「オフィスや店舗で本当に使えるの?」
「初期費用や運用コストは高いのでは?」
SESAME Biz(セサミビズ)は、スマートロック「セサミ」シリーズと連携し、スマホやICカードでの解錠、入退室管理をクラウド上で行える法人向けの入退室管理システムです。
とはいえ、「初期設定は難しくない?」「賃貸オフィスにも設置できるの?」といった不安を感じている方も少なくありません。
本記事では、SESAME Bizの基本機能から料金、導入活用例、よくある疑問点までをわかりやすく解説します。導入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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SESAME Biz(セサミビズ)とは?

SESAME Bizとは「法人向けの入退室管理システム」
SESAME Biz(セサミビズ)とは、 スマートロック「セサミ」シリーズと連携し、入退室管理を実現する法人向けクラウド型システム です。
スマートフォンやICカードでオフィスや店舗の鍵を開閉でき、入退室履歴は自動的にクラウドに記録されます。
後付け型のスマートロック管理システムで、特別な工事や配線は不要。既存のドアにそのまま設置できるため、賃貸オフィスや店舗でも導入しやすいのが大きな特長です。
セキュリティ対策や勤怠管理の効率化を望む企業にとって、使いやすく実用的なシステムと言えます。
SESAME Bizはどんな法人・業種におすすめ?
SESAME Bizは、 コワーキングスペースやシェアオフィス、レンタルルーム、飲食店、小売業など「人の出入りが多い業種」に特におすすめ です。
スマートフォンやICカードによる解錠で鍵の受け渡しが不要になり、スタッフの入退室管理が格段に効率化されます。
工事が不要で賃貸オフィスや仮設スペースにも簡単に導入できるため、初めてスマートロックを導入する法人にも安心です。
SESAME Biz 導入でできること一覧
- 既存の鍵に後付けでき、工事不要で99%の鍵に対応
- デバイス費用+定額利用料で、解約金はなし
- PCからどこでも入退室管理が可能
- ユーザーやデバイスの登録、履歴管理、CSV出力に対応
- 管理権限を他のユーザーに委譲可能
- 利用日時を設定できるワンタイムキーを発行
- 詳細な入退室履歴を確認可能
- スマホアプリで合鍵を共有できる
- 必要な機能に絞った直感的な操作性
- 用途や規模に応じてプラン変更が可能
- 遠隔施解錠や一括操作ができる(Hub3使用時)
SESAME Bizで 特に注目したい機能の一つが「クラウド管理による遠隔操作」 です。
PCやスマホからいつでもどこでも入退室の状況を確認でき、鍵の施錠・解錠も遠隔で操作可能です。
これにより、複数拠点を持つ企業や、スタッフが不在の無人店舗でもセキュリティ管理が格段に効率化します。入退室履歴は詳細に記録され、不正利用の早期発見にも役立ちます。
SESAME Bizの遠隔操作機能とHub3について
SESAME Bizの遠隔施解錠やリアルタイム操作、API連携による自動化を実現するためには、Wi-Fi対応の「Hub3」が必須です。
Hub3はセサミスマートロック本体と連携し、インターネット経由で施錠・解錠の操作や入退室状況の確認を可能にします。また、Matter※対応によるスマートホーム連携もサポートしています。
※Matter(マター)…スマートホーム機器を異なるメーカーやブランドの間で簡単に連携させるための新しい通信規格
月額定額で安心の入退室管理を実現!
【無料】SESAMEのお問い合わせはこちらSESAME Biz(セサミビズ)の料金と月額費用の仕組み
プラン名 | Free | Light | Pro | Business | Enterprise |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 ※ハードウェア費用は別途必要 |
無料 ※ハードウェア費用は別途必要 |
無料 ※ハードウェア費用は別途必要 |
無料 ※ハードウェア費用は別途必要 |
無料 ※ハードウェア費用は別途必要 |
年払いプラン(年額税込) | 0円 | 2万6,136円 月額換算額 →2,178円 |
6万5,736円 月額換算額 →5,478円 |
12万9,360円 月額換算額 →1万780円 |
26万1,360円 月額換算額 →2万1,780円 |
月払いプラン(月額税込) | 0円 | 2,395.8円 | 6,025.8円 | 1万1,858円 | 2万3,958円 |
ユーザー数 | 5 | 20 | 50 | 100 | 200 |
デバイス数 | 1 | 2 | 5 | 10 | 50 |
認証機器・カード管理ページ※ | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
APIリクエスト回数上限 | 3,000 | 30,000 | 100,000 | 500,000 | 無制限 |
※認証機器ページ:セサミタッチやタッチProなどの認証機器を登録し、カード・指紋・暗証番号を管理するページ※カード管理ページ:登録済みの認証機器に関わらず、Biz内のカードをまとめて管理できるページ
SESAME Bizの料金プラン(初期費用・月額)
SESAME BizはFree、Light、Pro、Business、Enterpriseの5つのプランを用意しています。
初期費用(=システム利用開始の費用)は不要で、利用者は年払いまたは月払いの定額料金を支払う仕組み です。
ただし、セサミ本体(スマートロック)は別途、自身で購入する必要があります。
月額料金は最も安価なLightプランで2,395.8円(税込・月払い)からで、利用人数や管理機能に応じてプランを選べます。
セサミ本体(セサミ3/4/5/5Pro)や認証機器との組み合わせ費用
SESAME Bizの利用には、スマートロック本体や認証機器を別途購入する必要があります。初期費用は下記の組み合わせで決まります。
セサミ本体(税込) | その他(税込) |
---|---|
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※「セサミ3」「セサミ4」は現在販売終了しています。すでにお持ちの方はそのままご利用可能です。
オフィスのドア3枚に導入する場合の一例(価格は税込)
- セサミ5Pro ×3台:5,478円 ×3=1万6,434円
- Hub3 ×1台:2,178円
- セサミタッチPro ×3台:4,378円 ×3=1万3,134円
- 合計初期費用:3万1,746円
SESAME Biz(セサミビズ)の支払いについて
お支払いの流れ | プランのアップグレード | プランのダウングレード | 支払い方法の変更(同一プラン内) |
---|---|---|---|
有料プラン(Light以上)ではクレジットカードの登録が必須
|
アップグレードは即時反映。旧プランはその時点で終了 月払いプランへ変更した場合 ・変更当日から月末までの日割り料金が即時引き落とし ・翌月以降は毎月1日に月額料金を請求 年払いプランへ変更した場合 ・変更日から翌年の先月末までの料金を即時請求(旧プラン未使用分は差し引き) ・翌年以降は毎年1日に1年分を請求 |
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【無料】SESAMEのお問い合わせはこちらSESAME Biz(セサミビズ)のログイン・初期設定
SESAME Bizのログイン手順
- SESAME Bizログインページにアクセス
- 利用規約とプライバシーポリシーに同意し、メールアドレスを入力
- 届いた確認コードを入力してログイン完了
- 会社名が自動で作成されるので、設定ページの編集アイコンから会社名などを変更
ユーザー設定から運用開始までのフロー
STEP2:ユーザー設定 | STEP3:ドアの登録 | STEP4:認証機器と認証情報の登録 | STEP5:運用開始 |
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▼ユーザーの新規追加
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▼スマートロック(セサミ)の設置
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▼認証機器(タッチ・タッチPro)の登録
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▼合鍵発行
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セサミ本体(セサミ3/4/5/5Pro)の使い方
セサミ本体(セサミ3/4/5/5Pro)の基本操作
セサミスマートロックは、専用アプリ「SesameOS3」で直感的に操作できます。
アプリはApp StoreまたはGoogle Playからダウンロード可能で、Bluetooth経由でデバイスとペアリング します。
施錠・解錠はアプリ内のボタンをタップするだけで即時反応。セサミ5および5Proは、最大2台まで同時にペアリングできるため、家族との共有もスムーズです。
※セサミ3/4は現在販売終了しています。
さらにこんな機能も
- NFCタグやApple Watch(watchOS 7以降)による非接触解錠に対応
- ドアの開閉履歴をアプリ上で確認でき、セキュリティの強化に貢献
セサミ本体(セサミ3/4/5/5Pro)の取り付け方

SESAME Biz×APIで実現する外部サービスとの連携と自動化事例
SESAME Bizで利用できるAPIの概要と用途
SESAME Bizでは、CANDY HOUSEが提供するスマートロック「セサミ」シリーズと連携可能なAPIを利用して、外部システムとの連携が行えます。
このAPIを活用することで、 施錠・解錠の操作や状態確認、入退室履歴の取得が可能となり、業務効率化やスマートオフィスの構築に役立ちます 。
開発者やIT担当者は、会議室予約システムや勤怠管理システムなどと連携し、鍵の管理を自動化する仕組みを構築することが可能です。
APIを用いたGoogleカレンダー・勤怠管理との連携例
SESAME Bizでは、提供されているAPIを使って、Googleカレンダーの予約イベントに連動した自動解錠の仕組みを構築できます。
例えば、 Google Apps Scriptでカレンダーの開始時刻をトリガーにし、SESAME APIへ解錠コマンドを送信する連携が可能 です。
ただし、この連携にはJavaScriptなどのプログラミング知識に加え、Google APIのOAuth認証設定が必要で、実装にはある程度の技術スキルが求められます。
また、SESAME Bizで記録される入退室履歴はCSV形式でエクスポートでき、これを勤怠管理システムに取り込むことで、出退勤の記録として活用できます。
Webhook×SESAME APIによる解錠自動化の活用例
SESAME Bizでは、提供されているAPIとWebhookを組み合わせることで、施錠・解錠の操作を外部サービスと連携して自動化できます。
例えば、 鍵が開いたタイミングでSlackに通知を送る、IFTTTのGPSトリガーで帰宅時に自動解錠するといった応用が可能 です。
さらに、Google Apps Scriptと組み合わせて予約時間に合わせてコワーキングスペースの鍵を開ける仕組みも構築できます。
なお、セキュリティ確保のため、Webhookには認証トークンの設定が必須であり、APIキーの管理は慎重に行う必要があります。
加えて、リアルタイム性はHub3の接続状況やネットワーク環境に影響されるため、安定運用のためには監視や定期メンテナンスが重要です。
※Webhook…あるサービスで特定の動き(例:鍵の解錠)があったときに、別のサービスへ自動で通知を送る仕組み
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【無料】SESAMEのお問い合わせはこちらSESAME Biz(セサミビズ)でよくあるトラブルと対処法
セサミのQRコードが読み取れないときの対処法
SESAME Bizで 鍵のシェアやデバイス設定時にQRコードが読み取れない場合、アプリや使用環境に原因があることが多い です。
主な要因は、カメラのピントずれ、照明の反射、QRコードの汚れ、またはアプリの旧バージョンです。
- まずはカメラレンズを清掃し、明るい場所でスキャンを試みましょう。
- QRコード画像が不鮮明な場合は再発行がおすすめです。
- アプリを最新版に更新し、別のスマートフォンで試すのも効果的です。
解決しない場合は、CANDY HOUSE公式サポート(sesame@candyhouse.co)に連絡し、QRコードの再送を依頼してください。
Bluetooth接続できないときの確認ポイント
セサミとスマートフォンの Bluetooth接続に失敗する原因として、距離が離れすぎている、電池残量が少ない、スマホ側の設定が影響 していることが考えられます。
- Bluetoothを一度オフにしてから再度オンにし、10m以内の距離で接続を試みてください。
- セサミの電池(CR123A)を抜き差しして残量を確認しましょう。
- Android端末では省電力モードをオフにするのが推奨されます。
- アプリの再インストールや、ペアリングの解除→再設定も有効です。
- iOSの場合は、設定>Bluetoothからセサミを一度削除し、再ペアリングを行ってください。
改善しない場合は、状況を動画で記録し、公式サポートに相談しましょう。
SESAME Bizで鍵が開かない場合の緊急対応
鍵が開かないときは、電池切れ、Bluetoothの通信エラー、モーターの不具合などが主な原因 です。
- まずは物理キーで解錠し、安全を確保しましょう。
- 電池残量はアプリで確認でき、必要に応じてCR123A電池に交換してください。
- また、アプリからSesameOSの更新や再起動を試すのも有効です。
- Hub3を使用している場合は、Wi-Fi接続状況も確認しましょう。
- ダブルロックの場合は、タッチPro側の設定も見直してください。
緊急時は鍵業者への連絡を検討し、あわせてサポート宛(sesame@candyhouse.co)に状況を収めた動画を送るとスムーズです。

編集部
万が一に備えて、物理キーやCR123A電池を常に携帯しておくことをおすすめします。
SESAME Biz(セサミビズ)の導入活用例
社員の出入り管理と勤怠記録を一本化した中小オフィス
中小企業のオフィスでは、社員の出入りや勤怠管理を紙やタイムカードで行っているケースも多く、管理コストやミスの発生が課題です。
SESAME Bizを導入すれば、 スマートフォンやICカードを使ってドアを開けるだけで入退室記録がクラウドに自動保存され、勤怠管理ソフトと連携することで、打刻の二重入力も不要に なります。
時間帯ごとのアクセス制限や、退職者のアカウント即時削除も可能なため、セキュリティ対策としても有効です。
PC一台で全ユーザーの出入りを一元管理できるので、総務・人事担当の業務負担も大きく軽減されます。
スタッフ不在でも安心運営できる無人フィットネスジム
無人運営の24時間フィットネスジムでは、スタッフの常駐なしに利用者の入退室をどう管理するかが重要な課題です。
SESAME Bizなら、 事前予約した利用者にワンタイムキーを発行し、時間制限付きで入室を許可できます 。
登録はスマホ操作だけで完結し、現場に人がいなくても遠隔で鍵の有効化や履歴確認が可能です。
また、NFCタグを活用すれば会員証代わりのタッチ式入室にも対応。深夜帯のセキュリティ強化や不正利用の抑止にもつながります。
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無人フィットネスジムでのSESAME Biz導入活用例


SESAME(セサミ)タッチProとは?5Proとの違い・使い方・デメリットまで解説
SESAMEタッチProの特徴や使い方、対応機種との違い、活用シーンまでをわかりやすく解説します。
詳しくはこちらまとめ
SESAME Bizは、工事不要で導入できる法人向けスマートロック管理システムです。
スマホやICカードでの解錠に加え、時間帯別の権限設定やワンタイムキー発行など、無人店舗やオフィスに役立つ機能を多数備えています。
特に「短期運用」「仮設利用」「複数拠点の一括管理」といったニッチなニーズにも対応可能で、コストを抑えつつセキュリティと業務効率を両立できます。
導入や運用に不安がある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。ご要望にあわせた最適な導入方法をご提案いたします。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!