「おすすめツールはどれ?」
「無料でも使えるの?」
オンラインホワイトボードは、離れた場所にいるメンバー同士が、一つの画面上で同時に書き込みや資料編集を行えるツールです。
しかし、種類が多く「どれを選べばいいのか分からない」「自社に合うツールが判断できない」と悩む方も少なくありません。
本記事では、オンラインホワイトボードの基本からメリット、選び方のポイント、おすすめツールまでをわかりやすく解説します。
目次
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オンラインホワイトボードとは?場所を問わず共同作業できる仮想空間
オンラインホワイトボードとは、 インターネット上の仮想的なホワイトボードに、テキスト、付箋、図形、画像などを自由に配置し、複数人でリアルタイムに共有・編集できるツール のことです。
従来のオフィスにあった物理的なホワイトボードと同様の役割をデジタル上で再現し、場所や時間にとらわれない全員参加型のリアルタイムな意思決定を実現します。
アイデア出しや情報整理、プロジェクト管理など、さまざまなビジネスシーンで活用されています。
オンラインホワイトボードを導入する4つのメリット
オンラインホワイトボードを導入することで、チームの生産性向上につながる多くのメリットが得られます。
会議の質向上から業務の効率化まで、その効果は多岐にわたります。ここでは、具体的な4つのメリットについて解説します。
- リアルタイムでの情報共有で会議が活性化する
- アイデアや思考を直感的に可視化できる
- 場所やデバイスに縛られず共同編集が可能になる
- 作成したボードをそのまま議事録として保存できる
リアルタイムでの情報共有で会議が活性化する
オンラインホワイトボードを使えば、参加者全員が同じボードを同時に編集できます。
誰かが話した内容をその場でテキスト化したり、図解したりすることで、認識のズレを防ぎながら議論を進めることが可能 です。
全員が書き込みに参加できるため、一方的なプレゼンテーションになりがちなオンライン会議でも、活発な意見交換を促し、アイデアの共有を円滑にします。
アイデアや思考を直感的に可視化できる
利用者は、頭の中にある抽象的なアイデアや複雑な思考を、付箋や図形を用いて直感的にアウトプットできます。
多くのツールにはペン機能が搭載されており、手書きのメモやイラストを書き加えることも可能 です。
情報を視覚的に整理することで、思考が整理され、新たな発想が生まれやすくなります。マインドマップやフローチャートの作成にも適しています。
場所やデバイスに縛られず共同編集が可能になる
インターネット環境さえあれば、利用者はオフィス、自宅、外出先など、どこからでもオンラインホワイトにアクセス可能です。
多くのツールはPCだけでなく、スマホやタブレットなど、多様なデバイスに対応しています。
これにより、 チームメンバーは互いに離れた場所にいても、同じボード上でリアルタイムに情報を共有し、共同で作業を進めることが可能に なります。
作成したボードをそのまま議事録として保存できる
会議中に作成したホワイトボードは、議論の過程や決定事項がすべて記録された成果物です。
多くのツールでは、作成したボードを画像やPDF形式でエクスポートする機能が備わっています。
そのため、 会議終了後に改めて議事録を作成する手間が省け、スムーズな情報共有が可能 です。いつでも内容を振り返ることができるため、備忘録としても役立ちます。
オンラインホワイトボードの選び方5つのポイント
自社に最適なオンラインホワイトボードを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
多機能なツールが必ずしも良いとは限らず、チームの目的や使い方に合ったものを選ぶことが定着の鍵です。
ここでは、ツール選定で失敗しないために確認すべき5つのポイントと、それぞれの特徴について解説します。
- 【目的別】ブレストや作図など利用シーンに合わせて選ぶ
- 【コスト】無料プランの有無と有料プランの料金を確認する
- 【操作性】直感的に使えるか、チームのITリテラシーに合うか
- 【連携機能】SlackやJiraなど既存ツールと連携できるか
- 【セキュリティ】安心して情報を共有できるセキュリティ対策か
ブレストや作図など利用シーンに合わせて選ぶ
オンラインホワイトボードを選ぶ際は、どのような目的で使いたいかを明確にすることが重要です。
例えば、 アイデア出しが主目的であれば付箋機能やテンプレートが豊富なツール、フローチャートやワイヤーフレームの作成が多ければ作図機能に優れたホワイトボードツール が適しています。
具体的な利用シーンを想定し、必要な機能が備わっているかを確認しましょう。
無料プランの有無と有料プランの料金を確認する
多くのオンラインホワイトボードツールには、機能制限付きの無料プランが用意されています。
まずは無料プランで操作感や機能を試し、自社のニーズに合致するかを確認するのがおすすめ です。本格的に導入する場合は、有料プランの料金体系を比較検討します。
ユーザー数や利用したい機能によって料金が変動するため、将来的な拡張性も視野に入れてコストパフォーマンスを評価することが求められます。
直感的に使えるか、チームのITリテラシーに合うか
オンラインホワイトボードを導入する際は、チーム全員がスムーズに使いこなせるよう、直感的なインターフェースで操作が簡単なツールを選びましょう。
多機能であっても操作が複雑すぎると、現場に定着しにくく、形骸化する恐れがあります。
特にITツールに不慣れなメンバーがいる場合は、機能が絞られたシンプルなオンラインホワイトボードを選ぶ方が、導入後の定着がスムーズに進む 傾向があります。
SlackやJiraなど既存ツールと連携できるか
業務効率をさらに高めるには、普段から使用している他のビジネスツールとの連携機能が重要です。
例えば、 SlackやMicrosoft Teamsといったチャットアプリと連携できれば、ホワイトボードの更新通知を受け取ったり、チャットから直接ボードを作成したりできます 。
また、JiraやAsanaなどのプロジェクト管理ツールと連携できれば、タスク管理をシームレスに行えます。
安心して情報を共有できるセキュリティ対策か
オンラインホワイトボードを業務で利用する以上、セキュリティ対策は不可欠な選定ポイントです。
特に機密情報や顧客情報を扱う場合は、 IPアドレスによるアクセス制限、二段階認証、シングルサインオン(SSO)対応など、高度なセキュリティ機能が備わっているかを確認 する必要があります。
安心して情報を共有できる環境が整っているか、企業のセキュリティポリシーに準拠しているかを事前にチェックしましょう。
【一覧比較表】おすすめオンラインホワイトボード12選
| ツール名 | Miro | FigJam | Lucidspark | Mural | Boardmix | Microsoft Whiteboard | Zoom Whiteboard | Canva | Whiteboard Fox | Strap | Cacoo | Draw.chat |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 無料プラン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ |
| 料金(月額/1ユーザー) | $8〜 | $3〜 | $7.95〜 | $9.99〜(Team+プラン) | $2.9〜 | Microsoft 365 Businessに含まれる | Zoomライセンスに含まれる | 1,180円〜(Proプラン) | 無料〜 | 要問合せ | 660円〜(プロプラン) | 無料 |
| 特徴 | テンプレートが豊富で汎用性が高く、外部ツールとの連携に強い。 | デザインツールFigmaとスムーズに連携でき、直感的に操作できる。 | Lucidchartとの連携が強力で、アイデア整理から実行まで支援。 | ファシリテーション機能が充実し、大規模ワークショップに最適。 | AIアシスタント機能を搭載し、ブレストや資料作成を効率化。 | Microsoft 365との親和性が高く、社内連携に強い。 | Zoom会議とシームレスに連携し、共同作業がスムーズ。 | 豊富な素材とテンプレートでデザイン性の高いボードを作成可能。 | アカウント登録不要で、すぐに利用できるシンプルな操作性。 | 国産ツールで日本語サポートが充実。シンプルで直感的。 | ワイヤーフレームやフローチャートなど、作図機能に特化。 | 国産ツールで、インストール不要・ブラウザから手軽に利用可能。 |
| 主な連携機能 | Slack、Jira、Teams、Asana、Google Workspace など | Figma、Jira、Teams、Asana、Trello など | Slack、Jira、Teams、Google Drive など | Jira、Teams、GitHub、Google Calendar など | Figma、Google Drive など | Microsoft Teams、OneDrive など | Zoom | Google Drive、Dropbox など | - | Slack | Slack、Teams、Confluence、Google Drive など | - |
| 日本語対応 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※表内の料金はすべて税込表示です。
【多機能】おすすめオンラインホワイトボード
ここでは、豊富な機能と高いカスタマイズ性を備え、本格的なチームでの共同作業を強力にサポートするオンラインホワイトボードツールを5つ紹介します。
プロジェクト管理から大規模なワークショップまで、幅広い用途に対応できるのが魅力です。
Miro:豊富なテンプレートで幅広い用途に対応
Miroは、世界中で広く利用されている代表的なオンラインホワイトボードです。
最大の特徴は、公式とコミュニティ提供を合わせて5,000種類を超える豊富なテンプレート です。
マインドマップやカンバンボード、カスタマージャーニーマップなど、さまざまなビジネスフレームワークが用意されており、ゼロから作図する手間を省けます。
また、JiraやSlack、Google Workspaceなど160種類以上の外部ツールと連携でき、既存のワークフローにスムーズに組み込むことが可能です。
FigJam:デザインツールFigmaとの連携がスムーズ
FigJamは、デザインツール「Figma」を開発した企業が提供するオンラインホワイトボードです。
最大の特徴は、Figmaとのシームレスな連携 です。Figmaで作成したデザインデータをFigJamに貼り付け、チームでフィードバックを書き込むといった作業がスムーズに行えます。
デザイナーとエンジニア、マーケターなど、職種を横断したコラボレーションを円滑に進めたいチームに最適なツールです。
Lucidspark:アイデア出しから実行まで一元管理
Lucidsparkは、アイデア出しからプロジェクトの実行までを一つのプラットフォームで完結できるツールです。
ブレインストーミングで出たアイデアをグループ分けし、投票機能で絞り込み、そのままタスクとして整理 することができます。
姉妹ツールである作図ツールの「Lucidchart」との連携も強力で、作成したフローチャートや図を相互に活用可能です。思考の整理と実行計画を同時に進めたい場合に高い効果を発揮します。
Mural:ファシリテーション機能で大規模会議にも最適
Muralは、 オンラインでのワークショップや会議を円滑に進めるための「ファシリテーション機能」が充実 しているのが特徴です。
発表者を指定して参加者の視点を固定する機能や、タイマー、投票、アイデアを一時的に隠すプライベートモードなど、会議の進行をサポートする機能が豊富に搭載されています。
これにより、大人数が参加する大規模な会議や研修でも、質の高いコラボレーションを実現できます。
Boardmix:AI機能でブレインストーミングを効率化
Boardmixは、近年注目されているAIアシスタント機能を搭載した新しいオンラインホワイトボードです。
最大の特徴は、AIによるアイデアの自動生成、文章の要約、プレゼンテーション資料の作成支援など、作業を効率化する多彩な機能 です。
ブレインストーミングで行き詰まった際にAIからヒントを得たり、議事録の要点整理を自動化したりと、クリエイティブな作業と事務作業の両面で生産性を高めることができます。
【無料プランあり】おすすめオンラインホワイトボード
オンラインホワイトボードをまずは試してみたい、あるいは利用頻度がそれほど高くないためコストを抑えたいというニーズに応える、無料(フリー)プランが充実したツールを紹介します。
個人利用から小規模なチームまで、手軽に始められるのが魅力です。
Microsoft Whiteboard:Microsoft 365ユーザーは追加費用なし
Microsoft Whiteboardは、Microsoft 365のユーザーであれば追加費用なしで利用できるオンラインホワイトボードです。
最大のメリットは、TeamsやOneDriveといった他のMicrosoft オフィス製品との高い親和性 です。
Teams会議中にシームレスに起動して共同編集でき、作成したボードは自動でクラウドに保存されます。日頃からMicrosoft製品を中心に業務を行っている組織に最適です。
Zoom Whiteboard:Web会議の流れでそのまま共同作業へ
Zoom Whiteboardは、Web会議ツール「Zoom」に組み込まれているホワイトボード機能です。
Zoomミーティング中にワンクリックで起動でき、参加者全員がすぐに共同編集を始められます 。
会議の流れを中断することなく、議論の内容を視覚化したり、ブレインストーミングを行ったりするのに便利です。作成したボードは会議後もアクセスでき、関係者への共有も簡単に行えます。
Canva:豊富なデザイン素材でおしゃれなボードが簡単に作れる
Canvaはオンラインデザインツールとして有名ですが、ホワイトボード機能も提供しています。
最大の特徴は、プロがデザインした豊富なテンプレート、写真、イラストなどの素材を自由に使える点 です。
これにより、デザインの知識がなくても、視覚的に分かりやすく、おしゃれなプレゼンテーションボードやブレインストーミング用のボードを簡単に作成できます。
Whiteboard Fox:アカウント登録不要ですぐに使える手軽さが魅力
Whiteboard Foxは、シンプルさと手軽さが最大の魅力です。 Webサイトにアクセスし、「StartDrawing」をクリックするだけで、アカウント登録なしですぐにホワイトボードを使い始められます 。
生成されたURLを共有するだけで、他の人もリアルタイムで編集に参加できます。
機能は描画、テキスト入力、画像貼り付けなど基本的なものに絞られており、急な打ち合わせでサッと使いたい場合に最適なシンプルなオンラインホワイトボードです。
【国産】おすすめオンラインホワイトボード
海外製の多機能なツールは操作が複雑で馴染めない、という方には、日本で開発された国産ツールがおすすめです。
日本語のインターフェースやサポートが充実しているため、安心して利用できます。ここでは、シンプルで直感的な操作性が魅力のツールを3つ紹介します。
Strap:日本語のサポート体制が充実していて安心
Strapは、日本の株式会社グッドパッチが開発・提供する国産のオンラインホワイトボードです。
インターフェースやヘルプページ、サポートまで全てが日本語に完全対応しているため、ITツールに不慣れな方でも安心して導入できます 。
機能は日本のビジネスシーンで使いやすいように絞り込まれており、シンプルで直感的な操作性が特徴です。Slackとの連携も可能で、日々のコミュニケーションにスムーズに組み込めます。
Cacoo:ワイヤーフレームやフローチャートの作図に便利
Cacooは、特に図の作成に強みを持つ国産のコラボレーションツールです。
ワイヤーフレーム、フローチャート、ネットワーク構成図、マインドマップなど、豊富なテンプレートと図形素材 が用意されており、専門的な図を簡単かつ綺麗に作成できます。
ペンツールによる手書きにも対応しており、細かな修正指示なども直感的に書き込めます。チームでの作図作業が多いプロジェクトに適しています。
Draw.chat:インストール不要でブラウザから手軽に利用可能
Draw.chatは、ソフトウェアのインストールが不要で、ブラウザだけで手軽に利用できるシンプルなオンラインホワイトボードです。
アカウント登録も必要なく、すぐに使い始められる手軽さが魅力 です。
ホワイトボード機能に加えて、チャットや音声通話機能も搭載しており、このツール一つで簡単なオンラインミーティングが完結します。
【番外編】Web会議の質を底上げする「MAXHUB」
Web会議では、進行役だけが画面を操作し、他の参加者は閲覧に回ってしまうケースも少なくありません。
MAXHUB(ディスプレイ一体型のホワイトボード)を活用すれば、 参加者は手元のスマートフォンでQRコードを読み取るだけで、自分のアイデアを付箋形式で大画面に直接反映できます 。
さらに、動画やPDFなど複数の資料を同時に表示し、その上からペンで文字や図を書き込む操作も、紙に書くような直感的な感覚で行えます。
全員が手を動かしながら議論に参加できるため、一方通行の報告型会議から脱却し、双方向の活発な意見交換を実現可能です。
【無料】お問い合わせはこちら
オンラインホワイトボードに関するよくある質問
A
はい、あります。「Microsoft Whiteboard」や「Zoom Whiteboard」などは、関連サービスユーザーであれば追加料金なしで利用可能です。多くのツールに無料プランがありますが、ボードの枚数や機能に制限がある場合がほとんどです。個人利用や小規模なチームであれば、無料プランでも十分に活用できます。
A
「WhiteboardFox」や「Draw.chat」は、アカウント登録なしで利用できる代表的なツールです。Webサイトにアクセスし、共有用のURLを発行するだけで、すぐに共同編集を開始できます。急な打ち合わせや、一時的にアイデアを共有したい場合に非常に便利です。
A
はい、多くのツールがスマートフォンやタブレットに対応しています。専用のモバイルアプリを提供しているサービスも多く、外出先からでもボードの閲覧や簡単な編集が可能です。ただし、機能の全てを快適に使うには、画面が大きく操作しやすいPCでの利用が最も適しています。
まとめ
オンラインホワイトボードは、リモートワークやハイブリッドワークにおけるコラボレーションを促進するための強力なツールです。
ツールを選定する際は、ブレインストーミングや作図といった利用目的を明確にし、コスト、操作性、連携機能、セキュリティといった観点から総合的に比較することが重要です。
多くのツールには無料プランが用意されているため、まずは実際に試してみて、自社のチームに最もフィットするものを見つけることをおすすめします。
この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!