契約に必要な書類・手続き
高圧電力を新規契約または切り替えする際には、電力会社や関係機関への提出書類が必要です。
事前に必要書類を揃え、手続きをスムーズに進めることで、導入期間の短縮につながります。
主な必要書類
| 書類名 | 内容 | 入手・作成先 |
|---|---|---|
| 需要場所・契約電力申込書 | 契約場所や契約電力(kW)などを記載 | 電力会社提供の様式 |
| 電気使用申込書 | 使用開始日、使用目的、契約者情報など | 電力会社提供の様式 |
| 単線結線図(受変電設備図面) | 設備構成や配線ルートを示す図面 | 電気工事業者が作成 |
| 電気主任技術者選任届 | 常勤または外部委託の技術者を記載 | 経済産業省・保安監督部提出 |
| 保安規程 | 設備点検・安全管理のルールを記載 | 契約者作成または委託先作成 |
| 設置計画書 | キュービクル等の設置位置や工事計画 | 工事業者が作成 |
| 需要設備契約申込書 | 契約内容と供給条件を記載 | 電力会社提供の様式 |
手続きの流れ
- 1.契約前準備
- ・複数の電力会社から見積もりを取得します(料金プラン・契約条件・サービス内容を比較)
・設備工事を担当する施工業者を選定(電力会社が指定する場合もあり)
- 2.書類作成・提出
- ・電力会社の様式に沿って申請書類を作成
・設計図や保安規程を添付
- 3.審査・承認
- 電力会社と保安監督部が内容を審査
- 4.契約締結
- 承認後に正式契約書を締結
- 5.供給開始
- 工事・検査完了後、送電開始
ポイント
- ・必要書類は電力会社ごとに異なる場合があるため、事前確認が必須
- ・電気主任技術者の選任や保安規程作成は、契約前に整えておくと手続きがスムーズ
- ・書類不備や承認遅れで工事スケジュールが後ろ倒しになるケースも多いため、余裕を持った準備が必要
