店舗やオフィスでWiFiを利用する方法
光回線 |
ポケットWi-Fi |
デザリング |
ホームルーター |
|
---|---|---|---|---|
月額費用 |
△ 4,000円~5,000円 |
△ 3,000~4,000円 |
〇 無料~500円(スマホプランによっては無料) |
△ 4,000円~5,000円 |
初期費用 |
× 2万円~4万円 |
〇 なし |
〇 なし |
△ 2万円~3万円 |
平均速度 |
◎ 平均200Mbps |
〇 平均40Mbps |
〇 スマホと同等 |
△ 平均80Mbps |
データ容量 |
〇 制限なし |
△ 制限あり 50GB前後 (無制限プランあり) |
△ スマホプランの容量まで |
〇 制限なし |
持ち運び |
× |
〇 |
〇 |
× |
ルーター購入の有無 |
〇 必要あり |
× 必要なし |
× 必要なし |
× 必要なし |
光回線にルーターを接続する
光回線で使うWiFiはルーターに接続することで使うことができます。月額4,000円〜5,000円の光回線利用料に加え、ルーターの費用がかかりますが、通信速度が最も速い接続方法になっています。光回線は平均速度が安定して速く、夜間や休日など多くの利用者がいる時間帯でも比較的速度が落ちずに利用できます。
データ通信量に上限がないため長時間の利用や、店舗やオフィスなど複数人で使用する際も快適に利用できます。
Wi-Fiスポットの展開も可能
店舗で光回線のWiFiを設置すると、利用者が無料でWiFiを利用できるWiFiスポットを展開することができます。例えば、カフェや空港などで利用者が自由にWiFiに接続できる「フリーWiFi」の表示を見かけることもあるかと思います。
株式会社ICT総研の「2018年 公衆無線LANサービス利用者動向調査」によると、フリーWiFiの利用者は、2018年度に5700万人を突破しており、WiFiスポット設置によるWiFi利用者の集客が期待できます。
ポケットWi-Fiを使う
ポケットWi-Fiは、月々の費用が3,000円~4,000円程度と安く、持ち運びも簡単な小型WiFiです。代表的なものでは、auのWiMAXやどんなときも WiFiなどがあります。ポケットWiFiは費用が安い反面、データ通信量に上限があることが多く、複数のデバイスの同時利用や膨大な通信量を必要する店舗やオフィスでの利用はおすすめしません。
ただ、席数が10席以下の小規模な店舗や、休憩室のみでの利用など、用途を絞った使い方をする場合は、店舗やオフィスであってもポケットWiFiの利用ができます。
テザリング機能を使う
テザリングは、スマホ経由で他の端末とのWiFi利用を可能にするサービスで、スマホのプランによっては無料で使用することができます。しかし、テザリングのデータ使用量はスマホのデータプランと共有されており、上限を超えると費用が発生してしまうので、複数で端末を利用する店舗やオフィスには向いていません。
また、通信速度は光回線に比べて低速なため、テザリングでWiFiを利用する際は注意が必要です。
ホームルーターを利用する
ホームルーターはコンセントに接続するだけでWiFiが使えるサービスで、ドコモのhome5GやソフトバンクAirなどが有名です。ホームルーターの月々の費用は、4,000円~5,000円と高めですが、開通工事が不要でその場に置くだけでWiFiが利用できるため、店舗やオフィスに回線を通す穴があけられない方におすすめです。
通信速度や安定性は、光回線に劣りますが、同時接続できる台数が多いためオフィスや広めの店舗でも利用可能です。
光回線でのWiFi利用はルーターが必要
光回線でのWiFi利用には、ルーターが必要です。ルーターは、1つの通信回線で複数のインターネット接続を可能にする機器です。店舗やオフィスで使われている高スペックなWiFiルーターは、規模によっては3万円以上するものもあるため、初期費用を抑えて導入したい場合は光回線事業者からのWiFiルーターのレンタルがおすすめです。
お客様への利用を展開しない店舗や小規模の店舗などであれば、接続台数が少ないルーターでよく、5,000円程度で購入できます。
店舗やオフィスへのWiFi導入は光回線がおすすめ
フレッツ光 |
NURO光 |
ドコモ光 |
auひかり |
ソフトバンク光 |
OCN光 |
楽天ひかり |
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月額料金(税込) |
6,820円 |
5,200円 |
5,720円 |
5,610円 |
5,720円 |
5,610円 |
5,280円 |
セット割 |
× なし |
ソフトバンク |
ドコモ |
au |
ソフトバンク |
× なし |
× なし |
初期費用(税込) |
1万9,800円 |
4万4,000円 |
1万9,800円 |
4万1,250円 |
2万6,400円 |
1万9,800円 |
2万1,780円 |
最大通信速度 |
1Gbps |
2Gbps |
1Gbps |
1Gbps |
1Gbps |
1Gbps |
1Gbps |
契約期間 |
2年 |
2年 |
2年 |
2年 |
2年 |
2年 |
2年 |
プロバイダ |
300社以上から選択 |
So-net |
24社から選択 |
7社から選択 |
Yahoo!BB |
OCN |
楽天ブロードバンド |
おすすめの光回線
光回線を導入する際は、ドコモ光やau光などの携帯キャリアの会社が運営している光回線がおすすめです。光回線の月々の費用は、平均5,000円台ですが、携帯キャリアのセット割引を利用することで1,100円の割引が適用されるためオトクです。
費用面を重視していて、光回線の事業者にこだわりがなければ、自身が利用している携帯会社の回線利用をおすすめします。
WiFiスポットとして契約も可能
光回線でWiFiを契約する場合、店舗でWiFiスポットを展開できるか確認しておきましょう。WiFiスポットは、大手の飲食店掲載サイトにも検索条件になっているため集客効果が見込めます。
また、カフェやレストランなどの飲食店では、顧客の利用時間延長による注文数アップなど売上効果も期待できます。
WiFiルーター選びのポイント
機種のスペックで選ぶ
WiFiルーターを選ぶときは、店舗に必要な接続台数や通信可能な範囲、通信速度などをしっかり把握してから選ぶことが重要です。必要なスペックを把握していないと、不要な機能が多い高額なWiFiルーターや、通信速度が遅く快適に利用することができないWiFiルーターを選ぶ原因となります。
あらかじめ利用場所に必要なスペックを考えて、適切なWiFiルーター選びができるようにしておきましょう。
費用で選ぶ
WiFiルーターの費用は、2,000円前後の安いルーターから、3万円以上の高額なルーターまでさまざまです。席数が少ない飲食店などでは費用が安いWiFiルーターでも不便なく利用できます。一方で、広いスペースでの利用の場合は、安いルーターだとスペックが足りず満足に使えない可能性もあります。
費用でWiFiを選ぶ際は、利用する環境に適した機能があるかどうか確認しておくことで後悔しないWiFiルーター選びができます。
通信速度で選ぶ
WiFiルーターを選ぶ際は、用途に合った通信速度が出るかどうか確認する必要があります。WiFiルーターの通信速度は、対応している通信規格で決まるため、規格の種類をチェックしておきましょう。
- 11n(Wi-Fi 4)
- 11ac(Wi-Fi 5)
- 11ax(Wi-Fi 6)
セキュリティ機能で選ぶ
Wi-Fiルーターは、接続しているデバイスの情報を保護するため、セキュリティ対策がされていることが一般的です。セキュリティの規格はWEP、WPA、WPA2の3つがあり、それぞれ暗号化方式が異なります。
セキュリティ設定をすることで、不正アクセスなどを防止できるので、最も強力なWPA2規格のルーターを選ぶと安心です。
ビームフォーミング機能で選ぶ
WiFiルーターを選ぶ際は、ビームフォーミング機能を搭載しているルーターを選びましょう。ビームフォーミング機能は、通信速度を向上させ快適なWiFi環境をサポートしてくれる機能で、最新規格のWiFiルーターのほとんどに搭載されています。
ビームフォーミング機能とは
ビームフォーミング機能は、WiFi接続しているデバイスを自動で判別して最適に電波を届ける機能です。インターネット接続時の通信電波は、距離や障害物で減衰する性質があるため、WiFi利用時の速度が低下する原因となっています。
ルーターと接続デバイスが離れがちな広い店舗や工場などで有効な機能です。
ビームフォーミング機能を持つルーターの費用
ビームフォーミング機能は、安いモデルでも1万円前後の費用がかかります。利用場所の規模が大きく、予算に余裕がある場合はビームフォーミング機能を持つWiFiルーターを選びましょう。
契約期間で選ぶ
光回線などのネット接続には、2年前後の契約期間が設定されていることが一般的です。通信会社によっては契約期間に縛りがないプランもありますが、通常のプランと比較すると料金が高めに設定されています。
契約期間中の解約は、違約金が発生する場合があるため、あらかじめ契約期間の有無や条件をしっかり確認しておきましょう。
費用の安いWiFiルーターの注意点
通信速度が遅い
WiFiルーターは、機種やスペックによって規格が異なっているため、古いWiFi規格だと通信速度が遅い場合があります。例えば、通信規格が古いIEEE802.11n(WiFi4)とIEEE802.11ac(Wi-Fi 5)では最大通信速度に10倍以上の違いがあります。
費用を抑えながら最新の規格を使いたい場合は、レンタル型のWiFiなど初期費用が少ないタイプのルーターがおすすめです。
接続可能な台数が少ない
費用の安いWiFiルーターは、接続可能台数の上限が平均で2台~10台と少なく、複数人で使う場合はWiFi接続が不安定になる可能性が高いです。店舗やオフィスでの利用を考えている場合は、急にWiFi利用ができなくなることで、保存すべきデータが飛んでしまったり、損害が発生する可能性もあります。
利用者がたくさんいることが予想される場合は、接続可能台数が多いWiFiルーターを導入するようにしましょう。
通信が安定しない
WiFiルーターは、機種によって推奨する使用環境が決まっており、電波が届く範囲が異なります。例えば、費用が安いワンルーム向けのWiFiルーターを広い店舗やオフィスで使うと、電波強度が足りずに離れた場所でのWiFi接続が不安定になることがあります。
利用場所が広範囲な場合は、環境にあったWiFiルーターを選びましょう。
WiFiに関するQ&A
A
光回線やホームルーターであれば月額4,000円~5,000円ほどで、ポケットWiFiは月額3,000円~5,000円ほどです。
A
ドコモでスマホを使っている方は、セット割の利用ができるドコモ光やドコモhome5Gなどがおすすめです。
A
大人数によるWiFiの利用が予想される場合は、光回線でのご利用がおすすめです。
特に飲食店の方は、集客機能が豊富なレンタルタイプのWiFiルーターもあります。
▶集客機能の豊富なレンタルWiFiはこちら
A
光回線など、月額費用のかかるサービスの勘定科目は通信費に分類されます。WiFi利用のためルーターを購入した場合は消耗品費に分類します。
店舗やオフィスには光回線を利用したWiFiが必須
WiFiを利用するための方法はいくつかありますが、店舗やオフィスで使うWiFiは通信速度や安定性などの面から、光回線での利用が必須です。しかし、WiFi利用をするためのルーターは費用によってスペックが異なるため、費用の安さだけで選ぶと失敗する可能性があります。
プラットWiFiは、最大接続可能数100台でWiFiチラシなどの集客機能も搭載した高性能WiFiです。
月々2,000円からレンタル可能なため、WiFiルーターにかかる費用をなるべく安くしたいといった方にもおすすめです。
プラットWiFiの費用をより詳しく知りたい方は、下記の無料相談窓口からお気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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