スマートリングって実際便利なの?メリットデメリットについて解説

指輪型の端末であるスマートリング。Apple Watchなどの時計型端末の浸透が進むなか、さらに小型化した端末が登場しているのをご存知でしょうか。 今回はこのスマートリングに関して、メリットデメリットを中心にご紹介していきます。

スマートリングとは

スマートリングとは、指にはめて使用する指輪型のウェアラブル端末を指すものです。 スマートリングを活用することで、たとえば、スマートフォンを取り出さなくても着信を受けることができるようになったり、クレジットカードやSuicaなどの電子決済をスムーズに行うことができるようになったりと、さまざまな便利な機能を活用することができます。 近ごろでは、IoT技術の発達にともない、大小さまざまなメーカーから小型で軽量なスマートリングデバイスが続々とリリースされるようになりました。

スマートリングのデメリット

一見すると便利で革新的とも思えるスマートリングデバイスですが、その実用性や利便性に関しては難色を示すユーザーが多いことも知っておかなければなりません。 ここからは、スマートリングの抱える5つのデメリットについて、わかりやすく端的にご紹介していきたいと思います。

操作がしにくい

まず、1つ目のデメリットとしては、「操作性が悪い」という点が挙げられます。 スマートウォッチとは異なり、小型で軽量なスマートリングには液晶ディスプレイやタッチスクリーンなどが搭載されていない製品がほとんどです。そのため、本体に内蔵されたボタンやスマートフォンに搭載されている音声アシスタントを経由して操作を行うしかありません。 スマートリングを操作するために、わざわざスマートフォンをポケットから取り出すようなことがあっては本末転倒。指輪としての外観を損なわずに機能性や操作性とのバランスを保っていくことが、今後のスマートリング製品に求められている課題と言えるでしょう。

機能が少なく利便性に欠けている

2つ目のデメリットとしては、「利用できる機能に制限がある」という点が挙げられます。 これは、先述の操作性の悪さにも直結する話ですが、スマートリングにはスマートウォッチにあるような液晶ディスプレイが搭載されていないため、利用できる機能に関しても、視覚的な情報に依存しない機能である必要があります。 操作性が不十分であるということは、必然的に利用することができる機能にも制限が生じてしまい、電子決済や通知機能などでしか活躍が期待できないという声も数多く上がっているため、操作性の向上などもスマートリングの重要な課題のひとつと言えるでしょう。

失くしやすい

3つ目のデメリットとしては、「本体が小さく紛失を招きやすい」という点が挙げられます。 小型で軽量であるというメリットの反面、頻繁な着け外しなどを行うと、かえって紛失のリスクが高まってしまうため、本体の充電時やバスタイムなどの着け外しを行うシーンにおいては、リング本体を紛失しないように注意しておく必要があるでしょう。

スマートウォッチを持っていればそれで良い

そして、4つ目のデメリットとしては、「スマートウォッチとの差別化が不明瞭である」という点が挙げられます。 小型で軽量なスマートリングは確かに便利なガジェットですが、スマートリングで利用することのできる機能のほとんどは現行のスマートウォッチでも代替が可能となっています。 むしろ、液晶ディスプレイやタッチスクリーンが搭載されているぶん、利便性や操作性などにおいてはスマートウォッチに軍配が上がってしまうでしょう。今後はどのように差別化を図っていくかという点が、スマートリングの抱える重要な課題のひとつです。。

スマートリングのメリット

以上のようなデメリットを抱えたスマートリングですが、一方で活用することでのメリットとは、一体どのようなところにあるのでしょうか。

邪魔にならない

スマートリングは、スマートウォッチよりも小型で軽量なデバイスであるため、日常的に時計を着用する習慣のないユーザーや、スマートウォッチの大きさが気になるユーザーであっても、ストレスを感じることなく活用することができるでしょう。

クレジット等と連携できる

スマートリングに、クレジットカードやSuicaやPASMOなどの交通系ICカードを登録しておくことで、各種電子決済を指先ひとつでスマートに完結させることができるため、決済におけるストレスを緩和させることができます。

運転中でも電話がとれる

スマートリング製品のなかには、ジェスチャーやボイスコントロールなどに対応している機種も数多く存在しているため、運転中や料理中などの両手がふさがっているシーンにおいても通話を受けることが可能になります。

スマートウォッチよりスマートリングをおすすめする人の特徴

時計を身に着ける習慣がない人

日常的に時計を身に着ける習慣がないユーザーにとっては、スマートウォッチよりもスマートリングが適している可能性が高いと言えるでしょう。 手首に装着するタイプのスマートウォッチには、それなりの重量や装着感がともないます。そのため、より小型で軽量なウェアラブル端末を求めているユーザーや、時計を身に付けたくないというユーザーにとっては、指輪型のスマートリングがオススメと言えるでしょう。

指輪であることにこだわりたい人

あくまでも指輪であるということに価値観やこだわりを感じるユーザーにとっては、スマートリングは、まさにベストなデジタルデバイスと言えるでしょう。 スマートウォッチと比較しても小型で軽量であるため、指に装着する以外にも、普段はキーチェーンやリュックに装着しておくことが可能です。必要なシーンで着け外しを行うなどの利用用途も十分に考えられるため、自分好みに使い方をアレンジしたいユーザーにとってもオススメと言えるでしょう。

まとめ

近ごろでは、時計型のスマートウォッチを着用している人などは、街中でも多く見かけるようになりましたが、指輪型のスマートリングの浸透はまだ進んでいないというのが現状でしょう。 スマートウォッチと比較した場合、スマートリングはまだまだ技術的にも発展途上であると言わざるを得ないため、今後の技術の発達による革新的なスマートリング製品の登場を期待したいところです。

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Wiz Cloud編集部

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