携帯乗り換えの方法とおすすめキャリアを紹介!お得にMNPできるキャンペーンも解説

「携帯のキャリア変更の仕方がわからない」
「携帯のキャリア変更をするならどのキャリアがおすすめ?」

携帯のキャリアには、ドコモやau、ソフトバンクなどの有名キャリアから、通信料金が安い楽天モバイルやUQモバイルといった格安SIMの会社まで多くあります。

しかし、キャリア変更の仕方がわからなかったり、通信プランが複雑に感じて結局どこのキャリアがいいのか分からないという方も多いはずです。

本記事では、携帯キャリアの変更のやり方や、利用状況に合わせたおすすめの携帯キャリアについて解説していきます。

携帯キャリアを変更する方法

携帯キャリアの変更方法がわからない女性
  MNP SIMロック解除
電話番号を変更して機種変更をする 不要 不要
電話番号を変更して機種変更をする 不要 必要
電話番号はそのままで機種変更する
 
必要 不要
電話番号はそのままで機種変更しない 必要 必要

携帯キャリアを変更する方法は、電話番号の変更の有無と、携帯端末の機種変更の有無によって4つに分類できます。

例えば、電話番号を変更せずにキャリア変更する場合はMNPが必要ですが、電話番号を変えても問題ない場合はMNPが不要になるなど仕組みが複雑なので、自分のキャリア変更がどのパターンに当たるのか確認しましょう。

MNPとは

MNPとは、携帯電話番号ポータビリティとも呼ばれており、携帯番号を変えなくても他の携帯キャリアに乗り換えができる仕組みを指します。

契約している携帯キャリアに連絡をして、MNP予約番号を受け取り、新しく契約する携帯キャリアにMNP予約番号を伝えることで、電話番号の引き継ぎが完了します。

SIMロック解除とは

SIMロック解除とは、今使っている携帯端末をそのまま使い続けながら他のキャリアへ乗り換えるときに必要な手続きです。

NTTドコモ、au、ソフトバンクで購入した携帯は、他の携帯キャリアで使えないようにSIMロックがかけられているので、ロックの解除が必ず必要になります。

携帯キャリアを変更する手順

携帯キャリアの変更について携帯キャリアの変更するときには、電話番号を引き継ぐかどうかや、端末を使い続けるかによって手順が若干異なります。

以下では、電話番号と携帯端末はそのまま引き継ぎ、携帯キャリアだけ変更する手順について解説していくため、自分にとって不要な工程はスキップしてください。
  1. STEP.1

    SIMロック解除をする

    携帯キャリアを変更するときには、まず、SIMロック解除を行います。SIMロック解除は、WEBまたは店頭にて受付中です。

    WEBからSIMロック解除は無料で行えますが、携帯ショップに来店してSIMロックを解除するときには、3,300円(税込)の事務手数料が発生するので、お得にSIMロックを解除をするならWEB申請を行いましょう
     

    SIMロック解除をする場合のWEB申請先
    ドコモ ドコモ公式SIMロック解除
    au au公式SIMロック解除
    ソフトバンク ソフトバンク公式SIMロック解除
  2. STEP.2

    MNP予約番号を取得する

    携帯キャリアの変更に伴い、電話番号の引き継ぎをするときには、MNP予約番号の取得が必要になります。

    MNP予約番号の有効期限は15日間ですので、番号を取得したら早めに乗り換え手続きを進めましょう。
     

    電話でMNP予約番号を取得する際の連絡先
    ドコモ ドコモユーザー:151
    一般:0120-800-000
    au 0077-75470
    ソフトバンク 0800-100-5533
  3. STEP.3

    乗り換え先の携帯キャリアに申し込む

    MNP予約番号を受け取ったら、有効期限内に乗り換え先のキャリアへ申し込みを行います。申し込みはキャリアに関わらず、WEB・店頭どちらでも可能です。

    また、申し込みには、身分証明書の提出と、MNP予約番号、決済情報が必要になるので、事前準備しておくことをおすすめします。

  4. STEP.4

    SIMカードを差し替える

    WEBでキャリア変更をおこなった場合は、申し込みから1週間をめどにSIMカードや新規端末が届きます。

    届いたSIMカードを利用したい携帯端末に差し込み、SIMカードに同封されたスタートガイドに剃って初期設定をすれば手続きが完了します。

携帯キャリアの乗り換え時に発生する費用

項目 料金
MNP転出手数料 原則無料
解約金/違約金 原則無料
スマホ端末の残金 支払いが残っている場合は一括払いが原則
スマホ端末の購入費 新しく購入した場合限定
事務手数料 3,300円(税込)

携帯キャリアを変更する場合、どのキャリアであっても、基本的にMNP転出手数料と解約金は発生しません。

契約解除にかかる費用負担は、事務手数料と端末代だけなので、負担が小さく手軽に乗り換えができるようになっています

乗り換え手続きが不要なケース

ドコモからahamoへの乗り換え

ドコモからahamoへの乗り換えをするときには、手続きは不要です。

ahamoはドコモの新料金プランとして設計されているので、MNPやSIM解除をしなくても安いプランへ変更することができます

ahamoとは

ahamoとは、20GBを月額2,970円(税込)で利用できるドコモの新料金プランです。5分間のかけ放題がついているので、電話をよく利用するという方に向いています。

また、ドコモは5G基地局数が最も多いキャリアであるため、安定した通信を低価格で利用したいという方にピッタリです。

KDDIブランドの乗り換え手続き

auからUQモバイル・povoへ乗り換えをするときには、手続きは不要です。ドコモ同様、MNPやSIM解除なしで安いプランへキャリア変更をすることができます

今のスマホをそのまま使って安いプランに乗り換えることができるので、au携帯の料金が高いけれど面倒な手続きはしたくないという場合は、UQモバイルかpovoへの切り替えがおすすめです。

UQモバイルとは

UQモバイルとは、auの通信回線を使った格安SIMキャリアです。データ容量に合わせた「くりこしプランS/M/L」の3プランが用意されており、シンプルな料金設計が特徴です。

また、UQモバイルでは、余ったデータを翌月に繰り越しすることができるので、データ通信をあまり使わなかった月も、ギガを無駄にすることなくお得に使うことができます。

povoとは

povoとは、20GBを月額2,700円(税込)で利用できるauの新料金プランです。20ギガあたりの月額料金は3大キャリアの中で最も安いので、コストパフォーマンス重視で通信キャリアを選びたい方におすすめとなっています。

povoでは、データトッピング方式という必要なギガ数だけ購入できる仕組みが採用されているので、ギガを無駄にすることなく自分に合った通信プランが選べるのが魅力です。

ソフトバンクブランドの乗り換え手続き

ソフトバンクからワイモバイル・LINEMOへ乗り換えをするときには、手続きは不要です。ドコモやau同様、MNPやSIM解除なしで安いプランへキャリア変更をすることができます

現在使っている端末を引き継ぐ場合も、端末の残債が一括請求されることはないため、乗り換えハードルが低いのが魅力です。

ワイモバイルとは

ワイモバイルとは、ソフトバンクの通信回線を使った格安SIMキャリアです。データ容量に合わせた「シンプルプランS/M/L」の3プランが用意されており、家族割の割引額が大きいのが特徴となっています。

そのため、ワイモバイルは、家族全員の携帯代金を安くしたいと考えている方や、スマホを複数台お持ちの方におすすめの通信キャリアです。

LINEMOとは

LINEMOとは、20GBを月額2,728円(税込)で利用できるソフトバンクの新料金プランです。LINEのデータカウントなしで、さらにLINEスタンプが無料で使えるので、LINEをよく使う方に評判となっています。

また、3ギガ月額990円(税込)の小容量プランも用意されているので、自分の通信容量に合わせた料金プランを選ぶことが可能です。

携帯乗り換えがおすすめな4大キャリアまとめ

ドコモはパソコンやタブレットも使いたい人におすすめ

料金プラン(税込) 5Gギガホ プレミア:7,315円
5Gギガライト:3,465〜6,765円
ギガホ プレミア:7,205円
ギガライト:3,465〜6,765円
データ通信量 5Gギガホ プレミア:無制限
5Gギガライト:1~7GB
ギガホ プレミア:60GB
ギガライト:1~7GB
初期費用(税込) 3,300円
オンラインショップなら無料

ドコモは、パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末を使われる方におすすめの携帯キャリアです。ドコモのデータ無制限プランでは、データ通信とテザリングが使い放題なので、パソコンやタブレットを外出先でネット接続したいという方に向いています。

また、ドコモの機種購入割引は、最大7万円以上の値引きが受けられるので、新しいスマホ安く購入したいという方にもピッタリです。

ドコモのキャンペーン情報

  • 5G WELCOME割
    他社からの乗り換えで新規端末購入した場合dポイント2万pt
  • SIM乗り換えキャンペーン
    SIMだけの乗り換えでdポイント1万pt(オンラインショップ限定)
  • 機種購入割引
    新規端末購入時の端末値引き(オンラインショップ限定)

ドコモでは、現金キャッシュバックキャンペーンは実施していません。5G WELCOME割もSIM乗り換えキャンペーンもdポイントでの付与になります。

なお、ドコモではドコモ光と同時契約をすることで、通信費が毎月最大1,100円ずつ割引されるセット割が受けられるので、携帯キャリアをドコモにしたらインターネット回線もドコモで揃えるのがおすすめです。

auは動画も音楽も使い放題のキャリアを探している人におすすめ

料金プラン(税込) 使い放題MAX 5G/4G:7,238円
使い放題MAX 5G with Amazonプライム:8,008円
使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P):8,338円
使い放題MAX 5G/4G テレビパック:9,108円
使い放題MAX 5G ALL STAR パック:9,988円
ピタットプラン 5G/4G:2,178円〜
データ通信量 上限80GB:使い放題MAX 5G ALL STAR パック
上限70GB:使い放題MAX 5G テレビパック
上限60GB:使い放題MAX 5G Netflixパック(P)、使い放題MAX 5G Netflixパック、使い放題MAX 5G with Amazonプライム
上限30GB:使い放題MAX 5G 
初期費用(税込) 3,300円

auは、スマートフォンで動画や音楽などのエンタメコンテンツを利用することが多いという方におすすめの携帯キャリアです。

AmazonプライムやNetflixといったサブスク型動画視聴サービスがお得に利用できる携帯プランが用意されているので、サブスクに払う費用を抑えたい方に向いています。

auのキャンペーン情報

  • SIM乗り換え
  • PAY残高1万円相当還元
    オンラインショップ限定
  • au Online Shopお得割
    新規端末購入割引(オンラインショップ限定)

auへ携帯キャリアを変更するときには、SIM乗り換えの乗り換えだけでもキャンペーンが適用されるのが魅力です。

また、端末をお得に購入したいならオンラインショップを使うと、端末購入割引が受けられます。

ソフトバンクは特典が豊富なキャリアを探している人におすすめ

料金プラン(税込) メリハリ無制限:7,238円
ミニフィットプラン+:3,278〜5,478円
スマホデビュープラン:990〜2,178円
データ通信量 メリハリ無制限:制限なし
ミニフィットプラン+:0〜3GB
スマホデビュープラン:3GB
初期費用(税込) 3,300円

ソフトバンクは、Yahoo!ショッピングやPayPayがお得に利用できるので、特典が豊富なキャリアを利用したいという方におすすめです。

例えば、ソフトバンクでは、Yahoo!ショッピングのYahoo!プレミアム(通常価格550円(税込))が無料で使えたり、PayPayとの連携で最大半額相当のPayPayポイントがキャッシュバックされます。

また、YouTube premiumが6ヶ月間無料で利用できるなど、自分がよく利用するサービスがお得になる場合であれば魅力的なキャリアと言えます。

ソフトバンクのキャンペーン情報

  • web割(オンライン限定)
  • 新トクするサポート

ソフトバンクへ携帯キャリアを変更する場合、ドコモやauのようにSIM単体でのキャッシュバックはありません。

ただ、新規端末を購入するときは、どの端末でも2万1,600円の割引が受けられるので、iPhone13のような最新端末を安く購入したいという方におすすめです。

楽天モバイルは通信料金の安いキャリアを探している方におすすめ

料金プラン(税込) 1GBまで:0円
1〜3GBまで:1,078円
20GBまで:2,178円
20GB以上:3,278円
データ通信量 無制限
契約初期費用 無料

楽天モバイルは、1ギガ以下なら月額料金が無料になる携帯キャリアです。ドコモやau、ソフトバンクでは月額料金無料プランを打ち出していないため、このプランは楽天モバイルの大きな強みと言えます。

また、楽天モバイルでは、20ギガ以上データ通信を使った場合、ずっと3,278円(税込)で利用することができるので、月々のデータ通信が少ない人も多い人もお得に利用することができます

楽天モバイルのキャンペーン情報

  • iPhone 13シリーズ最大24,000ポイント
  • iPhone 12シリーズ最大8,000ポイント
  • Android最大1万9,000円相当ポイント還元

楽天モバイルでは、キャリア変更に伴うキャンペーンは現在行なっていません。(2022年9月時点)

しかし、iPhone13やiPhone12などの最新端末を購入する場合は、端末に応じてポイント還元があるので、スマホをお得に購入したいという方におすすめです。

携帯キャリアを乗り換える際の注意点

乗り換えキャンペーンには条件がある

携帯キャリアの乗り換えキャンペーンは、各キャリアが積極的に実施していますが、キャンペーン適用の条件が用意されている可能性もあります。

例えば、有料オプションへの加入や、高額な通信プランの契約が条件になっていることもあるため、申し込み前にキャンペーンの詳細を確認しましょう。

現在利用中のキャリアメールアドレスは使えなくなる

携帯キャリアを乗り換える場合、基本的に現在使っているキャリアメールは使えなくなります。

どうしても現在使っているキャリアメールを利用し続けたい場合は、キャリアメール移行サービスという有料オプションを使えば引き継ぎが可能です。
 
ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアメールアドレス
ドコモ @docomo.ne.jp
au @ezweb.ne.jp
ソフトバンク @softbank.ne.jp

キャリアメールアドレスは解約後31日以内の申し込みが必要

現在利用しているキャリアメールを新しいキャリアへ引き継ぐときには、サービス解約後31日以内にオプション契約が必要です。

解約から31日が経過すると、キャリアメール移行サービスは申し込みできなくなり、既存のキャリアメールアドレスは消去されます。
 
キャリアメール移行サービスの月額料金(税込)
ドコモ 月額330円
au 月額330円
ソフトバンク 月額330円

電話番号はMNP手続きをしないと継続できない

携帯のキャリア変更をする際に、電話番号を引き継ぎたいなら、MNP手続きが必要になります。

MNP手続きをせずに現在の携帯キャリアを解約してしまうと、電話番号の新規発行がされてしまい、引き継ぎができなくなってしまうので注意しましょう。

乗り換えには新規契約事務手数料がかかる

携帯キャリアの変更を行うときには、どのキャリアも3,300円(税込)の事務手数料が発生します。

ただ、ドコモとソフトバンクでは、オンラインショップからキャリア変更をおこなった場合に限り、事務手数料が無料になるため、お得に乗り換えを行いたい方は、オンラインショップを利用しましょう。

新規端末にする場合LINEデータが消える可能性がある

携帯キャリアの変更時に端末を新しくした場合、LINEのデータ移行時にトーク履歴が消える可能性があります。

LINEのデータを確実に引き継ぐには、LINE公式サイトにある「あんぜん引き継ぎガイド」を見ながら手続きを行うのが安心です。

解約時の月額料金は日割り換算されない

現在利用している携帯キャリアを解約した場合、解約時の月額料金は日割り換算されません。

月初にキャリアを解約をしてしまうと、無駄に費用を払うことになるため、月末の乗り換えがおすすめです

まとめ

携帯キャリアを変更するには、MNPやSIMロックの解除が必要になる場合がありますが、簡単に手続きできるので、乗り換えハードルは低くなっています。

キャリア変更時には、自分に必要なデータ通信容量とスマホの利用目的を明確にすると、適切なキャリアを選択できます。

現在は、どのキャリアに乗り換えても、MNP料金や解約金は掛からなくなっているため、スマホ料金が高いと感じる方や、携帯端末を新しいものにしたいと考えている方は、この機会にキャリア変更してみましょう。
 

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この記事を書いたライター

Wiz Cloud編集部

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