メッシュWi-Fiで速度が安定!気になるメリットや中継器との違い

自宅や店舗、オフィスなどのあらゆる室内空間において、複数のデバイスがインターネットに繋がるように、Wi-Fi(ルーター)を設置している方は多いはず。
しかし多くのデバイスを繋げることによって、速度が思うように出なかったり、重く感じることが出てくることもあります。
そこで今回は、Wi-Fi環境の選択肢として注目の「メッシュWi-Fi」についてご紹介していきます。

メッシュWi-Fiとは?

メッシュWi-Fiとは、本体のルーターとサテライトを使って、より安定したWi-Fi環境を構築してくれる製品です。サテライトはルーターの子機ではなく、本体ルーターと同様の機能を持っている点もポイント。
メッシュ=網目状という言葉の通り、Wi-Fiの電波を網目状に展開して、快適なインターネット環境に役立つものと言えるでしょう。大きな広い部屋、2階3階と電波を届けたいという場合に特に有効なアイテムです。
もともとは業務用として公衆無線LANなどに活用されていたものですが、現在までに店舗やオフィスはもちろん、ご家庭用のWi-Fiとしても注目されています。

》メッシュWi-Fiとは?自宅でも選ばれ始めているメッシュWi-Fiを解説!

電波が届かない場所をなくしたい!それならばメッシュWi-Fi

自宅や店舗、オフィスなどで、なかなかWi-Fiが繋がらない場所があったり、全体的に速度が遅く感じるなどWi-Fi環境にお困りのケースが多くあるでしょう。
そんなときに効果的なのがメッシュWi-Fi。本体ルーターとサテライト(子機のようなもの)がそれぞれ網目状にネットワークを作り、Wi-Fi環境を強化してくれるのです。
サテライトも本体も同じルーターとして機能するため、1つのルーターに負担がかかることも防いでくれるでしょう。

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メッシュWi-Fiサービス比較

メッシュWi-Fiとして人気のメーカーを対象に、最新機種をご紹介していきます。それぞれ特徴が異なるため、ご自身にあったものを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

Google Nest Wifi

スタイリッシュなデザインが目を引くGoogle Nest Wifi。MU-MIO、同時デュアルバンド対応も魅力です。設置方法によっては、最大200台もの端末を接続することができるため、ご家庭はもちろん店舗やオフィスにもおすすめできるでしょう。しかしWi-Fiの最新規格であるWi-Fi6には対応していません。

BUFFALO WRM-D2133HS

こちら本体1台で2LDK、専用中継器1台追加によって3LDKと、台数を増やすことで範囲を拡大していくことが可能です。主要なIPv6に対応しています。ビームフォーミング昨日やデュアルバンド機能対応な点も魅力でしょう。おしゃれなデザインにも注目!

ELLECOM e-Meshスターターキット

本体と専用中継器がセットになった製品。 戸建てなら3階建て、マンションなら4LDKの広さに対応できます。本体と専用中継器がペアリング設定済み、電源を入れればWi-Fiに自動接続される点も簡単で嬉しいメリット。そのほか、IPv6、バンドステアリング機能、ビームフォーミングZ、MU-MIMOなど機能性も抜群です。
また、置き方にも関しても縦横壁掛けなど、柔軟な設置方法が可能となっています。
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メッシュWi-Fiと一般的なWi-Fiの違い

一般的なWi-Fiの特徴や問題点

これまでの一般的なWi-Fiでは、1台のルーターにスマホやパソコンなどのデバイスを集中して繋ぐというスタイルでした。多くのデバイスを繋いだり、利用する家族が複数人いる場合には1台のルーターに負担がかかり、安定した電波の供給に支障が出やすいという問題点があります。

メッシュWi-Fiの特徴

メッシュWi-Fiでは、ルーターとサテライトという機器を使って、電波を網目状にネットワークを展開する仕組みになっています。特徴としては、全体を通して一つのWi-Fiとして機能するところ。網目状のネットワークの構築により、繋ぐデバイスが最適な機器に自動接続されるようになっていて、機器にかかる負荷が分散されるようになっています。
ここが一般的なWi-Fiとの大きな違いで、一つのルーターに集中接続するような仕組みではないのです。

メッシュWi-Fiと中継器の違い

メッシュWi-Fiと混同しがちなのが「中継器」。
電波を細かいところまで届けるという点や、より広い範囲にもWi-Fiん電波を届けてくれるという点では同じです。
しかし、中継器は本体のルーターの電波を中継する橋渡し的存在であるため、一般的なWi-Fi同様に、本体のルーターに負担がかかるのです。
メッシュWi-Fiは、複数台のサテライトを含めた全体で電波を分散させることができますが、中継器にこうした機能はないのです。
また、Wi-Fi接続において、本体ルーターと中継器のどちらに繋げるかも自動ではなく手動で切り替えが必要なのが中継器。この点も、最適な接続を自動切り替えしてくれるメッシュWi-Fiとの違いと言えるでしょう。

》中継器にはないメッシュWi-Fiの魅力を解説!

メッシュWi-Fiのメリット

では、具体的なメッシュWi-Fiの代表的なメリットをチェックしていきましょう。
快適なWi-Fi環境構築のために、網目状のネットワークシステムが作られる、最適なサテライトへの接続を自動で切り替えてくれるなどのメリットがあるメッシュWi-Fi。ほかにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

サテライトを増やせる

メッシュWi-Fiでは、本体となるルーターとともにメッシュWi-Fiのネットワークを構築するためにサテライトを設置することになります。このサテライトの台数は適宜増やすことができるため、より細かい範囲や広い範囲にネットワークを拡大することが可能になるでしょう。
同じサテライトを増やしていくことになるため、無駄になったり買い替えの心配もありません。

設定が簡単

メッシュWi-Fiの設定は簡単とも言われています。基本的には購入したメーカーの指定のアプリをダウンロードして説明に沿って設定。最初にメッシュWi-Fiをモデム等に繋ぎ、アプリ上で機器登録、SSIDの設定とパスワードを登録のような簡単な流れで完了します。
すぐに使えるようになるという点も、メリットの一つでしょう。
》【民泊WiFiとは】評判や費用感、特徴を解説!

メッシュWi-Fiのデメリット

 ここまでメッシュWi-Fiの長所ばかりご紹介してきました。しかしメッシュWi-Fiにも弱点はあるはず。具体的に上げられるデメリットをチェックしていきましょう。

複雑な設定やカスタマイズができない

メリットの裏返しにもなりますが、メッシュWi-Fiは設定が簡単であるため、逆にいうと細かい設定はできません。こだわりがあって、こまかい設定を行いたいという場合にはデメリットになり得るかもしれません。

同製品じゃないと使えない

メッシュWi-Fiのネットワークは同一製品で構築するのが基本です。そのため、メーカーが異なるもののサテライトを設置しても使用できません。そのため、複数のメーカーのサテライトを使い比べるような、メーカーや機種の種類を混ぜて使うことはできないのです。

一般的なWi-Fiより値段が高い

新しい製品でもあるため、これまでの一般的なルーターと比較すると値段は高い傾向にあるでしょう。一般的なルーターの場合3,000円以下のものも多くありますが、メッシュWi-Fiは10,000円以上(※)を想定しておく必要があります。
性能やスペックが高い製品が一般的なものより高額になるのは仕方ありません。しかし、今後メッシュWi-Fiがさらに浸透することで、低価格で購入できるようになる場合もあるでしょう。
※メーカーや店舗によっても異なります。

》メッシュWi-Fiのメリットデメリットは?どんな場合におすすめ?

メッシュWi-Fiをおすすめできるユーザー

メッシュWi-Fiは室内空間であれば基本的におすすめです。しかし、あまりにも繋ぐデバイスが少ない場合や一人暮らしで部屋が広くない場合など、メッシュWi-Fiの長所を最大限生かすことはできません。
そこで、最後に特にメッシュWi-Fiの設置をおすすめできるユーザーをご紹介します。

個人・家庭のおすすめユーザー

接続台数が多い

ご自宅のなかで、スマホやパソコンだけでなくIoT家電などをお使いの場合は、通常よりも多くの端末をWi-Fiに繋ぐことになります。そのため、接続可能台数が多くてもネックにならないメッシュWi-Fiがおすすめです。

世帯人数が多い

複数の方が暮らす場合、その分インターネットに接続する端末も多くなりますよね。こうした場合は、接続可能台数がより多く、安定したネットワークを作ってくれるメッシュWi-Fiがおすすめです。

家が広い(部屋数が多い)

​​​ご自宅が戸建ての場合や、部屋数が多い場合、広範囲にWi-Fiの電波を届けなくてはなりません。こういったケースでも役立つのがメッシュWi-Fi。広い空間や上の階にもしっかり安定したWi-Fiのネットワークを構築してくれるでしょう。

》メッシュWi-Fiは戸建てでもマンションでも使える?

法人・店舗のおススメユーザー

飲食店

飲食店は複数のお客様がスマホの通信を行うでしょう。お客様のスマホで契約している容量を使う場合もありますが、通信量の節約のためにWi-Fi接続環境があればこちらを使いたいという場合も多いはず。
一度に多くのお客様がWi-Fiに繋いだ場合、ルーターに負担がかかり、電波供給も安定しません。
メッシュWi-Fiにすることで、各お客さまに最適なWi-Fi電波を利用することができるようになるでしょう。
特に広いフロアや複数階の経営をしている場合には有効です。

》メッシュWi-Fiの導入事例!飲食店での導入で、売り上げも満足度も改善?

オフィスや事務所

比較的小さなオフィスや事務所等にもメッシュWi-Fiはおすすめ。オフィスの場合、複数のノートパソコンやスマホなど、一人台以上のデバイスを繋ぐ可能性が高いはず。この環境で1台のルーターのみで対応する場合、当然速度が低下したり、安定しないという事態を招くかもしれません。
人数や数に応じて、サテライトを増やすことで安定した接続が期待できるようになるでしょう。

》メッシュWi-Fiの導入事例!保育園にも導入できる!オフィスや事務所でも快適な通信環境を!

メッシュWi-Fiを導入するなら

そこでメッシュWi-Fiとしておすすめしたいのが、TP Link社のメッシュWi-Fi。人気のDecoシリーズとして展開しています。
たとえばDecoM4(AC1200 メッシュWi-Fiユニット)なら、最大260平方メートルという広範囲に電波を拡張。足りない場合でも、都度追加できるため、自由にWi-Fiの範囲を拡大していけます。また、最大1167Mbpsの速度、主要なプロバイダやモデム製品とも連携できるのも嬉しい点です。
TP Linkではほかにも人気のメッシュWi-Fiを展開。是非状況にあった製品を検討してみてはいかがでしょうか。

》【TP Link製品の評判】ユーザーからの評判はどう?選ぶ際のポイントやTP Linkおすすめ機種

まとめ

今回は、Wi-Fiとして今注目のメッシュWi-Fiをご紹介しました。
網目状に張り巡らされたネットワークを構築し、より快適で最適なサテライトやルーターに繋いでくれる仕組みのメッシュWi-Fi。特に店舗や小規模オフィスなどには、取り入れたい製品です。

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