セキュリティは大丈夫??フリーWi-Fiを安全に使う方法

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鍵(南京錠)マークがあるからと言って安心するのは危険!
街中でフリーWi-Fiにつなげるとき、セキュリティの鍵(南京錠)マークがついていないものは暗号化されていません。 情報を盗み読まれる可能性があるのでアクセスしない、と気をつけている人も多いと思います。

大切な情報を守るにはどうしたらいいの?
悪意のある第三者による情報の抜き取りや盗聴を防ぐ簡単な方法は、SSLを使用することです。SSLは「Secure Sockets Layer(セキュア ソケット レイヤー)」を省略した言葉で、インターネット上でデータを送受信する際に内容を暗号化をする仕組みのことです。SSLであれば、サーバーまでの経路を盗聴不可能な形で暗号化することができます。 SSLを利用するために特別な設定をする必要はありません。gmailやメールソフトをはじめ、オンラインショップなどの暗証番号の入力が必要なサイトなど、多くのサイトはSSL化されています。そのサイトがSSL化されているかを見分ける方法はとても簡単。ブラウザ画面に表示されるURLが「https」となっていたら、そのサイトはSSL化されているということを意味します。
フリーWi-Fiを安心して使うにはどうしたらいいの?
ここまでフリーWi-Fiを利用する際の注意点についてご紹介してきましたが、最近ではフリーWi-Fiのセキュリティ強化が進んでいるため、実際はそこまで神経質になる必要はありません。ただし、個人情報やクレジットカード情報、オンラインバンキングの口座情報など、重要な情報をフリーWi-Fi上で送受信するのは避けてください。フリーWi-Fiを利用する際は、もし他人に閲覧情報を見られても問題無いと思えることだけに限定しましょう。それでもフリーWi-Fiの利用が不安な人には
「VPN」という言葉を聞いたことがありますか?VPNとは「Virtual Private Network(バーチャル プライベート ネットワーク)」の略で仮想プライベートネットワークのことです。簡単に言うと、自分のスマホやPC端末とサーバーの間にあるインターネット空間に仮想のトンネルを設計し、暗号化した情報をやりとりさせ、情報にアクセスできる端末を絞る技術です。信頼できるVPNサーバーまでの経路がまるごと暗号化されるため、外部から覗かれにくく、もし覗かれたとしても暗号化されているので、簡単には内容を読み取られることはありません。 VPNは企業で使われることが多かったのですが、最近では無料配布のVPNサービスもあり簡単に入手できます。 色々な場所でフリーWi-Fiを利用するという人は、VPNを使えばより安全にフリーWi-Fiを利用できるようになります。おすすめ無料VPN
■OperaVPN https://itunes.apple.com/jp/app/opera-no-wu-liao-vpn-guang/id1080756781?mt=8 ■VPN Gate http://www.vpngate.net/ja/download.aspx ■パンダVPN http://www.pandavpn-jp.com/ ■VPNマスター https://play.google.com/store/apps/details?id=free.vpn.unblock.proxy.vpnmaster&hl=ja/注意点
VPNを使うと、通常の通信に比べて少し速度が遅くなります。セキュリティ面で安心できる場合は、VPN通信はオフにしておくのも一つの手です。まとめ
フリーWi-Fiを使うときは、完璧なセキュリティ対策はないものの、「SSIDの分からないwifiには接続しない」「SSL化されたサイトだけを閲覧する」「VPNを利用する」など、総合的にセキュリティレベルを高めることにより傍受されるリスクを軽減できます。フリーWi-Fiは外出先で気軽にインターネットが利用できて、インターネットユーザーにとってとても便利なサービスです。セキュリティリスク理解した上で予防対策をしっかりと行い、快適に利用してください。

この記事を書いたライター
wifiナレッジ編集部