「アクセスポイントとテザリング」をタップ
- 「Wi-Fiアクセスポイント」をオンにする
- 利用する「Wi-Fiアクセスポイント」をタップ
- 「アクセスポイントのパスワード」をタップ
パソコン
MAC OS
Macにはパスワード管理アプリ 「キーチェーンアクセス」 が標準搭載されており、ネットワークセキュリティキーもここから確認できます。
Macのパソコンでネットワークセキュリティキーを確認する手順は以下の通りですが、OSバージョンで操作が異なるため、詳細手順は公式サイトを確認してください。
- パソコンで「キーチェーンアクセス」をクリック
- メニューから「パスワード」をクリック
- 利用中の「Wi-Fi名」をクリック
- 「パスワード」の表示にチェックを入れる
- キーチェーンパスワードを入力する
Windows11/10
Windows11/10では、以下の手順にてネットワークセキュリティキーを確認できます。
- 「スタート」から「設定」をクリック
- 「ネットワークとインターネット」をクリック
- 「Wi-Fi」をクリック
- 「○○(接続中のWi-Fi名)プロパティ」をクリック
- 「Wi-Fi ネットワーク パスワード」の右側にある「表示」をクリック
ネットワークセキュリティキーの利用方法

編集部
スマホやパソコンに関わらず、端末やバージョンによって、表示・操作が異なるため、詳しく手順は公式サイトを確認してください。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- 表示された「ネットワーク」の一覧から、利用したいSSIDをタップ
- 「パスワード」にネットワークセキュリティキーを打ち込み「接続」をタップ
Androidの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「インターネット」をタップ
- 表示された「Wi-Fi」の一覧から、利用したいSSIDをタップ
- 「パスワード」にネットワークセキュリティキーを入力
Macの場合
- 「アップル」メニューから「システム環境設定」をクリック
- 「ネットワーク」をクリック
- 表示された「ネットワーク」の一覧から、利用したいSSIDをクリック
- 「パスワード」にネットワークセキュリティキーを入力し「接続」をクリック
Windowsの場合
- 画面下のタスクバーにある「Wi-Fi」アイコン(地球儀マーク)をクリック
- ポップアップから「Wi-Fi接続の管理」をクリック
- 表示された「Wi-Fi」の一覧から、利用したいSSIDをクリック
- ネットワークセキュリティキーを打ち込み「接続」をクリック
ネットワークセキュリティキーを忘れた時の対処法
ネットワークセキュリティキーは複雑な文字列のため、忘れてしまうことも少なくありません。
ただし、 多くの場合は端末に情報が保存されている ため、短時間で確認できます。ここからは、デバイス別の対処法を紹介します。
iPhoneの場合
iPhoneでネットワークセキュリティキーを調査するには、 ブラウザからルーターの管理画面にログインする必要があります 。
- 「設定」アプリから「Wi-Fi」を開く
- 該当するSSIDの「i(情報)」アイコンをタップ
- ルーターのIPアドレスをコピーし、ブラウザに貼り付ける
- 表示された画面にルーターのログイン情報を入力する
Androidの場合
Androidは、iPhoneよりもネットワークセキュリティキーの確認手順が簡単です。
- 「設定」アプリを開く
- 「接続」をタップし、「Wi-Fi」を選択
- 現在のネットワークをタップ
- QRコードをスキャンする
Macの場合
Macの場合、一度ネットワークセキュリティキーを入力してWi-Fiに接続していれば、 端末に保存された情報からキーを確認できます 。
- パソコンで「キーチェーンアクセス」をクリック
- 「システム」メニューをクリック
- 右のパネル内から「AirMacネットワークのパスワード」を持つSSIDを選択
- 「パスワード」の表示にチェックを入れる
- 「ユーザ名」と「パスワード」を入力
Windowsの場合
Windowsでも、Macとほぼ同じ手順でネットワークセキュリティキーを確認できます。
- 「スタートメニュー」をクリックし、「ネットワーク接続」を選択
- 「ネットワークと共有センター」をクリックして開く
- 「ワイヤレスネットワーク」のアイコンをクリック
- 「ワイヤレスプロパティ」をクリックし、「セキュリティ」のタブを開く
- 「パスワードの文字を表示する」のチェックボックスをクリック
ネットワークセキュリティキーを入力しても接続できない原因
- 間違ったネットワークセキュリティキーを入力している
- 間違ったSSIDを選択している
- 過去にネットワークセキュリティキーを変更している
間違ったネットワークセキュリティキーを入力している
ネットワークセキュリティキーを入力しても接続できない原因として最も多いのが、キーの誤入力です。
大文字・小文字 、 数字の0と英字のO 、 英字のlと数字の1 など、判別しにくい文字を間違えて入力してしまうことはよくあります。
また、ルーター本体のシールが劣化して読みづらくなっているケースもあります。
正しい文字列を確実に入力するため、コピー&ペーストの活用や、ルーター管理画面での再確認がおすすめです。
間違ったSSIDを選択している
ネットワークセキュリティキーを入力しても接続できない場合、選択しているSSIDが誤っていることがあります。
2.4GHz/5GHzの2種類を発信しているルーターでは似た名前のSSIDが並ぶため、別のネットワークを選択している 可能性があります。
また、近隣の家や店舗のSSIDと混同してしまうケースも少なくありません。
接続先のSSIDをルーター本体のシールや管理画面で再確認し、一致しているかどうかを確かめることが重要です。
過去にネットワークセキュリティキーを変更している
ネットワークセキュリティキーを入力しても接続できない場合、キーが変更されている可能性もあります。
例えば、「初期設定のままだと思い込んでいたら、 家族がセキュリティ強化のために再設定していた」というケースです。
この場合、ルーターの管理画面にアクセスし、「無線設定」から現在のキーを確認する方法が確実です。
もし管理画面にもアクセスできない場合は、初期化して再設定する方法もあります。
ネットワークセキュリティキーを安全に扱うための注意点
- 推測されにくい長めのパスワードを設定する
- ネットワークセキュリティキーを見えない場所に保管する
- ゲスト用ネットワークを分離して用意しておく
推測されにくい長めのパスワードを設定する
ネットワークセキュリティキーを安全に扱うには、推測されにくい長めのパスワードを設定することが最も重要です。
短いキーや「12345678」「password」などの単純な文字列は、攻撃者が容易に突破できます。
セキュリティ性を高めるには、英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた12〜16桁以上のパスワードを推奨 します。
特に企業や店舗では、定期的な変更ルールを設けることでセキュリティレベルを維持できます。複雑なキーは管理が難しいため、パスワード管理ツールの併用も有効です。
ネットワークセキュリティキーを見えない場所に保管する
ネットワークセキュリティキーを安全に扱うには、第三者の目に触れにくい場所で保管することが重要です。
例えば、セキュリティキーが記載されたシールが、来客や外部業者からでも見えやすい場所に貼ってあると、漏えいや不正アクセスのリスクが高まります。
必要に応じてキーをメモした場合も、デスク上や壁など見える位置に貼り付けるのは避けましょう 。
企業では、ネットワーク管理者だけがアクセスできる場所に保管し、共有する際もQRコードや一時的な表示にとどめるなど、情報の扱いに細心の注意が必要です。
ゲスト用ネットワークを分離して用意しておく
ネットワークセキュリティキーを安全に扱うためには、来客用と業務用のネットワークを分離することが効果的です。
1つのSSIDに同じキーで接続させると、来客端末が内部ネットワークへアクセスできてしまう恐れがあります。
多くのルーターには「ゲストネットワーク」機能があり、インターネット接続だけを許可する専用SSIDを用意できます 。
ゲスト用ネットワークは、企業や店舗だけでなく、在宅勤務を行う家庭でもリスク軽減に有効です。利用後はゲストキーを変更する習慣を付けると、さらに安全性が高まります。
Wi-Fiネットワークセキュリティキーを使った暗号化の種類
| 暗号化 方式 |
安全性 | 使用される暗号技術 | 主な特徴 | 現在の推奨度 | 対応機器の状況 |
|---|---|---|---|---|---|
| WEP | ★☆☆☆☆(非常に低い) | RC4(脆弱) | 最も古い方式で、短時間で解読される恐れがあり、実質使用非推奨。 | 使用不可レベル(利用は避けるべき) | ごく一部の古い機器のみ対応。現行ルーターでは非対応が多い。 |
| WPA | ★★☆☆☆(低い) | TKIP | WEPの改良版だが、現在では脆弱性が指摘されており、十分な安全性とはいえない。 | 非推奨(可能なら使用しない) | 主に古いルーターや端末に残っている。 |
| WPA2 | ★★★★☆(高い) | AES | 現在の主流。家庭・オフィス・店舗など幅広い環境で標準的に利用され、安全性も高い。 | 推奨(現行の標準方式) | ほとんどのWi-Fiルーター・端末が対応している。 |
| WPA3 | ★★★★★(非常に高い) | SAE + AES | 最新規格。総当たり攻撃に強く、公衆Wi-Fiなどでも通信内容をより安全に保護できる。 | 最も推奨(新規導入時の第一候補) | 新しいルーター・スマホ・PCなどから順次対応が進んでいる。 |
ネットワークセキュリティキーに関するよくある質問
A
ネットワークセキュリティキーをどうしても確認できない場合は、ルーター管理画面へのログインが確実です。
管理画面に入れない場合は、ルーターを初期化して再設定する方法もあります。
A
ネットワークセキュリティキーは、ルーターの管理画面から自由に変更できます。
推測されやすい初期値のまま使うと不正アクセスの原因になるため、英数字・記号を組み合わせた強いパスワードへ設定し直すのがおすすめです。
A
ネットワークセキュリティキーを使わずにWi-Fiに接続する方法は以下の通りです。
・QRコードを使って接続する
・ボタン操作(WPS)で接続する
・802.1X(EAP-TLS)認証で接続する
・OpenRoamingを利用して接続する
まとめ
ネットワークセキュリティキーは、Wi-Fiを安全に利用するための基本となる認証情報です。
第三者の不正利用や通信データの盗聴を防ぐうえで欠かせず、パスワードの強度や管理方法によってセキュリティレベルは大きく変わります。
キーはルーター本体や管理画面、利用端末から確認でき、忘れた場合も適切な手順で再取得が可能です。
安全なWi-Fi環境を維持するために、定期的に設定を見直し、適切に管理しましょう。
この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!


