4人家族の電気代平均はいくら？最新データで比較
他家庭と比べてうちは高い？平均との比較ポイント
1. 家族構成やライフスタイルによる違い
2. 電気代が高い家庭に共通する特徴
4人家族の電気代を節約する方法
電力会社を見直すメリット
まとめ

【最新版】4人家族の電気代平均はいくら？季節・地域・住宅別の比較と節約方法を徹底解説

2022/09/01 [公開]

2025/10/01

「4人家族の電気代平均はいくら？」
「電気代が高い！2万円越えする原因は？」
「夏や冬になると電気代が跳ね上がるけれど、他の家庭も同じ？」

4人家族の電気代平均は、1万3,000円前後が目安ですが、季節や住んでいる地域、住宅のタイプによっても大きく変わります。

昨今は燃料費の高騰や猛暑などもあり、電気代が高くて困っている家庭も多いはずです。

本記事では、最新の統計結果をもとに4人家族の電気代平均を「月別・年別・季節別・地域別」で比較し、さらに節約の具体的な方法や電力会社の見直しポイントまで解説します。

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

4人家族の電気代平均はいくら？最新データで比較
他家庭と比べてうちは高い？平均との比較ポイント
1. 家族構成やライフスタイルによる違い
2. 電気代が高い家庭に共通する特徴
4人家族の電気代を節約する方法
電力会社を見直すメリット
まとめ

4人家族の電気代平均はいくら？最新データで比較

2024年の4人世帯月額平均（1万2,651円）と過去5年の推移

以下は、総務省統計局の家計調査をもとに算出された4人家族世帯の電気代平均です。

	月額平均
2024年	1万2,805円
2023年	1万3,532円
2022年	1万3,948円
2021年	1万1,376円
2020年	1万1,788円

出典：統計局ホームページ｜家計調査家計収支編二人以上の世帯

4人家族の電気代は、 月平均でおおよそ1万3,000円前後が目安 となります。年間では16万円前後となり、支出の中でも大きな割合を占めます。

平均額を知ることで、自分の家庭の電気代が高すぎるのか、それとも妥当なのかを判断しやすくなります。結果的に、節約の必要性や電力会社の見直し判断にもつながります。

月別・季節別平均

	2024年	2023年	2022年
年間平均	1万2,805円	1万3,532円	1万3,948円
1月	1万1,137円	1万9,061円	1万4,068円
2月	1万3,492円	2万1,793円	1万6,934円
3月	1万4,074円	1万8,969円	1万7,856円
4月	1万4,708円	1万4,811円	1万4,963円
5月	1万3,473円	1万2,429円	1万2,470円
6月	1万1,868円	1万444円	1万705円円
7月	1万210円	9,267円	1万967円
8月	1万949円	1万859円	1万3,024円
9月	1万3,047円	1万1,940円	1万4,776円
10月	1万4,996円	1万1,377円	1万4,141円
11月	1万3,700円	1万294円	1万3,081円
12月	1万1,334円	1万1,137円	1万4,391円

電気代平均は、季節によっても大きく変動します。特に夏と冬は、平均より10〜20％高くなる傾向にあります。

夏と冬の電気代はなぜ高くなる？

電気代は季節によって大きく変動し、特に夏と冬は平均より高くなる傾向があります。夏はエアコンの冷房使用、冬は暖房や加湿器の稼働が増えるため です。

例えばエアコンは家庭の電力消費の約3割を占めるといわれ、使用時間が長引くほど請求額に直結します。

さらに、冬場は日照時間が短く照明の使用時間も増えるため、光熱費全体がかさみます。

こうした背景から、同じ4人家族でも季節によって数千円単位で電気代に差が生じるのです。したがって「夏と冬は高いのが当たり前」と理解した上で、効率的な使い方を工夫することが求められます。

地域別平均

	電気代平均（2024年）		電気代平均（2024年）
北海道地方	1万481円	近畿地方	9,328円
東北地方	1万1,636円	中国地方	1万1,213円
関東地方	9,819円	四国地方	1万935円
北陸地方	1万2,104円	九州地方	8,739円
東海地方	1万180円	沖縄地方	9,988円

出典：家計調査家計収支編総世帯用途分類 002 用途分類（総数）都市階級・地方 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口

地域によって電気代平均に差が出るのは、電気料金単価の違いに加え、気候条件も大きく影響しています。

特に、北海道、東北、北陸地方などの 寒冷地では冬場の暖房使用が長期化するため、年間の光熱費が高くなる傾向があります。

反対に、近畿や九州、沖縄など、地理的条件で比較的温暖な地域は、平均金額が低い傾向です。

このように「どこに住んでいるか」によって電気代の水準は変わるため、単純に全国平均と比較するのではなく、地域の事情を考慮して判断することが大切です。

住宅タイプでも電気代は変動

一般的に、 戸建て住宅は延床面積が広いため、冷暖房効率が下がりやすく、マンションに比べて高額になる傾向 があります。

また、オール電化住宅ではガス代がかからない代わりに、調理や給湯まで電気を使うため、月平均で2万円近くに達することもあります。

一方、ガスと併用する家庭は電気代が抑えられる反面、ガス料金が発生します。

どちらが得かはライフスタイル次第ですが、自分の家庭の特徴に合わせて比較することで、節約の方向性を見極められます。

他家庭と比べてうちは高い？平均との比較ポイント

家族構成やライフスタイルによる違い

電気代は世帯人数が同じでも、生活スタイルによって大きく変動します。

例えば、 共働きで子どもも学校に通っている家庭は、日中家に誰もいない時間が長く、冷暖房や照明の使用時間が短い ため、電気代は抑えられる傾向にあります。

一方で、専業主婦や小さな子どもがいる家庭では、日中もエアコンや家電を使う時間が長くなるため、同じ4人家族でも電気代が高くなりがちです。

また、テレワークがメインの家族がいる場合、自宅でのパソコンや空調の使用時間が増え、従来より電気代が上昇するケースも目立ちます。

電気代が高い家庭に共通する特徴

家電の使い方が非効率｜古いエアコンや冷蔵庫を長時間使用すると、最新モデルに比べて消費電力が大きくなる
無駄な消費電力が多い｜不要な照明をつけっぱなしにしたり、待機電力を抑える工夫をしていない
料金プランが合っていない｜昼間の使用が多いのに従量電灯プランのままでは割高になってしまう

これらの特徴を把握し改善することで、電気代の無駄を減らせる可能性が高いのです。

CHECK!あわせて読みたい

電気代が高い原因は？世帯別の平均額や目安、節約方法を徹底解説！この記事を読む

4人家族の電気代を節約する方法

家電ごとの節電効果

家電は家庭の電気代に大きく影響するため、使い方を工夫することで節約効果が期待できます。

エアコン	設定温度を1℃変えるだけで年間数千円の節約になる夏は28℃、冬は20℃が目安
冷蔵庫	詰め込みすぎを避け、ドアの開閉を減らす冬場は温度設定を中～弱にする
電球	白熱電球からLED照明に切り替えると、消費電力は約4分の1に使っていない部屋の電気はこまめに消す