カラオケの鉄人は、2000年に1号店をオープンして以来「カラ鉄」の愛称で親しまれているカラオケボックスです。首都圏で47店舗を運営し、独自の楽曲配信システム「鉄人システム」を構築してサービスを提供しています。 また、館内のWiFiを通じてリクエストを受信する「鉄人システム」の運用や、テレワークにも対応するために、カラオケの鉄人では安全性の高いWiFi環境を整えています。 そこで今回は、カラオケの鉄人を運営する株式会社鉄人化計画のシステム部、江川洋部長に、Wifi環境整備に関する課題解決に至った経緯や方法について、お話を伺いました。
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カラオケの鉄人が求めるストレスフリーで安全な通信環境とは?
「鉄人システム」という独自の楽曲配信システム
Wiz:カラオケの鉄人の特徴について教えて下さい。江川部長:一番の特徴は、鉄人システムという、著名な2メーカーの4機種を統合した独自の楽曲配信システムです。このシステムを各店舗ごとに設置しています。
そのほか、カラ鉄GOと言われるオリジナルの決済システムは、各部屋の端末を使ってスマートに決済が出来るサービスです。レジに並ぶ事もなく、面倒な現金のやり取りもないので、帰りに入金伝票をフロントに渡したら全て完了です。
Wiz:特徴的な2つのシステムの配信は、どのように行なっているのでしょうか?
江川部長:鉄人システムでは、各個室にある端末からWiFiを通じてリクエストを受信しています。同じく、カラ鉄GOもWiFiを通じて決済処理を行います。そのため、カラオケの鉄人の運営には、確実で安全なWiFi環境の構築が欠かせません。
求められるセキュリティと安定した通信
Wiz:鉄人システムとカラ鉄GOが必要とするWiFi環境は、どのようなものになるのか、具体的に教えていただけますか?江川部長:カラオケの鉄人では、独自のシステムを集中管理しているため、なによりもセキュリティや通信速度を重視しています。
鉄人システムは、カラオケの鉄人にとって命綱とも言える基幹システムです。そのため、外部からの侵入を防げる安全性と、遅延の無い安定したWiFi環境が必要です。カラ鉄GOも同様で、決済サービスなので、外部侵入による情報漏洩を防ぐだけでなく、お客様をお待たせしないスピーディーさが重要です。
お客様ニーズの変化
Wiz:社会環境の変化などによって、お客様のニーズに変化はありますか?江川部長:最近は、カラオケにもフリーWiFiが完備されているかを求めるお客様が非常に増えて来ました。そこで、2020年2月にテスト導入として秋葉原店にフリーWiFiを設置しました。
その結果、お客様の満足度が高かった事や、コロナ禍におけるテレワーク対応サービス導入の必要性から、全館でWiFi環境の整備に取り組む事にしました。
新型コロナと社会環境の変化
カラオケ店への影響
Wiz:新型コロナウィルスの感染拡大は、カラオケの鉄人にはどんな影響があり、どのように対応されたのでしょうか?江川部長:コロナ禍で生まれた「三密」という言葉から、カラオケボックスにマイナスのイメージを持つ方が増えてしまいました。
しかし、カラオケボックスは室内の換気機能が整っており、安心して使ってもらうことができます。そこで、有識者にカラオケボックスの安全性を検証してもらい、お客さまにHPを通じてお知らせするなどの対策を講じました。
もちろん、それだけやっても臨時休業という措置を取らざるを得ない時期もありました。
臨時休業の時期に店舗改革を実施
Wiz:臨時休業になってしまうことは、店舗にとって打撃も大きいと思います。その時期はどんな事をされていたのですか?
江川部長:私たちは臨時休業期間を活用して、全店舗のWiFi環境整備に取組みました。この限られた期間内に、工期の調整も含めて対応を約束してくれたWizと契約しました。こうして、リモートワークにも対応するWiFiを完備し、感染症対策も含めて、店舗改革を実施したのです。
Wizの柔軟な対応が実現してくれたこと
Wiz:弊社とご契約いただいた時の決め手は何ですか?江川部長:提案いただいたプラットWiFiは、基幹システムとフリーWiFiの管理を一元化出来る内容だった事、かなり厳しい工事スケジュールに対応してくれた事が決め手です。おかげで営業再開の時には、テレワークパスポートという新しいサービスを提供する事が出来ました。
カラオケの鉄人のこれから
お客様と従業員の安全と安心を最優先
Wiz:カラオケの鉄人は、順次営業再開されていますが、今現在、最も大切にされている事は何ですか?江川部長:お客様はもちろん、従業員の安全と安心を最優先しています。そして、テレワークや一人カラオケなど、多様化するお客様のニーズにお応えして行く事も大事にして行きたいと思っています。
カラオケの鉄人は、最も身近なカラオケボックスに!
Wiz:プラットWiFiで通信環境をを整え、感染症対策を講じたカラオケの鉄人のこれからの姿はどんな風でありたいと考えていますか?江川部長:カラオケと言ったらカラオケの鉄人!と思っていただけるようなブランドにして行きたいですね。
また、プラットWiFiの特徴の一つ、タウンWiFiとの連携機能を活用したいと思っています。タウンWiFiのWiFiマップにお店が表示されたら、より多くの方に認知していただけると思うので、身近で楽しく、お仕事にも使っていただけるように努力を続けていきます。
まとめ
今回は、カラオケの鉄人で導入された「プラットWiFi」の事例についてご紹介しました。プラットWi-Fiは、基幹システムなどでも安心して使えるネット環境が整うことはもちろん、店舗内でもフリーWi-Fiを提供することで、テレワークやオンライン会議での利用など、これまでにない集客効果も実現できました。
今後の店舗経営には、ますますネット環境が必須となります。環境改善やコスト削減、集客を今回の記事を参考に「プラットWi-Fi」の導入を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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