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目次

  1. 家庭用では不十分?業務用Wi-Fiが必要な理由
    1. 業務用Wi-Fiと家庭用Wi-Fiの違いを比較
    2. (1)同時接続台数と通信安定性の違い
    3. (2)セキュリティ・管理機能の充実度
    4. (3)保証・サポート体制による信頼性の差
  2. オフィス・法人向けWi-Fiルーターの選び方
    1. 通信規格(Wi-Fi 6/6E/7)と速度の目安
    2. オフィス規模に応じた同時接続台数とストリーム数
    3. 有線LANポート(PoE/Gbps)の性能と拡張性
    4. リモート設定・遠隔管理に対応しているか
    5. 設置タイプ別の特徴(据え置き/AP分散/工事不要)
  3. オフィス・法人向けWi-Fiルーターおすすめ11選
    1. 低予算・短期利用向け|ホームルーターおすすめ3選
    2. 小規模オフィス向け|高性能ルーター一体型モデルおすすめ5選
    3. 広範囲・多拠点向け|アクセスポイント分散型おすすめ3選
    4. 集客効果と運用サポートを重視するなら「プラットWiFi」
  4. 【メーカー別】法人向けWi-Fiルーターの特徴と選び方
    1. BUFFALO(バッファロー)|長期保証に強い
    2. YAMAHA/NEC|VPN構築と安定通信に優れる
    3. USEN/NTT|導入から運用まで一括サポート
  5. オフィスWi-Fiが遅い原因とルーター安定稼働のポイント
    1. 最適な設置場所と電波干渉を防ぐ配置のコツ
    2. オフィスのWi-Fiが遅い・途切れるときの原因と解決策
    3. ファームウェア更新とセキュリティ管理の基本
  6. オフィスにWi-Fiを導入する手順
  7. まとめ|オフィスに最適なWi-Fiルーターを選ぶには
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【2025年版】オフィス向けWi-Fiルーターおすすめ11選徹底比較|小規模・多拠点・メーカー別

「オフィスのWi-Fiが遅いのはなぜ?」
「家庭用ルーターでも業務に使える?」
「法人向けWi-Fiはどれを選ぶべき?」


オフィスで快適な通信環境を整えるには、単に“つながる”だけでなく、安定性・セキュリティ・運用サポートまで考慮することが欠かせません。

しかし、家庭用ルーターと業務用ルーターの違いや、オフィス規模に応じた最適な構成を正しく理解していないと、速度低下や通信トラブルが頻発する恐れがあります。

本記事では、法人向けWi-Fiルーターの選び方とおすすめ機種を、接続台数・拠点数・運用体制別にわかりやすく解説します。

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目次

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家庭用では不十分?業務用Wi-Fiが必要な理由

業務用Wi-Fiと家庭用Wi-Fiの違いを比較

業務用Wi-Fiと家庭用Wi-Fiの違いは、単なる「通信速度」ではなく、 長時間の安定稼働と安全な業務継続を前提に設計されているかどうか にあります。

業務用Wi-Fiは、多数の端末を同時に安定接続し、セキュリティを確保しながら業務を止めないための通信インフラです。

一方、家庭用ルーターは個人利用(数名規模)を想定しているのに対し、業務用モデルは会議室・工場・多拠点オフィスなど、数十〜数百人が同時に通信する環境での稼働を前提に構築されています。

さらに、遠隔での監視やユーザー単位でのアクセス制御が可能な管理機能を備えており、運用の信頼性は家庭用とは一線を画します。

  業務用Wi-Fi 家庭用Wi-Fi
同時接続台数 数十〜数百台(例:40台以上) 5〜20台程度
安定性
処理性能
高負荷・長時間稼働に強い設計 多台数接続で速度低下しやすい
セキュリティ
機能
IEEE 802.1X認証(ID認証)/VLAN分離(仮想ネットワーク分割)/アクセスログ管理 WPA2/WPA3による基本的暗号化のみ
管理機能 クラウド経由で一元設定・遠隔監視が可能 手動設定のみ/外部管理非対応
保証・サポート 3〜5年保証・法人専用窓口あり 1〜2年保証・一般サポート対応

(1)同時接続台数と通信安定性の違い

家庭用ルーターは、搭載されているCPU(中央処理装置)やメモリ容量が限られており、20台を超える接続で帯域(通信経路の幅)が逼迫し、速度が低下します。

一方、 業務用モデルは高性能CPUと大容量メモリを搭載し、データ処理を複数経路に分散できる構造 です。

さらに、Wi-Fi 6以降で採用されているMU-MIMO(同時多端末通信)やOFDMA(周波数分割多重)に対応しており、利用端末が多くても通信遅延が発生しにくい設計です。

この安定性は、Web会議やクラウド利用が集中するオフィスや、100台以上の端末が稼働する工場・ホテル・教育施設などで特に効果を発揮します。

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(2)セキュリティ・管理機能の充実度

業務用Wi-Fiは、 社内ネットワークを外部攻撃から守るために、多層防御型のセキュリティ構造を採用 しています。

代表的なのがIEEE 802.1X(ユーザー認証プロトコル)で、利用者ごとにIDとパスワードを割り当て、認証サーバーでアクセスを制御します。

さらに、部署や来客向けネットワークをVLAN(仮想LAN)で分離することで、第三者が内部データへ侵入するリスクを防げます。

(3)保証・サポート体制による信頼性の差

業務用ルーターは、 業務停止リスクを最小限に抑えるための保証制度とサポート体制が充実 しています。

家庭用では1〜2年保証・メール対応が一般的ですが、法人向けは3〜5年保証を標準とし、故障時には先出し交換(代替機の即日発送)や24時間対応の専用サポート窓口を設けるメーカーもあります。

また、契約期間中にファームウェア(機器の制御ソフト)更新やセキュリティパッチの提供を受けられる場合もあり、常に最新状態を維持することが可能です。

通信が止まることが「業務の停止」に直結する法人では、こうした運用サポートの差が信頼性の根幹を支えている

オフィス・法人向けWi-Fiルーターの選び方

編集部

Wi-Fiルーターは、インターネット回線を社内のPCやスマートフォンに分配する“通信の中枢”です。
通信の安定性やセキュリティを左右する重要な機器であり、アクセスポイントや中継器よりも優先して選定すべき要となります。

  • 通信規格(Wi-Fi 6/6E/7)と速度の目安
  • オフィス規模に応じた同時接続台数とストリーム数
  • 有線LANポート(PoE/Gbps)の性能と拡張性
  • リモート設定・遠隔管理に対応しているか
  • 設置タイプ別の特徴(据え置き/AP分散/工事不要)

通信規格(Wi-Fi 6/6E/7)と速度の目安

Wi-Fiの規格は、通信速度と安定性を左右する最も基本的な要素です。

現在の主流であるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)は、理論上の最大速度が9.6Gbpsと高く、多数の端末を同時接続しても速度低下しにくい設計 です。

次世代のWi-Fi 6Eは、従来の2.4/5GHz帯に加え、新たに6GHz帯を利用できるため、電波干渉の少ない高速通信を実現します。

さらにWi-Fi 7(IEEE 802.11be)では、最大約46Gbpsの超高速通信が可能になりますが、対応機器が限られるため、導入前に社内のPCやスマートデバイスが対応しているかを確認することが重要です。

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オフィス規模に応じた同時接続台数とストリーム数

オフィスの通信環境を安定させるには、同時接続台数に余裕を持たせた設計が欠かせません。 従業員1人あたり、PC・スマートフォン・周辺機器を含め3台程度の接続を想定すると適切 です。

加えて、データの送受信経路を表すストリーム数(アンテナ数)が多いモデルほど、同時通信時の効率が高まります。

例えば、「4×4 MIMO(4ストリーム同時通信)」対応機種は、4系統の信号を並列処理できるため、中規模オフィスでもWeb会議やクラウド業務を安定して運用できます。

有線LANポート(PoE/Gbps)の性能と拡張性

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、有線LANポートの性能も重要な判断基準です。

PoE対応モデルは、LANケーブル1本で通信と電力供給を同時に行えるため、天井や壁面など電源を取りにくい場所にアクセスポイント(AP)を設置する際に便利です。

また、 データ転送量の多いオフィスでは、2.5Gbpsや10Gbps対応の高速LANポートを搭載したルーターを選ぶ ことで、NASや社内サーバー間のファイル転送をよりスムーズに行えます。

配線をシンプルに保ちながら、高速ネットワークの拡張に備えた構成を意識することが大切

  • ※PoE…Power over Ethernetの略で、LANケーブル1本で「データ通信」と「電力供給」を同時に行う技術のこと
  • ※NAS…Network Attached Storage(ネットワーク接続型ストレージ)の略で、社内ネットワークに接続して複数の端末から同時にアクセスできる共有型のデータ保存装置

リモート設定・遠隔管理に対応しているか

拠点が複数ある企業や、IT専任者を置けない中小企業では、遠隔からの管理機能が運用効率を大きく左右します。

クラウド型の管理ツールを用いることで、インターネット経由で機器の状態監視・設定変更・再起動などを一元的に行うことが可能 です。

さらに、初期設定を自動で適用するゼロタッチ導入対応モデルなら、現地作業を行わずに機器の登録・設定を完了できます。これにより、導入工数を大幅に削減し、障害発生時の対応スピードも向上します。

設置タイプ別の特徴(据え置き/AP分散/工事不要)

Wi-Fiルーターの設置方式は、オフィスの規模や構造に合わせて選ぶことが重要 です。

据え置き型は小規模オフィスに適したシンプル構成、アクセスポイント分散型は広範囲や多拠点に対応する拡張構成、工事不要型は短期利用や仮設環境に向いています。

設置タイプ 据え置き型 アクセスポイント分散型
(有線接続)
工事不要型
(モバイル回線利用)
概要 ルーター1台で通信をまかなう基本構成。 ルーターと複数のアクセスポイント(AP)をLANケーブルで接続。 LTE/5G回線を利用するホームルーター・ポケットWi-Fi。
推奨環境 一室完結型の小規模オフィス/SOHO 複数フロア/倉庫併設オフィス/学校・工場など広範囲 光回線が敷設できないテナント/仮設オフィス/イベント会場
メリット 初期費用が安く、設置・設定が容易。 広い面積でも安定通信が可能。PoE対応なら電源工事が不要。 工事不要で即日導入可。電源を入れるだけで稼働。
デメリット カバー範囲が狭く、多台数接続では速度低下の恐れ。 LAN配線工事が必要な場合があり、初期コストが高め。 通信の安定性・速度は固定回線に劣る。データ容量制限に注意。

なお、将来的な拡張や拠点追加を見据える場合は、アクセスポイント分散型やクラウド管理型を選ぶことで、柔軟なネットワーク運用が可能になる

業務用ルーターの選び方|家庭用との違いとおすすめ機能を解説

業務用ルーターと家庭用ルーターの違いをわかりやすく整理しながら、自社に合った選び方やおすすめモデルを紹介

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オフィス・法人向けWi-Fiルーターおすすめ11選

低予算・短期利用向け|ホームルーターおすすめ3選

ホームルーター(置くだけWi-Fi)は、 光回線の工事を行わずに即日導入できる無線型インターネット機器 です。

電源を入れるだけで利用できるため、開業準備中のオフィスや期間限定拠点、イベント会場などで特に重宝されます。通信には4G LTEや5G回線を使用し、回線開通を待たずに数日以内で稼働可能です。

通信の安定性は固定回線に劣るものの、ポケットWi-Fiよりも高出力アンテナを搭載しているため、電波強度・同時接続性能が高い点が特徴です。

製品名 シンプルフリーWi-Fi BizAir NTTドコモ home 5G HR02
データ容量 無制限 大容量 無制限(5G)
5G対応 5G対応 WiMAX 5G ドコモ 5G/4G
法人向け
メリット
【業務用と公衆用Wi-Fiを1台で分離利用可能】店舗・オフィスで業務ネットワークと来客用Wi-Fiを同時運用でき、セキュリティと顧客満足度を両立。
【インバウンド対策に最適】携帯キャリアを問わず接続可能で、海外キャリアにも対応。外国人来訪者の利便性向上に貢献。
【現地訪問サポート対応】通信不具合が発生した場合、専任担当者が現地訪問して原因調査・解決まで行うため、安心して導入可能。
【3ネットワーク対応の広域カバー】「WiMAX2+」「au 4G LTE」「au 5G」の3回線を利用し、全国ほぼ全域を安定カバー。
【固定電話オプションあり】WiMAXプロバイダでは珍しく、固定電話番号をスマートフォンで利用可能。最短3日で固定電話回線を開通でき、光回線代替にも最適。
【設置場所の柔軟性】電源を挿すだけで利用可能。光回線が敷設できない仮設オフィス、キッチンカー、イベント会場などでも運用できる。
【広範囲をカバーするメッシュWi-Fi対応】Wi-Fi EasyMesh™機能で複数のルーターを連携し、広いオフィスや多層フロアにも安定した通信環境を構築可能。
【高性能アンテナによる電波最適化】5G電波を効率的にキャッチし、不安定な環境でも通信品質を維持。
【5Gによる高速・低遅延通信】オンライン会議やクラウド業務、大容量データ転送でもラグの少ない安定接続を実現。
月額料金
(税込)
5,500円/月 4,378円〜/月(WEB申込の場合) 要問い合わせ

【シンプルフリーWi-Fi】コンセントに挿すだけの業務用Wi-Fi

工事不要で使える業務用Wi-Fi。コンセントを挿すだけで、業務用とフリーWi-Fiを同時に利用でき、回線工事が難しい場所でも手軽に快適なネット環境を整備できます。

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【BizAir(ビズエアー)】5G回線が無制限に使える

回線工事不要で、コンセントに挿すだけで使える法人向け5G Wi-Fiサービス。WiMAXの安定した通信を無制限で利用でき、手軽にネット環境を整備できます。

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小規模オフィス向け|高性能ルーター一体型モデルおすすめ5選

小規模オフィスやSOHO環境では、Wi-Fiルーターとアクセスポイント(AP)が一体化したモデルが導入しやすく、配線もシンプルで運用負担を抑えられます。

家庭用機種と異なり、 同時接続台数やVPN・セキュリティ機能が強化されており、複数端末を安定して稼働させながら長期間利用可能 です。

また、IT担当者が常駐しない職場では、遠隔から設定・監視ができる管理機能や、長期保証・保守対応の充実度が選定時の大きなポイントとなります。

  TP-Link Archer AX50 BUFFALO VR-U300W NEC Aterm Biz SH6042A YAMAHA NWR100 ASUS BRT-AC828
推奨同時接続台数 最大48台/最大256台 推奨40台/最大256台 約36台 約30台 約80台
通信規格 Wi-Fi 6(11ax) Wi-Fi 6(11ax) Wi-Fi 6(11ax) Wi-Fi 6(11ax) Wi-Fi 5(11ac)
管理機能 管理アプリ「Tether」で設定・VPN構築可能 無償リモート管理サービス「キキNavi」、集中管理ソフト「WLS-ADT」対応 GUI管理・遠隔設定対応 「ウェルネスモニター」によるトラブル自動検知・改善提案、直感操作GUI コンテンツフィルタ/IPS(侵入防止)機能を標準搭載
保証・保守 標準3年保証 標準5年保証、最長7年保守パックあり 標準5年保証 ヤマハ独自の品質試験をクリア、長期利用を想定した高耐久設計(保証は要確認) 要問い合わせ(法人向け設計)
メリット
  • 最大256台同時接続で将来の拡張にも対応
  • セキュリティ機能「HomeCare™」内蔵で社内ネットワークを一括防御
  • ビームフォーミング機能で端末方向に電波集中、通信遅延を最小化
  • 最長7年保証+法人専用サポート窓口で長期安定運用を実現
  • 無料遠隔管理サービス「キキNavi」で拠点の状態を一元管理
  • IEEE 802.1X認証対応により社内情報の不正アクセスを防止
  • コストを抑えながらWi-Fi 6+5ストリーム構成で安定通信
  • WPA3/MAC認証対応で堅牢なセキュリティ
  • 小規模オフィス専用設計で省スペース・静音運用を実現
  • ネットワーク異常を自動検知・改善提案する「ウェルネスモニター」を搭載
  • IKEv2方式のVPNで安全なリモートアクセスを構築
  • 直感操作のGUIと自動設定でIT担当不在でも導入が容易
  • MU-MIMO対応で多端末接続時も安定通信
  • IPS/フィルタリング機能により不正通信を遮断
  • 来客用Wi-Fiを簡単に開設でき、店舗併設オフィスにも最適

TP-Linkの評判・口コミ!やばいって本当?安全性・バックドアの心配・生産国について解説

TP-Linkの評判や実際の口コミを踏まえ、安全性や生産国に関する疑問をわかりやすく解説

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広範囲・多拠点向け|アクセスポイント分散型おすすめ3選

複数フロアや広いオフィス、複数拠点を持つ企業では、Wi-Fiルーターとアクセスポイント(AP)を分離して複数配置する「分散構成」が理想 です。

特にPoE(LAN給電)対応モデルなら、LANケーブルから電力供給が可能なため、電源工事が不要で設置場所の自由度が高まります。

さらに、クラウド管理型APを採用することで、遠隔から全拠点の通信状況をリアルタイムに監視・制御でき、障害対応の迅速化にも寄与します。

加えて、ゼロタッチ導入(遠隔自動設定)対応モデルを導入すれば、現地での初期設定が不要となり、拠点展開や機器入れ替え時の運用負荷を大幅に軽減可能です。

      NTT東日本 ギガらくWi-Fi(マネージド) BUFFALO WAPMシリーズ(分散型AP) Cisco Meraki MRシリーズ(クラウドAP)
導入形態 クラウド型マネージドサービス ハードウェア単体導入(自社運用) 完全クラウド管理型(SaaS連携可)
適した環境 店舗・医院・中小企業など運用委託型 工場・倉庫・学校・自治体など高密度環境 多拠点・本社統合ネットワーク
推奨接続台数/AP 最大100台(Wi-Fi 6プラン) 約60〜80台(モデルにより異なる) 100台以上対応(高密度環境最適化)
給電方式/設置性 PoE給電(LANケーブルから電力供給) PoE対応。天井・壁面設置可 PoE+クラウド制御で配線を最小化
管理・運用機能 クラウド管理+365日サポート窓口 「キキNavi」でAP稼働監視・遠隔再起動可 Webダッシュボードで全拠点を一元可視化
セキュリティ 帯域制限/ゲストWi-Fi分離設定可 VLAN/RADIUS認証対応、通信ログ管理 接続履歴分析/ゲストアクセス制御対応
主な特徴 設定不要・代替機無償交換で運用負担ゼロ 防塵・防水モデルあり(屋外対応) コントローラ不要・ゼロタッチ導入対応
導入事例 医院・小売チェーン・飲食店 製造業・教育機関・自治体 ホテル・オフィスビル・全国拠点展開企業
料金目安 月額制(機器+運用込み) 機器単体:約4〜12万円/台 機器+サブスクリプション制(月額)

集客効果と運用サポートを重視するなら「プラットWiFi」

プラットWiFi」は、通信インフラの提供にとどまらず、オフィス環境の快適性と企業ブランド価値の向上を支援するクラウド型Wi-Fiサービスです。

社員や来訪者がWi-Fiに接続した際に、自動で自社サイトやコーポレートページを表示するリダイレクト機能を搭載しており、社外へのブランド訴求や企業イメージ向上にも活用できます。

機器には世界シェアNo.1のTP-Link社製業務用Wi-Fiルーターを採用し、最大100台までの同時接続に対応 。初期費用0円・月額制プランで導入でき、設定や監視はすべてクラウド上で完結します。

さらに、故障時は即日交換対応のレンタル体制を整えており、業務を止めない安定した通信環境と効率的な運用を実現可能です。

高性能ルーターを初期費用0円で導入可能

プラットWiFiの詳細はこちら

【メーカー別】法人向けWi-Fiルーターの特徴と選び方

BUFFALO(バッファロー)|長期保証に強い

バッファローの法人モデルは、長期稼働と運用のしやすさを両立した設計が特徴です。 標準で5年保証を提供し、Web登録により自動延長が可能。さらに、最長7年の保守パックにも対応 しています。

無料の遠隔監視ツール「キキNavi」や集中管理ソフト「WLS-ADT」を活用すれば、多拠点のWi-Fiルーター状態を一括で管理可能です。

防塵・防水仕様のモデルもあり、工場や倉庫などの高温・粉塵環境でも安定稼働します。

  • 標準5年保証(Web登録で延長可)、最長7年の保守パックあり
  • 無料ツール「キキNavi」、集中管理ソフト「WLS-ADT」対応
  • 防塵・防水モデル(例:WAPM-1266WDPRA)を展開
  • VLAN/RADIUS認証対応
  • 24時間稼働が求められる現場で採用多数

YAMAHA/NEC|VPN構築と安定通信に優れる

YAMAHAは、VPN構築と高い通信安定性に特化した法人Wi-Fiルーターの代表格 です。

標準でIPsec VPNに対応し、最大100拠点間の安定した通信を確立可能です。ネットワーク全体を可視化する「LANマップ」機能を搭載し、機器の状態を一目で把握できます。

NECの「Aterm Biz」シリーズは、Wi-Fi 6対応と法人向け5年保証を備え、小規模オフィスや拠点展開企業に最適です。​​​​​​​高性能CPUによるスループット性能と、静音・省スペース設計も評価されています。

※IPsec VPN…インターネット上に仮想的な専用線を作り、データを暗号化して安全に通信するためのVPN技術

  YAMAHA(RTXシリーズ) NEC(Aterm Bizシリーズ)
VPN構築 IPsec/L2TP対応、最大100対地VPN収容 テレワーク・拠点間通信に安定対応
安定性 高い回線維持率と自動復旧機能を搭載 高性能CPU+Wi-Fi 6対応で安定通信
管理機能 LANマップで接続機器を自動検出・可視化 GUI操作で直感的に設定・変更可能
保証・保守 標準3年保証、保守契約で24時間対応可 法人向け5年保証を標準提供
用途 本社・支社間VPN構築、教育・医療分野 小規模オフィス・店舗の信頼性確保に最適

USEN/NTT|導入から運用まで一括サポート

USENとNTTは、導入〜運用保守まで一括で支援するマネージド型Wi-Fiサービスに強みがあります

​​​​​​​NTT東日本の「ギガらくWi-Fi」は、初期設定不要・即日利用可能な利便性が特長で、故障時には代替機を即日発送。365日体制のサポートで、IT専任者がいない企業にも安心です。

​​​​​​​USENは「ビジネスWi-Fi」および「USEN AIR UNLIMITED」を展開。Wi-Fi 6対応クラウド管理型に加え、5G/LTE回線による工事不要プランも提供し、短期拠点や移転先でも柔軟に対応できます。

  NTT東日本(ギガらくWi-Fi) USEN Wi-Fi
導入・設定 設定不要。機器を接続するだけで即稼働 電源接続のみで開通(LTE/5G対応)
サポート 365日電話対応、代替機を即日発送 全国対応のサポートセンターを設置
通信性能 Wi-Fi 6対応モデルで最大100台同時接続可能 クラウド管理+遠隔モニタリング対応
セキュリティ 通信制御・アプリ制限機能を標準搭載 接続ログ・帯域制御など細かな管理が可能
利用シーン 中小企業・店舗・医療機関 テナントビル・移動店舗・仮設オフィスなど信頼性確保に最適

ギガらくWi-Fiとは?料金やメリット・評判まで徹底解説

サービスの特徴や料金、導入メリット・デメリット、口コミ評判まで徹底的に解説

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オフィスWi-Fiが遅い原因とルーター安定稼働のポイント

最適な設置場所と電波干渉を防ぐ配置のコツ

Wi-Fiの電波はルーターを中心に放射状に広がるため、 設置はオフィス全体の中央付近・床から1〜2m程度の高さが理想 です。

​​​​​​​金属棚やコンクリート壁、水槽などの反射・吸収物質の近くは避ける必要があります。

​​​​​​​また、電子レンジ・Bluetooth機器・コードレス電話など2.4GHz帯を利用する機器は電波干渉を引き起こすため、最低でも1〜2m離して配置します。

​​​​​​​執務室や会議室のように利用密度が高い場所では、複数のアクセスポイント(AP)を分散設置し、電波の重なりを最小化する構成が効果的です。

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オフィスのWi-Fiが遅い・途切れるときの原因と解決策

オフィスにおける通信不安定の多くは、 同時接続台数の超過・電波干渉・旧規格ルーターの性能限界が要因 です。

改善策として、Wi-Fi 6対応でMU-MIMO(同時多端末通信)やビームフォーミング(電波集中送信)を備えたモデルへの切り替えが有効です。

さらに、フロアや倉庫など広範囲では、無線LAN中継器またはメッシュWi-Fi構成を導入し、電波を均等に分散させることで業務中の途切れを防げます。

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ファームウェア更新とセキュリティ管理の基本

Wi-Fiルーターは導入後の運用メンテナンスで安定性が大きく左右されます。

​​​​​​​メーカーが提供する ファームウェア(機器制御ソフト)は、脆弱性修正や性能改善を目的に更新されるため、定期的なアップデートが必須 です。

セキュリティ面では、最新規格のWPA3(暗号化方式)に対応した機種を使用し、管理画面やSSIDの初期パスワードは複雑なものへ変更します。

​​​​​​​さらに、社内ネットワークを区分するVLAN(仮想LAN)や、社員ごとに認証を行うIEEE 802.1X(ID認証)を活用することで、情報漏洩リスクを最小限に抑えた堅牢な運用が可能になります。

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オフィスにWi-Fiを導入する手順

オフィスのWi-Fi導入は、単なる「設置」ではなく、回線選定・機器構成・セキュリティ・保守運用を一体で設計することが成功の鍵です。

​​​​​​​小規模であればWi-Fiルーター一体型モデル、大規模や多拠点であればクラウド管理型の分散構成を採用し、業務環境に合った設計を行うことで、長期的な安定稼働と生産性向上が期待できます。

通信回線の選定と契約 Wi-Fiルーターの選定 配線・設置計画の立案 ネットワーク構成とSSIDの設定 通信テストと運用監視 セキュリティ・保守体制の整備 導入後の運用・改善
まず、オフィスの立地・利用目的・通信量に応じて、最適なインターネット回線を選びます。主に以下の3種類があります。
  • 光回線(固定回線):高速・安定通信を重視する場合に最適。VPNやクラウド利用が多い企業向け。
  • ホームルーター/ポケットWi-Fi:短期利用や工事が難しい物件に有効。
  • 専用線・法人向け回線:セキュリティや帯域保証が必要な中〜大規模オフィスに適します。法人契約では、固定IPアドレスの有無や通信速度保証の有無も確認が必要です。
通信回線が決まったら、オフィスの規模や利用端末数に応じてWi-Fiルーターを選定します。​​​​​​​​​​​​​​
  • 小規模オフィス(〜20名):ルーターとアクセスポイント(AP)が一体化した「一体型モデル」が最適。
  • 中〜大規模オフィス/複数フロア:アクセスポイントを分散設置する「分離型構成」が推奨。
  • VPN・リモートワーク対応:ヤマハやNEC製の法人ルーターを選ぶと安心です。また、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)やWi-Fi 7などの最新規格対応モデルを選ぶことで、多台数接続時の安定性が向上します。
Wi-Fiは「どこに設置するか」で通信品質が大きく変わります。
  • ルーターはオフィスの中心付近・床から1〜2mの高さに設置。
  • 金属棚・電子レンジ・水槽など電波干渉を起こす物の近くは避ける。
  • 複数フロアの場合、各階にアクセスポイントを設置し、PoE(LAN給電)対応機器を活用すると工事が簡略化できます。また、LANケーブルはカテゴリ6以上(Cat6A推奨)を使用し、通信ロスを防ぐことが重要です。
設置後は、ネットワーク構成を明確にします。
  • 社員用とゲスト用でSSID(ネットワーク名)を分ける。
  • VLAN機能を活用して、社内ネットワークと来客用を論理的に分離。
  • WPA3などの最新暗号化方式を採用し、通信の盗聴や不正アクセスを防止。初期パスワードのまま運用するのは危険なため、管理画面へのアクセス情報は必ず変更しておきましょう。
設定後は、以下の点を確認します。
  • 各エリアで電波強度・速度・遅延(Ping値)を測定。
  • 社内の主要端末(PC・スマートフォン・プリンタ等)で接続テストを実施。
  • ネットワーク監視ツールやルーター付属のクラウド管理機能(例:キキNavi・Cisco Meraki Dashboard)で稼働状況を確認。
Wi-Fi導入後も、定期的に通信速度を測定し、必要に応じてアクセスポイントの位置調整を行います。
法人向けWi-Fiでは、セキュリティと保守体制の確立が欠かせません。
  • ファームウェアの定期更新で脆弱性を防止。
  • 不審なアクセスや通信量の異常を監視するログ管理機能を活用。
  • 保証期間や保守契約を確認し、故障時に即日交換が可能なサービスを選ぶと安心です。
また、従業員のリモートアクセスには、VPN機能(IPsec/IKEv2など)を利用し、安全な外部通信経路を確保します。
Wi-Fi環境は導入後の最適化が重要です。
  • 定期的に「利用端末数・通信量」を把握し、回線やルーターの増設を検討。
  • オフィス拡張や席替え時には、電波調査(サイトサーベイ)を実施して最適なアクセスポイント配置を見直す。
  • 障害時には、クラウド管理ツールで迅速な原因特定とリモート対応を行う。
クラウド管理型サービス(例:プラットWiFi、ギガらくWi-Fi)を導入すれば、ネットワーク状態を遠隔で監視でき、IT担当者不在でも安定した運用が可能です。
 

法人Wi-Fi(無線LAN)導入ガイド|会社にWi-Fiを設置する方法からおすすめ機種・選び方まで徹底解説

法人Wi-Fiの導入手順から回線選び、業種・規模別の構成モデルまでをわかりやすく解説

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まとめ|オフィスに最適なWi-Fiルーターを選ぶには

オフィスのWi-Fi環境は、単に「つながる」だけでなく、業務を止めない安定性と、安全に使い続けられる仕組みが求められます。

​​​​​​​家庭用ルーターでも一時的には利用できますが、多数端末の接続やリモートワーク・クラウド利用を考えると、法人専用の高性能ルーターこそが中長期的なコスト削減と生産性向上につながります。

​​​​​​​とはいえ、「どの機種を選ぶべきか」「設置や設定をどう進めるか」といった不安を感じる方も多いはずです。

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