新型コロナウイルスの流行によって経営が立ち行かなくなる企業も多い昨今、事業の継続のためには、従業員の給料をカットしたりボーナスを減額したりなど、とりわけ「人件費」におけるコスト削減を検討している企業も多いのではないでしょうか。
しかし、給与のカットやボーナスの減額などを安易に実施してしまうと、従業員との関係が悪化してしまう恐れがあるため、人件費に関わるコスト削減を実施する場合には、なるべく細心の注意を払う必要があります。
今回は、人件費のコスト削減にスポットをあてながら、実施することのメリットやデメリット、また、削減の方法や具体的なアイディアなどについて、なるべくわかりやすく解説を進めていきます。
目次
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経営者・店舗オーナー様必見!コスト削減の方法や削減可能なコストを知りたいという方に向けて、コスト削減の手順・ポイント・注意点などをまとめています。
そもそも「人件費」とは?

・毎月の給与
・賞与(ボーナス)
・役職手当や休日手当などの各種手当
・社員旅行費や慶弔金などの福利厚生費
・社会保険料や労働保険料などの法定福利費
・通勤定期券の費用や社宅の費用
毎月の従業員の給与の支払いなどはもちろんのこと、定期的な賞与(ボーナス)の支給や会社ごとの福利厚生費、社会保険料や労働保険料などが含まれます。
▶︎テレワークとは?企業が導入するメリット・デメリットを考えてみた!
人件費を削減することの注意点

従業員のモチベーションが下がる
まず、1つ目のデメリットとしては「従業員のモチベーションが低下する」という点が挙げられるでしょう。人件費のうち、とりわけ毎月の給料の支払いや賞与(ボーナス)の支給などは、従業員の生活とも密接に関わります。安易な減額などを行ってしまうと、従業員のモチベーションを大きく低下させてしまう要因になりかねません。
人的資源の確保が難しくなる
そして、2つ目のデメリットとしては「人手不足や新規雇用が難しくなる」という点が挙げられるでしょう。従業員の給料を引き下げた結果、モチベーションの低下などを引き起こしてしまうと、離職率が上昇してしまったり、会社そのものの世間的な評価が低下してしまったりといった問題が生じてしまいます。
新規雇用のハードルが高くなる
最後の3つ目のデメリットとしては「新規雇用のハードルが高くなる」という点が挙げられるでしょう。当然のことながら、会社そのものの世間的な評価が低下してしまうと、新たな人材の獲得や新規雇用などが難しくなってしまうため、長期的な人手不足や経営状態の悪化などを招いてしまう恐れがあります。
人件費の削減方法と具体的なアイディア

しかし上述したデメリットを招いてしまうなど、さまざまな弊害が懸念されてしまいます。
では、人件費を削減するためには、一体どのような方法がベストな選択と言えるのでしょうか。
ここからは、人件費を削減するための方法や具体的なアイディアなどを中心に、あわせて3つのポイントから解説していきますので、まずは順番にチェックしていきましょう。
アウトソーシングによる業務の外注化
まず、1つ目のアイディアとしては「アウトソーシングによる業務の外注化」という方法が挙げられるでしょう。自社の業務を外部の業者に委託することのできるアウトソーシングを活用することによって、人的資源の不足や業務効率の悪化といった問題を解消することができるため、有効なコスト削減施策の一つと言えます。
▶︎アウトソーシングと外注は違う?メリットとデメリットを解説!
CRMシステムによる生産性の向上
そして、2つ目のアイディアとしては「CRMシステムによる生産性の向上」という方法が挙げられるでしょう。顧客情報を管理することができるCRMシステムを利用することによって、既存の事業においてもより効果的なマーケティングフローを構築することができるため、顧客単価の向上などを見込むことができます。
▶︎そもそも「CRM」とは?CRMは本当に必要なの?【CRMの基礎を徹底解説】
AIツールによる作業の自動化
最後の3つ目のアイディアとしては「AIツールによる業務の自動化」という方法が挙げられるでしょう。昨今急速な発展が進んでいるAIツールを活用することによって、これまでは手動で行ってきた既存の業務に対しても、積極的な自動化を促すことが可能となります。その結果、残業代をはじめとするムダなコストの削減に大きな効果を見込むことができるでしょう。
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まとめ
今回は、人件費のコスト削減にスポットをあてながら、実施することのメリットやデメリット、また、削減の方法や具体的なアイディアなどについて、なるべくわかりやすく解説を進めていきました。企業のコスト削減のうち、とりわけ人件費の項目については、従業員のモチベーションなどにも大きく関わってくる重要な項目となっているため、一般的には削減すること自体が難しいとされています。
アウトソーシングやAIツールなどを上手に活用することによって、ムダな残業代や特別手当の支給などを大幅に削減することができるため、積極的に検討していきたいアイディアの一つと言えるでしょう。
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