「インターネットFAXをを比較するならどんなポイントがある?」
インターネットFAXは、パソコンやスマホから送りたい資料を選択して送るだけで、どこにいてもFAXの送信が可能です。
近年、多くの企業が業務ツールのデジタル化を採用していることから、インターネットFAXの導入を検討している企業も多いと思います。
本記事では、インターネットFAXの基礎知識を踏まえて、インターネットFAX16選を初期費用や月額費用をもとに比較していきます。
おすすめのインターネットFAXや選び方も紹介しているため、インターネットFAXを選ぶ際の参考に役立ててください。
インターネットFAXとは?
インターネットFAXとは、 インターネット回線を使ったFAXのことです。インターネット回線を通じてFAXの送受信を行います。
IP電話と同じように、すでに引いているインターネット回線を利用して通信を行うので、通信コストを大幅に削減できます。
さらに送られてきたFAXは、デジタルデータに変換されるため、パソコンやスマホにメールとして受信し、内容を確認することも可能です。
編集部
FAXを送る際のプリントアウトや、FAX受信時の用紙の準備をする必要がなくなります。
インターネットFAXと従来のFAXとの違い
インターネットFAXと従来のFAXとの違いは、インターネット回線に繋がる環境と端末さえあれば、 どこでも送受信が可能な点です。
今までFAXを送受信する場合は、FAX機の近くにいる必要があり、送付したい資料を機械に読み込ませたり、機械から印刷されたものを受け取ったりする形で成り立っていました。
しかし、インターネットFAXの場合、パソコンやスマホから送りたい資料を選択して送るだけで、どこにいてもFAXの送信が可能です。
編集部
従来のFAX機から受信する場合も、先方が送信したFAXがPDFなどのデータに変換されて、メールの添付ファイルとして届きます。
インターネットFAXの利用が向いている人
インターネットFAXの利用は、上記のような企業や個人事業者に向いています。
インターネットFAXの導入は、FAX業務を効率化できるだけでなく、機器や紙のコストも削減できます。
そのため、 FAXコストを削減したい企業や 機器本体を購入・導入したくない企業にもおすすめです。
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インターネットFAXを導入するメリット
プリントアウトせずに送信できる
インターネットFAXは、デジタルデータに変換されるので、 プリントアウトせずに送信できます。
これまでのFAXの場合、送信する前にPDFやExcel、Power Pointなどのデータを一度プリントアウトしてから送信する必要がありました。
その点、インターネットFAXであれば、送信したいデータを選び、パソコン上で送信をクリックするだけでFAXを送ることができます。
FAX本体やインクが不要
インターネットFAXの場合、パソコンやスマホからFAXを送信できるため、FAX機本体が必要ありません。
従来のFAX機を持っていなくてもFAXが送れるため、用紙やインクの交換といった作業も発生せず、 FAX周りの準備コストも抑えられます。
送受信したFAXの管理がしやすい
インターネットFAXを導入することで、 送受信したFAXの管理がしやすくなります。
1回の送受信で、少なくとも2枚の紙が必要となる従来型のFAXは、いつ何を送受信したのかが把握しにくいという問題点がありました。
その点、インターネットFAXの場合は、送受信ともにデータでのやり取りになるため、紙を使う必要がなく把握しやすくなります。
テレワーク、働き方改革の推進
インターネットFAXは、パソコンやスマートフォン1つでFAXの送受信ができるため、 自宅やシェアオフィス、カフェなどでFAXのやりとりができます。
FAX送受信のために、わざわざ会社に出社する必要がなくなるので、テレワークや働き方改革推進を後押しします。
インターネットFAXなら「eFax」インターネットFAXの注意点・デメリット
相手が内容を確認したか判別つかない
インターネットFAXは、 データとして相手に届くので、見落としてしまう可能性があります。
紙だと確実に相手に届くため誰かの目に止まりますが、インターネットFAXだと相手が見逃して、添付ファイルを開封しない場合もあります。
手書きの用紙はデジタル化が必要
手書きの用紙をインターネットFAXで送信する場合、スキャナーでパソコンに一度取り込みデジタル化する必要があります。
特に、普段から紙資料を多く利用する企業がインターネットFAXを導入すると、送信時に紙資料をスキャンをする手間がかかります。
そのため、 利用用途や資料のタイプによっては、インターネットFAXの利用が面倒と感じる場合がある点に注意が必要です。
コストが高くなってしまう場合も
インターネットFAXを利用する際、FAX送信の頻度や送付先エリアによっては、逆に 送受信の費用が高くなってしまうことがあります。
導入前に、「現状どこへのFAXが多いのか」「月に何枚くらいやりとりを行うのか」確認した上で予算を見積もっておくことが大切です。
インターネットFAXの選定ポイント
費用で選ぶ
インターネットFAXを選ぶ際は、初期費用、月額費用、送信料金、受信料金を考慮し、 コスト削減ができるか考えることが大切です。
ランニングコストをより抑えるために、現状どこへのFAXが多いのか、月に何枚利用するのか、確認したうえで、予算を見積りましょう。
FAX番号で選ぶ
インターネットFAXを選ぶ際、 利用できるFAX番号で比較する必要があります。インターネットFAXは、主に以下の番号を利用できます。
03番号や06番号では都合が悪いというケースもありますので、利用用途を考慮して、適した番号に対応したサービスを選びましょう。
無料トライアルが有りか無しかで選ぶ
インターネットFAXを選ぶ際は、使用感を確認するために、 無料トライアルが有りのサービスを選びましょう。
無料トライアル期間があることで、費用をかけずに、自社にマッチするかしないかを見極められます。
送信形態で選ぶ
インターネットFAXの送信形態は、 メール、または、 Web画面からFAXデータをダウンロードする方法です。
またサービスによって、送信できるファイル形式も異なるので、普段使用しているファイル形式で送信できるか確認しましょう。
セキュリティ対策の確認
インターネットFAXを選ぶ際は安全性を考慮し、サービスのセキュリティ面も注視したいポイントです。
サイバー攻撃に合った場合、データが流出してしまう情報漏洩のリスクもあります。
通信情報の暗号化や 管理画面へのアクセス権限の設定、 誤送信防止機能などのセキュリティ機能が備わっているか確認しましょう。
利用可能なデバイスを確認
インターネットFAXは、主に パソコン、スマートフォン、タブレットに対応しています。
しかしサービスによっては、パソコンのみしか対応していないものもあります。
外回り営業中にもFAXを使いたい方やテレワークを推進したい企業は、より手軽に使用するためにも、スマートフォンとタブレット対応のサービスを選ぶのがおすすめです。
インターネットFAXなら「eFax」【比較一覧表】インターネットFAX16選
サービス名 | おすすめ度 | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) | 送信料金(税込) | 受信料金(税込) |
---|---|---|---|---|---|
eFax | ★★★★★ | 1,100円 | 1,980円 | 0円(毎月150ページまで) 超過時は11円/ページ |
0円(毎月150ページまで) 超過時は11円/ページ |
MOVFAX (スタンダードプラン) |
★★★★★ | 1,100円 | 1,078円 | 8.8円(1送信2枚ごと) | 0円(毎月1,000枚まで) 超過時は8.8円 |
秒速FAX | ★★★★★ | 0円 | 0円 | 7~10円/枚 | ー |
faximo | ★★★★★ | 1,188円 | 1,188円 | 15.4円/枚 | 0円(1,000枚まで) 超過時は9.9円/枚 |
jFax | ★★★★★ | 1,100円 | 1,089円 | 0円(50枚まで) 超過時は11円/ページ |
0円(100枚まで) 超過時は11円/ページ |
03FAX | ★★★★☆ | 6,050円 | 1,186円 | 22円/30秒 | 0円 |
メッセージプラス | ★★★★☆ | 1,100円 | 1,045円 | 16円/枚 | 0円 |
KDDIペーパーレス FAXサービス |
★★★★☆ | 1,100円 | 1,045円 | 16.5円/枚 | 0円 |
BizFAX スマートキャスト |
★★★★☆ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
TransFax | ★★★★☆ | 送信:5万円 受信:0円 ※税表示なし |
送信:0円 受信:4,000円~ ※税表示なし |
25円/枚 ※税表示なし |
10円/枚(東京03) 25円/枚(着信課金番号0120/0800) ※税表示なし |
pamfax (ベーシック・プラン) |
★★★★☆ | 0円 | 650円 ※税表示なし |
15円/枚 ※税表示なし |
0円 |
InterFAX | ★★★☆☆ | 送信:0円 受信:1,650円 |
送信:1,100円 受信:2,420円 |
24.2円 (1ページあたり 送信時間が60秒以内) |
0円(1,000ページまで) 超過時は11円/ページ |
FAX.plus (フリープラン) |
★★★☆☆ | 0円 | 0円 | 0円(10枚まで) 超過時は$0.20/ページ ※税表示なし |
ー |
Hellofax (フリープラン) |
★★★☆☆ | 0円 | 0円 | 0円(5枚まで) 超過時は$0.99~0.2/ページ ※税表示なし |
ー |
FNX e-受信FAXサービス | ★★★☆☆ | 6万円~ ※税表示なし |
3万円~ ※税表示なし |
21円/枚 ※税表示なし |
0円 |
どこでもMyFAX (スタンダード プラン) |
★★★☆☆ | 1,815円 | 2,178円 | 11円/枚 | 0円(1,000枚まで) 超過時は11円/枚 |
インターネットFAXおすすめ16選を解説!
eFAX(イーファックス)
eFax(イーファックス)は、 全国57の市外局番から選択でき、新たに050番号でも対応できるインターネットFAXです。
eFaxは、オンラインで申込後すぐに利用開始でき、メールとアプリで自由にFAXの送受信が可能で、オフィスのコスト削減を実現します。
また、FAXを受信するメールアドレスも5つ設定でき、社内外だけでなく、海外にいる人も同時に受信が可能です。
MOVFAX(モバックス)
MOVFAX(モバックス)は、 「イメージ編集機能」や「FAX自動振分け機能」などの機能が魅力的なインターネットFAXです。
「イメージ編集機能」は、受信したFAXにWebブラウザ上で文字や画像を追加して、そのままFAXで送信できる機能です。
FAX送信&返信時の作業もパソコン上で完結でき、プリントアウトも不要なため、外出先でも必要な編集作業が手軽にできます。
秒速FAX
秒速FAXは、 初期費用や月額費用が無料の、圧倒的低コストで利用できるインターネットFAXです。
秒速FAXは、FAX送信に特化したサービスで、同じ内容のFAXを一斉に複数配信できる機能は、1度で最大300件を送信できます。
また、FAX送信時に情報の傍受や漏洩を防ぐため、国内起点の回線でFAXを送信しており、セキュリティが高い点が魅力です。
faximo(ファクシモ)
faximo(ファクシモ)は、 メールと同様の感覚でFAXを送受信できるインターネットFAXです。
faximoの管理機能は、リアルタイムで利用状況やFAX送受信状況をチェックしたり、登録情報の変更をしたりすることが可能です。
そのような便利な管理機能があることで、インターネット環境とパソコンがあれば、外出先からもFAXの確認ができる点がポイントです。
jFAX(ジェーファックス)
jFAX(ジェーファックス)は、 月額990円と、低価格で利用できるインターネットFAXです。
月額990円で、受信100ページ・送信50ページの利用ができるため、中・小規模のオフィスなどではコストを抑えられます。
オンラインで利用申し込みをすると、すぐにインターネットFAXが利用でき、30日間の無料トライアルもあるためおすすめです。
03FAX
03FAXは、全国主要47局番の市外局番を利用して、 スマホアプリでFAXを送受信できるインターネットFAXです。
FAXをデータとしてやり取りするので複合機が不要で、回線もクラウドで提供するので回線工事も行う必要がありません。
また、固定電話番号ポータビリティによる番号移転に対応しているため、今のFAX番号をそのまま使い続けられます。
メッセージプラス
メッセージプラスは、 メッセージプラス同士なら送信料・受信料が一切かからずに利用できるインターネットFAXです。
また「手書き機能」が魅力的で、届いたFAXにデータ上で書き込めるため、届いたFAXに書き足しをするとき、いちいち紙に出力する必要はありません。
書き足したFAXはそのまま送ることもできるので、手軽にFAXをやり取りでき、完全ペーパーレス化を実現します。
KDDIペーパーレスFAXサービス
KDDIペーパーレスFAXサービスは、 受信したFAXデータをGoogle ドライブに自動保存できるインターネットFAXです。
いつでもどこでもプロジェクトで利用する資料の情報管理ができます。
また、加入者同士、またはKDDIのIP電話番号(050から始まる11けたの番号)宛てなら通信費用が無料になります。
BizFAX スマートキャスト
BizFAX スマートキャストは、 1981年の提供開始より培ってきた豊富な実績が強みのインターネットFAXです。
高画質な点も魅力で、メールから直接FAXへ送信するため、原稿の細かな文字もきれいに送信できます。
また、注文書・請求書などの帳票を基幹システムから自動的にFAX送信できる「システム連携機能」付きで、FAX作業の効率化を実現します。
TransFax
TransFaxは、様々なシステムと連携でき、 業務システムや業務形態にあわせて柔軟に適応できるのが魅力のインターネットFAXです。
また、1時間当たり1万件以上の大量送受信に対応しており、ピークを見込んだ過剰な設備投資も必要ありません。
さらに、米国大手のFAXネットワークを使用しているため、セキュリティと信頼性が高く、障害や誤作動などが許されない業務でも安心して利用できます。
pamfax
pamfaxは、ブラウザでの利用はもちろん、WindowsやMacOSのアプリからもFAX送信できるインターネットFAXです。
pamfaxは、 Skypeでメッセージ受信できたり、メールやSMSでFAX送信状況の通知を受けたりできるので、FAX管理の手間を省けます。
セキュリティ面では、銀行やオンラインショップで使われているのと同等の暗号化が施されているため、安心して利用できます。
InterFAX
InterFAXは、 使いやすい管理画面で操作しやすい点が魅力のインターネットFAXです。
MS-Office文書やPDFファイル、またJPG/GIF/TIFといったイメージファイルをそのままメールで添付して送付するとFAXとして出力されます。
またInterFAXは、S/MIME規格に対応しており、送受信メールの暗号化で情報漏洩、電子署名でなりすまし防止を行えます。
FAX.plus(ファックスプラス)
FAX.plusは、 国内はもちろん、海外にFAXを送るのにおすすめのインターネットFAXです。
オンラインで180か国以上にFAXを送信し、48か国からローカル、フリーダイヤル、または国際FAX番号を購入して、オンラインでFAXを受信します。
またデータの暗号化、アプリケーション セキュリティ監査、2要素認証、シングル サインオンなど、データを保護するための豊富なセキュリティ機能付きで、プライバシーを保護できます。
Hellofax
Hellofaxは、GoogleドライブやDropbox、Evernote、OneDriveなど、 多くのWEBツールとの連携機能が魅力のインターネットFAXです。
Hellofaxには無料プランがあり、受信はできませんが、送信5枚まで送ることが可能です。
ただし、日本語で表示されているサイトがなく、英語で対応しなければならないことに注意が必要です。
FNX e-受信FAXサービス
FNX e-受信FAXサービスは、現在のFAX番号をそのまま利用できるインターネットFAXです。
画面構成が非常にシンプルなため、社員のITリテラシーにばらつきがあっても、直感的に操作可能です。
また導入は、専用の貸与アダプタをFAX回線に繋げるだけで、FAX回線ごとに導入できるので、 部署や事務所を限定したスモールスタートもできます。
どこでもMyFAX
どこでもMyFAXは、 FAXの送受信に特化したインターネットFAXです。
複雑な機能がないので、FAX業務における「効率化」や「コスト削減」をしたい方におすすめです。
なお、どこでもMyFAXでは「03」「050」「0120」「0800」から始まる番号を利用できます。
無料プランもあるインターネットFAXサービス
インターネットFAXはeFaxがおすすめ
さまざまなサービスが登場しているインターネットFAXですが、どれを選んだらいいか悩む方も多いと思います。
そこでオススメなのが、 オンラインで申込後すぐに利用開始できる「eFax(イーファックス)」です。
コストパフォーマンスが高い
eFaxは、月間150枚までの送受信の場合、追加料金が発生せずに無料で利用できるため、 コストパフォーマンスが高いです。
また、最初の30日間は無料トライアル期間を設けているため、事業にマッチしない場合でも、お得にサービスを試すことができます。
カメラで撮影した写真をそのまま送信できる
eFAXは、アプリを利用することで、 スマートフォンのカメラで撮影した画像をそのままFAXで送信できます。
そのためeFaxの利用には、専用のアプリケーションの利用がおすすめで、複合機などでスキャンする手間を省くことが可能です。
利用可能な電話番号が豊富
市外局番に関して、他社のインターネットFAXの多くが050番号となってしまうなかで、 eFAXは全国の市外局番が使えます。
そのため050番号を使いたい企業はもちろん、地域番号にこだわりを持った企業にもおすすめです。
▶関連記事:eFAXの評判は悪い?口コミからメリット、デメリットを解説!
まとめ:インターネットFAXを導入してコストを削減!
今回は、インターネットFAX16選の、初期費用や月額費用、送信料金、受信料金を徹底比較していきました。
インターネットFAXを利用することで、FAXを送る際のプリントアウトや、FAX受信時の用紙の準備をする必要がなくなる利点があります。
コストをより抑えるため、現在のFAXプランや毎月の利用枚数などを確認したうえで、インターネットFAXを選ぶようにしましょう。
この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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