「送信したメールを開封してもらえない」
「SMS送信サービスを導入したいけど、どれが良いか分からない」
SMS送信サービスは、DMやお知らせをショートメッセージ(SMS)で一斉送信できるサービスです。
しかし、市場には様々なSMS送信サービスが溢れており、どれを選べば良いかお悩みの企業も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、SMS送信サービスの比較ポイントを踏まえて、おすすめツール13製品を徹底比較していきます。
SMS送信サービスの主な機能や料金相場、メリット・デメリットも紹介しているので、導入を検討している方は必見の内容です!
SMS送信サービスとは「SMSを一斉送信できるサービス」
SMS送信サービスは、 ターゲットに向けて、DMやお知らせ配信のショートメッセージ(SMS)を一斉送信できるサービスです。
各キャリアと連携して、送信者や受信者の管理、メッセージの作成、配信スケジュールの設定、SMSを活用したマーケティングなどが可能です。
また、API連携により自社システムとの統合や自動化もできるため、業務効率化にも効果的です。
さらに、配信結果の確認やキャンペーンの効果測定も可能で、効率的なマーケティング活動も支援します。
SMS配信の仕組み
SMSは、 メッセージを携帯の電話回線経由でキャリアのネットワークに転送 し、送信先に届けることができる仕組みです。
SMS配信サービスは、自社が登録した連絡先リストに対して、SMSを一斉配信します。
なぜ、今SMS送信サービスが使われているのか?
現在、SMS送信サービスが注目される理由に、 高い到達率や 効率性が挙げられます。
SMSは携帯電話の基本機能で、SNSやメールと違ってアプリのインストールが不要なため、到達率が高く、より多くのターゲットに情報を発信できます。
また一斉配信が可能で、効率的に情報発信が行える点でも、幅広い層に向けたPRに適しています。
SMS送信サービスがビジネスシーンに適している理由
一斉送信が可能なため、効率的
SMS送信サービスは一斉送信が可能であり、幅広いターゲットに向けて、アナウンスやプロモーション情報を素早く伝えることができます。
一度に多くの顧客に同じ情報を伝えることができるため、マーケティング活動の工数を削減でき、効率的にビジネスを展開できます。
到達率が高く、見てもらえる可能性が高い
SMSは 携帯電話の基本機能であるため、ほぼすべての顧客が利用しており、高い到達率が期待できます。
また開封率も非常に高く、情報が確実に伝わるため、見込み顧客へのアプローチや既存顧客との関係維持を効果的に行えます。
顧客情報が更新されにくい
携帯電話の番号は、 長期間同一のものを使用する人が多く、メールアドレスなどと比べて変更の頻度が低い 傾向にあります。
そのため、携帯番号を活用するSMS配信は顧客情報が変更されにくく、継続的な情報発信が可能となります。
顧客情報を一度入手すれば、長期的にアプローチできるため、顧客の定着を安定した収益確保を実現しやすいです。
顧客情報を管理しやすく、セキュリティ対策となる
SMS送信サービスは、 番号管理機能が充実しているため、顧客の電話番号を効率的に管理し、配信リストを維持することが可能です。
またセキュリティ面では、個人情報の漏洩防止のため 最新の暗号化技術を採用しているため、データの安全性を確保します。
不正アクセスを監視し、発見した際も迅速に対応できるため、企業は安心してSMSマーケティング施策を展開できます。
API連携ができ、自動送信など利用範囲が広い
多くのSMS送信サービスはAPI連携に対応しており、 自動送信や自社サービスへの組み込みが可能です。
例えば、顧客に対して特定の条件でメッセージを自動送信したり、メールマーケティングと併用したりすることで、到達率を向上させることができます。
SMS送信サービスの利用用途・活用シーン
本人認証
SMS送信サービスは、本人認証のために広く利用されています。
多くのサイトやアプリでは、 新規登録やパスワードリセットなどで本人確認を行う際に、顧客の携帯電話番号へ認証コードを送信します。
これにより、不正なアカウントの作成を防止し、サービスの信頼性を高めることが可能です。
業務連絡
SMS送信サービスは、 電話やメールに比べて確実性が高く、確認の手間も少ないため、業務連絡にも活用されています。
例えば、従業員間での緊急連絡や業務指示、会議の案内など、速やかに伝達が必要な場合におすすめです。
リマインドメール
SMS送信サービスはリマインドメールとしても活用されています。
予約やイベントの参加、支払い期限の案内など、 顧客に対しタイムリーかつ確実に情報を伝えることが可能です。
リマインドメールにSMSを活用することで、顧客満足度の向上や未開封率の低減など、ビジネス効果も期待できます。
重要通知
重要通知の際も、SMS送信サービスを活用できます。
例えば、システム障害や緊急メンテナンス、運営方針の変更など、 顧客や従業員に対して速やかに伝えるべき情報がある場合、SMSによって確実な通知が可能です。
重要通知のタイムリーな配信により、信頼関係の構築や問題の早期解決、伝達不足によるトラブル防止につながります。
プロモーションやキャンペーン告知
SMS送信サービスは、 一斉配信が可能で開封率も高く、情報伝達の確実性が高いため、プロモーションやキャンペーン告知にも活用されています。
大勢のターゲットに向けてリアルタイムに配信できる性質を活かし、期間限定のキャンペーンやセール情報をダイレクトに伝えられます。
またSMS配信サービスでは、分析ツールを利用して告知の効果測定もできるため、改善点を見つけ出し次回以降の告知に活かすことが可能です。
SMS送信サービスの料金相場
SMS送信サービスは、一定の月額費用に、送信件数ごとの 従量課金制が追加される料金形態が一般的です。
料金単価は、 1通あたり6~15円程度が相場です。「国際網接続」は8円前後、「国内直収接続」は15円前後とされています。
初期費用や月額費用はサービスによって異なるため、搭載機能やサポート体制も考慮して、コストパフォーマンスに優れたSMS送信サービスを選びましょう。
SMSを送信する際の料金相場
SMSを送信する際の料金相場は、法人・個人によっても異なります。
法人がSMS送信サービスを利用した場合、1通当たりの送信料はおおよそ15円です。一方、個人がSMSを送信する場合は、1通につき3.3円(税込)の料金が発生します。
上記より、SMSの送信費用は 法人と個人で5倍程度の差がある と分かります。
SMS送信サービスのメリット
開封率が高い
SMSは、 LINEと比べてメッセージが埋もれにくいため、ほとんどの顧客が受信したメッセージを確認することから、開封率が非常に高いです。
また、SMSはメールやSNSと比べてスパムや迷惑メッセージが少なく、信頼性が高いという特徴があります。
そのためSMS送信サービスを利用することで、送信されたメッセージが確実に届きやすくなります。
確実に届けたいメッセージの配信ができる
SMS送信サービスは、漏れなく確実に届けたいメッセージの配信に最適な手段です。
SMSは インターネット接続が不要であり、通信環境が悪い場所でもメッセージが届きます。中には、送信履歴や配信状況の確認ができるサービスもあり、効果的なフォローアップも可能です。
そのため、重要な案内やお知らせ、緊急連絡などの配信に適しています。
電話番号さえ把握できれば配信ができる
SMS送信サービスは、電話番号さえ把握できれば配信が可能です。
ガラケーの利用比率が高いシニア層に対しても、電話番号を把握できればSMSの送信が可能なため、 顧客の世代問わず幅広い層にアプローチできます。
また、顧客情報も最低限電話番号さえ登録しておけば問題ないため、管理がシンプルな点もメリットです。
送信結果をチェックできる
SMS送信サービスには送信結果を確認できる機能があり、マーケティングに活用することができます。
例えば、 リーチ率や開封率、到達率などのデータを取得し、次回以降の配信に活かすなど、効果的なキャンペーンの運用が可能です。
また、SMS内に記載したURLがクリックされたかどうかも確認可能なため、ABテストなどを活用することで施策改善にも役立てられます。
幅広いユーザー層にリーチしやすい
SMSは、 様々なキャリアや携帯電話に対応しており、アプリのダウンロードやインターネット接続が不要なため、年齢や利用環境問わず多くの顧客にアプローチできます。
国外の顧客にも配信できるため、実店舗だけでなく、ECサイトのセールや新商品の告知を行いたい場合にもおすすめです。
マーケティングで効果を高める
SMS送信サービスの中には、ランディングページ作成機能や効果分析機能を標準搭載しているものがあります。
上記のようなマーケティング機能が搭載されたSMS送信サービスを利用することで、 メッセージ内URLのクリック状況把握による効果測定も行えます。
またマーケティングで成果を上げたい場合は、チャットのような双方向コミュニケーション機能が搭載されたサービスを選ぶと、顧客のニーズに合わせた情報提供が可能です。
電話番号は変更機会が少ないためメッセージが届きやすい
電話番号はメールアドレスと比べて変更の機会が少なく、有効なリストを維持しやすいです。
そのためSMS送信サービスを利用することで、長期的な顧客関係の維持が可能であり、安定したコミュニケーションと効果的なマーケティング活動を展開できます。
SMS送信サービスのデメリット・注意点
コストがかかる
SMS送信サービスの利用には、コストがかかります。
サービスによっては、低価格のプランが設けられていますが、 大量配信を行う場合は費用が高額になりがちです。
また、期間や送信件数を制限した無料トライアルを提供しているサービスもありますが、永久無料で使い続けられるSMS送信サービスはないため注意が必要です。
文字数制限がある
多くのSMS送信サービスでは、 660文字までの文字数制限があります。
メールのように、長い文章を送ることができないため、内容を短くまとめなければなりません。
文字情報のみの配信で、画像や動画ファイルを添付できない
SMS配信では、テキストは利用できますが、画像や動画ファイルの添付といった「HTML形式」には対応していません。
デザインやレイアウトに関する制約もあるため、 複雑な情報や視覚的なコンテンツを伝えることは難しいです。
視覚的な要素を活用したい場合や画像・動画ファイルを配信したい場合には、メールやSNSなど他の方法を検討する必要があります。
オプトイン(本人同意)が必要
SMS配信では、 顧客が自らの意思で受信を希望した場合のみ、企業がメッセージを送信できるため、オプトインと呼ばれる本人同意が必要になります。
オプトインを導入することで、無断での情報送信を防止し、顧客のプライバシー保護やセキュリティ対策が可能です。
企業やサービス提供会社の信頼性を向上させるためにも、必ずオプトインを取得しましょう。
SMS送信サービスの主な機能
SMS認証
SMS認証は、会員登録やログインの際に、顧客が指定した携帯電話番号に認証コードを送信し、 本人確認を行うものです。
個人のセキュリティ確保が可能であり、不正利用の防止にもつながります。
個別送信/一括送信
SMS送信サービスでは、個別送信だけでなく、一括送信も可能です。
一括送信機能により、プロモーションや告知などの広報活動において、多くの顧客に対して効率的に情報を届けられます。
また、 顧客の興味・関心に合わせ、パーソナライズされたメッセージを個別送信できるため、開封率アップも期待できます。
予約配信
予約配信機能は、 事前にメッセージ内容を設定し、指定した日時に自動的に送信できる機能です。
予約配信機能を利用することで、訴求効果の高いタイミングを狙って効果的な配信が可能になります。
例えば、セール開始日にお知らせを通知したり、開封率の高い夜間を狙った配信を行ったりすることで、高い訴求効果が期待できます。
全キャリア共通660文字対応
SMS送信サービスでは、全キャリア共通で最大660文字までのメッセージ送信が可能です。
そのため、 送信相手の携帯電話キャリアを問わずく、同じ内容のメッセージを全ターゲットに届けることができます。
URL自動短縮
URL自動短縮機能は、 SMSメッセージ内に含まれる長いURLを短縮する機能です。
URL自動短縮機能を利用することで、文字数制限による制約を緩和し、メッセージの可読性を向上させることができます。
属性差し込み機能
属性差し込みは、 顧客情報をもとにして、個々の顧客に適切な内容を送信する機能です。
例えば、顧客の名前や購入履歴などの情報を使ってパーソナライズされたメッセージを作成し、顧客の関心を引き付けることが可能です。
属性差し込み機能を利用することで訴求効果が高まり、顧客満足度やリピート率の向上に貢献できます。
全キャリア直収接続
全キャリア直収接続は、 主要な携帯キャリアと直接システムを接続することで、効率的にSMS配信できる機能です。
全キャリア直収接続に対応することで、配信遅延やエラーを最小限に抑えられるため、顧客への迅速かつ確実な情報提供が実現します。
また、セキュリティ面にも優れており、顧客情報の取り扱いに対する安心感が向上します。
マーケティング活用機能
マーケティング活用機能には、 メッセージ内に記載したURLのクリック数測定機能や アクセス状況分析機能などが含まれます。
また、SMSマーケティングの効果を測定・分析することができる 効果検証機能もおすすめです。
効果検証機能を活用することで、「誰が、いつ、何をクリックしたか」を把握でき、そのデータを基に最適な送信タイミングを見い出せます。
編集部
顧客のニーズや市場の状況を把握し、適切な対象者へ適切なタイミングで送信することによって、ビジネスの成長が促進され、競争力の向上が期待できます。
利用履歴判定機能
利用履歴判定機能は、 SMS配信履歴を分析し、顧客行動を把握する機能です。
利用履歴判定機能を活用することで、配信成果の評価や効果的なマーケティング施策の立案が可能となります。
また、顧客の反応や傾向を把握することで、今後のSMS配信戦略に役立てることも可能です。
API連携
API連携は、SMS送信サービスを自社で利用している既存システムと連携させる機能です。
例えば、顧客管理システムやWebサイトのフォームとSMS送信サービスを繋ぐことで、 効率的な顧客情報の収集や更新が可能となります。
IVR連携
IVR連携は、自動音声応答システムとSMS送信サービスを連動させる機能です。
自動音声応答システムとは、予め登録しておいた音声を着信時システム側で自動応答・音声通知する機能です。
自動音声応答システムとSMS送信サービスを連携することで、 SMSを利用できない顧客に対しても、メッセージ内容を音声化して顧客に情報を届けることができます。
SMS送信サービスの3つの選び方
目的に合わせた選び方
目的に合わせてSMS送信サービスを選ぶ際には、機能や料金、セキュリティなどを重視し、最適なサービスを提供する会社を探すことが重要です。
SMS認証を実現したい場合
SMS認証を実現したい場合、自社システムとSMS送信サービスのリアルタイムでの同期が必要になるため、 API連携機能のあるSMS送信サービスを選びましょう。
また、セキュリティ対策が万全であり、対応キャリアが豊富なサービスを選ぶことで、SMS認証を漏れなく実施できます。
連絡をもれなく確実に届けたい場合
連絡をもれなく確実に届けたい場合、 高い到達率とスピーディな配信が特徴のSMS送信サービスを選びましょう。
また、メッセージが開封されたかどうかを確認できる機能や、個別に対応可能な番号管理機能があるサービスを選ぶことで、効果的な連絡を実現できます。
重要な連絡をミスなく届けたい場合
重要な連絡をミスなく届けたい場合、 確認機能が充実したSMS送信サービスを選びましょう。
例えば、送信前にメッセージ内容を確認できる機能や、送信エラーが起きた際に通知が届くサービスを選ぶことで、安心して重要な連絡を届けることができます。
マーケティングで効果を高めたい場合
マーケティングで効果を高めたい場合、 マーケティング機能が充実したSMS送信サービスを選びましょう。
例えば、顧客の属性に合わせたターゲティング配信や、URLのクリック状況の確認機能があるサービスを選ぶことで、SMS配信戦略に役立てられます。
安否確認・BCP対策をしたい場合
安否確認・BCP対策をしたい場合、 迅速な一斉配信が可能で、ダウンタイムのない安定稼働のSMS送信サービスを選びましょう。
また、高いセキュリティレベルのサービスを選ぶことで、企業が自然災害やテロ攻撃などに遭遇した場合でも、情報漏洩のリスクを抑えられます。
カスタマーサポートに力を入れたい場合
カスタマーサポートに力を入れたい場合、 URL短縮機能を搭載したSMS送信サービスを選びましょう。
例えば、電話で説明が難しい内容をFAQサイトや動画サイトで解説する際、SMSに該当リンクを貼ると文字数制限にかかってしまいます。
その点、URL短縮機能を利用すると、リンクの文字数を削減できるため、より多くの情報を記載可能です。
できるだけ安価に利用したい場合の選び方
できるだけ安価に利用したい場合には、個別契約や月額制など、 サービスの料金プランを調べ、自社の予算に合ったものを選ぶことが重要です。
また、確実に予算内に収めるために、追加費用がかからないようなサービスを選ぶこともポイントです。
なお、大規模な顧客層に送信したり、定期的にメッセージを送信したりする場合は、配信数が多くなるほど1通あたりの単価が安くなるボリュームディスカウントプランを選ぶと良いでしょう。
周辺業務も効率化したい場合の選び方
SMS配信を新たに業務として取り入れる場合、配信以外の業務も発生するため、 周辺業務も効率化できるSMS送信サービスを選ぶといいでしょう。
例えば、顧客情報の自動更新機能、SMS専用のLP(ランディングページ)作成機能、文章テンプレート機能などが搭載されていると、効率的な業務運営を実現できます。
また、CRMシステムやSFAツールとのAPI連携も可能であれば、業務の一元化が図れるでしょう。
SMS送信サービスの比較のポイント
1通あたりの送信費用を計算し予算と照合する
SMS送信サービスを比較する際は、1通あたりの送信費用を計算し、自社の予算と照合しましょう。
料金プランには、固定費や従量制など様々なものが存在するため、事前に確認することをおすすめします。
また、 利用目的や送信件数に応じてコストパフォーマンスの高いサービスを選ぶことが重要です。
編集部
契約期間や解約にかかる費用も確認しておくと安心です。
利用目的に合っているか
SMS送信サービスを選ぶ際は、利用目的に合ったものを選ぶことが重要です。
例えば、 連絡をもれなく確実に届けたい場合は、 高い到達率とスピーディな配信が特徴のSMS送信サービスを選ぶと良いでしょう。
必要な機能が備わっているか
SMS送信サービスを選ぶ際は、 自社に必要な機能が備わっているか確認することが重要です。
例えば、送信スケジュールの設定や、送信ミス防止機能の有無、リアルタイムでの送信状況確認が可能かどうかをチェックしましょう。
また、セキュリティ面での対策が整っているかや、必要に応じてメッセージのカスタマイズができるかどうかも検討ポイントです。
通信キャリアとの接続方式
SMS送信サービスにおける通信キャリアとの接続方式は、 直接接続と 間接接続があります。
直接接続では、サービス提供会社が通信キャリアと直接契約し、高い配信品質と速度が期待できますが、コストが高くなることがあります。
一方、間接接続は、他の企業を介してキャリアに接続するため、コストは抑えられますが、配信品質や速度に影響があることがあります。
どちらの方式を選ぶかは、費用対効果やビジネスニーズに応じて検討する必要があります。
送信文の拡張性
顧客に読んでもらえるメッセージを作成するために、 送信文章を工夫できるSMS送信サービスを選びましょう。
送信文章を工夫できる機能として、「660文字程度までの長文対応」「URL短縮機能」「送信元の表示」などが挙げられます。
送信可能な文字数
一般的に、SMS送信サービスの送信可能な文字数は、 660文字程度です。
しかしサービスによっては、送信可能な文字数を300文字と設定しているところもあるため、サービス比較時にチェックしておきましょう。
また、docomoは660文字、au、SoftBank、楽天モバイルは670文字というように、キャリアによって文字数制限が異なるサービスもあるため注意が必要です。
送信元の表示
SMS送信サービスを選ぶ際、送信元の表示機能があるか確認しましょう。
送信元の表示により、 受信者が送り主を識別しやすくなり、信頼性が向上します。
サービスによっては、送信元に会社名やブランド名を表示できるものもあります。
API連携
顧客情報の更新や一斉配信の頻度が多い場合は、送信先のCSVデータを抽出して連携させる手間を省くため、API連携が搭載されたSMS送信サービスを選ぶのがおすすめです。
なお、最近のSMS送信サービスのほとんどがAPI連携機能を搭載しているため、注意深く気に留める必要はありません。
使い勝手・操作性
SMS送信サービスを選ぶ際は、使い勝手と操作性も確認しましょう。
使い勝手と操作性の良いサービスはシステムの社内浸透が早く、業務効率の向上も促されます。
簡単な設定や直感的な画面で、 はじめて利用する社員でも迷わずに操作できるサービスがおすすめです。
フリーダイヤル設定
SMS送信サービスを選ぶ際は、フリーダイヤル設定が可能かどうかを確認することが重要です。
会員登録時、SMS返送用の番号に電話をかけて本人認証する場合、 通話料金が無料で顧客がかけやすいフリーダイヤルの方が利便性が高いためです。
フリーダイヤルが設定可能か、サービス側が提供するフリーダイヤル番号か、自社で用意する必要があるかも確認しておきましょう。
メールとの共存
メールとSMSを組み合わせることで、リーチ率や開封率の向上が期待できます。
例えば 「画像を用いて視覚的に分かりやすいメッセージを作成したい」「メールのフォローにSMSを利用したい」場合は、メール配信システムと連携できるサービスがおすすめです。
メールとSMSを効果的に活用することで、企業のマーケティング活動や顧客管理が更に強化されるでしょう。
▶関連記事:おすすめメール配信システム比較15選!図解と一覧表で目的別の選び方を解説
自社のセキュリティ要件を満たしているか
自社のセキュリティ要件を満たしているかどうかは、SMS送信サービス選びで重要なポイントの一つです。
顧客データや機密情報が外部に漏れると、 企業の信用失墜や法的トラブルにつながる可能性があります。
そのため、選ぶサービスが自社のセキュリティレベルに適合しているかどうかを確認しましょう。
通信の暗号化
通信の暗号化は、SMS送信サービスにおけるセキュリティ対策の1つで、送信内容が第三者に漏れるリスクを低減できます。
一般的には、SSL/TLSと呼ばれる暗号化技術が利用されています。
最近では、ほとんどのSMS送信サービスに通信の暗号化が搭載されていますが、 暗号化の種類や強度などに違いがあるため、自社のセキュリティ要件に適したサービスを選択することが重要です。
IPアドレス制限
IPアドレス制限は、SMS送信サービスにおけるセキュリティ対策の1つです。
IPアドレス制限を設定することで、 特定のIPアドレスからのアクセスのみを許可し、他のIPアドレスからの不正アクセスを防止することができます。
外部からのアクセスを制限することで、情報漏洩や不正利用のリスクを軽減できるため、IPアドレス制限のあるSMS送信サービスを選ぶのがおすすめです。
認証資格
認証資格は、SMS送信サービスにおけるセキュリティ対策の1つです。
ユーザー名とパスワードによる認証だけでなく、 2要素認証や APIキーによる認証など、さまざまな認証方式が提供されています。
2要素認証は、メールアドレスや携帯電話番号に送信される認証コードを利用し、ユーザー名とパスワードだけでアクセスができないようにするものです。
APIキーによる認証は、システム間の通信においてセキュリティを確保するために用いられます。
編集部
自社のセキュリティ要件に応じて、適切な認証方式を採用するSMS送信サービスを選択することが重要です。
サポート体制の充実度
SMS送信サービスのサポートが充実していることで、万が一のトラブルが起きた際も迅速に対応できます。
事前に サポートの利用時間、対応方法(電話・メール・チャット等)、対応言語などを調べ、自社に合ったサービスを選ぶのがおすすめです。
また、 FAQや利用マニュアル、トラブルシューティングガイド等、オンラインで得られるサポートも確認しておきましょう。
編集部
24時間365日サポート対応しているサービスがおすすめです!
【比較表】SMS送信サービスおすすめ13選
サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 1通あたりの費用 |
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SMSLINK | 無料 | 無料 | 6円〜(税表示なし) |
Media SMS (メディアSMS) |
無料 | 無料 | 要問い合わせ |
絶対リーチ!SMS | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
空電プッシュ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Cuenote SMS | 無料 | 無料 | 6円〜(税表示なし) |
SMS HaNa | 無料 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
SMSコネクト | 無料 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
fonfun SMS | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
KDDI Message Cast |
無料 | 無料 | 9.35円~(税込) |
Push!SMS | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
WEBCAS SMS | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
KYUSMS | 無料 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
SMS Publisher | 0円~ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
SMS送信サービスおすすめ13選を比較!
SMSLINK(株式会社ネクスウェイ)
SMSLINKは「宛先リストのアップロード」「メッセージの作成」「送信日時の設定」の3ステップでSMSを簡単に配信できるSMS送信サービスです。
国内携帯キャリアと直接接続することで安定した通信網を活用し、高い到達率を実現しています。
初期費用・月額料金は無料、通数料金も1通6円~なので、業界最安値水準のSMS送信サービスといえます。
SMSLINK | |
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提供会社 | 株式会社ネクスウェイ |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
1通あたり | 6円〜(税表示なし) |
機能 |
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特徴 |
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Media SMS(メディアSMS)(株式会社メディア4u)
Media SMS(メディアSMS)は、日本の携帯電話事業者(ドコモ、KDDIau、ソフトバンク、楽天モバイル)との直接接続による設計で、 「高い着信率」「高いセキュリティ」「豊富な送達結果」を実現しています。
独自に開発した高精度のMNP(モバイルナンバーポータビリティ)判定システムによって、格段に高いSMS到達率を実現しています。
また、海外のSMS配信で起こりがちな、顧客端末側での国際SMSブロックによる着信拒否もクリアできるため、海外在住の顧客が多い場合におすすめです。
Media SMS(メディアSMS) | |
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提供会社 | 株式会社メディア4u |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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絶対リーチ!SMS(AI CROSS株式会社)
絶対リーチ!SMSは、自治体、学校法人、医療機関など、 6000社以上の業界最大規模の導入実績を誇るSMS送信サービスです。
AIと融合した機能の追加や活用方法の拡大など、今後の拡張性にも優れています。
また、豊富な機能やオプションを備えていることはもちろん、機能を絞ったシンプルなプランも充実しているため、はじめてSMS送信サービスを導入する企業にもおすすめです。
絶対リーチ!SMS | |
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提供会社 | AI CROSS株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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空電プッシュ(NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社)
空電プッシュは、 高いセキュリティでお客様情報をしっかり守ってくれるSMS送信サービスです。
内部不正対策やフィッシング詐欺リスクの削減、オンプレミス、IPアドレス接続制限、承認機能、権限管理など、様々なセキュリティ対策が搭載されています。
また、国内最大規模を誇る送信処理能力を保有し、1時間あたり193万通を送信できる設備を保有しています。大規模案件でも遅延なく送信可能です。(到達率99.9%)
空電プッシュ | |
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提供会社 | NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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Cuenote SMS(ユミルリンク株式会社)
Cuenote SMSは、 到達率99.9%、開封率90%を超えるSMS送信サービスです。
Cuenoteシリーズはメッセージ配信で月間76億通の圧倒的な実績を誇ります。国内主要4キャリアと直接接続し、高い水準の通信品質を実現しています。
洗練されたわかりやすいUIデザインで、誰でも直感的に画面操作できるため、システム操作が苦手な方にもおすすめです。
Cuenote SMS | |
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提供会社 | ユミルリンク株式会社 |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
1通あたり | 6円~(税表示なし) |
機能 |
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特徴 |
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SMS HaNa(日本テレネット株式会社)
SMS HaNaは、 利用者の声を反映し、使いやすさにこだわったSMS送信サービスです。
利用者の90%以上が「使いやすい」と評価するこだわり抜いたインターフェイスはマニュアルレスで、誰でも簡単に利用できます。
また、パソコンから送信できる「WEBタイプ」と、システムと連携して送信を行う「APIタイプ」があり、自社に合わせて導入できます。
SMS HaNa | |
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提供会社 | 日本テレネット株式会社 |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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SMSコネクト(株式会社アクリート)
SMSコネクトは、SMS配信事業のパイオニアで、グローバル品質と信頼性の高いSMS配信サービスです。
提供会社の株式会社アクリートは、携帯電話番号認証を日本で初めて開始し、これまで培ったノウハウがあるため、 「本人認証」の用途に強いです。
また、SIerから事業独立した会社のため、高い技術を持っており、SMSを安定して配信できます。
SMSコネクト | |
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提供会社 | 株式会社アクリート |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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fonfun SMS(株式会社 fonfun)
fonfun SMSは、 WEBページ作成機能付きのSMS送信サービスです。「SMS」+「WEBページ」でメッセージを送信できます。
例えば、「テキストだけでは伝えたいことが伝わらない」「WEBサイトを持っていないがクーポンを送りたい」といった課題を解決で可能です。
WEBページを活用することで、キャンペーンやセールの詳しいご案内、ご予約内容の詳細や店舗の地図、動画での新製品案内など、様々な情報を届けられます。
fonfun SMS | |
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提供会社 | 株式会社 fonfun |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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KDDI Message Cast(Supership株式会社)
KDDI Message Castは、 システム連携の種類が豊富なSMS送信サービスです。
ビデオ遠隔通話「Liveアシスト」やSalesforce、IVR、既存システム(API連携)など、様々なツールと連携できます。
また「au×Ponta」のコネクトデータを利用し、ターゲットセグメントに合致する顧客層へ商品やサービスをおすすめするキャリア公式SMSプロモーションもあり、効果的な宣伝を実現できます。
KDDI Message Cast | |
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提供会社 | Supership株式会社 |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
1通あたり | 9.35円~(税込) |
機能 |
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特徴 |
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Push!SMS(株式会社ジンテック)
Push!SMSは、 日本の銀行の70%以上が導入しているSMS送信サービスです。
すべて国内で完結する配信システムで、海外サーバを経由しないため顧客情報漏えいのリスクを最小に抑えられます。
また、他人への誤送信を防ぐ独自システムも魅力で、電話番号の持ち主が変わったことを自動で検出し、事前に送信対象から除外することができます。
Push!SMS | |
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提供会社 | 株式会社ジンテック |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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WEBCAS SMS(株式会社WOW WORLD)
WEBCAS SMSは、最大660文字のショートメッセージを配信できるSMS送信サービスです。
手元の携帯番号リストをCSVでインポートするだけで、手軽にメッセージ配信できます。
本人確認のためのSMS認証はもちろん、各種督促や予約の確認、契約内容の連絡、プロモーションなど、様々な業務に幅広く活用可能です。
WEBCAS SMS | |
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提供会社 | 株式会社WOW WORLD |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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KYUSMS(株式会社KYUBIZ JAPAN)
KYUSMSは、利用者の声を反映し、サービス・機能のアップデートを繰り返しているSMS送信サービスです。
国内4キャリアはもちろん、 海外キャリアにも直接接続しているため、世界のほとんどの国への配信が可能です。
また、SMSが届かない顧客や送信状況の結果なども、管理画面から確認できるため、データを参考にして次回のSMS配信に活かせます。
KYUSMS | |
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提供会社 | 株式会社KYUBIZ JAPAN |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
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特徴 |
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SMS Publisher(エンバーポイントホールディングス株式会社)
SMS Publisherは、 かんたん操作で高度なSMS送信が可能なSMS送信サービスです。
パソコン操作に不慣れでも、用意した宛先リストをアップロードし、テンプレートを選択すれば送信予約が可能です。
また他人判定機能も魅力で、誤配信防止の一環として、過去の携帯電話番号利用履歴(3ヵ月の番号未利用期間など)から「他人の可能性がある番号」を抽出できます。
SMS Publisher | |
---|---|
提供会社 | エンバーポイントホールディングス株式会社 |
初期費用 | 0円~ |
月額費用 | 要問い合わせ |
1通あたり | 要問い合わせ |
機能 |
|
特徴 |
|
SMS送信サービスに関するよくある質問
A
現在、完全無料で長期間利用できるSMS送信サービスは提供されていません。
A
周辺業務まで効率化できるSMS送信サービスは以下の通りです。
・絶対リーチ!SMS
・fonfun SMS
・WEBCAS SMS
・KYUSMS
A
基本的にSMSには、相手が受信したあと、既読したかどうか確認できる機能はありません。
ただし一部のサービスは、受信後の既読確認機能が搭載されています。
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SMSが送れない時の原因は以下の通りです。
・電話番号が間違っている
・文字数や送信件数が上限を上回っている
・機内モードがオンになっている
・電波状況が安定していない
SMSが送れない時の対処法は以下の通りです。
・送信先の電話番号をしっかり確認する
・文字数の上限を確認した上で再送信する
・機内モードがオフになっているか確認する
・電波が届きやすい場所に移動する
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SMS送信サービスを自作するのは難しいです。
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BOXILが実施した調査によると、SMS送信サービスのシェア率は、MailSMSがトップで4.8%です。
▶参考:SMS送信サービスのシェア・市場規模を解説!一番選ばれている人気サービスは? | BOXIL Magazine
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RCSは、電話番号を使って、テキストメッセージだけでなく、動画や画像などのファイルも送ることができるサービスです。
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SMSを活用した販促やイベントの案内等の用途が増えていくでしょう。
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ドコモの国際SMSの送信料金は、送信文字数によって変動し、1回あたり50〜500円です。
受信料金はかかりません。
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auの国際SMSの送信料金は、送信文字数によって変動し、1回あたり100円~です。
受信料金はかかりません。
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WindowsからSMSを送信する方法は以下の通りです。
1.Google Playからメッセージアプリをインストール
2.パソコンでブラウザからメッセージアプリを起動
3.Android端末でメッセージアプリ内の「デバイスのペア設定」をタップし、QRコードをスキャン
4.パソコンにQRコードが表示されたら、スマートフォンでそれを読み取る
5.パソコンからメッセージアプリを操作できるようになり、SMSを送信できる
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MacからSMSを送信する方法は以下の通りです。
1.Macに搭載されているメッセージアプリを立ち上げる
2.iPhone上の「設定」から、「メッセージを選択」、「ショートメール/ショートメール転送」をタップ
3.サインインしているMac端末が表示されるので、アクティブにする
4.MacとiPhoneを連携することで、iPhoneのメッセージ履歴がMacに表示され、SMSを送信できる
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outlookやGmailからSMSを送信する場合、Chromeの拡張機能がある「Mail SMS」がおすすめです。
まとめ:最適なSMS送信サービス選び
最適なSMS送信サービス選びのポイントは、使い慣れたメール機能との連携、自動化やリアルタイムマーケティング活動を実現できるAPI連携があるか、顧客サポートが充実しているか、などです。
上記の機能が揃ったサービスを利用することで、効率的かつ安心してSMS配信を行うことができます。
また、事業の運用や成長戦略に合わせて、適切なサービス料金や契約形態を選択することも重要です。様々なSMS送信サービスが存在するため、比較検討を行い、自社に最適なものを見つけましょう。
この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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