今回は、ガス自由化によってガス会社の切り替えを検討している方に向けて、ガス会社を選ぶ際のポイントやガス料金の計算方法、おすすめのガス会社を6選ご紹介します。
目次
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ガス自由化について
ガス自由化とは、料金やサービス内容によってユーザーがガス会社を自由に選べることのできる制度です。電力自由化は2016年4月より開始されましたが、翌年4月に「都市ガスの自由化」が開始されました。
これまで都市ガスといえば、地域ごとに大手都市ガス会社が独占している状況でしたが、2017年4月よりガスの自由化が行われたことにより、ガス代を安く使えるガス会社に切り替えることが可能となりました。
ガス自由化でガス会社乗り換え時の選び方
ガス自由化によりガス会社を乗り換えるメリットは、料金にあると言ってもいいでしょう。しかしながら、ガス自由化は電力自由化と異なり、ガス機器の故障や点検をはじめ、利用開始時の対応などすべて乗り換え先のガス会社が対応することになります。そのためガス会社が展開するサービス内容の充実さが乗り換え時の重要なポイントになります。
ガス自由化でガス会社を変更する場合は、過去のガス代がどれくらい変動あったかなどの変化の幅や割引の対象となるガス設備の充実さなども併せて比較してみるといいでしょう。
≫ガスの自由化とは?仕組みやメリット・デメリットなど詳しく解説!
ガス料金の計算方法
ガス会社の乗り換えを行う前にガス料金の計算方法をおさらいしておきましょう。
ガス料金は、一般的に以下の計算式で算出されます。
基本料金+従量料金(従量料金単価×ガス使用量)=ガス料金
≪東京ガスの料金単価表≫
(単位m3) |
基本料金 |
従量料金の単価 |
0m3-20m3 |
759.00円 |
145.31円 |
21m3-80m3 |
1,056.00円 |
130.46円 |
81m3-200m3 |
1,232.00円 |
128.26円 |
201m3-500m3 |
1,892.00円 |
124.96円 |
501m3-800m3 |
6,292.00円 |
116.16円 |
801m3以上 |
1万2,452.00円 |
108.46円 |
例えば、ガスの使用量が80m3の場合のガス料金は以下となります。
1056円×130.46=137,765円(1円未満切り捨て)
おすすめのガス会社を6社比較!
いよいよここからは、電力自由化でおすすめのガス会社を6社比較します。
ニチガス
LPガスとしても人気の高いガス会社「ニチガス」は、ガスの自由化により都市ガスサービスの提供を開始しています。現在都市ガス事業としては、関東圏でシェア3位の実績を誇ります。ニチガスへ乗り換え後は、都市ガスの料金が3.6%節約したケースも出ています。またニチガスでは、24時間365日のサポート体制を完備しているため安心して利用することができるでしょう。
≫ニチガスの評判は最悪?解約金はある?口コミからメリットと注意点を解説
ENEOS都市ガス
トップクラスの料金設定が魅力の「ENEOSガス」は、JXTGエネルギーが提供しています。ENEOSガスに乗り換えることで、東京電力の料金から約4%の割引が可能となります。また「ENEOSでんき」とセット契約することで最大6ヵ月間600円の割引を受けることができます。Tポイントとの連携もできるため、ポイントもオトクに貯めることが可能です。
USENGAS
音楽配信などを手掛ける株式会社USENは、電気に続き2018年より都市ガスサービス「USENGAS」の提供を開始しました。おもに東京・関西・中部地域で提供可能となっており、飲食店や小売店などの法人向けのサービスになります。
USENGASに切り替えることで、都市ガスの一般契約料金から約3~5%の割引となります。切り替え時は、配管やメーターなどの都市ガスの設備はそのまま使うため大がかりな工事も不要となるため気軽に切り替えることができます。また託送やガス漏れなど緊急時場の対応は、変わらず都市ガスが行ってくれるので安心して利用できるでしょう。
≫USENガスの評判は?セット割の評判や口コミを解説
looopでんき
「looopでんき」は、もともと新電力会社として電気事業に参入した会社です。電気とガスとのセット割がオトクという口コミが広がり、とくに一般家庭のファミリー層に人気の高い会社となっています。そんなlooopでんきですが、ガスだけの料金プランをなく、電気とガスとのセット割が必要になります。どちらもオトクになるのはうれしいポイントといえるでしょう。
▶料金シミュレーション【Looopでんき】
レモンガス
「レモンガス」は、ウォーターサーバーで人気のアクアクララが展開しているガス会社です。現在東京ガスの「一般契約プラン」で契約中の方であれば、レモンガスへの切り替えでガス使用量にかかわらず、東京ガスよりもおよそ5%も料金が安くなります。
また電気とガスとのセット割やウォーターサーバーのアクアクララとのセットプランなども展開しています。このようにライフプランに合わせてプランを選択できるのはうれしいポイントといえるでしょう。また、レモンガスへ申込み後は、切り替え手続きをレモンガスが行ってくれるため、とくに面倒な手続きもなく安心です。
≫都市ガス・プロパンガス(LPガス)の最適なプランをご案内!
CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクトは、新電力事業を展開している会社で電気代が安くなると人気の高い会社ですが、じつはガス料金も安く設定されています。
プランの中でもベーシックプランでは、基本料金から従量料金まで東京ガスと比較するとすべて安い価格で設定されています。要は、東京ガスからCDエナジーダイレクトへ乗り換えることで、料金が確実に安くなるのです。
またベーシックプラン以外にも床暖房の家庭向け「ゆたぽかガス」やエネファームのある家庭向け「はつでんガス」など豊富なプランを展開しているのも魅力です。電気とセットで申し込むことで電気料金が0.5%割引となるのでセットでの申込みがおススメです。
≫自分に合ったガス会社を選びたい!おトクなガス会社をチェック!
まとめ
今回は、ガス自由化によってガス会社の切り替えを検討している方に向けて、おすすめのガス会社を5社ご紹介しました。ガス自由化については、電気自由化と比較すると対象が限られているため、まだまだ普及の段階といえます。とはいえ、現在都市ガスを使用している方は、ガス会社の見直しを行うことでガス代を節約することが可能です。でんきとのセット割を行っているガス会社も多いため、環境に合ったガス会社を選んで光熱費を節約しましょう!

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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