機械翻訳と自動翻訳の違いとは?特徴や違い、メリットを詳しく解説

機械翻訳と自動翻訳の違いとは?特徴や違い、メリットを詳しく解説
年々増え続ける外国人観光客に向けて、国内の飲食店や小売店などでも外国人観光客対策を進めるお店が増えてきました。インバウンド対策としてキャッシュレスや多言語対応などがありますが、その中でも今注目を集めているのが、外国人と1対1のコミュニケーションが可能な「翻訳機」です。
「自動翻訳」や「機械翻訳」など、いくつかの種類がある翻訳機ですが、実際どういったものがあるのかがわからない人も多いでしょう。今回は、自動翻訳と機械翻訳の違いや特徴、メリットなどを詳しく解説していきます。
 

機械翻訳とは?

自動翻訳の機能において、人を介さずにコンピューターによって言語を別の言語に変換することを「機械翻訳」といいます。機械翻訳は、膨大な単語と訳文がおさめられたデータベースの中から、入力されたり音声を吹き込まれた語句や文章に一番近い訳を探して提示するというものです。
現在「機械翻訳」を行うシステムには3種類に分類されています。
 

ルールベース機械翻訳

基本的な文法のルールなどをもとに、過去の翻訳文を記憶した用例辞書や、単語辞書などを利用した翻訳システムです。
 

統計ベース機械翻訳

単語や基本の構文に基づき、対訳データから計算した統計情報を利用して、適切なデータを出力する翻訳システムです。
 

ニューラル機械翻訳(NMT)

人間の脳神経細胞活動をモデル化した「ニューラルネットワーク」を採用し、翻訳に必要な情報を学習しながら翻訳するシステムです。なおGoogle翻訳は、このニューラル機械翻訳の代表格です。近年のコンピュータ処理能力の向上により、NMTのディープラーニング機能が進んでいるため、翻訳の制度が飛躍的に向上したといわれています。

自動翻訳とは?

一方「自動翻訳」は、主に音声翻訳のことを指して使われます。自動音声翻訳機にあるように、音声をその場で翻訳して翻訳した内容の音声を出力するシステムのことになります。今出ている多くの翻訳機にあるように、双方向での翻訳システムが可能で、リアルタイムのコミュニケーションが行えます。
2020年の東京オリンピックが迫る中、日本国内の店舗や施設、公共機関などでも小型の自動音声翻訳機の導入が進められています。外国人観光客との正確なコミュニケーションをとるためには、こうした自動音声翻訳機の利用がますます必要となるかもしれません。

機械翻訳・自動音声翻訳のメリット

では機械翻訳・自動音声翻訳それぞれにおいて、どういったメリットがあるのでしょうか。それぞれチェックしていきましょう。
 

機械翻訳のメリット

「機械翻訳」の最大のメリットは、コストを抑えてスピーディーな翻訳が可能という点です。スマホたタブレットの普及により、スマホ内に入っているGoogle翻訳などの「機械翻訳」を使うことで、手軽に翻訳することが可能になりました。
これまでは何か文書を翻訳したいという場合、翻訳家に依頼することがありましたが、それだと時間も費用もかかってしまいます。しかし機械翻訳であれば、数十秒~数分で終了するうえ、無料というメリットがあります。

より精度の高い翻訳を望む場合、有料のソフトを使うこともあるかと思いますが、それでも翻訳家に依頼するよりはスピーディーで低コストとなることが多いです。
 

自動音声翻訳のメリット

CMで話題の「ポケトーク」や「イートーク」に代表される自動音声翻訳のメリットには、豊富な言語数があります。音声翻訳機は、10数ヵ国語から100ヵ国を超える言語にも対応したものが登場しています。英語や中国語といった主要言語への対策はできていても、それ以外の言語まですべて網羅するのは難しいものです。しかし音声翻訳機があれば、相手が話す言語も自動で判別し、複数の言語にスピーディーに対応できるため、接客時には非常に便利な機能といえます。

機械翻訳・自動音声翻訳のデメリット

いくら便利な機械翻訳や自動音声翻訳といえど、利用するには注意すべきデメリットがあります。
 

機械翻訳のデメリット

「機械翻訳」を使ううえでデメリットとなるのは、やはり翻訳精度の低さにあります。Google翻訳などニューラル機械翻訳の精度が上がってきているとはいえ、自然な言い回しに翻訳されないことがあります。より正確な翻訳を行うのであれば、翻訳の専門家などのチェックが必要となります。一度翻訳をすると修正が難しいため、内容によっては手間や費用がかかることがあります。
また機械翻訳は、文章の真意を読み取ることはできません。シンプルで直接的な表現の翻訳となるため、文章の背景や真意を踏まえて翻訳するなら、人の手で確認が必要となります。
 

自動音声翻訳のデメリット

接客時に有効な「自動音声翻訳機」ではありますが、商品名などの固有名詞が含まれる場合などは、自動音声翻訳では正確な翻訳ができない場合があります。
また日常会話で使われる表現など、複数な解釈ができる言葉や文章は、うまく翻訳することができません。正確に訳すには、正しい文法で話す必要がありますが、それを外国人観光客側に求めるのは難しいところです。そのほか音声翻訳機の種類によっては、長文をうまく翻訳することができないものも多いので、その場合は複数回にわけて話してもらう必要があります。

自動音声翻訳機の選び方

これから外国人観光客に向けたインバウンド対策として自動音声翻訳の購入を考えている方は、どんな点に注意して選ぶといいでしょうか。注目しておきたいのは、翻訳可能な言語数と通信方法です。

外国人観光客は、どこの国から来られるかわかりません。ですので、翻訳できる言語数は多い方がもちろん便利に利用できますが、その際に使われる翻訳エンジンについてもチェックしておきましょう。1言語あたり1つの翻訳エンジンを使うよりも、複数の翻訳エンジンを使う方が、より翻訳精度は高くなるので、高いレベルの会話が可能となります。
また自動音声翻訳機には、Wi-Fiなどのネット回線を利用して使う「オンライン翻訳」とネット回線がなくても翻訳が可能な「オフライン翻訳」の機能があります。多くの自動音声翻訳機には、オンライン翻訳機能が備わっていますが、それだけではWi-Fi環境がない場所では利用できなくなるため、最低限の言語だけでもオフラインで利用できる自動音声翻訳機を選ぶとよいでしょう。
   

 自動音声翻訳機おすすめは「etalk」

数ある自動音声翻訳機の中でも、今おすすめの音声翻訳機が、出川哲朗さんのCMでも話題の「KAZNA e-Talk(イートーク)」です。

「イートーク」は、オンライン・オフラインの両方で音声翻訳が可能な、自動音声翻訳機です。対応言語数は音声翻訳で最大112言語、カメラ撮影翻訳で最大55言語となっており、幅広い言語に対応しています。
また言語ごとに最適な翻訳エンジンが搭載されており、その翻訳精度の高さにも定評があります。世界140ヵ国で利用できるグローバルSIMを購入して使えば、海外でもすぐにオンライン翻訳が可能です。またオフライン状態でも、主要な7言語に対応しているため、Wi-Fi環境がなくてもほぼ困ることはありません。

また「KAZUNA eTalk」には、QR決済機能が追加されており、中国人観光客のほとんどが利用しているとされる「アリペイ」と「We Chat Pay」に対応しています。国全体で進められているキャッシュレス決済、この「イートーク」があれば音声翻訳だけでなく、同時にQR決済も可能になるため、飲食店や小売店などのインバウンド対策には最適のツールといえます。
   

機械翻訳の歴史・背景

「機械翻訳」は、もともと文章を単語や文節にわけてから、逐語訳を行う「ルールベース翻訳」というものから始まりました。しかし、この逐語訳だけでは翻訳の精度をあげることが難しいという問題がありました。
その後、統計翻訳に移っていくも、なかなか精度があがらなかったため、翻訳機械に学習能力をつけるという革新技術により、ニューラル機械翻訳が登場しました。これにより、膨大な言語の対訳データをコンピュータが学習していき、機械翻訳の精度は飛躍的に向上しました。これはインターネットの普及やコンピュータ技術の進歩により可能となった現代技術の結果といえます。

こうしてさまざまな改革を経て、ニューラル機械翻訳はGoogle社のGoogle翻訳へ導入されることとなり、Google翻訳クエリの35%以上をカバーすることになりました。

まとめ

今回は、外国人観光客の増加で注目を集める「機械翻訳」「自動翻訳」について、その特徴やメリット・デメリットなどを解説しました。
これまで、海外旅行や出張時などで利用されていたポケットサイズの自動音声翻訳機は、今や飲食店や小売店などの店舗接客でも活用することができます。より丁寧なコミュニケーションをとるなら、音声翻訳機を持って外国人観光客と1対1で対応できる「イートーク」のような自動音声翻訳機がおすすめです。
 
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