引き戸で使えるスマートロックの選び方と注意点!おすすめの引き戸向けスマートロックも紹介!

家族の安全を守るために、玄関の鍵選びは重要です。でも、引き戸の場合、適切なスマートロックを見つけるのは難しいと感じていませんか?

従来の鍵と比べて、スマートロックはどんなメリットがあるのでしょうか?

また、後付けは可能なのか、セキュリティは大丈夫なのか、気になる点も多いはずです。
この記事では、引き戸対応スマートロックの選び方から、おすすめ製品、導入時の注意点まで徹底解説します。

引き戸用スマートロックとは

引き戸対応スマートロックの種類と特徴

引き戸に対応するスマートロックには、 後付け可能な製品と取り付けができない製品があります

多くの引き戸用スマートロックは、サムターン(鍵を開閉するつまみ)がある扉に取り付けられます。代表的な製品として、Qrio Lock、セサミスマートロック、ES-F500Hなどがあります。これらは、スマートフォンでの遠隔操作やオートロック機能を備えており、便利で安全な生活をサポートします。

  • Qrio Lock:ハンズフリー解錠やドアセンサーによる開閉検知が特徴
  • セサミスマートロック:工具不要で簡単に取り付けられ、カギのシェアも可能
  • ES-F500H:開き戸・引き戸両対応で、ICカードや指紋認証にも対応

後付けスマートロックのメリットとデメリット

後付けスマートロックのメリットとしては、既存の鍵を活かしつつ、スマートフォンでの遠隔操作やオートロック機能が利用できる点が挙げられます。これにより、鍵の持ち歩きが不要になり、家族や友人とカギをシェアすることも可能です。また、入退室履歴の確認や、ワンタイムキーの発行など、セキュリティ面でも優れています。

一方で、デメリットとしては、バッテリー切れのリスクや、電波干渉による誤作動の可能性があります。さらに、賃貸物件では取り付けに制限がある場合もあるため、事前に確認が必要です。

後付けスマートロックを選ぶ際は、自宅の引き戸との互換性や、必要な機能を十分に検討することが重要です。

メリット デメリット
  • スマートフォンでの遠隔操作
  • オートロック機能
  • カギのシェアが可能
  • 入退室履歴の確認
  • バッテリー切れのリスク
  • 電波干渉による誤作動の可能性
  • 賃貸物件での制限
  • 互換性の確認が必要

引き戸用スマートロック選びのポイント

引き戸の素材や構造に応じたスマートロック選びは重要です。アルミ製の引き戸は耐久性が高く、多くのスマートロック製品と相性が良いです。木製の場合は高級感がありますが、製品によっては加工が必要になることがあります。ガラス製は防犯面での配慮が必要で、スマートロックとの組み合わせは一般的ではありません

形状面では、引き違い戸は選択肢が豊富ですが、2点ロックが必要な場合もあります。片引き戸はスタイリッシュですが、設置場所が限定される可能性があります。

引き分け戸は開口部が広く取れますが、高価格帯の製品が多いです。引き込み戸は省スペースですが、設置が難しい場合があります。 素材や構造に加え、防犯性能や気密性も考慮し、専門業者に相談しながら最適な製品を選びましょう

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スマートロックの機能と安全性

Bluetooth解錠とオートロック機能

Bluetooth対応のスマートロックは、スマートフォンとの連携により、鍵の開閉をより便利にします 。特に子供連れや荷物が多い時には、スマホを持っているだけで解錠できるため、鍵を探す手間が省け、スムーズな出入りが可能になります。

また、オートロック機能により、施錠し忘れの心配も軽減されます。 しかし便利な反面、Bluetooth接続の不安定さにより、手ぶら解錠機能が正常に動作しないことがあります

また、スマホの電池切れやBluetooth接続不良時に、オートロック機能で締め出されるリスクもあります。 Bluetoothスマートロックは、GPSやBluetoothの精度によっては、手ぶら解錠機能が正常に動作しない場合があります。

スマートロックのセキュリティ性能を検証

スマートロックのセキュリティ性能は、製品選びの重要な要素です。多くの製品が高度な暗号化技術を採用し、通信の安全性を確保しています。

例えば、Bluetooth 4.0以降のAES暗号化方式対応製品は、通信の盗聴リスクを低減します。 ハッキング対策も重要で、セキュリティチップ搭載や使い捨て通信技術を採用した製品が注目されています。物理的な設置方法も考慮が必要で、粘着テープ式よりもシリンダー交換型や工事型の方が強固です。

信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことも大切です。セキュリティ専門企業の技術力は、製品の安全性向上に直結します。また、アクセス履歴確認機能があれば、不正使用の早期発見に役立ちます。

セキュリティ要素 重要ポイント
通信暗号化 AES暗号化方式対応
ハッキング対策 セキュリティチップ、使い捨て通信技術
物理的設置 シリンダー交換型や工事型が強固
メーカー信頼性 セキュリティ専門企業の技術力
機能 アクセス履歴確認機能

バッテリー寿命と維持費の実態

スマートロックのバッテリー寿命は製品によって異なりますが、一般的に約6〜9ヶ月程度持続します。例えば、SwitchBotスマートロックは約6ヶ月、SwitchBotスマートロックProは約9ヶ月間電池交換が不要です。これは、頻繁な交換を必要としない比較的長い寿命と言えるでしょう。

維持費については、主に電池代が発生します。多くの製品が買い切り型で、月額料金は不要ですが、指紋認証や遠隔操作などの追加機能を利用したい場合、別途機器の購入が必要になることがあります。 バッテリー残量の確認は、スマートフォンアプリで簡単にできる製品が多いです。電池切れによるトラブルを避けるため、定期的な確認をおすすめします。

また、リチウム電池を使用する製品は、アルカリ電池よりも長持ちする傾向があります。バッテリー寿命と維持費を考慮し、自分のライフスタイルに合った製品を選びましょう。

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スマートロックの注意点と対策

DIYで取り付ける場合

DIYでスマートロックを取り付ける際は、まず既存の錠前を取り外し、スマートロック本体をドアに固定します。その後、スマホやカードの登録など初期設定を行い、動作確認をします。しかし、電気工事や複雑な設定が必要な場合もあるため、自身のスキルを考慮して判断しましょう

不安な場合は専門業者への依頼がおすすめです。専門業者は、現地調査から取り付け、アフターサポートまで一貫したサービスを提供します。業者に依頼する場合、正確な施工と充実したサポートが魅力ですが、費用がかかる点は考慮が必要です。業者選びは複数社を比較し、信頼できる会社を選びましょう。

引き戸用スマートロックの取り付けは、製品の特性や住宅の状況によって難易度が変わるため、慎重に検討することが大切 です。

賃貸住宅でのスマートロック導入方法

賃貸物件で スマートロックを導入する際は、大家さんやオーナーの許可が必要 です。最近は、既存の錠前に簡単に取り付けられ、退去時の原状回復が容易なスマートロックが増えています。

大家さんの許可を得るポイントは、セキュリティ向上や物件価値上昇などの利点を明確に説明すること。また、設置方法と原状回復の容易さを示し、費用負担の提案も重要です。さらに、保険加入や損害賠償の取り決めを提案し、トラブル発生時の責任の所在を明確にすることで、大家さんの不安を解消できます。

引き戸用スマートロックの場合、製品の特性や取り付け方法を丁寧に説明し、納得してもらえるよう誠実に対応しましょう。

よくあるトラブルと解決策

  • 電池切れ
    多くの製品は電池残量低下のアラート機能を備えていますが、定期的な確認を心がけましょう。また、物理キーを常に携帯するか、キーボックスに保管しておくと安心です。
  • キーの閉じ込み
    オートロック機能付きの場合、外出時は必ずキーを持ち出す習慣をつけることが大切です。
  • 通信トラブル
    Bluetooth接続の場合、他の機器との干渉を避けるため、ドア付近に電子機器を置かないよう注意しましょう。
  • ハッキング
    多くの製品は対策を施していますが、不安な場合はメーカーに確認するとよいでしょう。トラブル発生時に備え、メーカーのサポート体制も事前に確認しておくことをおすすめします。

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おすすめ引き戸用スマートロックと導入後のサポート

SESAME

セサミスマートロックは、スマホで家のカギを施錠/解錠できるスマートロックです。取り付けも簡単で、カギをシェアすることも可能です。工事や工具は一切必要ありません。

扉の内側のサムターンにセサミを取り付けるだけで、入手したその日からスマートロックとして利用できます。スマホからBluetooth経由で、簡単に解錠/施錠が行えるようになります。誰がいつ解錠・施錠したか確認でき、家族や友人同士でカギのシェアも可能。解錠後はオートロック機能により、自動でセサミが施錠してくれます。解錠から施錠までの時間を自分で設定することも可能です。

「手ぶら解錠機能」では、GPSにより自動で帰宅を検知し、家についた時に自動でカギが解錠されます。ドアの前でスマホやカギを取り出す必要がなくなるでしょう。  

製品名 セサミ スマートロック
サイズ 32.8 mm × 32.8 mm × 27.6 mm
重さ 約16.25g
最高消費電力 0.2A
電圧 4.75V~5.5V
プラグ USB-A
引き戸 対応可
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Qrio Lock

Qrio Lock

Qrio Lockは、スマートフォンでカギを操作できるスマートロックです。スマホを持っていれば、ドアに近づくだけでカギが解錠される「ハンズフリー解錠」機能が搭載。わざわざカギを取り出したり、暗証番号を入力したりといった手間がかかりません。  

ドアの開閉をセンサーが検知する「オートロック機能」も搭載。付属のドアセンサーによって、ドアの開閉状態が検知できるようになっています。ドアが閉まれば自動で施錠されるので、カギの閉め忘れもなくなるでしょう。  

引き戸にも対応しています。戸の隙間にゴミがたまっていたり、戸の変形が起こったりしている場合には、完全に閉まらなくなることが想定されます。この場合にはオートロックがうまく作動しないので注意してください。  

製品名 Qrio Hub(Q-SL2)
サイズ 115.5m×57mm×77mm
重さ 約207g
電源 DC6.0V、CR123Aリチウム電池×2
対応OS iOS11.4以上 Android5.0以上
通信 Bluetooth® 標準規格 Ver4.2(LE)
出力 Bluetooth® 標準規格Power Class2
周波数帯域 2.4GHz帯
引き戸 対応
 

ES-F500H

ES-F500Hは、株式会社エナスピレーションが提供する開き戸、引き戸対応のスマートロックです。 自動解錠機能が搭載されているので、スマホをカバンに入れておけば、家に帰って来たときに自動解錠してくれます

ドアを閉めれば自動的に施錠オートロック機能も搭載。カギを閉め忘れる心配もありません。オートロック機能は、設定でON/OFFの切り替えが可能です。  

カギ部分にはフック型が採用されていることで、開き戸・引き戸両方への対応が可能となりました。設置は両面テープではなく、ネジ止めするタイプなので、使っているうちに外れてしまうという心配がなくなるでしょう。  

スマホアプリ以外にも、交通系ICカード・暗証番号・指紋・リモコン(別売)などに対応しており、手ぶらの状態でも、暗証番号や指紋を使って解錠することが可能で、スマホを忘れて閉め出されるといった心配もありません。  

製品名 ES-F500H
サイズ 室外機 縦176mm×横70mm×厚24.5mm 室内機 縦190mm×横75mm×厚60 mm
重さ 約1.94 kg
電池寿命 約1年
定格電圧 DC6V(単3アルカリ乾電池4本)
非常用電源 DC9V(9V型角形アルカリ乾電池)
引き戸 対応可

アフターサポートと保証内容の重要性

スマートロック導入後のアフターサポートと保証内容は、製品選びの重要な要素です。 多くのメーカーが24時間対応のコールセンターを設置し、トラブル時の迅速な対応を心がけています

例えば、EPICスマートロックは専用コールセンターを設け、製品に同梱された防水シールに電話番号を記載しています。保証期間は通常1年間で、製品本体や付属品が対象となります。ただし、保証内容は製品によって異なるため、購入前に確認が必要です。

また、アプリのアップデートやファームウェアの更新サポートも重要な点です。これらのサポート体制が充実していることで、長期的に安心して使用できます。さらに、一部のメーカーでは延長保証オプションを提供しており、より長期的な保護を受けられる場合もあります。

まとめ

引き戸用スマートロックの選び方と注意点について詳しく解説しました。引き戸の素材や構造に合わせた製品選びが重要で、後付け可能な製品も多く登場しています。

Bluetooth解錠やオートロック機能の便利さと、セキュリティ性能の検証結果も紹介しました。バッテリー寿命や維持費も考慮すべき点です。アフターサポートや保証内容の重要性も忘れずに。

スマートロックは便利さと安全性を両立させる優れたデバイスです。自分のライフスタイルに合った製品を選び、快適な生活を実現しましょう。

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この記事を書いたライター

Wiz Cloud編集部

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