「費用面で自社に最適なアプリは?」
店舗アプリとは、顧客にサービスやお得な情報を提供し、集客を促進するためのアプリケーションです。
しかし、市場には様々な店舗アプリが溢れており、どれを選べば良いかお悩みの企業も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、店舗アプリの比較ポイントを踏まえて、おすすめサービス10製品を徹底比較していきます。
店舗アプリの主な機能やメリット・デメリット、成功事例も紹介しているので、導入を検討している方は必見の内容です!
目次
▼この記事で紹介している商品
店舗アプリとは「サービスやお得情報を提供するアプリ」

店舗アプリとは、 サービスやお得情報を顧客に発信し、集客を促進するためのアプリケーションです。
店舗アプリを導入することで、顧客は手軽にセールやサービスの情報を受け取ることが可能となります。
また店舗側にとっても、顧客とのつながりを強化し、来店率や購買率アップを実現できるメリットがあります。

編集部
店舗アプリの主な機能としては、クーポン配信、新商品情報、予約受付、会員登録、プッシュ通知などが挙げられます。
利用率7割超え!スマートフォンの普及でアプリ需要が拡大

▶出典:総務省|平成29年版 情報通信白書|数字で見たスマホの爆発的普及(5年間の量的拡大)
総務省の調査によると、2010年以降iPhoneを中心としたスマートフォン端末が普及し、利用率は7割を超え、アプリの需要も急速に拡大しています。
店舗アプリを利用することで、顧客は新商品やセール、クーポンなどの情報を手軽に入手できます。
また店舗側は、アプリの導入によって紙のチラシやポスター、Webサイトだけではリーチできなかった顧客層にもアプローチ可能なため、新規顧客獲得やリピート来店率の向上が期待できます。
店舗アプリ作成サービスに求めるべき要素

店舗アプリ作成サービスは、制作期間や費用、搭載機能などがサービスによって異なるため、どの業者に依頼するか慎重に検討することが重要です。
店舗アプリ作成サービスを利用する際は、以下の要素を考慮しましょう。
【比較一覧表】おすすめ店舗アプリ作成サービス
サービス名 | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) |
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GMOおみせアプリ |
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アプスタ |
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アプリメンバーズ | 3万3,000円 | 2万1,780円 |
UPLINK (アプリンク) |
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みせプリ |
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店舗アプリ |
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ヤプリ(Yappli) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
saqpli(サクプリ) |
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みせめぐ | 無料 | 無料 |
APPREACH (アプリーチ) |
10万円 ※税表示なし |
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店舗アプリ作成サービスのおすすめ10選
GMOおみせアプリ

GMOおみせアプリは、プッシュ通知やクーポン配信などの 集客・販促機能を搭載した店舗アプリ作成サービスです。
オンライン予約、決裁、ポイントカードなど、販促に必要な機能をまとめて実装できるため、来店誘導や購買促進、ロイヤルカスタマーの育成まで幅広く活用できます。
また分析機能も充実しており、属性情報や行動情報などをもとに確度の高いリード顧客を抽出し、効率的にアプローチすることも可能です。
GMOおみせアプリ | |
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提供会社 | GMOデジタルラボ株式会社 |
初期費用 |
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月額費用(税込) |
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主な機能 |
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特徴 |
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アプスタ

アプスタは、販促に効果的な情報管理が魅力の店舗アプリ作成サービスです。
他のサービスと比べて、手軽さとコストパフォーマンスが強みです。クーポン配信やポイントカード機能、プッシュ通知など、顧客リピートを促進するための機能が充実しています。
またリアルタイムでの顧客データ分析も可能で、マーケティング戦略の最適化に役立ちます。
アプスタ | |
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提供会社 | 株式会社ドリームネッツ |
初期費用 |
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月額費用(税込) |
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主な機能 |
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特徴 |
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アプリメンバーズ

アプリメンバーズは、アイユー株式会社が提供する、 店舗数が増えても追加料金不要の店舗アプリ作成サービスです。
複数店舗の管理が一つのアプリでできるため、チェーン展開している店舗におすすめです。
また他のサービスと比べて、豊富なマーケティングツールと柔軟なカスタマイズが強みです。
リアルタイムでの顧客データ分析や、セグメントに基づくターゲティングが可能で、顧客のリピート率向上に効果的です。
アプリメンバーズ | |
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提供会社 | アイユー株式会社 |
初期費用(税込) | 3万3,000円 |
月額費用(税込) | 2万1,780円 |
主な機能 |
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特徴 |
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UPLINK(アプリンク)

UPLINK(アプリンク)は、 標準機能に加えて追加機能も豊富な店舗アプリ作成サービスです。
他のサービスと比べて、高いカスタマイズ性と豊富な機能が強みです。ポイントカード、クーポン配信、プッシュ通知、予約管理など、多彩な機能を備えており、顧客とのエンゲージメントを強化します。
さらに、独自のデザインテンプレートと柔軟なカスタマイズオプションにより、ブランドイメージに合ったアプリを短時間で作成可能です。
UPLINK(アプリンク) | |
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提供会社 | 株式会社USEN |
初期費用 |
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月額費用(税込) |
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主な機能 |
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特徴 |
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みせプリ

みせプリは、 業界最安値のエントリープランでアプリの試行ができる店舗アプリ作成サービスです。
月額5,478円(税込)で利用できるお試しプランがあり、「店舗のオリジナルアプリを作るのが初めて」「知識が無いから不安」という方におすすめです。
アプリの機能や使用に慣れてきて、制限されている機能を使用したい場合や、バージョンアップなどをしたいという時は、他のプランに乗り換える事も可能です。
みせプリ | |
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提供会社 | 株式会社フォルクスウェア |
初期費用(税込) |
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月額費用(税込) |
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主な機能 |
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特徴 |
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店舗アプリ

店舗アプリは、 完全ノーコードで洗練されたデザインを制作できる店舗アプリ作成サービスです。
他のサービスと比べて、豊富なテンプレートとデザインオプションが強みで、店舗のブランドイメージに合わせたオリジナルアプリが短時間で完成します。
また、小規模店舗やチェーン店だけでなく、営業や企画・マーケティング、人事など、様々な部署の業務内容に最適化したアプリの活用も可能です。部署単位での生産性アップ、チーム交流におすすめです。
店舗アプリ | |
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提供会社 | 株式会社トランスメディアGP |
初期費用 |
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月額費用 |
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主な機能 |
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特徴 |
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ヤプリ(Yappli)

ヤプリ(Yappli)は、 直感的な管理画面で手軽に運用できる店舗アプリ作成サービスです。
50以上の機能と豊富な外部サービス連携があり、自社ブランドを実現しやすいカスタマイズ性の高さが魅力です。
また、年間200回以上の機能改善や、効果につながる新機能の追加、さらには最新OSにもすばやく自動アップデートしてくれるため、常に最新の状態を維持できます。
ヤプリ(Yappli) | |
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提供会社 | 株式会社ヤプリ |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
主な機能 |
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特徴 |
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saqpli(サクプリ)

saqpli(サクプリ)は、 月額7,500円(税込)から利用でき、リーズナブルで導入しやすい点が魅力です。
業界初のAIチャットBot機能が搭載されており、予約管理システムとの連携によって自動で予約に誘導できます。
お客様がほしい情報をチャットでスムーズに案内できるので、予約につながりやすくなります。
saqpli(サクプリ) | |
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提供会社 | オールインワンソリューション株式会社 |
初期費用 |
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月額費用 (税表示なし) |
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主な機能 |
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特徴 |
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みせめぐ

みせめぐは、POSレジメーカーの株式会社ビジコムが開発した無料の店舗アプリ作成サービスです。
お店のアプリ開発も、初期設定費も、月々の運用費も完全無料なので、「とりあえず一度集客アプリを試してみたい」という場合におすすめです。
またLINEミニアプリ「みせめぐMini」では、みせめぐアプリのダウンロードなしで、LINE上からデジタル会員証の発行やおすすめ情報の閲覧などができるため、利用ハードルが低くなり会員数の増加が期待できます。
みせめぐ | |
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提供会社 | 株式会社ビジコム |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
主な機能 |
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特徴 |
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APPREACH(アプリーチ)

APPREACH(アプリーチ)は、 独自の簡易編集システムを活用した店舗アプリ作成サービスです。
月額2,980円から利用できるため、「できるだけコストを抑えて店舗アプリを導入したい」という場合におすすめです。
またアプリのリリース後も、集客に関するお悩みや追加オプション、プラン変更等の相談など、担当のスタッフが責任をもって受け付けています。
AppStore・GooglePlayのバージョンアップの際も、その都度無料にて更新手続きの対応をしてくれるため安心です。
APPREACH(アプリーチ) | |
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提供会社 | 株式会社AGクルー |
初期費用 (税表示なし) |
10万円 |
月額費用 (税表示なし) |
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主な機能 |
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特徴 |
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店舗アプリの主な機能・できること

セール情報などのお知らせ
店舗アプリでは、セール情報や新商品のお知らせを効率的に配信できます。
プッシュ通知を活用することで、顧客に対してタイムリーに情報を届けることが可能です。
また、顧客の興味・関心に合わせた情報を提供することで、リピート率を向上させる効果も期待できます。
顧客管理機能
顧客管理機能は、 顧客の購買履歴や来店頻度、利用ポイントなどを一元管理できる機能です。
顧客の属性や興味・関心に合ったマーケティング施策を展開することもできるため、効果的な販促活動を行えます。
データ分析機能
データ分析機能は、 顧客のアプリ利用状況や来店履歴を調べられる機能です。
店舗運営者が顧客の行動を把握し、サービス改善やマーケティング戦略の見直しに役立てることができます。
例えば、来店時間帯や購入商品の傾向を分析し、ターゲット顧客層に合ったプロモーションや営業戦略の策定が可能です。

編集部
データ分析を通じて、顧客満足度の向上やリピート率の増加も図れるため、店舗の競争力を高めることができます。
会員証機能
会員証機能は、 アプリ内で会員証を表示・管理できる機能です。
スマホで会員証を管理できるため、顧客は会員証カードを持ち歩くことなく会員特典を受られます。また、アプリから手軽に新規会員登録や会員情報を更新ができる点もメリットです。
さらに、アプリを使うことで会員登録のハードルが下がり登録数を増やしやすくなるので、顧客の購買情報収集やマーケティング活動も促進されます。
予約・モバイルオーダー
予約・モバイルオーダー機能は、 アプリを通じて簡単に予約や注文ができる機能です。
予約・注文をスマホで完結できるため、顧客は電話で予約手続きをしたり、店頭で商品の出来上がりを待ったりする必要がなくなります。
また店舗側も、予約・注文管理の効率化と業務負担の軽減を実現できるため、円滑な顧客対応が可能となり、リピート率や満足度向上に寄与します。
クーポンの配信
クーポン配信機能は、 アプリユーザーに対して割引クーポンを配信できる機能です。
クーポン配信機能が搭載されていることで、顧客はいつでもお得なサービスを受けることができ、リピート率の向上が期待できます。
また、店舗側は配信クーポンの利用状況をデータとして分析可能なため、適切なタイミングでのプロモーション実施にも活用可能です。
ポイントカード
ポイントカード機能は、 アプリ上でポイントを貯めることができる機能です。
顧客はポイントカードを持ち歩く必要がなく、スマートフォン上で簡単にポイント管理ができます。
また店舗側も、顧客の購買履歴やポイント利用状況をデータとして分析可能なため、効果的な販促活動を展開できます。
店舗アプリを導入するメリット

安価でアプリを作成できる
アプリ開発会社に新規でカスタム開発を依頼した場合、300~500万円ほど費用がかかります。
一方、個人店舗用のアプリ作成サービスは、 ほとんどの業者が初期費用なしで、月額費用のみ発生する料金形態なので、コストを抑えてアプリを作成できます。
さらに個人店舗用のアプリ作成サービスは、操作が簡単でテンプレートも豊富なため、初心者でも迅速にアプリを立ち上げることが可能です。
店舗から伝えたい情報をすぐに一斉配信できる
店舗アプリを利用することで、店舗からのお知らせやキャンペーン情報をリアルタイムで一斉配信できるようになります。
例えば「入荷頻度が少ない人気商品が再入荷した」「2日間のみの半額セール開催中」など、 タイムリーな情報を提供できます。
さらにプッシュ通知機能を活用すれば、 顧客のスマートフォンに直接通知が届くため、高い閲覧率で効果的な告知が可能です。
来店を促進し、来客数を増やすことができる
店舗アプリを活用すれば、 顧客に対して割引クーポンやポイント還元などの特典を配信できるため、顧客の来店を促すことが可能です。
また、アプリに予約機能や来店履歴の管理などを設けることで、顧客の利便性が向上し、リピート来店の増加も期待できます。
開封率の高いアプローチができる
店舗アプリに搭載されている機能の中でも、 スマートフォンに直接通知が届くプッシュ通知機能は、開封率が高いため、効果的に顧客へアプローチ可能です。
例えば、時間帯や曜日、来店状況や購買履歴など、顧客の属性に合わせたコンテンツ配信を行えるので、ターゲットに合った最適なタイミングで情報提供できます。
顧客にとって魅力的な情報をベストなタイミングで配信できるため、来店を促すことができるでしょう。
集客施策をアプリに集約できる
店舗アプリを導入することで、集客施策を一元化できます。
従来、SNSや飲食店サイトなどで展開していたマーケティング施策も、アプリ内で一括管理することが可能です。
これにより、 効率的かつ効果的な集客活動を実現でき、企業のブランド力や顧客満足度の向上を図れます。
既存顧客のロイヤリティ向上で優良顧客を育成できる
店舗アプリを導入することで、のロイヤリティ向上が促され、優良顧客を育成することが可能です。
例えば、 会員制度を導入することで、顧客の来店回数やポイント獲得状況を管理し、リピーター層に対する特別な情報を提供できます。
また、 SNS連携機能を活用することで、顧客が自分のSNSアカウントでアプリの情報をシェアし、新規顧客を獲得する手助けになります。

編集部
上記のような施策により、既存顧客との関係を強化し、顧客の囲い込みとさらなる売上向上を実現できます。
顧客情報の収集・分析による売上・CV率アップ
店舗アプリを導入することで、顧客情報の収集・分析が容易になり、売上やCV率の向上が見込めます。
顧客情報を収集することで、 購買履歴や来店パターンを把握し、顧客ニーズに合ったマーケティング戦略を立てることができるためです。
例えば、過去の購買データをもとに、おすすめ商品やプロモーション情報をパーソナライズし、顧客の購買意欲を引き出すことが可能です。
また、分析ツールを用いて、アプリの利用状況や効果的なキャンペーン戦略を確認し、運用方法を最適化することもできます。
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▶CV率とは?
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CV率とは、コンバージョン率の略称で、Webサイトやページを訪れたユーザーのうち、商品の購入や問い合わせなど、最終的な成果に至った人の割合を指します。
例えば、ECサイトならば、商品を購入した人の割合がコンバージョン率になります。
業務効率化ができる
店舗アプリの導入により、人件費や運営コストの削減が期待でき、総合的な業務効率化が実現します。
具体的には、 予約管理がスムーズになることや、 顧客へのカード発行やポイント発行がデジタル化されることで、業務負担が大幅に削減されます。
さらに、 店舗アプリを通じたオンライン決済は、レジ操作や現金管理の手間を減らし、効率的な業務運営を後押しします。
ペーパーレスなどのDX化につながる
店舗アプリの導入により、ペーパーレス化やデジタルトランスフォーメーション(DX)が進みます。
ポイントカードやクーポンのデジタル化により、紙資源の削減と環境負荷の軽減を図れます。また、紙ベースの会員カードやチラシ広告などの 運用・管理コストも削減できます。
さらに、ECサイトとの連携を行うことで、対面販売だけでなく オンライン販売もスムーズに運営でき、売上チャネルの拡大を図れます。
店舗アプリを導入するデメリット

店舗アプリが自社や顧客の負担になる場合がある
店舗アプリの導入にかかる費用が、自社の負担になる可能性もあります。
例えば、アプリの開発や運用には、初期費用や月額費用が発生することから、 利益を上回るコストが発生する可能性があります。
そのため、 あらかじめアプリ開発と運用にかかるコストを見積もったうえで、十分な費用対効果が得られるか見極める ことが重要です。
顧客の負担になる場合がある
店舗アプリの導入が、顧客の負担になる可能性もあります。中には、 アプリのダウンロードや登録、操作などを煩雑に感じる 方もいるでしょう。
また、アプリの利用に伴うデータ通信量の消費を懸念する声も想定されます。
開発時には操作性の高いインターフェースを意識したり、店舗で接続できるWi-Fiを整備するなど、顧客が快適に自社アプリを利用できる環境を整えることが重要です。
インストールしてもらう必要がある
店舗アプリを活用するには、顧客にインストールしてもらう必要があります。
まず、自社アプリを認知してもらえるよう、 アプリのダウンロードを促す広告やキャンペーン、SNSでの宣伝活動などを実施しましょう。
また、口コミや評価を通じて新規顧客の興味を惹き、インストールを促すことも重要です。マーケティング戦略を通して集客を図ることが、ダウンロード数アップとアプリの効果的な運用に繋がります。
配信頻度を考慮する必要がある
広告の配信頻度が多すぎると、顧客が煩わしさを感じてアプリの利用率や継続率が下がってしまうため、 適切な配信頻度で運用することが重要です。
配信頻度の設定には、ターゲットとなる顧客の需要やアプリの性質を考慮することが肝心です。
例えば、ターゲットがオフィスワーカーの場合は、朝の忙しい時間に配信するのを避けたり、学生や主婦など時間的に余裕のある層がターゲットの場合は昼間の配信頻度を高めたりするのが効果的です。
オリジナルデザインは制作不可
店舗アプリを利用する際、テンプレートやテキストの色、背景色などの変更はできますが、 アイコンやデザイン自体の変更はできないものが多いです。
そのため、「店舗にあったオリジナルデザインにしたい」「おしゃれなアプリアイコンにしたい」という場合は対応できません。
サービスによっては、 有料でオリジナルデザインに対応できるものもあるため、店舗アプリ導入前にどこまで対応可能か確認しておきましょう。
ダウンロード数、画像登録容量、プッシュ通知に制限がある
店舗アプリは、1つのサーバーにいくつものアカウントが格納されている「共有サーバー」で運用されています。
そのため、アプリのダウンロード数や、商品の画像登録容量、月に配信できるプッシュ通知回数に制限がある場合があります。
画像登録容量が限られている場合は画像を選別したり、 プッシュ通知に制限がある場合は通知内容やタイミングを工夫したりなど、最適な配信方法を検討することが重要です。
GooglePlayのアプリURLは固有IDが付く
GooglePlayに公開するAndroidアプリは、基本的にサービス固有のURLとなります。
例えば、GMOおみせアプリの場合は「jp.digitallab」、アプリメンバーズの場合「com.appmembers」、店舗アプリの場合は「com.tenpoapp」がURLに付与されます。
固有のURLになることで、 他のアプリ開発サービスへ乗り換えしたい場合に引き継ぎができず、再度1からアプリユーザーを獲得しなければならないため、導入前に乗り換え予定がないか確認が必要です。

編集部
AppStoreの場合は、「アプリ名称」と「割り当てられたID」がAppStoreの独自URLになるため、他のアプリ開発サービスに乗り換えても引き継ぎ利用できます。
複数店舗を登録する場合は追加料金が発生する
多くの店舗アプリでは、 1つのアカウントやプランに対して1つの店舗のみ登録できるのが基本となっており、複数店舗を登録する場合、追加料金が必要になるケースがあります。
そのため自社の店舗をチェーン展開しており、複数店舗に対応したい場合は、コスト面での注意が必要です。
サービスによっては多店舗プランも存在するので、「予算内の費用か」「何店舗まで登録できるか」など、導入前に確認しておきましょう。
他サービスにないオリジナル機能は追加不可
アプリ開発にあたって、「競合店舗が採用している商品比較機能を入れたい」「他にはないオリジナル機能を追加したい」など、独自の仕様を希望する店舗もあるでしょう。
しかし、一般的な店舗アプリ作成サービスでは、 標準搭載されていない独自の機能を追加することは難しいです。
もし独自機能が必要であれば、自社開発するか、別途開発会社に依頼する必要があるため、コストや開発期間を考慮した上で、検討することが重要です。
店舗アプリを導入する流れ

店舗アプリを導入する流れのイメージを掴んでおくことで、運用開始までスムーズに進めることができるでしょう。店舗アプリを導入する流れは以下の通りです。
- まず、自社や店舗のニーズを分析し、必要な機能をリストアップする
- 次に、適切なサービスを比較検討し、絞り込んだサービスの導入事例やデモンストレーションを確認する
- さらに、選定したサービスと契約してアカウント開設を行い、アプリの設定や機能のカスタマイズを進める
- 最後に、アプリの動作確認や従業員へのトレーニングを行った上で、本格的な運用を開始する
店舗アプリ作成サービスのタイプ別の選び方
ECサイトの構築にも対応している店舗アプリ作成サービス
実店舗の集客に強みを持つ店舗アプリ作成サービス
無料の店舗アプリ作成サービス
店舗アプリの比較ポイント・選び方

自社にとって必要な機能が揃っているか
店舗アプリを選ぶ際のポイントは、自社にとって必要な機能が揃っているかどうかです。
例えば、集客機能・分析機能などのマーケティング機能や顧客管理、予約や決済機能など、 自社の業務に必要な機能が含まれているかを確認することが大切です。
重要な機能1.マーケティング機能(集客機能・分析機能)
マーケティング機能は、主に「集客機能」「分析機能」の2種類に分けられます。
集客機能は、 新規顧客の獲得やリピーターを増やすために必要です。一方、分析機能は 顧客の行動や売上データをもとに効果的なマーケティング戦略を立てる上で欠かせません。
そのため、集客機能や分析機能などのマーケティング機能がしっかりと揃っている店舗アプリを選択することが重要です。
重要な機能2.システム連携機能
店舗アプリを様々な他社アプリやサービスと連携できるシステム連携機能は、効率的なビジネス運営を実現するうえで非常に重要です。
例えば 予約管理ツールや会員管理システムと連携することで、顧客情報の一元管理が可能になり、適切なタイミングでプッシュ通知やクーポン配信などのマーケティング活動を実施できます。
また 決済サービスとの連携でスムーズな決済処理が実現すると、顧客満足度の向上につながります。さらに データ分析ツールとの連携によって、効果的な集客や売上分析を行えます。
テンプレートの充実度とカスタマイズ性
店舗アプリを選ぶ際、テンプレートの充実度とカスタマイズ性を確かめましょう。
豊富なテンプレートが用意されていると、デザイン制作に時間とコストをかけずに済むため、 効率的にアプリを開発できます。
またカスタマイズ性が高いと、 自社のブランドイメージに合ったオリジナルデザインも作成しやすいでしょう。

編集部
特に、社内にデザイナーがいない場合はテンプレートが充実しているサービスがおすすめです!
販売チャネルの対応範囲
多様な販売チャネルに対応している店舗アプリを選ぶことで、 幅広い顧客層にアプローチし、集客や売上向上を実現できます。
例えば、ECサイトやSNS、公式アプリなど、様々なプラットフォームと連携できることが望ましいです。
販売チャネルの対応範囲が広いことで、顧客の利便性が向上し、リピーター獲得も狙えるため、店舗アプリをきっかけに販路拡大を狙う場合は必ず確認しておきましょう。
導入コストが適切か
店舗アプリを選ぶ際は、導入コストが適切な価格であるかどうかを検討しましょう。
初期費用や月額料金が高すぎると、利益の還元が難しくなることがあるため、 適正価格かつ機能やサポートが充実しているサービスを選ぶことが重要です。
また、導入後の運用コストを低く抑えられるかどうかも重要な判断基準です。
ユーザーも従業員も使いやすい画面・機能か
店舗アプリを選ぶ際、顧客も従業員も使いやすい画面や機能が整っているサービスを導入することで、 業務効率と顧客満足度をどちらもこうじょうできます。
例えば、顧客視点で見たときに「プッシュ通知がわかりやすいか」「クーポンやポイントカードの使用方法が簡単か」などを確認しておきましょう。
従業員視点では、顧客情報の分析、情報配信などの操作のしやすさを確認しましょう。
導入実績や活用事例が自社に合うかイメージができるか
導入実績が豊富な店舗アプリは、 多くの企業が利用していることから信頼性や実用性が高いといえます。
また導入実績を参考にすることで、類似の業種や同じ企業規模の会社がどのようにシステムを活用しているかを知ることができ、自社に適したシステム選びの手助けとなります。
導入実績をチェックする際には、ウェブサイトや資料請求などを活用し、詳細な情報を得るようにしましょう。

編集部
また、利用者の評判や口コミをチェックすることで、サービスの品質や満足度を知ることができます。
サポート体制が充実しているか
店舗アプリのサポートが充実していることで、万が一のトラブルが起きた際も迅速に対応できます。
事前に サポートの利用時間、対応方法(電話・メール・チャット等)、対応言語などを調べ、自社に合ったサービスを選ぶのがおすすめです。
また、 FAQや利用マニュアル、トラブルシューティングガイド等、オンラインで得られるサポートも確認しておきましょう。
セキュリティ対策は万全か
万全なセキュリティ対策が施されている店舗アプリを選ぶことで、顧客情報や企業データの情報漏洩、不正アクセスなどのリスクを最小限に抑えることが可能です。
多くの店舗アプリは、データの暗号化やアクセス制限機能を備えています。また、二要素認証やシングルサインオン等の認証機能が搭載されていることもあります。
利用するツールによっては、セキュリティ対策の強化が必要になるため、事前にセキュリティレベルを調べて、適切なものを選びましょう。
店舗アプリ導入の注意点

自社の課題や導入目的を明確にする
店舗アプリを導入する際には、自社の課題や導入目的を明確にしておく必要があります。
例えば、 集客やリピート率向上を目指すならマーケティング機能のあるサービス、 顧客情報の一元管理をしたいならシステム連携機能のあるサービスを選ぶのがおすすめです。
課題や目的をはっきりさせることで、最適なアプリ選びができ、導入効果を最大限に引き出すことができます。
アプリダウンロードのハードルが高いため工夫が必要
多くの顧客にアプリをダウンロードしてもらうためには、気軽に利用できるよハードルを下げる工夫が必要です。
ダウンロード促進のためには、 アプリの利便性やメリットを伝えることが大切です。例えば、クーポンやスタンプカード機能など、顧客にとって魅力的な情報を伝えましょう。
また、 アプリのダウンロード方法を簡単にすることも重要です。QRコードや店頭での案内など、手間をかけずにダウンロードできる環境に整えることで、アプリの普及率を高めることができます。
通知の送りすぎは逆効果になる
アプリ通知を送りすぎると、顧客がストレスを感じ、アプリの利用自体をやめてしまう可能性があるため、送りすぎには注意が必要です。
例えば、顧客に対するクーポン配信やプッシュ通知の頻度を2週間に1回にし、顧客が求めている情報のみを配信するのがおすすめです。
アプリからの通知自体は顧客に情報を伝える効果的な方法なので、 顧客の行動分析を元に通知のタイミングや内容を精査し、最適な通知を送りましょう。
スタッフ研修や運用マニュアルを準備する
店舗アプリを導入する際、従業員がアプリの機能やサービスを十分に理解し、顧客に案内やサポートをできるようにするため、研修や運用マニュアルの準備が不可欠です。
例えば、 新規会員登録方法やアプリ内での予約手続きなどの操作方法を習得し、顧客に分かりやすく説明できる従業員が必要です。
また、スムーズなアプリ運用のため、 トラブル対応や更新・メンテナンスの手順も整備しておきましょう。
店舗アプリの費用相場

店舗アプリ作成サービスの費用相場
店舗アプリ作成サービスの費用相場は、サービス内容や提供企業によって異なりますが、一般的に 初期費用が~3万円程度、 月額費用が5,000〜2万円程度が相場です。
また、アプリの機能やデザインのカスタマイズによって費用が変動することもあります。
さらに、プラン内容や追加オプションによっても料金が異なるため、自社のニーズや予算に合ったプランを検討することが重要です。
自作の店舗アプリの費用相場
店舗アプリを自作する場合、開発スキルや必要な機能によって費用は大きく変動しますが、一般的に 開発費用が50万~500万円程度、 維持費用が年間で開発費の15~20%程度が相場です。
自社で開発する場合、プログラムの開発やデザイン作成にかかる人件費、開発ツールの導入費用が主なコストとなります。
また、アプリの運用・メンテナンスにも継続的なコストが発生するため、長期的な運用コストを考慮して予算を組む必要があります。

編集部
ただし、自作アプリは独自の機能やデザインを実現できるメリットがあります。
店舗・お店アプリの成功事例

スシロー
スシローは、 混雑を理由に来店を避ける顧客の声を受け、顧客の利便性を高め不満を解消するために店舗アプリを開発しました。
アプリのダウンロード数は飛躍的に伸びたものの、まだダウンロードしない顧客もいるため、ポイントプログラムなどの施策を強化していく予定だそうです。
このようにスシローは、アプリの導入で顧客満足度を向上させ、さらなる利用促進を図っています。
▶参照:来店予約や待ち時間が分かる「スシローアプリ」。CRMを活用したビッグデータ戦略について語る|【公式】ModuleApps 2.0
ニトリ
ニトリホールディングスは、 実店舗で商品を確認した後、通販で購入する顧客が多いため、通販事業と実店舗との相乗効果を重視しました。
そこでニトリは、「手ぶらdeショッピング」やポイントキャンペーンを導入し、店舗と通販両方の利便性を向上させました。
自社ポイントカードを活用することで顧客満足度を高め、売上の増加を図っています。
▶参照:【質疑応答全文】ニトリの価格戦略、オムニチャネルの効果は見込めるか 2018年2月期 第2四半期決算説明会|ログミーファイナンス
店舗アプリの導入でよくある質問
A
店舗アプリはサービスを利用しなくても自作できます。
しかし店舗アプリを一から開発するには、人材と長期間の確保が必要なため、かなりの手間がかかります。
できるだけコストを抑えてスピーディーに導入するには、店舗・お店アプリサービスを活用するのがおすすめです。
A
店舗集客の課題は以下の通りです。
・顧客状態の把握:新規顧客の獲得だけに注力すると、既存顧客が徐々に離れてしまうため、顧客状管理が欠かせません。
・多様化する集客の手法:集客の方法が増えた一方で、どの手法で集客した顧客がリピートしているのかは、顧客情報を一元管理しなければ見えにくいのが現状です。
A
店舗アプリ作成サービスの導入効果は以下の通りです。
・リピート率改善やコスト削減につながる
・特別クーポンを活用して来店頻度の向上につながる
・時間のかかっていたスタンプ発行がスムーズにできるようになる
・紙で行っていた顧客情報の一元管理ができる
・様々な顧客セグメントに最適なプロモーションが実施できる
A
飲食店のアプリ導入は飲食店向けアプリ作成サービスがおすすめです。
なお、こういった飲食店向けアプリ作成サービスは店舗アプリと総称されることもあります。
▶飲食店向けアプリ作成サービスなら「needショップアプリ」!あなたのお店専用のアプリを無料開設!
まとめ:あなたの店舗に最適なアプリサービスを見つけよう
店舗運営において、アプリサービスは顧客満足度向上や集客効果に繋がる重要なツールのため、導入するのがおすすめです。
まずは、業界や競合他社のアプリを調べ、検討しましょう。そして自社のニーズに合ったアプリサービスや運用方法を見つけ、顧客に喜ばれる情報やサービスを提供しましょう。
詳しい情報やおすすめアプリサービスを知りたい場合は、ぜひWizcloudまでお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!