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今回は指導案とは何か、作成のポイントなどを解説します。
保育指導案とは
保育指導案とは、園児を保育する上で重要な指針となる文書です。ベテラン保育士でも指導案作成には時間がかかることもあり、主任や園長、他の保育士と話し合いながら作成します。
保育指導案を一言で言えば「園児の発達を支え、スムーズに進めるための計画案」と言えます。
指導案は年次、月次、週次と長い期間の指導案から作成します。
年次計画を達成するために必要な計画を月案に落としこみ、さらに月案の達成のために週案を作成すると言った具合です。
最終的には日誌の形で、指導案に沿った保育ができているかを確認しながら保育業務にあたります。
指導案の形式、フォーマット、書くべき項目などは園によって違います。園の保育方針が指導案のフォーマットに反映されていることもあるため、初めて指導案を作成する際には、書き方を指導してもらったり、相談したりすることがとても重要と言えます。
保育指導案の種類〜年次計画・月案・週案
保育指導案には以下の3種類があります。
・年次計画 ・月案 ・週案 年次計画は1年間の保育方針や目標を定めた指導案で、長期的に園児の発達を支え手促すために作られる書類です。1年間で達成すべきねらい、目標、課題をを定めたり、洗い出したりします。
月案は年次計画を達成するために、1ヵ月単位で作成する指導案を指します。年次計画だけでは、指導内容などにブレが生じて、年次計画の達成が危うくなります。しかし月案があることにより、中期的な視点で園児を支えることができます。毎月月案を振り返りながら、年次計画の達成を目指します。
週案は月案の達成のために毎週作る、ないしは確認する指導案です。年次計画、月案と落とし込んできた指導案を短期的な視点に落とし込んで作ります。毎日の保育は週案を意識しながら行うことになります。
指導案には含まれませんが、日誌を毎日作成することにより週案の通りに保育が進んでいるか、あるいは修正すべき点はないかどうかなどを確認します。
保育指導案(年次計画)作成時の注意点
注意点は園児の1年後を想像して、どんな状態になっているか、着地点を見定めることです。子どもの発達はひとりひとり違います。そのため、この子ならどのようになっていて欲しいか、どのようになっているかを分析、想像して作ることが大切です。
子どもにとって1年はとても長い期間であり、大人の1年に比べれば成長が著しいことは言うまでもありません。よって保育士の経験が活きる指導案となります。
保育士として経験が浅い場合、ベテラン保育士などの助言を頼りに作成すべき書類です。
保育指導案(月案・週案)作成時の注意点
月案・週案は中期的視点、短期的視点に沿って作られる書類です。月案は年次計画から遡って、毎月どのような指導を行えば良いか、どのような状態になっていて欲しいかを考えながら作ります。子ども達の状況は日々変わるため、月案だけでなく週案も必要となります。
週案は月案と同じく、月案を達成するために必要なことを週単位に落とし込んだ短期的視点で作られる文書です。
日々の子ども達の状態を加味しながら、今週のも苦表やねらいを作って、子ども達を支えます。
月案も週案も、最終的には年次計画の達成のために作られます。そして主役は子ども達であることを忘れてはいけません。
子ども達ひとりひとりの発達具合や状態を見ながら、柔軟に対応することも求められます。
保育日誌と指導案
保育日誌は週案や月案と連携しながら作るものです。子どもの状態や発達記録として日誌を使うのはもちろんですが、保育士として日々の反省を記すことも必要となります。
特に重要なことは週案や月案と日誌を連携させることです。日誌は週案を達成するための道しるべとなるものであり、週案を意識しながら保育業務にあたり、日誌で週案とのズレや想定と違うところなどを記録していくことで、子ども達の発達をしっかり支えられるようになります。
保育指導案の「ねらい」について
指導案に記載する「ねらい」とはどのようなものでしょうか。「ねらい」に就いて解説します。
「ねらい」とは何か
ねらいとは子ども達になって欲しい姿、目指せる姿を具体的に記載したものです。大切なことは、保育士の思いだけでなく、子どもたちひとり1人の発達に即して育てられる芽を見つけることにあります。
そして保育園生活の中で得られること等を記載していきます。また保育士として明らかにしたい園児の個性なども記載します。
「ねらい」に書くべき内容は?
「ねらい」に書くべき内容を具体的に説明します。書く内容は多いですが、「ねらい」の重要性から考えると、多くのことを考えて記載しなければいけません。
保育活動の内容
具体的な指導についての事柄を記載します。活動の内容や子ども達がどんな達成感を得られるのか、感じられる満足など、保育活動によってもたらされる子ども達の内面を考えながら書かなければいけません。
活動内容を書く時のポイントは、子どもが興味を持てるか、今度の活動に結びつくような指導案になっているか、保育園の中で社会的学びが得られるかなどです。
いずれも子ども達の発達の上で重要なことだと言えます。
環境について
ここで言う環境とは、「ねらい」で作成する活動内容を実施するために必要な環境のことです。
理想的には子ども達が自ら関わっていきたくなるような環境を整え、活動内容の「ねらい」がスムーズに進むようにします。
また安全性や保護者が安心して子どもを預けられる環境にも配慮して下さい。
子ども達の編成・対象年齢
子どもの数や組み合わせ、男女比などを考慮した指導案を作成します。また季節や時節柄等も配慮しなければいけません。
そして子ども達の編成に合わせて、対象年齢を加味した指導案を作成します。
具体的な保育業務や時間配分
対象年齢や編成、子ども達の発達度に合わせて、生活しやすい時間配分や保育を考えて「ねらい」を作成します。
保育の活動では内容によって、子ども達が意欲的に取り組める時間は変わりますし、興味関心もひとりひとり違います。よって偏りがないような保育活動と時間配分を作成しなければいけません。
指導案作成をスムーズにするICTシステム〜CoDOMON(コドモン)
指導案は年次計画、月案、週案と長期的、中期的、短期的な視点に落とし込みながら作成します。さらに子ども達の発達記録などをもとに、さまざまな要素を加味しながら「ねらい」を作らなければいけません。
配慮すべき事項が多いことから、紙の台帳で管理するには限界があります。指導案作成をスムーズに行い、さらに保育の質を高めるにはICTシステムを使うことがとても有効です。
保育園・幼稚園向けICTシステムにはCoDOMON(コドモン)が実績もあり、おすすめです。
指導案作成をICTがサポートする
ICTの導入により、画面上で他の台帳や過去の日誌、指導案などを見ながら、新たな指導案を作成できます。また紙の台帳では紙をめくる作業だけでも時間がかかります。
指導案作成をスムーズにするには保育士の考える力が必要です。考えることに集中できるようにする仕組みこそ、ICTシステム、コドモンだと言えます。
各指導案と連携して一貫した保育業務を実現
すでに説明した通り、コドモンには年次計画、月案、週案を連携させる機能が備わっています。この機能により、短期的視点に立った週案や日々の発達記録などをスムーズに記録することができるため、月案に即した週案作成や日誌作成も可能となります。
つまり年次計画〜日誌まで一貫した指導案作成、指導案に則った日々の保育業務が実現します。
保育士の業務改善にも役立つ
指導案の作成や日誌の作成は保育士にとってとても重要な業務です。しかしながら、保育士は指導案作成以外にも、連絡帳の作成などさまざまな業務に追われる激務でもあります。
コドモンを導入することで、指導案・日誌作成がスムーズに進むようになり、全体の業務効率化にも貢献します。
よって残業が減り、保育士の待遇改善にも繋がります。
CoDOMON(コドモン)で保育の質向上と経営改善を実現
コドモンは保育士が指導を行う上で欠かせない、指導案作成をサポートします。またスムーズな指導案作成だけでなく、年次計画〜日誌まで連携させることができるため、保育の質の向上にも貢献します。
そしてコドモンが全体の業務を効率化させることで、残業時間の減少など経営改善にも寄与します。
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この記事を書いたライター
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