高圧電力が必要な施設・企業(対象業種・目安)

高圧電力は「契約電力が50kW以上」の場合に必要となる電力契約です。
大きな照明設備や空調機器を使用する施設、長時間稼働する機械を抱える事業所では、低圧契約では賄えず、高圧契約が必須になります。

以下のような事業者・施設では、高圧電力を契約しているケースが一般的です。

業種・施設 使用電力の例 契約目安
工場・製造業 生産設備・モーター・溶接機などを長時間稼働 数百kW〜MW規模
スーパー・小売店 冷蔵・冷凍ショーケース、照明、空調が常時稼働 100kW前後〜
オフィスビル エレベーター、空調、照明の稼働 100kW〜数百kW
ホテル・宿泊施設 エレベーター、空調、照明の稼働 数百kW〜
病院・医療施設 医療機器・空調・照明の常時稼働 数百kW〜
学校・商業施設 大規模照明・空調・給湯設備 100kW〜
飲食チェーン店 厨房機器・空調・照明の同時稼働 50kW以上

高圧電力契約を検討する目安

高圧契約を検討すべきかどうかは、次のような条件で判断できます。

  • 契約電力が50kWを超える
  • 大型冷凍機・ボイラー・空調設備を設置している
  • 店舗や工場で24時間稼働の設備がある
  • 電気料金の基本料金が高く、コスト削減を求めている