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節水コマvsエコバルブ!節水アイテム2種のメリットデメリットから徹底比較!

節水に関するアイテムとして効果が高い「節水コマ」と「エコバルブ」。しかしこれから節水をしたいという方はどちらを選んで良いのか分かりませんよね。そこで今回は「節水コマ」と「エコバルブ」についてメリットデメリットやそれぞれどんな人に適しているかを比較しました。
節水アイテムをどれにするべきか迷っている、自分のところに付けられるのはどれか分からない、など悩んでいる方は是非参考にしてください。

節水コマは自分で取り付けが出来るお手軽節水アイテム

節水コマは蛇口の中に入っているコマのような形をした小さな部品を変えることで節水が出来ます。水道局が推奨している節水対策器具の1つということもあり、徐々に知名度は上がってきており、比較的簡単に入手することが出来ます。
ここからは節水コマのメリットについて解説していきます。

節水コマのメリット(1)水道の使用量が約半分に減らせる

節水コマは元々入っている通常のコマよりも水の流量を少なくする働きがあります。なので同じだけ蛇口を開いて一定時間使用した場合、水の使用量が少なくなるのです。 東京水道局の調査だと、蛇口を90度開いて1分間使用すると通常のコマでは12Lの水量に対し、節水コマだと6Lの水量になり半分の使用量になったという結果が出ています。 1日2時間水道を利用したとすると1日で720L、1ヶ月間で21,600Lの節水になります。 これを1L=0.24円で計算すると1ヶ月の節約金額は5,184円。とても大きな効果が得られると言えますね。

節水コマのメリット(2)無料でもらえる物もある

節水コマはホームセンターや通販で簡単に購入出来るほか、水道局によっては無料で配布しているところもあります。もしお近くの水道局が無料配布していなくても1個100円〜300円程度でも購入できるので、負担なく導入することが出来ます。

節水コマのメリット(3)自分で取り付けが出来る

節水コマはスパナさえあれば自分で取り付けることが出来ます。水の元栓を閉めて水が出ないようにしてから蛇口を外し、その中にあるコマを交換します。交換したらあとは元通りに戻すだけで完了です。設置後に水を出した時に水が漏れていた場合は、戻す際にパッキンの取り付け位置が悪い可能性があるので確認しましょう。

節水コマは水道によっては取り付け出来ない

ここまでで節水コマがいかに節水に優れたアイテムかはご理解いただけたと思います。それではここからは節水コマのデメリットについて解説していきます。

節水コマのデメリット(1)レバー式の蛇口には取り付け出来ない

節水コマは最近一般家庭を中心に広がっているレバー式の蛇口には取り付けることができません。また蛇口の太さにも制限があり、13mmの単水栓のみとなっています。割と最近建てられた家やマンションは適さないところが多いというわけです。レバー式の水道で節水をする場合、止水栓を調整するという方法を紹介していることがありますが、あまりオススメできません。素人が触ってしまうと予期せぬトラブルを招くことがあり、修理代が高くついてしまうことがあります。

節水コマのデメリット(2)水の勢いが落ちてしまう

節水コマは水の流量を少なくするものですので、当然水の勢いは落ちます。また量を微調整することも出来ませんので、お皿洗いで水の勢いが必要なキッチンなどは設置が適さない場合もあります。ですがこれは物によって差がありますので、そこまで水の勢いは落とさずに節水効果だけ得ることができる節水コマも存在します。

エコバルブはあらゆる用途に合わせた設置が可能な節水アイテム

節水コマに比べるとまだ知名度は低いですが、ビルやホテル・旅館、病院などを中心に導入が進み始めているのがエコバルブ。一般流通はしていませんが、用途ごとに豊富なモデルが用意されていることもあり、徐々に広がりを見せています。
ここからはエコバルブのメリットについて解説していきます。

エコバルブのメリット(1)レバー式やトイレやシャワーなどあらゆる場所に設置可能

エコバルブは節水コマの最大のデメリットとも言えるレバー式への対応を可能にしています。水が関わる場所全てに設置することが出来、建物全体で大きな節水効果を得ることが出来ます。

エコバルブのメリット(2)水の勢いそのままに節水が出来る

エコバルブはその構造上、多くの節水コマのように水の勢いが落ちてしまうということがありません。水の出口を狭めることで、少ない水量で勢いだけを保つことが出来るように設計されています。

エコバルブのメリット(3)節水効果が節水コマよりも高い

基本的な節水コマの節水効果はおよそ10〜30%、節水効果が高いものでも50%となっていますが、エコバルブは最大で70%の節水効果が出ているデータがあります。また先述の通り設置可能な箇所が節水コマより多いため、建物全体で考えると節水コマに比べて非常に高い節水効果を得ることが出来ます。

エコバルブのメリット(4)設置場所ごとに水量を調整することが可能

エコバルブは1つの蛇口に対して豊富なラインナップが用意されているため、目的に合った節水を行うことが出来ます。例えば水を出しっぱなしにしがちなキッチンや洗面所の水道には水量を減らすものを、水量を減らしたくないお風呂周りはあまり水量を減らさないものを、のように使い分けることが可能です。

エコバルブはまだ普及率が低く、手軽に設置は出来ない

エコバルブは節水コマに比べると後発で、水道局のバックアップも今のところありません。その影響か認知度も低く、一般に販売されているような商品ではありません。そういった背景も含め、ここからはエコバルブのデメリットをお伝えします。

エコバルブのデメリット(1)取扱業者に来てもらい、商品の選別や設置が必要

エコバルブを導入する場合、現状では取り扱い業者に連絡をして現地立会い、見積もり、施工といった工程が必要になります。もちろんそれによりニーズに合った最適な商品を選ぶことが出来ますが、その分の時間を確保する必要があります。

エコバルブのデメリット(2)節水コマに比べると価格は割高

一般的に販売されている節水コマは1個あたり無料〜300円程度の商品が多いです。それに対しエコバルブは1個あたり5,000円〜7,000円と割高になってきます。その後のメンテナンスやサポートも含まれますし、節水効果が高いので長い目で見れば安くはなるのですが、初期費用が発生するという点で手軽さには欠けてしまうのかもしれません。

初期費用や導入の手軽さは節水コマの圧勝!ただ一般家庭にはエコバルブがオススメ

ここまで節水コマとエコバルブのメリットデメリットを解説してきました。それぞれの特徴をまとめた表が以下になります。
 

  節水効果 適応範囲 初期費用 設置方法
節水コマ レバー式でない
13mmの単水栓のみ
0円~ 自分でも可能
エコバルブ あらゆる水道に対応可 5,000円~ 業者の立会い必須

13mmの単水栓を使用している水道であれば、まず節水コマを試してみることをおすすめします。確実に節水の効果を得ることは出来ますし、手軽に導入出来るので負担なく始めることが出来ます。逆にレバー式の水道や、資金にゆとりがあってより節水効果の高いものを導入したいということであればエコバルブをオススメします。

まとめ

今回は節水コマとエコバルブについてメリットデメリットから比較しました。消費税が増税したこともあり、企業も一般家庭も今後一層コスト削減に対しての意識を高めていく必要があります。

メリット・デメリットを比較し、より自分に合った製品を選択しましょう。
 

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Wiz Cloud編集部

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