これまで、自宅やオフィスのドアに取り付けるスマートロックをご紹介してきましたが、実は自転車用のスマートロックが続々と登場しているのです。近年の自転車ブームにより、幅広い世代でロードバイクやクロスバイクに乗っている人を見かけるようになりました。見た目もオシャレで機能性も高いことから、男女問わず人気となっています。
しかし、このような自転車は、数万円以上するものが多く、高いものだと20万円近くになることもあるため、盗難被害に合いやすいのが現状です。 そこで、より防犯性の高い鍵を求めて増えてきたのが、自転車向けのスマートロックです。
しかし、このような自転車は、数万円以上するものが多く、高いものだと20万円近くになることもあるため、盗難被害に合いやすいのが現状です。 そこで、より防犯性の高い鍵を求めて増えてきたのが、自転車向けのスマートロックです。
自転車にスマートロックを付けるメリット
自転車用の鍵は、今でも簡単に壊せない強いものや、太いものなど様々発売されていますが、その中でもスマートロックにするメリットはどんなものがあるのでしょうか。鍵を開けるのが簡単
自転車に乗る際、自転車の鍵を探したり、チェーンロックを外すのに時間がかかったりと、面倒なことが多いですよね。加えて、荷物を持っている時などは、屈んで鍵を開けるのも一苦労。その反面、スマートロックであれば自転車に近づきながらスマホを操作して鍵を開けたり、自転車に近づくだけで開いたりするので、鍵を開けることに対する工数もグッと少なくなります。鍵の紛失が減らせる
自宅の鍵もそうですが、普通の鍵を持つ場合、きちんと鞄に入れていたと思っても、つい紛失してしまうことがあります。スペアキーを持っていれば良いですが、無い場合は自転車屋さん等で鍵ごと壊してもらうほかありません。そんな時、スマートロックであれば鍵の紛失を心配する必要がありません!スマホを持っていれば安心して開けることができます。オススメ自転車用スマートロック8選
Ellipse(エリプス)
航空機開発会社のエンジニアたちによって2013年に設立されたLATTIS社が開発した「Ellipse」は、スマートフォンから簡単に開錠・施錠ができる自転車用のスマートロックです。Bluetoothを使って鍵を使わず、アプリで開ける「キーレスエントリー」や本体内蔵の加速度計が施錠中の振動を感知して起動する「盗難アラート」、事故の際にワンクリックで設定された連絡先に発信できる機能、ソーラーバッテリーなど、様々な防犯システムが備わっています。関連サイト:Ellips
LINKA(リンカ)
自転車に取り付けるタイプのスマートロック『LINKA』は、本体に付いているボタンをワンプッシュするだけで鍵を閉めることができ、開ける際もスマートフォンを持って近づくだけでBluetoothにより開錠することができます。毎回アプリを起動する手間も省けるので両手がふさがっていても安心。もちろん、自転車が盗まれそうになった際は約100デシベルのアラート音がなるので犯人を威嚇するには十分かと思います。関連サイト:LINKA lock
Deeperlock(ディーパーロック)
この度、クラウドファンディングサイトKickstarに登場した自転車用スマートロック『Deeperlock』見た目からしてもシッカリ守ってくれる予感がします。暑さ1.35mmの鋼鉄で作られた『Deeperlock』ですが、内部には振動センサーや盗難時のアラーム機能、自転車から離れても置いてある場所を監視出来るGPSも付いています。もし万が一盗まれることがあっても、GPS機能を使えばスマホアプリからすぐに場所を特定出来ます!まだ国内への発売はされていないようなので、残念ですね。関連サイト:Deeper Lock
noke(ノーキー)
2014年に創設されたNoke社が開発したスマートロック『Noke』は、南京錠タイプとU字タイプの2種類あります。小型でシンプルな南京錠タイプは天気の変化にも強く、本体も強靭な素材で作成されており、利用時はBluetoothを通じて簡単に開錠できる優れモノ。鍵を複数管理することもできたり、友人とシェアも可能だったりと便利機能も十分備わっています。また、別売りのカスタムケーブルを使えば自転車用のスマートロックにも変身。自転車向けに開発されたU字タイプも、簡単に壊れない素材に加え、本体を3秒以上揺らしたり不正確な暗証番号を4回以上入力すると、半径50m以内の人が気付く程のアラームが鳴ると言った安心のセキュリティシステムが搭載。
I LOCK IT(アイロックイット)
I LOCK ITは、自転車フレームに取り付ける自転車ロックで、Bluetoothに接続し、スマートフォンと連携したモーションセンサーが付いています。連動したスマホ持って自転車から離れると、自動的に施錠されます。そして自転車に近づけば、今度は自動的に解錠します。 もし誰かが自転車を盗もうとすると、複数のモーションセンサーが作動し、110dBの大音量警報を発し、スマートフォンにも通知が届きます。スマホを持ち歩かない場合にも「キーフォブ」という別売りの電子キーを持ち歩くだけで、同じ機能を果たすことができます。万が一充電が切れた場合には、事前に登録した6桁のセキュリティコードで解錠できます。 I LOCK ITはキーレス設計なので、鍵穴がなく、厚さ8mmのステンレススチールにより、高い防犯性を発揮します。スマホアプリで家族や友人への鍵の共有も可能となっており、物理的な鍵の貸し借りも不要です。 本体は自転車フレームに装着するため、電子部品に特殊コーティングが施されています。
これにより、気候変動から鍵を守ることができます。またバッテリーは、フル充電で6ヶ月稼働が可能です。
関連サイト:I LOCK IT
KADALOCK(カドロック)
台湾発のKADALOCKは、従来のシャックル錠や固定式ロックとは異なり、自転車フレームのウォーターボトルケージに本体を装着し、ボトルケージ兼スマートロックというもの。本体から伸びたワイヤー自転車の、後輪をロックするKADALOCKは、見た目はとてもシンプル。 特殊なBluetooth技術を採用することで、本体にタッチするだけでロックの施錠、開錠ができるようになっています。万が一、スマホを紛失した際にも、鍵がクラウドに保存されているので、クラウドバックアップで取り戻す事ができます。
鍵の共有も簡単で、友人や家族との共用自転車にも利用できます。 モーションセンサーと、ケーブルセンサーを内蔵しているKADALOCKは、誰かが自転車を盗もうとすると、各センサーが作動して80dBの大音量警報を発します。盗難に遭ってしまっても、オンラインで自転車をロックして行動不能にする「オンラインロストクレーム」機能があるので安心。
関連サイト:KADALOCK
Bisecu(バイセキュ)
自転車の前輪に取り付けるタイプのスマート自転車ロックである、Bisecu(バイセキュ)は、Bluetoothで連動したスマホを持た状態で、自転車から離れると、本体が前輪をロックします。そして自転車に近づけば、ロックを解除します。なおスマホアプリを使えば、手動での解除も可能です。万が一、自転車が盗難に遭った場合は、モーションセンサーが作動して、100dBの大音量警報を発し、スマホにも通知が届きます。鍵は、重さ390gの軽量設計のため、自転車のデザインを損ねる事なく取り付けることが出来ます。自転車の前輪ハブに取るつけるバイセキュは、本体を地面に近い位置に装着するため、ロードバイクの性能を損なう事もありません。 バッテリーは、フル充電で6ヶ月稼働が可能で、残量が減ると、スマホアプリから警報が届きます。スマートフォンの充電が切れた場合は、内蔵の外部ボタンを使用してパスコードを打つことでロックを開くこともできます。
関連サイト:Bisecu
BitLock(ビットロック)
BitLockは、iPhoneやAndroidなどのスマホアプリとの連携で、一定距離に近づくと自動で解錠する「キーレスエントリー」機能を備えたU字錠(シャックル錠)になります。専用アプリ上で利用者登録を行った後、Bluetoothを介して自転車の施錠・解錠ができるようになります。解錠方法は、連動したスマホを持って自転車に近づくだけで、自動的に認識されて鍵が開くようになります。この専用アプリでは、自転車の位置情報も地図上で確認できるうえ、自転車の置き忘れや盗難にも対応できます。 専用アプリには、走行距離やカロリー計算といったヘルストラッキング機能なども実装されているほか、自動車と比べてどれだけCo2を削減したかといった、環境に配慮したエコ機能も搭載。
関連サイト:BitLock
まとめ
国内の自転車の盗難件数は、平成27年度でおよそ26万件にも上るといいます(「平成26、27年の犯罪情勢」 警察庁)。そのうち約11万件が施錠しているにも関わらず盗まれた件数です。普通に鍵を付けていても取られてしまう現在、より防犯性の高い鍵が必要となってくるのではないでしょうか。今回は海外で展開されているメーカーをご紹介しましたが、今後、国内でも自転車用のスマートロックが広まってくるかもしれません。 近年、シェアサービスの拡大により、全国各地に自転車のシェアリングサービスが登場しています。歩くには遠いけど、タクシーを使うのはもったいない・・そんな微妙な距離(通称:ラストワンマイル)にピッタリの、シェアサイクルは今後注目のサービスと言えます。そしてシェアサイクルになくてはならないのが、スマートロック。スマホを使って予約したり、自転車を取り出したりできるので、シェアサイクルとスマートロックは切り離せないサービスと言えます。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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