この数年、労働時間の見直しや働き方改革の推奨を受けて、全国的にも企業内での業務効率化を進める動きが活発化を見せ始めているようです。 インターネットやスマートフォンの普及も後押しし、昨今では多くの企業がペーパーレス化やクラウド化などの「DX化」を推進しており、これまで手動で行っていた業務のデジタル化が進んでいる状況です。 このような動きが活発となるなか、これまでは手動で対応するしかなかった「FAXの対応」についても、インターネットを経由して送受信が可能になる「インターネットFAX」と呼ばれるサービスが台頭するようになりました。 今回は、インターネットFAXのパイオニアとも言える「eFAX(イーファックス)」にスポットをあてながら、サービスの使い方(送り方)や、実際のユーザーからの評判や口コミを通して、メリット・デメリットなどを検証していきましょう。
eFAX(イーファックス)とは?
そもそも「eFAX(イーファックス)」とは、東京都は千代田区に本拠を置く「j2 Global Japan 有限会社(設立は1995年)」から提供されている「インターネットFAXサービス」を指すものです。インターネットFAXを利用することによって、従来までのFAX機がなくとも、パソコンやスマートフォンから簡単にFAXを送受信することができるようになっているため、近ごろでは数多くの企業で導入が進んでいるようです。
なかでも、このeFAXというサービスは、インターネットの黎明期にあたる1990年代からスタートしており、現在では世界46ヵ国以上、およそ11億人以上ものユーザーに利用されていることから、まさに先駆者的な存在と言えるでしょう。
e-Faxの利用にはスマホアプリが便利!機能や評価は?
e-Faxの利用には、専用のアプリケーションの利用がおすすめです。離れた場所からのFAX操作はもちろんのこと、カメラで撮影した画像をそのまま送信したり、保存された電話帳からコンタクトリストを作成することができたりと、さまざまな機能を扱うことができるようになります。
また、Googleストアの評価ページでは、およそ「3.8」もの星を獲得しているため、e-Faxアプリの使い勝手に満足しているユーザーが多いようです。
▶︎ eFax モバイルアプリ紹介ビデオ
▶︎ eFax(イーファックス)– Fax送受信アプリ
FAXの送受信をスマートフォンで完結できる
FAXの送信はもちろんのこと、受信したFAXの内容などもスマートフォンから一元的に管理、閲覧することができるため、外出先や離れた場所などであっても、いつでもどこでもFAXの送受信を行うことができます。カメラで撮影した写真をそのまま送信できる
アプリを利用することで、スマートフォンのカメラで撮影した画像をそのままFAXで送信することができるようになるため、いちいち複合機などでスキャンする手間を省くことができます。電話帳との連携でコンタクトリストを作成できる
スマートフォンに記録されている連絡帳から、FAXの送受信に必要なコンタクトリストを作成することができるため、頻繁に利用する送り先などにもスムーズにシェアすることができます。eFAXの仕組み
そもそも、インターネットFAXとは、その名の通り、インターネットやメールアドレスなどを用いることによって、FAXの送受信を行うシステムの総称です。(出典:https://www.efax.co.jp/)
これまではアナログな手法で行っていたFAXについても、こうしたインターネットFAXサービスを利用することによって、資料のデジタル化をスムーズに実現させることができます。 eFAXの詳細はこちらから
eFAXの料金プラン
eFAXの料金プランは、大きく分けると「月払いプラン」と「年払いプラン」の主に2種類が存在し、複雑なオプション料金なども加算されないため、比較的シンプルな料金プランであると言えるでしょう。(出典:https://www.efax.co.jp/internet-fax-pricing)
また、どちらのプランであっても、最初の30日間は「無料トライアル期間」を設けているため、初めての導入シーンや事業にマッチしないといった場合でも、お得にサービスの使用感を試すことができます。
eFAXの月払いプラン
以下が、eFAXの月払いプランの詳細になります。登録手数料 | 1,000円(税別) |
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支払いプラン | 月払いプラン:1,800円/月 (税別) |
受信料金 | 毎月150ページ まで無料 ※151ページ目以降は、10円/ページ |
送信料金 | 毎月150ページ まで無料 ※151ページ目以降 10円/ページ(国内) ※1ページは60秒ごと に計算されます |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込・口座振替 |
eFAXの年払いプラン
以下が、eFAXの年払いプランの詳細になります。登録手数料 | 1,000円(税別) |
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支払いプラン | 年払いプラン:18,000円/年 (税別) |
受信料金 | 毎月150ページ まで無料 ※151ページ目以降は、10円/ページ |
送信料金 | 毎月150ページ まで無料 ※151ページ目以降 10円/ページ(国内) ※1ページは60秒ごと に計算されます |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込・口座振替 |
eFAXの評判は「悪い」って本当?
さて、一見すると便利なサービスにも思えるeFAXですが、インターネット検索を利用してみると、その評判や口コミについては少々ネガティブな意見も散見されます。特に、これからeFAXを導入しようと検討している場合には、実際のユーザーによる評判や口コミといったものは、サービスを選ぶうえでは、非常に重要な指標の一つとなります。
ここからは、実際にeFAXを利用しているユーザーによる評判や口コミなどを参考にしながら、一体どのような声が上がっているのかをチェックしていきましょう。
eFAXの良い評判
まずは、eFAXを利用しているユーザーのなかでも、比較的好印象な口コミから見ていきましょう。今はネットFAXがあるので、FAX機がなくてもFAXの送受信ができるので、本当に便利です。
— スマホ自由人 (@puresapoweb) April 5, 2020
今はFAXをめったに送ることがないのでネットFAXも使っていませんが、以前はefaxっていうサービスを使っていました。
スマホでFAXの確認もできるので本当に便利です。
ノマドスタイルの人におすすめです。
多くのユーザーが効果を実感しているようで、特に「リモートワークに便利」といった意見や「PDFファイルで閲覧することができる」といった好印象な意見が寄せられています。前の事務所ではeFAXでしたねー。受信もPDF化された状態でメールくるからめちゃ便利。いまの事務所でも導入準備中です。 https://t.co/qyfrtay13o
— 湯浅竜 (@yuasa_r) April 1, 2020
eFAXの悪い評判
続いては、eFAXを実際に利用しているユーザーのなかでも、特にネガティブな意見を見ていきましょう。— 手を洗うちきた (@chiquita_dcbc) November 23, 2016
ネットFAXいろいろ調べてるんだけど私受信多数・送信月1〜2枚なんだよね💦月額定額だとコスパかなり悪い気が
※以前はeFAX使ってた
ご丁寧なカバーシートという習慣も個人的にはなくなって欲しい…
てかFAXみんなでせーのでやめようよー!( ˃ ⌑ ˂ഃ )紙詰まるし不便だよー💦
評価の声が高い一方で、インターネットを経由したFAXサービスとなっているため、利用する環境によっては「送信に時間がかかる」といった意見や「送信エラーで完了できなかった」といった意見などが散見されます。
eFAXのメリット
ここからは、上記の評判や口コミなども参考にしながら、eFAXを利用することによって得られるメリットについて、簡単に整理していきましょう。
業務の効率化につながる
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどのデジタル端末から、いつでもどこでも手軽にFAXを送受信することができるようになるため、日々の業務の効率化や生産性の向上などに大きな効果を見込むことができます。利用可能な電話番号が豊富
市外局番に関しては、他社のインターネットFAXサービスの多くが050番号となってしまうなかで、eFAXだけは全国の主だった市外局番が使えるということで、地域番号にこだわりを持ったユーザーからは、評価の高いポイントとなっているようです。コストパフォーマンスが高い
月間150枚までの送受信に関しては、追加料金が発生せずに無料で利用することができるため、コストパフォーマンスについても、他社サービスよりも優れたサービスであると言えるでしょう。 eFAXの詳細はこちらからeFAXのデメリット
続いては、先ほどの評判や口コミなどを参考にしながら、eFAXを利用することによるデメリットを整理していきましょう。
通信エラーが発生する可能性がある
インターネットを介したサービスであるため、どうしても利用する環境や回線の速度などによっては、送受信のエラーが発生する可能性があり、場合によっては正常に完了することができないシーンもあるようです。アメリカのサーバーを経由してしまう
FAXによる送受信を行う場合には、アメリカはロサンゼルスにあるサーバーを経由する仕組みとなっているため、日本国内の0120から始まるフリーダイヤルにはFAXを送ることができないということは、あらかじめ注意しておくべきでしょう。1枚ではなく60秒で料金が算出される
FAXの料金については「1枚=60秒」のルールでカウントされており、仮に、通信不安定などで120秒かかった場合であっても、利用料金は2枚分にあたる20円が加算されてしまうため、こちらも事前に注意しておくべきでしょう。 eFAXの詳細はこちらからeFAXの使い方と送り方
ここからは、eFAXの導入後のイメージが掴みやすいように、実際のサービスの使い方や送信の方法などを解説していきます。
eFAXの送り方(送信方法)
FAX機がなくとも送信できるeFAXは、メールを使って相手にFAXを送るインターネットFAXサービスです。相手のFAX番号を含めたメールアドレス宛に、送信したいデータファイルを添付して送るだけで、簡単にFAXを送信することが可能です。
なお件名と本文に文字を入れると、それがそのまま表紙となるため、送り状などが必要な場合であっても、別途資料を作る必要もなく、作業の手間を省くことができます。
送信できるデータも、PDFやパワーポイントのほか、エクセルやワードの形式でも可能となっていることに加えて、JPGやGIFなどの画像ファイルも添付することができます。
eFAXの受け取り方(受信方法)
受け取り方についても、送信と同様にとてもスムーズに完了させることができます。普通のメールが届くのと同じように、相手から送られてきたデータがメールで受信トレイに届きます。
相手先は、従来のFAX機を使っていても、こちらのFAX番号にいつもどおり送信するだけで、特殊な操作などもありません。
受け取る側は、通常通り受信用のメールアドレスに届くようになっているため、普段のメールと同じように添付ファイルを開いて確認するだけです。
インターネットFAXは、このようにメールでやりとりをするだけなので、FAX機の近くで待っていなくても、外出先などから素早く確認することができるでしょう。
eFAXの利用にあたってのポイントや注意点
eFAXは、便利なインターネットFAXサービスである反面で、導入時には覚えておきたい注意すべきポイントなどもいくつか存在します。
これはeFAXに限った話ではありませんが、インターネットFAXサービスというものは、メールアドレスを用いてFAXの送受信を行うサービスであるため、届いたFAXがほかのメールに埋もれてしまうリスクが考えられるのです。
大切な書類を見落としてしまったり、誤って削除してしまったりといったヒューマンエラーを引き起こさないためにも、受信用のメールアドレスのフォルダ分けや、フィルタリング設定などによって、人為的なミスを防ぐ工夫が必要と言えるでしょう。
また、最初の30日間は利用料が無料となるeFAXですが、その30日間を過ぎてしまうと自動的に有料期間へと移行してしまうため、試用期間の解約を行う場合には忘れずに手続きを済ませておきましょう。 eFAXの詳細はこちらから
eFAXの導入から解約までの流れ
eFAXは、公式サイトのWEBページから簡単に申し込むことができます。
基本的な流れは以下の通りです。
①月払いプランか年払いプランかを選択
②利用する国と市外局番を選択
③市外局番を選んだら好きなFAX番号を選択
④お客様情報の入力
なお、最初の30日間は無料期間となるため、料金の引き落としは31日目以降に発生し、登録料である1,000円も一緒に引き落とされます。
また、解約をする場合には、お客様情報とサービスの保護、第三者によるなりすまし行為などを防ぐため、専用のサイトから解約手続きを行います。
お客様専用サイトにログインしてから、ヘルプ画面に遷移することでサービスを解約することができます。
まとめ
今回は、世界中で利用されているインターネットFAXサービスの「eFAX」について、そのサービスの特徴や料金プランから、評判をもとにしたメリット、デメリットについて紹介していきました。メールを送るだけでFAXの送受信が可能となるeFAXは、機器の設置や送受信に必要な印刷代なども必要なくなるため、業務の効率はもちろんのこと、社内のコスト削減にも大きな効果を見込むことができるでしょう。
「FAXにかかるムダをどうにか改善したい」、「少しでも社内のコストを削減したい」、そのような場合には、この機会にぜひ、eFAXをはじめとするインターネットFAXの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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