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引き戸に後付けできるスマートロック「SESAME 6 Pro SlidingDoor」で実現する法人向け入退室管理【オフィス・店舗向け】

これまで、市販のスマートロックの大半は、つまみを回転させる「開き戸のサムターン」を前提に設計されており、上下にスライドさせて施錠する引き戸の鍵には物理的に対応できませんでした。

しかし2026年7月28日、CANDY HOUSE(キャンディハウス)が引き戸専用モデル「SESAME 6 Pro SlidingDoor(セサミ6Pro 引き戸)」を発表したことで、状況は変わりました。

本記事では、なぜ引き戸対応のスマートロックが少ないのかという技術的な理由から、SESAME 6 Pro SlidingDoorが対応を実現した仕組み、法人向け入退室管理システム「SESAME Biz」との連携、導入コストの試算、そして導入前に必ず確認すべきポイントまでを、法人担当者の視点で体系的に解説します。

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【結論】オフィスや店舗の引き戸にスマートロックは後付け可能

オフィスや店舗の引き戸にスマートロックを後付けしたい場合、つまみを上下にスライドさせるタイプの引き戸に対応した専用モデルとしては、 CANDY HOUSEの「SESAME 6 Pro SlidingDoor(セサミ6Pro 引き戸)」 が2026年8月時点の主な選択肢となります。

一般的なスマートロックは、ドア内側のサムターン(つまみ)を左右に回転させる動作を再現する仕組みなのに対して、対して引き戸の鍵は、つまみを上下にスライドさせて施解錠するタイプが主流であり、スマートロックの回転運動をそのまま当てはめることができません

この動作の違いこそが、長年にわたって引き戸がスマートロックの「対応外」であり続けた理由です。

引き戸専用モデルの登場によって、これまで電子化できなかったドアも含めて拠点全体を一元管理できるようになりました

SESAMEが幅29%減の「SESAME 6 Pro mini」と引き戸対応モデルを発表

CANDY HOUSEは2026年7月28日、スマートロック「SESAME(セサミ)」シリーズの新モデル2機種、「SESAME 6 Pro mini」と「SESAME 6 Pro SlidingDoor(引き戸)」を発表

詳しくはこちら

引き戸向けスマートロックの開発をメーカーが後回しにしていた背景

引き戸が法人の入退室管理IT化から取り残されてきた最大の理由は、市場規模が小さいと見なされ、メーカーが対応を後回しにしてきたためです。

日本の戸建て住宅における玄関ドアの比率は、開き戸が約9割、引き戸が約1割とされています。メーカーが開発リソースを9割を占める開き戸に集中させるのは経営判断として自然な流れであり、その結果として引き戸向けの製品開発は長く優先度が低いまま据え置かれてきました。

こうして「セキュリティを強化したいのに、対象のドアが引き戸だから対応製品がない」という状態が続いてきました。工事を伴う電気錠への切り替えという選択肢はあるものの、1ドアあたり数十万円規模の費用がかかることも珍しくなく、賃貸オフィスでは原状回復の問題も加わるため、現実的な解決策にはなりにくいのが実情です。

引き戸に対応できるスマートロックが少ない理由

引き戸に対応できるスマートロックが少ないのは、モーターの「回転運動」と引き戸の鍵が必要とする「直線運動」が噛み合わないためです。スマートロックはモーターの回転力でサムターンを回して施解錠しますが、 上下式サムターンの引き戸では、つまみを直線的にスライドさせなければ鍵が動きません

設置スペースの制約もあります。引き戸は鍵まわりが戸先に寄っていることが多く、本体が戸枠や召し合わせ部分に干渉して貼り付けられないケースが少なくありません。この二重の制約が、対応製品の開発を難しくしてきました。

実際、開き戸向けの製品を無理に取り付けると、空回りや動作不良、テープ剥がれによる落下につながります。そのため多くのメーカーは「引き戸は対応外」としてきました。

編集部

裏を返せば、この直線運動への変換機構こそが、引き戸対応を実現する技術的な核心だったといえます。

開き戸と引き戸における鍵の構造の違い

比較項目 開き戸 引き戸
サムターンの動作 つまみを左右に回転させる つまみを上下にスライドさせる
必要な駆動方式 回転運動をそのまま伝達 回転運動を直線運動に変換
設置スペース 扉面に比較的余裕がある 戸先に寄り、枠との干渉が起きやすい
市販製品の対応状況 大半の製品が対応 専用モデルがほぼ存在しない

SESAME 6 Pro SlidingDoorが引き戸対応を実現した仕組み

SESAME 6 Pro SlidingDoorが引き戸対応を実現できたのは、 モーターの回転運動を上下方向の直線運動へ変換する専用機構を、本体側に組み込んだ ためです。

CANDY HOUSEは2026年7月28日に本モデルを発表し、同日20時15分から公式ストアでの販売を開始しました。発表時の価格は税込4,928円で、既存の上位モデル「SESAME 6 Pro」と同じ価格に据え置かれています。

SESAME 6 Pro SlidingDoorの基本スペック

  • 上位モデルと同じブラシレスモーターを搭載。1日200回の開け閉めでも10年以上の寿命を想定した耐久設計
  • 静音性が高く、深夜営業の店舗や住居が近接する事務所でも動作音が問題になりにくい
  • 電池は付属のCR123A(3.0V・1800mAh)2本に加えて3.7V充電池にも対応
  • 角度検知は毎秒3回に高速化されている

設置方法は、付属の3Mテープで貼り付けるだけの工事不要方式です。既存の鍵を交換しないため物理鍵もそのまま併用でき、万が一電池が切れた場合や、スマートフォンを持たない来訪者への対応も継続できます。

そのまま設置できない形状の引き戸についても、 写真を送付して相談することで3Dプリンター製のオーダーメイドアダプター(税別380円/個・送料別)を作成してもらえる 仕組みが用意されており、対応できる引き戸の範囲は広く確保されています。

SESAME 6 Pro SlidingDoor 主要スペック(2026年8月時点)

製品名 SESAME 6 Pro SlidingDoor(セサミ6Pro 引き戸)
メーカー CANDY HOUSE(キャンディハウス)
発表・発売日 2026年7月28日(同日20時15分より公式ストアで販売開始)
発売時価格 4,928円(税込)
JANコード 850083179106
対応ドア つまみを上下に動かすタイプの引き戸
モーター ブラシレスモーター(SESAME 6 Pro/6 Pro miniと同一)
耐久性 1日200回の開閉で10年以上を想定
電池 CR123A(3.0V・1800mAh)2本付属/3.7V充電池にも対応
取付方法 3Mテープによる貼り付け(工事不要)/SESAMEマグネット(別売)
物理鍵の併用 可能(既存の鍵をそのまま使用できます)
特殊形状への対応 オーダーメイドアダプターを税別380円/個で作成可能
ソフトウェア SesameOS3搭載、Matter対応(Hub3連携時)、Bluetooth API無料公開

注意点:本製品がスマート化するのは「鍵の施解錠」であり、引き戸そのものが自動で開閉するわけではありません。

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SESAME Bizとの連携で入退室管理も可能

SESAME 6 Pro SlidingDoorは、SESAME Bizと連携させることで、本格的な法人向け入退室管理システムへと機能を拡張できます。

SESAME Bizは、CANDY HOUSEが提供するブラウザベースの管理システムです。専用アプリのインストールが不要で、PC・スマートフォン・タブレットのいずれからでも管理画面にアクセスできるため、総務担当者が普段使っているPCからそのまま運用を開始できます。

  • 管理機能:シンプルな使い方から高度な運用までを段階的に選べる設計
    入退室履歴をダウンロードするだけの最小構成から始めることもできますし、ワンタイムキーの発行、暗証番号やICカードの登録・削除といった細かな権限管理まで踏み込むこともできます。
  • 複数のドアの一括管理に対応
    各デバイスの電池残量・鍵の施解錠状態・Wi-Fi接続状況を管理画面上で一覧把握できるため、拠点数が増えても管理が煩雑になりません。
  • 法人利用を想定したセキュリティ要件
    サーバーは日本リージョンに設置され、AWS環境で国際的なセキュリティ基準に準拠した運用がなされています。
  • システム連携にも柔軟に対応可能
    Bluetooth APIやSDKがオープンソースで公開されているため、自社の勤怠管理システムや会員管理システムと連携させる独自開発にも道が開かれています。

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スマホ・ICカード・暗証番号など多様な解錠方法に対応

SESAME 6 Pro SlidingDoorは、現場の運用実態に合わせて、 スマートフォンアプリやApple Watchでの操作、ICカード、暗証番号、指紋、顔認証 など様々な解錠方法を選択できます。

すでに社員証としてFeliCaカードを配布している企業であれば、既存のカードをそのまま鍵として運用することも可能です。

この選択肢の広さは、店舗や倉庫のように「スマートフォンを常時携帯しない従業員がいる」現場において特に便利です。

導入時は、現場ごとに主となる解錠手段を決め、予備手段を1つ用意しておく構成が安定します。

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管理者による権限のオンライン付与・削除

SESAME Bizでは、 管理画面から従業員ごとに解錠権限を付与・削除でき 、鍵の受け渡しや回収のために担当者が現地へ出向く必要がありません。

入社・異動・退職といった人の動きが発生した際も、その場で権限を更新できるため、退職者が鍵を持ったままになるリスクを構造的に解消できます。

さらにグループ機能を使えば、権限を個人単位ではなく部署や役割の単位で管理できます。例えば出張者用のグループを作成しておき、出張が決まった社員をそのグループに追加するだけで、期間限定のワンタイムキーを自動的に付与するといった運用が可能です。

入退室履歴の記録とデータとしての活用

入退室履歴は自動的に記録され、必要に応じてデータとして書き出せます。 「誰が」「どのドアを」「いつ」開けたかが時系列で残る ため、深夜の在館確認や外部業者の入退館記録など、紙の台帳やExcelで管理していた業務をそのまま置き換えられます。長期保管に対応している点も、内部統制上の要求に合致します。

活用先はセキュリティに限りません。倉庫への入室が特定の時間帯に集中していると分かれば、人員配置や納品スケジュールの見直しにつなげられます

まずは履歴のダウンロードだけを使い、慣れてから権限管理を本格化させる段階的な導入も可能なため、社内の合意形成も進めやすくなります。

法人が引き戸にスマートロックを導入するメリット

法人が引き戸にスマートロックを導入するメリットは、 「鍵の物理的な受け渡しをなくすことで、管理工数とセキュリティリスクを同時に削減できる」 という一点に集約されます。

  • 鍵の受け渡しが不要になる:合鍵の作成・貸出・回収の作業がなくなり、担当者の移動時間も削減可能
  • 退職者対応が即時に完了:管理画面から権限を削除するだけで対応でき、シリンダー交換の費用が不要に
  • 複数拠点を一元管理できる:本社のPCから全拠点のドアの状態・電池残量・履歴をまとめて確認可能
  • 入退室履歴が自動で残る:紙の台帳が不要になり、内部統制や監査対応に使えるデータとして蓄積される
  • 鍵の紛失リスクを解消:物理鍵の持ち出し自体を減らせるため、紛失時の再発行や交換の負担がなくなる
  • 工事不要で原状回復しやすい:テープ貼り付け方式のため、賃貸オフィスやテナントでも導入しやすい

SESAME 6 Pro SlidingDoorを導入すべき業種・現場

SESAME 6 Pro SlidingDoorを活用し、店舗の引き戸にスマートロックを導入する効果が特に高いのは、 「引き戸が使われており、かつ人の出入りが多い、または管理者が常駐していない現場」 です。

引き戸は開閉時に前後のスペースを取らないという特性から、通路が狭い場所や、台車・カートで頻繁に出入りする場所に採用される傾向があります。こうした現場は同時に、鍵の受け渡しや施錠忘れが起こりやすい場所でもあります。

例1:飲食店のバックヤードや倉庫

飲食店のバックヤードや倉庫は、アルバイトを含む多数のスタッフが出入りし、シフトによって解錠・施錠の担当者が日々入れ替わります。

物理鍵では「今日は誰が鍵を開けるのか」を毎回調整する必要がありますが、 スマートロックで権限をシフトに合わせて設定しておけば、調整自体が不要 になります。

加えて、和風の内装を採用した店舗や旅館では、意匠を損なわずに後付けできる点も導入判断の後押しになります。

例2:士業事務所や医療機関

士業事務所や医療機関のように、機密性の高い書類やカルテを保管する部屋が引き戸であるケースもあります。この場合は解錠の利便性以上に、「誰がいつ入室したか」の記録が残ることに価値があります。

導入に向いている業種・現場と期待できる効果

業種・現場 引き戸まわりの課題 導入による効果
倉庫・物流拠点 台車での出入りが多く、施錠忘れが起こりやすい 施解錠状態を遠隔で確認でき、閉め忘れを検知できます
飲食店のバックヤード シフト制で鍵の受け渡し調整が煩雑になりやすい シフトに応じた権限設定で受け渡し自体が不要になります
和風店舗・旅館 意匠を損なう改修を行いたくない 工事不要のテープ貼り付けで景観を維持できます
士業事務所・医療機関 機密書類の保管室への入室記録が残らない 入退室履歴が自動記録され、内部統制に活用できます
シェアオフィス・貸会議室 内覧や短期利用のたびに立ち会いが必要 ワンタイムキーや暗証番号で無人対応が可能になります
工場・作業場の通用口 手袋着用時にスマホ操作が現実的でない ICカードや暗証番号での解錠を併用できます

SESAME 6 Pro SlidingDoor導入のコスト試算

SESAME 6 Pro SlidingDoorは発売時点で1台あたり税込4,928円であり、これは 工事を伴う電気錠システムの1ドアあたり数十万円という相場と比較して、大幅に低い初期投資で済む ことを意味します。

工事費が発生しないため、見積もりの変動要因が少なく、予算計画を立てやすい点も実務上の利点です。

ただし、実際の総額は解錠方法をどこまで拡張するかによって変わります。スマートフォンアプリのみで運用するなら本体費用だけで完結しますが、ICカードや暗証番号を使う場合は別売のセサミタッチ/フェイスシリーズが、遠隔操作や履歴のリアルタイム反映を行う場合はHub3が必要になります。

導入規模別の本体費用の試算(1台あたり税込4,928円で計算)

 
導入規模 想定シーン 本体費用の目安(税込)
1ドア 倉庫の通用口のみで試験導入 4,928円
5ドア 単一拠点のオフィス内の主要な扉をカバー 2万4,640円
10ドア 本社と支社1拠点をまとめて導入 4万9,280円
30ドア 全支社・社宅を含む複数拠点を一括導入 14万7,840円

※上記は本体価格のみの概算です。ICカードや暗証番号で解錠する場合は別売のセサミタッチ/フェイスシリーズ、遠隔操作や履歴のリアルタイム反映にはHub3が別途必要になります。価格は2026年7月28日の発売時点のものであり、変動する場合があります。

SESAME 6 Pro SlidingDoorの導入前に確認すべきポイント

引き戸へのスマートロック導入で失敗を避けるには、発注前に 「サムターンの形状」「建物オーナーの許可」「設置スペース」 の3点を必ず確認してください。

いずれも、導入後に判明すると設置そのものができなくなったり、撤去が必要になったりする性質の項目です。逆にいえば、事前確認さえ済ませておけば、工事不要の製品であるため導入作業自体は短時間で完了します。

特に法人の場合、確認すべき対象が複数の部署にまたがる点に注意が必要です。導入検討する初期段階で関係者を洗い出し、確認事項を割り振っておくと、社内調整で時間を浪費せずに済みます。

サムターンの形状が対応範囲に含まれるか

SESAME 6 Pro SlidingDoorが対応するのは、つまみを上下にスライドさせて施解錠するタイプの引き戸です。

同じ引き戸でも、 鍵の形状やメーカーによって寸法は大きく異なるため、製品の対応可否は実物を見なければ判断できません 。まずは対象となるすべての引き戸について、鍵まわりを正面と側面から撮影しておきましょう。

なお、万が一特殊な形状のサムターンであっても、CANDY HOUSEでは引き戸の鍵の写真をもとに、3Dプリンター製のオーダーメイドアダプター(税別380円/個・送料別)を作成する対応を行っています。

ただし、アダプターは本体とは別発送となり、製作にも時間を要するため、導入スケジュールに余裕を持たせて早めに相談することをおすすめします。

賃貸オフィス・テナントの場合は事前に許可を取る

賃貸オフィスやテナントに入居している場合は、設置前に必ず建物オーナーまたは管理会社の許可を取得してください。事後承諾のかたちになると撤去を求められるおそれがあるため、必ず設置前に済ませておきましょう。

本体は3Mテープでの貼り付け方式であり、ドアや鍵に穴を開けたり既存のシリンダーを交換したりしないため、原状回復の観点では比較的ハードルが低い製品ですが、 共用部に面する扉や防火設備に関わる扉では、独自の規定が設けられている場合があります

許可を取る際は、工事を伴わないこと、既存の物理鍵をそのまま併用できること、テープを剥がすだけで原状に戻せることを具体的に説明し、製品ページや仕様書を添えて申請すれば、管理会社側も判断しやすくなります。

設置スペースと運用ルールを事前に確認する

引き戸は鍵が戸先に寄っていることが多く、戸枠や召し合わせ部分と干渉する可能性 があります。SESAME 6 Pro SlidingDoorは本体を上下反転させて取り付けられる設計なので、サムターンの高さに合わせた調整はある程度可能ですが、実際の寸法を測って余裕を確認しておくと確実です。

運用面では、電池切れ時の対応と、スマートフォンを持たない従業員への対応をあらかじめ決めておきましょう。電池残量が少なくなると通知される仕組みがあり、SESAME Bizの管理画面からは複数拠点の残量を一覧で確認できます。

物理鍵も併用できるため、非常用の鍵を管理者が1本保管しておけば、万一の際も業務が止まりません。導入前にこうしたルールを文書化しておくと、運用開始後の混乱を防げます。

オフィスや店舗の引き戸へのスマートロック導入に関するよくある質問(FAQ)

Q
フィスの引き戸にスマートロックは付けられますか?

A

付けられます。「SESAME 6 Pro SlidingDoor」はつまみを上下にスライドさせるタイプの引き戸に対応しており、3Mテープで貼り付けるため工事は不要です。そのまま取り付けられない形状の場合も、オーダーメイドアダプターで対応できる場合があります。

Q
引き戸の扉そのものが自動で開くようになりますか?

A

自動では開きません。スマート化されるのは鍵の施解錠であり、扉のスライド動作は従来どおり手で行います。自動ドア化を目的とする場合は別のシステムが必要になるため、社内で導入目的を共有する際は「鍵の管理をIT化する製品である」と明確に説明しておくことをおすすめします。

Q
既存の物理鍵は使えなくなりますか?

A

引き続き使用できます。既存のシリンダーを交換せず、内側のサムターンに本体を後付けする方式のため、外側からの物理鍵での施解錠はそのまま可能です。電池切れ時の非常手段としても機能するため、管理者が非常用の鍵を1本保管しておく運用が安全です。

Q
スマートフォンを持っていない従業員でも解錠できますか?

A

できます。別売のセサミタッチ/タッチProやセサミフェイス/フェイスProと連携させることで、ICカード、暗証番号、指紋、顔認証といった手段で解錠できます。すでに社員証としてFeliCaカードを配布している企業であれば、そのカードを鍵として利用することも可能です。

Q
複数の拠点をまとめて管理できますか?

A

管理できます。法人向け入退室管理システム「SESAME Biz」を利用すると、ブラウザから複数拠点のドアを一元管理できます。各デバイスの電池残量、施解錠状態、Wi-Fi接続状況を一覧で把握でき、権限の付与・削除も遠隔で行えるため、拠点ごとに担当者が出向く必要はありません。

Q
退職者が出た場合はどう対応しますか?

A

SESAME Bizの管理画面から該当者の解錠権限を削除するだけで完了します。物理鍵のようにシリンダー交換の費用や工事の手配は発生しません。グループ機能を使って部署単位で権限を管理しておけば、異動時の設定変更もあわせて効率化できます。

Q
賃貸オフィスでも設置できますか?

A

設置できるケースが多いですが、事前に建物オーナーまたは管理会社の許可を取得してください。ドアに穴を開けず、テープで貼り付けるだけの方式なので原状回復は容易です。申請時は工事不要である点と、退去時にテープを剥がすだけで原状に戻せる点を具体的に伝えるとスムーズです。

Q
入退室の履歴はどのくらい残せますか?

A

入退室履歴は自動的に記録され、SESAME Bizから必要に応じてデータとしてダウンロードできます。長期にわたる保管・管理に対応しているため、監査対応や内部統制の資料としても活用できます。まずは履歴の記録・出力だけを目的に導入し、段階的に権限管理へ広げる進め方も可能です。

まとめ:引き戸のオフィス・店舗でも入退室管理はIT化できます

オフィスや店舗の引き戸へのスマートロック導入は、2026年7月28日に発売されたSESAME 6 Pro SlidingDoorによって、現実的な選択肢になりました。

法人にとっての価値は、鍵の物理的な受け渡しをなくすことで管理工数とセキュリティリスクを同時に削減できる点にあります。 1台あたり税込4,928円という価格帯であれば、まず1ドアから試験導入し、効果を確認したうえで全拠点へ展開するという進め方が可能 です。

SESAME Bizと連携させれば、複数拠点の一元管理、権限の遠隔付与・削除、入退室履歴のデータ活用まで一気に実現できます。

導入を検討する際は…

  • 対象となる引き戸の鍵まわりを撮影し、サムターンの形状が対応範囲に含まれるかを確認
  • 賃貸オフィスの場合は、あわせて建物オーナーへの許可申請も進めておく

自社の引き戸に設置できるかどうか判断がつかない場合や、複数拠点への導入を前提とした構成・費用感を知りたい場合は、法人向けの導入相談をご活用ください。専門の担当者が、現場の状況に合わせた最適な構成をご提案します。

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Wiz Cloud編集部

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