【水道代の節約方法】蛇口のアイテムや日常の意識で大きな効果も?

毎月の固定費となる「水道代」。家族で使っている場合はもちろん、自営業でお店をやっている場合、特に飲食店や美容室などでは水をよく使うことになります。

固定費は少しでも安くしたいもの。様々な節水方法が世の中に飛び交っていますが、今回はその中でも誰でも気軽に行えるのが「蛇口周り」の対策。蛇口の工夫で水道代を節約する方法を3つご紹介していきたい思います。

毎月の水道代は何円くらい?

そもそも、1世帯あたりの水道代は平均いくら程なのでしょうか?

水道代の算出のために、まずは家庭での平均的な使用水量を見てみましょう。以下に、東京都水道局が「1世帯の人数別に、1か月あたりの平均使用水量」を調査した結果があります。

■1世帯の人数/1か月の平均使用水量
1人 8.2m³
2人 15.9m³
3人 20.4m³
4人 24.3m³
5人 28.5m³
6人以上 33.9m³
東京都水道局 平成28年度生活用水実態調査より引用

水道局によって算出方法は異なるようですが、東京都の水道料として請求されるのは
「基本料金」「従量料金」 「下水道料金」
の3つを足したものになります。プラス消費税が適用されます。

この記事では水道代の詳しい算出方法の説明は省きますが、
『一般家庭用で4人で水道を使用した場合』の算出をざっくりとしてみました。

【一般家庭用で4人で水道を使用した場合の水道代】

※1ヶ月の平均使用水量24.3m³を四捨五入し24m³で計算
なお、今回は20ミリの呼び径を想定しました。呼び径とはメータ口径のことを指し、家庭により使われている呼び径は変わってきます。

本算出は2019年10月現在の東京都水道局の料金から算出しています。

1. 基本料金   1,170円 
2. 従量料金   2,042円※1
×消費税率
----------------------------------------
計 3,533円

3. 下水道料金  2,440円※2  
×消費税率
----------------------------------------
計 2,684円

税込 6,217円

※1 料金内訳
1m³~5m³ : 0円 + 6m³~10m³ : 110円 + 11m³~20m³ : 1,280円 + 21m³~24m³ : 652円
※2 料金内訳
0m³~8m³ : 560円 + 9~20m³ : 1,320円 + 21m³~24m³ : 560円
算出方法参考 : https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/ryokin/keisan_23.html


算出した水道代には消費税が加算されますので、1.1倍した金額が最終の金額です。4人家庭なら平均で6,000円程度ということがわかりました。

毎月払うと考えると、決して安いとは言えない金額ではないでしょうか?ちなみに上記の金額(6,217円)は、1年間で計算すると74,606円となります。

今回は家庭用水道の料金で算出しましたが、飲食店など店舗で使う水道料金はもっと高くなります。  さらに水道代は3~5年ごとに見直しの動きが拡大しています。まだまだ高くなる可能性のある水道代、出来るだけ安く済む方法を取り入れて節約したいものですね。 

水道代の節約

それでは、水道代を節約するためにはどのような方法があるのでしょうか? 水の使い方を気を付ける、お風呂の水を再活用する…など、使い方による工夫もあると思いますが、「節水をしていると感じないままに、実際のところは節水になっていた」という環境を作ることが望ましいでしょう。

なぜなら、家族で使う場合などは子供にも教えなければなりませんし、店舗の場合はスタッフが同じように節水を意識して使用するには指導が必要だからです。

今回は、節水をしていると感じさせない節水対策をご紹介したいと思います。

トイレの大小を使い分ける

お手洗いでの水道代もバカにならないものとして意識しましょう。大小で水の量を使い分けることができるのが一般的なのでぜひ徹底してみてください!

食器のため洗い

小まめに食器の洗い物をすることも水道代が上がる原因になります。大きめの鍋などに水を張っておき、そこへ使用済みの食器を入れるなどして、ため洗いすることも節約効果があるでしょう。

節水シャワーヘッドへの取り換え

水が流れる出口で、水量をコントロールする!という考え方です。蛇口の水の出る部分を節水用のシャワーヘッドに取り替えることで、水量を調節し、結果節約に繋げることが出来ます。

さらにカルキを低減させたり、塩素を除去したりと、肌や体に優しいろ過効果をもたらすものまであります。

また、シャワーヘッドというと浴室で使うイメージを持つ人もいると思いますが、キッチン用のシャワーヘッドというものが存在します。

キッチン用のシャワーヘッドは、水の勢いでお皿などの汚れを落としやすくするので、節水に加えて洗いやすくなるという効果もあります。また、シャワー形態の場合 オン/オフが切り替えられるのが多いのも特徴です。

節水コマの活用

『節水コマ』というものをご存知でしょうか。水の流出水量を調節できる、部品のようなものになります。

これは先程のシャワーヘッドのように水の出口に取り付けるものではなく、蛇口のコック、ひねる部分の中に取り付けます。元々「コマ」というものが入っているので、それとこの「節水コマ」を取り替えるだけで完了します。

1点注意としては、レバー式の水道では使えません。ひねるタイプの蛇口のみで使えるものとなります。

しかしなんといっても水道局で配っているので無料で手に入ること(中には配っていない水道局もあるようです)、そして節水率は最大50%と言われており、かなりの水量を節約できるグッズです。ひねるタイプの蛇口をお使いなら、まずはこちらを利用してみてはいかがでしょうか? ただし、水道局で配っている節水コマの場合は、純粋に蛇口から出る水量が減らせるだけになります。水圧を求めて水を出す人には、使いにくいと感じるかもしれません。

水の量を減らしつつ水圧を保つには、節水率が高いノズルタイプなどがおすすめと言えます。

節水率90%の「バブル90」は、最近ではテレビでも取り上げられることが多く、何かと話題になりやすい製品です。また「JET」については特許技術で、通常の水道の使用感と変わらない使用感を実現する、節水装置となっています。

特に水を大量に使う飲食店や工場などでも、導入実績があります。

>>節水コマをお探しならバブル90!節水率95%でコスト削減を実現
>>節水コマ「JET(ジェット)」は最大50%の節水率を実現!仕組みや効果を徹底解説

エコバルブの活用

レバー式の蛇口だから節水コマは使えないな…と感じた方には、エコバルブという選択肢もあります。こちらの記事で節水コマ VS エコバルブの徹底比較をしていますので、良ければご覧ください。

>>節水コマvsエコバルブ!節水アイテム2種のメリットデメリットから徹底比較!

まとめ

蛇口周りで行うことの出来る節水対策、水道代の節約対策をご紹介しました。水道代は必ず使うものですが、積み重なれば大きな出費になります。

私たちワイズクラウドでは、例えば店舗様から水道代明細を提示いただければ、ヒアリングの上で最適な節水手段をご提案することが可能です。水道代を減らし固定費削減を考えている店舗様、是非私たちにお気軽にご相談ください。

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