そのため、Retty単独で勝負をかけるのではなく、「無料掲載からスタートし、他媒体と賢く併用する」のが、最も費用対効果を最大化できる選択です。
本記事では、忙しいオーナー様が最短で正しい投資判断を下せるよう、知りたい情報だけに絞って解説します。読み終えたときには、次の3つの答えが明確になります。
目次
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Rettyの集客力の実態——実名口コミは予約につながるのか
Rettyとは、実名制の口コミを最大の特徴とするグルメサイトで、ユーザーの「おすすめ」投稿をもとにお店を探せるサービスです。無料掲載にも対応し、飲食店側が店舗情報を編集できる点も特徴です。
Rettyの集客力を判断するうえで重要なのは、 月間利用者数の大きさではなく「自店の予約経路のうち何割をRettyが占められるか」という視点 です。
なぜなら、グルメサイトの利用者数はあくまで媒体全体の数字であり、自店のエリアや業態のユーザーがどれだけ含まれるかは店舗ごとにまったく異なる からです。
実際、多くの飲食店では、予約経路の中心はGoogle検索・Googleマップと食べログが占めており、Rettyは「指名検索や口コミ経由で上乗せする2番手・3番手の媒体」として機能するケースが大半です。Retty経由の予約が伸びる店の3条件(エリア・客単価・ジャンル)
Retty経由の予約が伸びやすい店の共通点は、 「都市部エリア」「客単価3,000〜8,000円のディナー帯」「ストーリーを語れる専門ジャンル」 という3条件です。
理由として、Rettyのユーザー層が都市部で働く20〜30代に厚く、実名のおすすめ投稿が「ちょっと良い店を探すシーン」で読まれるためです。
たとえば、ターミナル駅から徒歩圏の焼鳥専門店や自然派ワインのビストロのように、こだわりが口コミで言語化されやすい店は、投稿1件が複数の予約を連れてくる好循環が生まれます。
逆に、郊外ロードサイドのファミリー向け業態では、そもそも商圏内のRettyユーザーが少なく、掲載しても閲覧が伸びにくい傾向があります。

編集部
自店が3条件に何個当てはまるかが、掲載判断の最初のものさしです。
Rettyの実名口コミが効く客層/効かない客層
Rettyの実名口コミが効くのは、 「失敗したくない会食・デート・記念日」でお店を探す層 です。
実名投稿にはサクラや誹謗中傷が入り込みにくく、口コミの質が担保されやすいため、匿名の点数評価より信頼性が高く、接待や大切な食事の店選びでは強い後押しになります。
一方で、実名効きにくいのは「今すぐ近くで安く食べたい」層と、点数で店を序列比較したい層です。前者はGoogleマップで完結し、後者は点数文化のある食べログに流れます。
たとえば、ランチ主体の定食業態であれば、Rettyよりも先にGoogleビジネスプロフィールの整備に投資するほうが合理的です。
自店の主要な来店動機が「慎重に選ぶ食事」か「手早く済ませる食事」かで、Rettyの効き方は大きく変わります。
Rettyの料金プランと損益分岐——無料掲載でどこまでできるか
Rettyの料金プランには「、無料お店会員」と「有料お店会員(ブロンズ・シルバー・ゴールド)」があります。
無料掲載でも店舗情報・写真・メニューの編集権限が得られ、ネット予約機能まで利用可能 です。
ただし、無料の場合、ネット予約には1名あたりランチ110円・ディナー220円(税込)の送客手数料がかかり、自店ページに他店の広告が表示されるなどの制約があります。
一方、有料プランは月額およそ2万〜5万円(エリア・プランにより変動)で、送客手数料が無料になり、「人気店ページ」への優先表示やGoogleビジネスプロフィール連携などの機能が加わります。
| 無料お店会員 | 有料お店会員 | |
|---|---|---|
| 月額費用 | 0円 | 約2万〜5万円(エリア・プランで変動) |
| 店舗情報・写真・メニュー編集 | ○ | ○ |
| ネット予約機能 | ○(送客手数料:ランチ110円/ディナー220円・税込/名) | ○(送客手数料なし) |
| 人気店ページへの優先表示 | × | ○(プランにより広告枠数が増加) |
| 自店ページの他店広告 | 表示される | 非表示にできる |
| Googleビジネスプロフィール連携 | × | ○ |
| アクセス・予約分析 | 一部のみ | ○ |
※料金・機能は2026年7月時点の公開情報に基づく目安です。契約前に必ず公式の最新情報をご確認ください。
Rettyの損益分岐試算:月何組の追加送客で有料プランの元が取れるか
Rettyの損益分岐の目安は、 「有料プランの月額 ÷ 1組あたりの粗利」 で簡単に計算できます。
本項では、月額3万円のプランを契約し、1組平均2.5名・粗利率70%と仮定して、客単価別に必要な追加予約組数を試算します。
| 客単価 | 1組あたり売上(2.5名) | 1組あたり粗利(70%) | 損益分岐となる追加予約 |
|---|---|---|---|
| 3,000円 | 7,500円 | 5,250円 | 月6組(週1〜2組) |
| 5,000円 | 12,500円 | 8,750円 | 月4組(週1組) |
| 8,000円 | 20,000円 | 14,000円 | 月3組 |
試算からわかるのは、客単価5,000円以上のディナー業態なら「週1組の上乗せ」で元が取れる一方、客単価3,000円未満のランチ主体業態では回収のハードルが一段上がるという事実です。
たとえば、客単価2,000円の店では月10組以上の追加送客が必要になり、商圏のRettyユーザー数を考えると現実的でないケースもあります。
まずは無料掲載で3か月ほど閲覧数と予約数を観測し、送客手数料の支払額が月額費用に近づいてきた段階で有料プランへ切り替える、という順番が最も損をしにくい進め方です。
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Retty/食べログ/Google/Tripadvisor——主要4媒体を徹底比較
Retty/食べログ/Google/Tripadvisor——主要4媒体の比較で見るべきは、料金の安さではなく 「自店のターゲット客層と媒体の利用者層が重なっているか」 です。
なぜなら、どれほど利用者数の多い媒体でも、自店を選ぶ動機を持つユーザーがいなければ送客は発生しないからです。
| Retty | 食べログ | Googleビジネスプロフィール | Tripadvisor | |
|---|---|---|---|---|
| 月額費用 | 0円〜約5万円 | 0円/有料1万〜10万円超+従量課金 | 完全無料 | 無料(有料オプションあり) |
| 強み | 実名口コミ・おすすめ経由 | 国内最大級の検索流入・点数ランキング | 「地名×業態」検索・地図検索 | 旅行計画中の検索・世界最大級の旅行者流入 |
| 口コミ形式 | 実名・おすすめ制(点数なし) | 匿名・星評価 | 匿名・星評価 | 多言語・星評価 |
| 主な客層 | 都市部の20〜30代 | 20〜50代・全国幅広く | 全年代 | 訪日外国人・国内旅行者 |
| 予約機能 | ○(無料は従量課金、有料は手数料なし) | ○(従量課金:ランチ110円/ディナー220円・税込/名) | ○(予約リンク・サービス連携) | ○(予約導線・外部連携) |
| インバウンド対応 | △ | △ | ○(多言語自動翻訳) | ◎(世界中の旅行者が利用) |
※料金・条件は媒体や契約内容により変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
媒体の使い分けマップ(客単価×ターゲットの4象限)
媒体の使い分けは、 「客単価の高低」と「ターゲットが国内客か訪日客か」の2軸で整理 すると迷いません。
4象限で考える理由は、媒体ごとに利用者の財布のひもと来店動機がはっきり分かれているからです。具体的には次のように整理できます。
| 国内客が中心 | 訪日客・旅行者が中心 | |
|---|---|---|
| 客単価 高(5,000円〜) | Retty+食べログ有料(会食・記念日需要を両取り) | Tripadvisor+Google(旅行前の下調べを捕捉) |
| 客単価 低(〜5,000円) | Google無料+Retty無料(固定費ゼロで間口を確保) | Google多言語対応+Tripadvisor無料掲載 |
たとえば、客単価7,000円の和食店で観光地立地なら、「食べログ有料+Tripadvisor」の組み合わせが国内会食と訪日客の両方を捉えます。
逆に、オフィス街のランチ業態なら、まずGoogleビジネスプロフィールを無料で磨き込み、RettyとTripadvisorは無料掲載で網を張っておくのが定石です。
すべての店舗で共通するのは、1媒体に予算を集中させるより、無料枠を総動員したうえで効果の出た媒体にだけ課金する、という考え方です。
Rettyなどのグルメサイトに掲載しても効果が出ない場合のチェックリスト
グルメサイトに掲載しても効果が出ない場合、原因は媒体選びではなく「掲載後の運用不備」の可能性があります。
というのも、グルメサイトはページの充実度や更新頻度が表示機会と予約率に直結する仕組みになっており、 登録しただけの店は検索結果に埋もれてしまう からです。
グルメサイトの運用不備【チェックリスト】
-
- 料理・内観・外観の写真が合計30枚以上あるか
- トップ写真が「一番売れている看板メニュー」になっているか
- 口コミへの返信率が8割を超えているか
- メニューと価格を3か月以内に更新しているか
- 営業時間・定休日がGoogleや自社サイトと食い違っていないか
- コース情報に写真と説明文が付いているか
- 「宴会」「デート」など利用シーンのタグを設定しているか
- ネット予約の在庫(席数・時間帯)を十分に開放しているか
- アクセス情報(駅からの道順・駐車場)が具体的に書かれているか
- アクセス解析を月1回以上確認し、閲覧→予約の転換率を見ているか
特に、効果が大きいのは写真枚数と営業時間の整合性です。写真が少ないページは閲覧されても予約に転換しにくく、営業時間の齟齬は「行ったら閉まっていた」という最悪の体験と低評価口コミを生みます。
10項目のうち3つ以上に不備があるなら、プラン変更を検討する前に運用の立て直しが先決です。
Rettyなどグルメサイトで口コミが集まらないときの対策(店内POP・会計時導線の実例)
グルメサイトで口コミが集まらないときは、 「満足したお客様に、投稿までの手間を最小化して依頼する」導線を設計 しましょう。
お客様は不満がなければ口コミを書く動機を持たず、「頼まれて、簡単なら書く」という行動パターンが大半です。
- テーブルにQRコード付きのPOPを置き「本日のご感想を一言いただけると励みになります」と一文添える
- 会計時にスタッフが「よろしければおすすめ投稿をお願いします」と声かけしてレシートにQRコードを印字する
Rettyは実名投稿ゆえに心理的ハードルがやや高いため、「点数ではなく、おすすめポイントを一言書くだけ」と伝えると投稿率が上がります。
なお、割引と引き換えに口コミを依頼する行為は各媒体の規約違反となるおそれがあるため、あくまで任意の依頼にとどめてください。
Retty 掲載に関するよくある質問(FAQ)
A
一定の効果はあります。無料でも店舗情報の編集とネット予約が使えるため、指名検索されたときの受け皿としては十分機能します。ただし人気店ページへの優先表示がなく新規ユーザーの目に触れにくいので、「新規客を積極的に増やす」目的なら、前述の損益分岐を確認したうえで有料プランを検討してください。
A
店舗側の判断で削除することはできません。規約違反(誹謗中傷や事実誤認など)に該当する場合のみ、運営に報告して対応を依頼できます。それ以外の低評価には、事実確認と改善策を添えた丁寧な返信で誠実さを示すほうが、閲覧者の信頼獲得につながります。
A
有料プランは契約期間の定めがあるため、管理画面または営業担当経由で解約手続きと契約満了日を確認してください。なお、Rettyはユーザーが店舗情報を登録できる仕組みのため、退会しても店舗ページ自体が完全に消えるとは限らない点に注意が必要です。
A
Retty は国内ユーザー向けのサービスなので、インバウンド対策を強化したい場合はTripadvisorがおすすめです。世界最大級の旅行プラットフォームとして訪日客が旅行前の計画段階から利用しており、国内グルメサイトではほぼ接点を持てない層にアプローチできます。RettyやGoogleで国内客の土台を固めつつ、インバウンド需要を取り込みたい店舗はTripadvisorも併用するのが確実です。

まとめ:Rettyを賢く活用して集客を最大化しよう
Rettyを導入・運用するうえで、押さえておくべき重要ポイントは以下の3点です。
- 20〜30代の集客に強い
- 無料掲載からのスタート→送客手数料の支払額が月額費用に近づいた段階で有料へ切り替える
- Googleや食べログを完全に置き換えるのではなく、Rettyは独自の武器で特定の客層を上乗せする「2番手・3番手の媒体」として併用するのが高コスパ
Rettyは単独での掲載にこだわるのではなく、自店のターゲット層に合わせて他の主要媒体と上手く組み合わせることで、その真価を発揮します 。
お店のファンを増やしませんか?
ターゲットへ的確にアプローチ。店舗会員プランの詳細・お問い合わせはこちらから。
この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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