格安SIMのおすすめ7社を比較!乗り換え時の注意点3つも解説

企業の社用携帯で掛かるコストを、安くしたいとお考えの方は多いと思います。

大手のキャリアはサービスが豊富で回線も安定しており、使いやすい反面、毎月掛かる費用は非常に高くなっています。

そこで、大手キャリアから格安SIM会社に乗り換え、コストを安くしたいと考えている方もいるはずです。

ところが、格安SIM会社は選択肢が多く特徴も様々であるため、どこを選べば良いかわからないこともあるでしょう。

本記事では格安SIM会社で有名な7社を比較し、格安SIMとはどういうものなのかを紹介していきます。

そもそも格安SIMとは?なぜ安いのか?

格安SIMの利用で迷う人の中には、そもそも格安SIMとはどういうものなのか、という点がわからずに悩む方も多いでしょう。

格安SIMの特徴は、大手キャリアよりも低価格で通話やインターネットを利用できるサービスのことで、通話をしない人向けのプランやデータ通信量に特化したプランなど、バラエティ豊富なプランが魅力です。

その格安SIMはどういうキャリアが提供しているのかというと、MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれています。

MVNOは、ドコモ・au・ソフトバンクなど大手3キャリアの通信網を借りて利用することで、格安のサービスを提供しているのです。

格安SIMでは現在持っているスマートフォン端末はそのままに、SIMカードの入れ替えだけで利用できるようになるため、端末ごと購入して契約する手間がありません。

プランも大手キャリアよりも豊富なため、それぞれの業種や使用方法に合わせたプランを選べる点も、人気の理由でしょう。

格安SIMのメリットとデメリット

SIMカードを入れ替えるだけで乗り換えることも可能な格安SIM、そのメリットとデメリットはどんなものがあるのか解説します。

格安SIMのメリット

利用できるプランが多く、利用状況に合わせて選択できる

大手のキャリアの場合、使用した通信量に合わせた従量制の料金プランか、定額大容量の2つのプランしか選択肢がありません。

一方の格安SIMでは、

データ通信量が1G・5G・10Gのほか、30GBまでのプランまで様々なプランを選択できます。

通話がメインの使用であれば、通信量を小さめのプランにすれば、その分コストを押さえることもできるのです。

プラン選択の自由度の高さが、格安SIMのメリットの1つです。

大手キャリアよりも格安のプランで利用できる

格安SIMは、大手キャリアに比べて月額料金が安いとされています。

実際にどのくらい違うのか見てみましょう。

比較対象として、ドコモの5Gギガライトの5GBとmineoの5GBのプランで比較してみます。

プラン 通信量 月額料金
mineo 5GB 1,518円(税込)
ドコモ ~5GB 5,665円(税込)

比較するとmineoは、ドコモの4分の1程度の月額料金で利用できるのです。

格安SIMは、非常に低価格だとわかります。

現在使用中の端末をそのまま利用することも可能

格安SIMではSIMフリースマホであれば、どこの会社と契約しても使用できます。

事前にSIMフリースマホであることを確認する必要はありますが、これまでの端末を継続して使えるので、扱いに戸惑う心配がなくなります。

格安SIMのデメリット

時間帯と場所によって通信速度が低下する

格安SIMを利用する上で必ず知っておいてほしいのは、状況次第で通信速度が大きく落ちるということです。

格安SIMは、大手キャリアの回線の一部を借りて通信するため、利用者が多い時間帯や場所によっては通信速度が大きく制限されるのです。

格安SIM会社によっても通信速度は異なるため、事前に調べてから選ぶのがおすすめです。

月額料金の支払いをクレジットカードのみにしている会社が多い

これまでの利用料金を、口座振替で支払っていた場合は注意が必要です。

会社によっては口座振替を選択できる会社もあるので、口座振替で支払う場合はそちらを選んでください。

以下に、口座振替が可能な格安SIM会社を紹介します。

  • ワイモバイル
  • UQモバイル
  • BIGLOBEモバイル(ただしデータ通信専用SIM契約の場合のみ)

キャリアメールは使用できなくなる

キャリアメールとは、「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」、「@softbank.ne.jp」のような大手キャリアのメールのことです。

代替案として、グーグルの提供している「Gmail」やYahoo!の提供する「Yahoo!メール」を利用する必要があります。

ほかにも、キャリア独自のサービスが利用できなくなるので、利用中のサービスがないか事前に確認しておきましょう。

知っておきたい比較ポイント

ここからは、格安SIM会社を選ぶためのポイントを解説します。

比較ポイントでチェックして、契約する格安SIM会社を選ぶと良いでしょう。

  • 音声通話できるプランがあるかないか
  • データ通信量の容量で選ぶ
  • 通信速度が会社の勤務時間に合っているか

音声通話できるプランがあるかないか

格安SIMには大きく分けて、音声通話付きプランとデータ通信専用プランの2種類があります。

音声通話付きプランとは、大手キャリアのプランと同様に通話もインターネットも両方使えるプランです。

業務で通話が多い場合はこちらを選ぶと良いでしょう。

一方のデータ通信専用プランとは、通話は利用できない分、音声通話付きプランよりも低価格で提供されているプランです。

タブレットやインターネットの利用のみであれば、こちらのプランがおすすめです。

データ通信量の容量で選ぶ

利用方法が主にインターネットに接続しての仕事であれば、通信量を意識して選ぶべきです。

最小200MBから最大50GBまで、会社によって様々なプランがあります。

LINEやメールくらいしかインターネットを利用しないなら、月々の利用は3GB以下でも十分です。

一方、動画をやり取りする場合は、動画1本で100MBを超えることも多いので、10GB以上のプランを選ぶのがおすすめです。

通信速度が会社の勤務時間に合っているか

格安SIM会社は大手キャリアから回線を借りている都合上、時間帯によっては回線の混雑で通信速度が大きく制限されます。

業務時間で使用頻度の高い時間帯に通信速度が落ちると、業務に支障をきたす恐れがあります。

そのため、会社ごとに通信速度が落ちやすい時間帯を調べた上で、業務時間でも問題なく利用できる格安SIM会社を選んでください。

厳選!おすすめの格安SIM7社

格安SIM会社の中でも、人気が高く、利用者の評判も良い格安SIM会社を厳選しました。

それぞれの特徴を紹介します。

  • Y!mobile(ワイモバイル)
  • UQモバイル
  • y.u mobile
  • mineo(マイネオ)
  • OCNモバイルONE
  • BIGLOBEモバイル
  • IIJmio

Y!mobile(ワイモバイル)

ワイモバイルは、大手キャリアのソフトバンクのサブブランドである格安SIM会社です。

ワイモバイルはソフトバンクの自社回線を利用しており、通信速度が他の会社より安定しているのが特徴です。

プランは3種類で料金も他社より少し高いですが、速度制限にかかっても通信速度が最大1Mbpsなので、他社より使いやすくなっています。

格安SIMでも安心して利用したい方におすすめです。

UQモバイル

UQモバイルは、大手キャリアのauのサブブランドである格安SIM会社です。

ワイモバイルと同様、自社回線を利用できる強みを持っているのが特徴です。

プランは3種類あり、通信容量が3GB、15GB、25GBに設定されています。

余った通信量の繰り越しプランもあるため、大容量のプランを利用していても損をしないように設定されていて安心です。

通話かけ放題は10分までで、有料オプションなので通話が少なめの方におすすめです。

y.u mobile

y.u mobileは、U-NEXTとヤマダ電機が設立した格安SIM会社です。

特徴的なのは、データ容量が余っても有効期限なしで繰り越せる「永久不滅ギガ」のサービスや、データチャージが10GBまとめて1,200円という格安のサービスです。

大手キャリアのドコモであれば1GB1,000円なので、圧倒的なコスパの良さが魅力でしょう。

プランは3種類で5GB・10GB・20GBから選べます。

5GBのシングル5GBプランは音声通話ありでも1,070円と、かなりお得に利用できます。

mineo(マイネオ)

マイネオは、関西電力グループの株式会社オプテージが提供する格安SIMです。

特徴は、利用する回線を大手3キャリアの中から選択できる点です。

また、SIMロックされた端末でも解除手続きが不要なので、利用中の端末をそのまま使い続けられます。

プランは1GB・5GB・10GB・20GBの4つから、データ通信のみと音声通話付きの2つを選べる合計8プランがあります。

一人一人に合わせた選択をしやすい格安SIM会社なので、フレキシブルに利用したい方におすすめです。

OCN モバイル ONE

OCN モバイル ONEは、NTTコミュニケーションズが提供している格安SIMです。

同じ系列であるドコモの回線を利用できることから、通信の安定感では他の格安SIM会社から抜きんでているのが特徴です。

プランは1GB・3GB・6GB・10GBの4種類に加え、音声通話付き・SMS対応・データ通信専用の3パターンから選べます。

また、OCN光モバイル割というサービスもあり、適用すれば更に格安で利用が可能です。

仕事でSMSも利用したい方におすすめです。

BIGLOBEモバイル

KDDIグループが提供している格安SIMで、ドコモとauの回線に対応しています。

プランは他の格安SIM会社に比べて幅広く、1GB・3GB・6GB・12GB・20GB・30GBの6種類があります。

特徴的なのが、エンタメフリーオプションという、動画や音楽配信を通信量制限を気にせず楽しめるものがある点です。

音楽や動画を思い切り楽しみたい方におすすめです。

IIJmio(みおふぉん)

株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMで、実は格安SIMが普及する前から業界に存在するベテラン会社です。

愛称の「みおふぉん」は、音声通話付きプランへの親しみを込めて呼ばれています。

格安SIM会社の中でも、 iPhoneやiOSへの対応が早いことで知られています。

料金面では、家族5人までデータ通信量をシェアできるプランが人気です。

昔からある会社なだけに、ユーザーも多く信頼性の高い格安SIM会社です。

契約する際に気をつけるべき3つのこと

格安SIM会社へと乗り換える際に、注意すべきポイントを3つ紹介します。

  • 使用中のスマホがSIMフリースマホか確認する
  • 格安SIMカードが届くまでの空白期間をなくす
  • 手続きは自分で行うか、店頭で行えるか確認する

使用中のスマホがSIMフリースマホか確認する

可能であれば、今利用中の端末をSIMカードだけ入れ替えて、そのまま利用したいと思う方も多いでしょう。

その場合、問題になるのがSIMロックが行われているケースです。

同じキャリアの回線を使用するならそのままでも問題ありませんが、違うキャリアの回線を使う場合は問題です。

SIMフリースマホでなければ、SIMロック解除の手続きが必要になります。

今利用中の端末が格安SIM対応か否かは、各社の「動作確認済み端末一覧」でチェックしてください。

格安SIMカードが届くまでの空白期間をなくす

MNPで格安SIMと契約した場合、実際に利用可能になるまでに数日の期間がかかることもあります。

格安SIM会社では「即日MNP」という、格安SIMが届いたら回線をすぐに切り替えられるシステムがあります。

しかし、店頭での受け渡しであればすぐに切り替えることも可能ですが、店舗を設けていない格安SIM会社では切り替えがスムーズに行えないケースもあるのです。

契約前に即日MNPで対応してくれる格安SIM会社かどうか、必ずチェックしてください。

手続きは自分で行うか、店頭で行えるか確認する

格安SIMによっては店舗を設けておらず、オンラインで自らプランを比較しなければならない会社もあります。

また、利用前にAPN設定という初期設定も自分で行わなければなりません。

自分で行うことに不安がある方の場合、電話対応やチャットサポートがある会社かどうか、確認してから選ぶことが重要です。

また、それでも不安な方は、最寄りに店舗がある格安SIM会社を選ぶようにしましょう。

店舗があれば、店員に説明を受けながら設定を行うことができます。

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