「無料でも性能に問題ない?」
「種類や成功事例も知っておきたい」
近年、ビジネス界ではAIチャットボットの導入やECサイトでの実装など、チャットボットの活用がますます広がっています。
しかし、市場にはさまざまなチャットボットツールが溢れており、どれを選べば良いか分からないという課題に直面している企業も少なくありません。
本記事では、選択の際に重視すべきポイントや注意点から、目的別のおすすめチャットボットを紹介していきます。しっかりと検討し最適な選択をするためにも、まずはチャットボットの基礎知識から見ていきましょう。
- チャットボットとは「自動会話システム」のこと
- チャットボットの種類
- チャットボットの基本機能一覧
- チャットボットの活用シーン
- チャットボットの導入成功事例
- チャットボットの導入メリット
- チャットボット導入で注意すべきデメリット
- チャットボットの費用相場は「3万~100万円」
- チャットボットツールの比較ポイント・選び方
- チャットボット導入時の注意点
- 【カスタマーサポート向け】おすすめチャットボット一覧
- 【マーケティング支援向け】おすすめチャットボット一覧
- 【社内ヘルプデスク向け】おすすめチャットボット一覧
- 【ECサイト向け】おすすめチャットボット一覧
- 【無料で使える】おすすめチャットボット一覧
- AIと会話ができるチャットサイト
- チャットボットは自作することもできる
- チャットボットが注目される理由とは?
- チャットボットツールと関連のあるソフトウェア
- チャットボットについてよくある質問
- まとめ
▼この記事で紹介している商品
チャットボットとは「自動会話システム」のこと
チャットボットとは「自動会話システム」のこと
チャットボットは、人間とコンピューターが会話をするために自動化されたシステムです。
インターネット上でチャットウィンドウやメッセージアプリを通じて利用され、 ユーザーからの質問や指示に応じて情報を提供したり、タスクを実行したり します。
チャットボットは24時間体制で利用可能であり、効率的なコミュニケーションツールとしてビジネスや個人の生活に広く浸透しています。
編集部
AI(人工知能)の進化により、自然言語処理や機械学習を活用した高度なチャットボットも登場しています。
チャットボットの仕組み
通常のチャットボットは、 プログラムされた条件やルールに基づいて動作 します。
ユーザーの入力した情報をテキストとして理解し、あらかじめ設定されたキーワードやパターンに基づいて適切な反応を行うのが一般的です。
ただし、AIを使用しないため、複雑な文脈や意図の理解は難しく、柔軟性や自己学習能力に限界があります。
チャットボットと類似サービスの違い
サービス | チャットボット | AI | 検索エンジン | FAQシステム | ChatGPT |
---|---|---|---|---|---|
機能 | 特定タスクに特化 | 広範囲なタスクに対応 | 情報の検索と表示 | FAQに基づく質問応答 | 自然な対話生成 |
応答の元となる情報 | プログラムに基づく | 学習データに基づく | クエリとウェブページ | FAQに登録された情報 | 学習データに基づく |
応答の多様性 | 限定的 | 多様性が高い | クエリの情報のみ | 登録されたFAQに限定 | 自然で多様な応答 |
対話の流れ | ルールに基づく | 学習に基づく | クエリに基づく | 事前定義に基づく | 自然な対話を生成 |
利用シーン | サポート、情報提供 | 機械学習、意思決定 | 検索、情報取得 | よくある質問への回答 | 自然な対話、情報生成 |
精度 | 比較的高い | 学習によって向上 | 高い | 登録された情報に依存 | 学習によって高い |
チャットボットとAIの違い
通常のチャットボットとAIチャットボットとの 主な違いは、「AIの有無」と「処理能力」 にあります。
通常のチャットボットは、あらかじめプログラムされたルールや条件に基づいて応答を生成します。例えば、特定の言葉を含む質問に対して決まった応答をするようなものです。
一方、AIチャットボットは、自然言語処理や機械学習などの技術を用いて、より複雑な会話や文脈を理解し、常に質の高い応答を生成します。
編集部
通常のチャットボットはあらかじめ定義されたルールに基づいて応答するのに対し、AIチャットボットは自己学習能力を持ち、より柔軟で高度な対話を行う点で異なるのです。
チャットボットと検索エンジンの違い
チャットボットは対話型で、ユーザーとのやり取りを通じて情報提供やタスク実行を行います。
一方、検索エンジンはキーワードやフレーズを入力し、関連する情報を検索結果として表示します。
チャットボットは特定の目的に特化し、質問や指示に応じた対話を通じて情報を提供しますが、 検索エンジンは広範囲の情報をキーワードに基づいて検索し表示する 点が異なります。
チャットボットとFAQシステムの違い
チャットボットとFAQシステムの 主な違いは、対話の形式 です。
チャットボットは対話形式でユーザーとコミュニケーションし、自然な会話や複雑な質問にも対応する一方、FAQシステムは質問とその回答をリスト化し、ユーザーが質問を選択して回答を見る形式です。
チャットボットは柔軟で対話的な情報提供を行うのに対し、FAQシステムはあらかじめ用意された質問と回答の組み合わせに基づいて情報を提供します。
チャットボットとChatGPTの違い
チャットボットは定型応答に特化し、 ChatGPTは柔軟な対話に対応 します。
ChatGPTはOpenAIが開発した高度な言語モデルで、幅広いトピックに対する自然な対話を生成することが可能です。
事前定義されたルールに基づき自動応答するチャットボットとは異なり、ChatGPTは多様な質問に対して柔軟に応答し、人間のような会話ができます。
チャットボットとChatGPTを連携させるメリット
チャットボットとChatGPTを連携させると、 登録されていない質問にも対応可能に なります。
ChatGPTが未登録の質問に答えることで、利用者の満足度向上が期待できる他、FAQ作成や運用の効率も向上します。
ただし、ChatGPTの回答には注意が必要で、「回答を人間がチェックする」「専門的な内容には対応させない」など、誤情報を防ぐためのルール設定が必要です。
チャットボットの種類
【AI搭載の有無別】チャットボットの種類
非AI搭載(シナリオ型)
非AI搭載(シナリオ型)チャットボットは、 あらかじめ設定されたシナリオや条件に基づいて応答を生成するタイプ です。
特定のパターンに合致する質問や要求に対して予め準備された応答を返し、事前に定義されたルールに従って動作します。
柔軟性は低いですが、特定の目的やシナリオに特化した簡潔な応答が求められる場合に有効です。
▶関連記事:おすすめのチャットシステム10選を徹底比較!選び方も紹介
▶関連記事:有人チャットとは?特徴やメリット、導入方法について解説
AI搭載(AIチャットボット)
AI搭載(AIチャットボット)は、自然言語処理や機械学習などのAI技術を活用し、 ユーザーの状況に応じて適切な応答を生成 します。
AIの学習と進化により、個々のユーザーに合わせたカスタマイズや、複雑な問い合わせにも対応可能です。
AIチャットボットは、顧客サポート、情報提供、予約管理など幅広い分野で利用され、顧客体験の向上や業務効率化に貢献しています。
【管理者別】チャットボットの種類
クラウド型チャットボット
クラウド型チャットボットは、 クラウドサービスプロバイダーが提供するサーバー上で動作するタイプ です。
インターネット経由でアクセスされ、企業や組織は自社のウェブサイトやアプリに組み込んで利用します。
クラウド型の主な利点は、「柔軟性や拡張性が高く、デプロイメントやメンテナンスが簡単」「セキュリティやバックアップなどの面でもクラウドプロバイダーが責任を持つ」といった点です。
そのため、企業はシステムの運用にかかるコストやリスクを最小限に抑えつつ、最新の技術を活用できます。
オンプレミス型チャットボット
オンプレミス型チャットボットは、 企業や組織が自社内のサーバーやインフラ上で運用するタイプ です。
データやシステムの管理を自社で行うため、セキュリティやデータプライバシーの管理が容易ですが、設置やメンテナンスには一定のコストと労力が必要になります。
オンプレミス型チャットボットは、特定のセキュリティ要件や規制を満たす必要がある場合や、業務上の機密性が高い場合に適しているでしょう。
【仕組み別】チャットボットの種類
辞書型チャットボット
辞書型チャットボットは、 事前に用意された辞書やキーワードに基づいて応答を生成するタイ プ です。
ユーザーの入力が辞書にマッチすると、対応する応答を返します。特定の質問や要求に対して正確な応答を提供することが可能です。
一方で、ユーザーの質問が辞書にない場合や、複雑な対話には対応しづらいという制約もあるため、特定の目的やシナリオに適した簡潔な応答が求められる場合に利用しましょう。
選択肢型チャットボット
選択肢型チャットボットは、 ユーザーに予め用意された選択肢から回答を選ばせるタイプ です。
ユーザーは提示された選択肢の中から選択し、その選択に応じた応答を受け取ります。特定の項目やオプションに関する情報提供や、シンプルなタスクの実行に最適です。
ただし、選択肢に含まれていない内容に関する質問には対応できないという制約があるので、業種や業務の特徴に合わせて検討しましょう。
ログ型チャットボット
ログ型チャットボットは、過去の対話ログやユーザーの行動を記録し、その情報を元に会話の流れやコンテキストを理解して応答を生成します。
ユーザーの発言や質問に対して、 過去のやり取りを踏まえた的確な応答を提供することが特徴 です。
ログ型チャットボットは、ユーザーのニーズや傾向を把握し、より効果的な情報提供やサポートを行いたい場合に向いているでしょう。
【比較表】おすすめ製品を今すぐ見るチャットボットの基本機能一覧
以下は、一般的なチャットボットの機能です。機能はチャットボットの種類や目的によって異なる場合があるので、選定時に確認しておく必要があります。
機能 | 説明 |
---|---|
ユーザーとの対話機能 | テキストや音声入力に対して対話を行う能力 |
自然言語処理(NLP) | ユーザーの質問や文の解釈、意図の理解を可能にする |
応答生成 | NLPを利用してユーザーに適切な応答を生成する |
バックエンド連携 | データベースやAPIを利用して情報を取得・更新 |
ユーザー情報の管理 | ユーザーの履歴やプロファイル、設定を管理 |
メディアの共有 | 画像や動画、ファイルを共有 |
マルチ言語対応 | 複数の言語での対話を可能にする |
セキュリティ対策 | データの暗号化や認証、セキュリティポリシー適用 |
分析とレポート | 対話履歴や利用統計の分析、レポートの生成 |
ユーザーエクスペリエンス | UI/UXの設計やカスタマイズ、体験提供 |
チャットボットの活用シーン
1|カスタマーサポート
カスタマーサポートでチャットボットは以下のように活用され、業務の効率化と顧客満足度の向上を実現しています。
活用方法 | 説明 |
---|---|
FAQへの自動回答 | よくある質問に対して自動的に回答を提供 |
問い合わせの受付 | ユーザーからの問い合わせを受け付け、適切な担当者に転送 |
トラブルシューティング | 問題解決のためのステップや手順を提供 |
注文や予約の処理 | 商品の注文やサービスの予約などを行う |
顧客情報の確認 | 注文履歴やアカウント情報などを確認し、情報を提供 |
フィードバックの収集 | ユーザーの意見や要望を収集し、改善に活用 |
24時間体制での対応 | 休業中でも自動応答を行い、顧客とのコミュニケーションを維持 |
学習と改善 | ユーザーとのやり取りから学習し、応答の精度や適切性を向上 |
例1|ECサイトでの商品選びサポート
チャットボットはECサイトでの商品選びをサポートできます。
顧客が特定の商品に関する情報やサイズ、在庫状況などを問い合わせると、チャットボットは自動的にその情報を提供します。
また、顧客の購買履歴や興味関心を分析し、 パーソナライズされた商品の提案も行うことも可能 です。
例2|金融機関の口座開設手続き
チャットボットは金融機関の口座開設手続きもサポートできます。
顧客が口座開設に関する疑問や手続きの流れを問い合わせると、チャットボットは自動的に必要な情報を案内し、手続きのステップを説明します。
また、 必要書類の提出方法や審査の進捗状況も確認することが可能 です。
例3|病院の診察予約
チャットボットで病院の診察予約をスムーズにすることもできます。
顧客が診察日時や医師の予約状況を問い合わせると、チャットボットは自動的に空き枠を確認し、予約を入れる手続きを案内します。
また、 診療科目や症状に応じた医師の推薦も行うことも可能 です。
例4|自治体の手続き案内
チャットボットは自治体の手続き案内を効率化させるのにも役立ちます。
顧客が税金の支払いや住民票の取得などの手続きに関する疑問を問い合わせると、チャットボットは自動的に必要な書類や手続きの流れを案内し、必要な情報を提供します。
また、 手続きの進捗状況や支払い方法も確認することが可能 です。
2|社内ヘルプデスクの自動化
社内ヘルプデスクでチャットボットは以下のように活用され、業務効率化や情報提供、コミュニケーション強化を実現しています。
活用方法 | 説明 |
---|---|
FAQへの自動回答 | 社内のよくある質問に対して自動的に回答を提供 |
プロセスや手順の案内 | 社内の業務プロセスや手順に関する情報を提供 |
社内ポリシーの確認 | 社内の規則やポリシーに関する情報を提供 |
ITサポートの受付 | IT関連の問い合わせやトラブルの受け付けと対応 |
休暇申請や経費精算の支援 | 休暇の申請や経費精算などの業務を支援 |
社内イベント情報の提供 | 社内イベントやセミナーの情報提供や参加登録支援 |
ワークフロー管理の支援 | ワークフローの進行状況確認やステータスの更新 |
フィードバックの収集 | 社内の意見や要望を収集し、改善に活用 |
3|マーケティングの支援
マーケティングでチャットボットは以下のように活用され、顧客とのコミュニケーションを強化し、購買意欲を高める役割を果たしています。
活用方法 | 説明 |
---|---|
ウェブサイト訪問者の案内 | ウェブサイト訪問者を案内し、興味のある情報を提供 |
質問や問い合わせへの対応 | 製品やサービスに関する質問や問い合わせに対応 |
購買プロセスの支援 | 購買プロセスやショッピングカートの支援や案内 |
製品やサービスの紹介 | 製品やサービスの特長やメリットを紹介し、興味を引く |
リードジェネレーション支援 | ユーザーからの情報収集やリード生成を支援 |
キャンペーンや プロモーションの案内 |
最新のキャンペーンやプロモーション情報を案内 |
カスタマーサービスへの転送 | カスタマーサポートや問題解決に関する転送 |
フィードバックの収集 | ユーザーの意見やフィードバックを収集し、改善に活用 |
チャットボットの導入成功事例
導入事例企業名 | 導入事例 |
---|---|
株式会社CHINTAI | LINE公式アカウントにチャットボットを導入し、希望条件に合わせた物件紹介や位置情報活用、定期的な物件通知により成約率向上と顧客接点増加を実現。 |
ヤマト運輸株式会社 | LINEを活用した配達予定通知サービスで再配達や集荷依頼がLINE画面から可能に。再配達依頼増加とドライバー負担軽減を実現。 |
株式会社サイボウズ | FAQサイトにチャットボットを導入し、検索の手間削減と時間外対応、問い合わせデータ分析によるサポート強化と効率化を実現。 |
株式会社ラクス | チャットボットを活用した問い合わせシステムにより、マニュアル対応可能な問題を全てチャットボットで対応し、問い合わせ数半減を実現。 |
株式会社稲葉製作所 | 取引先からの問い合わせ増加と複雑化に対応し、社内情報共有と社外問い合わせ対応を迅速化。顧客満足度向上と業務効率化を実現。 |
チャットボットの導入メリット
- 顧客対応にかかる業務・コストを削減できる
- 返答までの待ち時間を短縮できる
- 問い合わせ対応件数を削減できる
- 対応件数を増やせる
- 品質向上により顧客満足度を上げられる
- 顧客とのタッチポイントを増やせる
- 対応のクオリティを標準化できる
- CVRを改善できる
- LTVを改善できる
1|顧客対応にかかる業務・コストを削減できる
チャットボット導入の大きなメリットの一つは、顧客対応にかかる業務・コストを削減できることです。
チャットボットは自動化された対応システムであり、FAQへの自動回答や問い合わせの受付、簡単なトラブルシューティングなどを行えます。
そのため、 人的リソースの負担を軽減し、同時に対応時間も短縮できます 。結果として、業務効率が向上し、コスト削減につながるのです。
2|返答までの待ち時間を短縮できる
チャットボット導入によって、返答までの待ち時間も短縮できます。
従来の顧客サポートでは、問い合わせに対する返答までに時間がかかることがありますが、 チャットボットはリアルタイムで対応できるため、顧客の待ち時間を大幅に削減 します。
顧客は迅速な対応に満足し、スムーズなコミュニケーションが可能となるため、顧客満足度が向上し、ビジネスの競争力強化につながるのです。
3|問い合わせ対応件数を削減できる
チャットボットは自動化されたシステムであり、FAQへの自動回答や簡単な問い合わせに対する即時対応が可能です。
そのため、人間が対応すべき件数を減らし、 ルーティンな質問や問い合わせはチャットボットによる処理に充てられます 。
効率的な顧客サポートが実現し、業務効率の向上につながるだけでなく、人的リソースをより重要な業務に集中させることもできるでしょう。
4|対応件数を増やせる
対応件数を増やせることも、チャットボット導入のメリットの一つです。
チャットボットは自動応答により、 同時に複数の顧客に対応できるため、人間の負担を軽減 し、重要な業務に集中できる環境を整えます。
そのため、企業は顧客への対応件数を増やし、より多くの顧客に高品質なサポートを提供できるようになります。
5|品質向上により顧客満足度を上げられる
チャットボットは統一された高品質な対応を提供し、 人的ミスや情報漏洩のリスクを軽減 します。
また、24時間体制で迅速な対応が可能なため、顧客は待ち時間によるストレスを感じません。
チャットボット導入により高品質な顧客体験を提供することで、ビジネスの成果にもプラスの影響を与えられます。
6|顧客とのタッチポイントを増やせる
チャットボットの導入によって、 顧客は24時間いつでも質問や疑問を解決でき、スムーズなコミュニケーションが可能 となります。
企業側にとっても、顧客のニーズや要望を把握しやすくなり、顧客の声に基づいたサービスや商品の改善が可能です。
顧客とのタッチポイントを増やせば、顧客満足度の向上や顧客ロイヤルティの構築だけでなく、競争力の強化にもつながります。
7|対応のクオリティを標準化できる
チャットボットは機械学習や自然言語処理に基づいており、一貫した高品質な対応を提供します。
人間と異なり常に一定のレベルで応答するため、 情報漏洩や誤った情報の提供を防ぐことが可能 です。
顧客に安心感と信頼性を提供し、ブランド価値を高められる他、対応品質の標準化によって効率的な業務運営も実現できるでしょう。
8|CVR・LTVを改善できる
チャットボット導入によって、CVR(Conversion Rate:コンバージョン率)とLTV(Lifetime Value:顧客生涯価値)を改善できる点もメリットの一つです。
チャットボットは リアルタイムでの対応やパーソナライズされたサービス提供が可能 であり、顧客の購買意欲を刺激し、顧客満足度を向上させます。
新規顧客の獲得率と既存顧客のロイヤルティを高めることで、CVRとLTVが改善し、企業の収益性や競争力の強化にもつなげられます。
【比較表】おすすめ製品を今すぐ見るチャットボット導入で注意すべきデメリット
- シナリオ型では初期設定の手間がかかる
- AI搭載型では初期費用が高額になりやすい
- 個人情報や機密情報漏洩のリスクがある
- 商材によっては顧客満足度が大きく下がる
- 複雑な問い合わせには回答できない
- 定期的にメンテナンスが必要
1|シナリオ型では初期設定の手間がかかる
チャットボット導入のデメリットの一つは、シナリオ型では初期設定の手間がかかる点です。
特に複雑な会話フローを構築する際には、 多くのシナリオや応答パターンを設定する必要があります 。
しかし、適切に設計すれば効果的な顧客対応を実現できるため、投資対効果は高いと言えます。初期設定には十分な時間を充てるようにしましょう。
2|AI搭載型では初期費用が高額になりやすい
AI搭載型のチャットボット導入には、カスタマイズの度合いにもよりますが、高い初期費用がかかる傾向にあります。
AIの学習には多くのデータと複雑なアルゴリズムが必要であり、 実装のためには専門知識や技術者が必要だから です。
企業は導入前に、提供元と料金やカスタマイズの相談を行い、全体的な費用を把握するようにしましょう。
編集部
企業は将来的な運用コストやメンテナンス費用も考慮して、導入計画を立てる必要があります。
3|個人情報や機密情報漏洩のリスクがある
チャットボット自体が個人情報や機密情報を保持しているわけではありませんが、 適切な設計や管理が行われない場合には情報漏洩のリスク があります。
例えば、セキュリティ対策が不十分であったり、不正アクセスやデータハッキングに対する弱点があると、情報が流出する危険性が高まります。
企業は、導入前にセキュリティ面を十分に評価し、データの暗号化やアクセス制御などの対策を講じることが重要です。
編集部
データ漏洩やセキュリティ侵害への対応策も事前に策定しておきましょう。
4|商材によっては顧客満足度が大きく下がる
商材やサービスによっては、チャットボットの使用により顧客満足度が大幅に下がってしまうケースも少なくありません。
例えば、 複雑な技術や専門知識が必要な商品やサービス を提供している企業では、チャットボットが適切な情報やサポートを提供できない場合があります。
顧客は迅速で正確な情報や個別の対応を求める傾向にあるため、事前に十分な調査や計画を行うようにしましょう。
5|複雑な問い合わせには回答できない
チャットボットは基本的には特定の範囲内で設計されており、複雑な問い合わせには限界があります。
一般的に、複雑な問い合わせや専門的な知識が必要な質問に対しては、チャットボットだけでは適切な回答が難しいのです。
そのため、チャットボットを導入する際には、 どのような問い合わせに対応させるかを慎重に検討 し、適切な対応策を講じる必要があります。
編集部
例えば、特定の技術や専門領域に関する問題、法律や医学などの専門知識が必要な問題などは、チャットボットが十分に対応できないことがあります。
6|定期的なメンテナンスが必要
チャットボットの効果的な運用と品質維持をするためには、定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスには、 コストや人的リソースがかかったり、エラーや問題が発生 したりします。
定期的な予算見直しや効率的な運用プロセスの確立、バックアップシステムの導入といった対策が欠かせません。
編集部
運用手順やトラブルシューティングのガイドラインを整備すれば、適切に運用管理できるでしょう。
チャットボットの費用相場は「3万~100万円」
チャットボットの費用相場は一般的に、「3万円から100万円」の範囲内で異なり、 規模や機能、開発の手間などによって大きく変動 します。
規模の小さいシンプルなチャットボットは比較的低価格で提供されますが、複雑な機能やカスタマイズが必要な場合は高価になるケースが多いです。
企業や組織は、ニーズに応じて適切な価格帯のチャットボットを選択するようにしましょう。
チャットボットツールの比較ポイント・選び方
- AI搭載の有無
- 導入目的との合致
- コスト
- 機能性
- 外部連携
- カスタマイズ性
- サポート体制
- 設置場所
1|AI搭載の有無
チャットボットツールを選ぶ際の重要なポイントは、AI搭載の有無です。ビジネスニーズや予算、運用コストなどを考慮し、最適な選択を行いましょう。
AI搭載のチャットボットは高度な対話が可能であり、顧客満足度の向上や業務効率化に貢献します。
一方、 AI非搭載のチャットボットはシンプルで柔軟性がありますが、複雑な対話には限界があります。
2|導入目的との合致
チャットボットツールを選ぶ際は、導入目的と合致していることも重要です。
例えば、目的が顧客対応改善であればAI搭載で自然な対話を実現できるもの、目的が業務効率化であればシナリオ型で簡単なタスクを自動化できるタイプが適しています。
導入目的に沿った機能やカスタマイズ性を持つツールを選び、目標達成に向けて効果的にチャットボットを活用しましょう。
3|コスト
チャットボットツールを選ぶ際、導入企業は予算を考慮し、ツールの価格や導入にかかる費用を比較検討する必要があります。
コスト面では、ライセンス費やカスタマイズ・開発費、運用費などが重要です。また、長期的な視野でのコスト計画も欠かせません。
コストと機能のバランスを考え、適切なツールを選定すれば、効果的にチャットボットを導入できるでしょう。
4|機能性
チャットボットツールを選ぶ際、自社のニーズや目標に合った機能を備えているかの確認も必要です。
例えば、自動化されたタスク処理、豊富な応答パターン、複数チャネル対応、データ分析、レポーティングといった機能が挙げられます。
機能性を重視し、自社のビジネスニーズに最適なツールを選定すれば、チャットボットの導入効果を最大化できるでしょう。
5|外部連携
チャットボットツールの選定においては、外部連携機能のチェックも必要です。
例えば、CRMシステムや顧客データベースなど、既存システムとの連携によって、顧客情報の活用や注文管理、予約受付などを自動化できます。
また、外部連携により、顧客の行動履歴や嗜好をリアルタイムで把握し、よりパーソナライズされた対応や提案を行うことも可能です。
企業は外部連携の容易さや柔軟性を検討し、顧客サービスの向上や業務効率化に貢献するチャットボットツールを選択するようにしましょう。
6|カスタマイズ性
企業独自のニーズやブランドイメージに合わせて、チャットボットの外観や挙動、応答パターンをカスタマイズできることも重要です。
カスタマイズ性の高さは顧客満足度の向上やブランド価値の強化につながるほか、業務プロセスやシステムとの統合もスムーズに行え、効率的な運用が可能となります。
競争力の強化につなげるためにも、カスタマイズ性も選定時に考慮しましょう。
7|サポート体制
チャットボットツールを選定する際には、サポート体制も重要です。運用中に問題やトラブルが発生した場合に、迅速で適切なサポートを受けられます。
また、新機能の追加やアップデートの際にも、適切なサポートを受けられるため、チャットボットの効果的な活用や運用効率の向上が可能です。
実績や評判も確認した上で、サポート体制がしっかりしているベンダーを選ぶようにしましょう。
8|設置場所
チャットボットはさまざまなサービスに設置できますが、 顧客が最もアクセスしやすい場所に設置して、効果を最大化させることが大切 です。
主な設置場所 | 説明 |
---|---|
ウェブサイト | 企業のウェブサイトにチャットボットを設置し、オンラインで顧客との対話やサポートを提供する |
モバイルアプリ | モバイルアプリ内にチャットボットを組み込み、ユーザーがアプリ上でサービスや情報を利用する際に対話型サポートを提供する |
ソーシャルメディア | Facebook MessengerやLINEなどのメッセージングプラットフォームにチャットボットを統合し、顧客とのコミュニケーションを活性化する |
電子メール | チャットボットを利用して、顧客からの電子メールに自動返信や質問応答を行う |
テレビ番組や広告 | テレビ番組や広告にチャットボットを組み込み、視聴者や顧客と双方向のやり取りをする |
カスタマーサービスセンター | 企業のカスタマーサービスセンターにチャットボットを導入し、顧客の問い合わせやサポートを効率化する |
設置場所の具体例
以下は、顧客が頻繁にアクセスするページや場所の例です。
適切な場所に設置すれば、顧客の利便性だけでなく、企業のサービス品質や効率性を向上させることができます。
設置場所 | 説明 |
---|---|
ウェブサイトのホームページ | 顧客が企業のウェブサイトに訪れる際に、最初に目にすることが多いホームページにチャットボットを設置。顧客が疑問や問題をすぐに解決できる。 |
製品やサービスのページ | 顧客が購入やサービス利用に関する疑問を直接解決できる。購買意欲を高める効果もある。 |
カスタマーサポートページ | 顧客がサポートや問い合わせをするために訪れるページにチャットボットを配置する。チャットボットが自動応答や基本的なサポートを提供することで、カスタマーサポートの効率化が図れる。 |
モバイルアプリの画面内 | モバイルアプリ内にチャットボットを組み込むことで、ユーザーがアプリ内で直接サポートを受けられるようになる。モバイル利用者にとって便利なサービスとなる。 |
チャットボット導入時の注意点
- 社内で合意形成を取っておく
- 中長期的な数値目標を設定する
- 費用対効果を考える
社内で合意形成を取っておく
チャットボット導入時には、社内で合意形成を取っておくことが重要です。
各部門や関係者のニーズや期待を把握し、 導入目的や効果を共有することで、 円滑な導入と運用が可能に なります。
また、導入に関するリスクや責任の共有、運用方針の確定なども合意形成があれば、問題を未然に防ぎ、チャットボットの効果的な活用が促進されるでしょう。
中長期的な数値目標を設定する
チャットボット導入時には、中長期的な数値目標を設定することも重要です。具体的な目標を設定することで、 導入の成果や効果を定量的に評価しやすくなります 。
例えば、顧客対応時間の短縮や問い合わせ件数の削減、売上や顧客満足度の向上など、目標に基づいた成果を見据えた運用が可能になります。
目標達成に向けた戦略やアクションプランも立てやすくなるため、事前に数値目標を明確化しておきましょう。
費用対効果を考える
チャットボット導入時には、費用対効果の考慮も欠かせません。
初期投資や運用コストを見据えて、導入による効果や利益を評価することで、投資の見込み利益を明確にできます。適切な予算配分や戦略の策定も可能です。
限られたリソースを最適化し、最も効果的な活動に投資するためにも、費用対効果の分析に十分な時間を確保しましょう。
【カスタマーサポート向け】おすすめチャットボット一覧
種類 |
初期費用 (税込) |
月額費用(税込) | AI | 設置可能チャネル |
---|---|---|---|---|
Tebot | 0円 |
9,800~45,000円 ※税表示なし |
〇 | Webサイト |
Chat Plus | 0円 | 2,178~3万3,000円 | ✕ |
Webサイト グループウェア |
5万9,400~18万7,000円 | 〇 | |||
LogicalMind TALK | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト |
COTOHA Chat & FAQ | 0円 | 5万5,000~円 | 〇 | Webサイト グループウェア |
KARAKURI chatbot | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト アプリ |
Tebot
株式会社株式会社アノテテが提供する「Tebot」は、AI標準搭載のチャットボットです。
低価格ながらシナリオ作成やQ&A登録、フォーム挿入などの機能が標準で備わっており、シナリオ登録やQ&A登録数にも制限がありません。
AIの導入も簡単で、事前学習が不要である他、サポートも充実しているため、 IT初心者でも安心して導入できます 。
費用(税表示なし)
- 初期費用:0円
- 月額:45,000円
- ※ライトプランは月額9,800円
導入事例
※公式サイトに事例掲載なし
Chat Plus
チャットプラス株式会社が提供する「Chat Plus」は、幅広いニーズに応えてくれるチャットボットです。
10,000社以上のチャットボット開発ノウハウを活かし、「顧客接点増加」「問い合わせ対応」「社内問い合わせ」などに対応します。
初期費用0円、月額1,650円(税込)のミニマムプランから始められ、類義語・辞書機能や高性能AIなど、 5つのプランで要望に合わせたサービスを提供 しています。
編集部
初期費用がかからず、低コストで導入できるため、小規模から中規模の企業に最適です。
費用(税込)
- 初期費用:0円
- 月額:1,650円~16万5,000円(6つのプラン)
導入事例
導入企業 | 株式会社GOESWELL | 野村不動産株式会社 |
---|---|---|
課題 | お客様接点を増やしたい | 初期段階のお客様への対応数を増やしたい |
導入効果 | 全国約390店舗のカスタマーセンタースタッフの業務負荷を軽減 | 8か月で16件の新規掘り起こし |
※参考:公式サイト
LogicalMind TALK
株式会社マインドシフトが提供する「LogicalMind TALK」は、問い合わせ業務に自動応答するAIチャットボットツールです。
導入が簡単で、 ExcelにQ&Aデータをコピーするだけで運用 できます。AIが回答を推論するため、シナリオ作成は不要です。
回答できなかった問い合わせは管理画面でメンテナンス可能で、質問傾向に合わせてスムーズに回答を抽出します。
編集部
導入が簡単であり、シナリオ作成が不要なため、ITリソースや予算に限りがある中小企業に適しています。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
導入事例
導入企業 | ダットジャパン株式会社 | 北九州市役所 |
---|---|---|
課題 | 電話に依存しすぎている状況を改善する必要がある | 問い合わせ対応の負担を軽減したい |
導入効果 |
|
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※参考:公式サイト
COTOHA Chat & FAQ
NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する「COTOHA Chat & FAQ」は、多言語に対応するチャットボットです。
特徴の一つは、問い合わせを13言語にリアルタイム翻訳する「マルチリンガル機能」です。 日本語のみで、外国語の顧客に対応 できます。
さらに、多彩なオプションも用意されています。例えば、ドキュメントを読み込んで回答する「自動回答抽出」機能や、チャットボットからオペレーターに切り替える「オペレーターチャット」などが利用可能です。
編集部
海外展開している企業や、外国語を使用する顧客に対応したい企業に適しています。
費用(税込)
- 初期費用:0円
- Web限定プラントライアル:5万5,000円/月
- Web限定プラン本格サービス:10万4,500円/月~
- レギュラープラントライアル:55万円/月
- レギュラープラン本格サービス:21万4,500円/月~
導入事例
導入企業 | 株式会社ドコモ・バイクシェア | 株式会社パソナテック |
---|---|---|
課題 |
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導入効果 |
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※参考:公式サイト
KARAKURI chatbot
カラクリ株式会社が提供する「KARAKURI chatbot」は、カスタマーサポートに特化したAIチャットボットです。
高い正答率と運用サポートによって「業務効率化」と「顧客満足度向上」を実現できます。さらに、 Q&Aデータを活用して最短1時間でFAQサイトの構築 も可能です。
一元管理によりメンテナンスや運用コストを削減し、会話履歴を活かして有人チャットにスムーズに切り替えるなど、総合的なカスタマーサポートを支援してくれます。
編集部
顧客サポートだけでなく、業務全体の効率化を図りたい企業にもおすすめです。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
導入事例
導入企業 | 株式会社セブン銀行 | SBI VCトレード株式会社 |
---|---|---|
課題 | 既存のチャットシステムではお客様が離脱してしまう | 問い合わせ殺到でセンターがパンク状態 |
導入効果 | 顧客満足度の向上が期待できそう -言語自動判別で担当オペレーターへ接続/-アンケート機能でサービス改善に寄与 |
回答率90%、満足率60%を達成 |
※参考:公式サイト
【マーケティング支援向け】おすすめチャットボット一覧
種類 | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) | AI | 設置可能チャネル |
---|---|---|---|---|
nene Chat | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ✕ | Webサイト |
sinclo | 要問い合わせ |
9,440円 ※税表示なし |
✕ | Webサイト |
IZANAI | 0円 | 0円~5万5,000円 | ✕ | Webサイト e-book |
hachidori | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ✕ | Webサイト ビジネスチャット LINE |
Kasanare | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ✕ | |
GENIEE CHAT | 0円 | 従量課金型 | ✕ | Webサイト |
nene Chat
株式会社neneが提供する「nene Chat」は、チャットの自動応答だけでなく、解約防止や資料送付など顧客のさまざまな課題やニーズを解決できるチャットボットです。
有人チャットにも切り替えられ、担当オペレーターがその場で顧客一人ひとりに寄り添った接客を提供します。 チャットボットではできない 温かみのある、柔軟な対応も可能です。
9:00〜18:00は有人対応、それ以外の時間はャットボットと使い分けることで、お問い合わせ件数を最大70%増やせます。費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
sinclo
株式会社エフ・コードが提供する「sinclo」は、CVR改善や問い合わせ改善に活用できるチャットボットです。
ユーザーの利便性を重視した多彩な機能が特徴で、訪問者に合わせて話しかける「オートメッセージ機能」や、AIが自動で解析して必要な項目に振り分ける「一括ヒアリング(署名整形)」機能があります。
管理側はノーコードで運用できるため、 専門的な知識は不要で、UI/UX設計も使いやすい です。
編集部
社内だけでなく、顧客サポートも強化したい企業に適しています。
費用(税表示なし)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:9,440円
IZANAI
クラウドサーカス株式会社が提供する「IZANAI」は、マーケティングと営業を支援するチャットボットです。
1コードで複数サイトに実装でき、ECサイトの商品選定や売上向上に役立ちます。
MAツールとの連携で ユーザーのWeb行動を可視化することも可能 なため、マーケティング活動を効果的に進めたい担当者におすすめです。
費用(税込)
- 初期費用:0円
- フリープラン:0円/月
- トライアルプラン:1万1,000円/月
- スイートプラン:3万3,000円/月
- プレミアムプラン:5万5,000円/月
hachidori
株式会社エフ・コードが提供する「hachidori」は、国産初のチャットボットです。
カスタマーサポートや社内ヘルプデスクからマーケティングまで、多岐にわたる用途に利用でき、 大手企業やスタートアップなどで広く導入 されています。
7,000以上の開発実績と豊富なノウハウに基づく高度なシナリオ設計力で、成果の最大化が期待できます。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
Kasanare
カサナレ株式会社が提供する「Kasanare」は、売上向上を促進する効果的なタッチポイントを提供するチャットボットです。
高精度な回答生成により、顧客満足度向上を目指し、カスタマーサポートの効率化を図れます。
環境構築、能力の向上、運用の機能をすべて備えている ため、エンジニアを確保することなくチャットボットを活用できます。
編集部
豊富なオーダーメイド実績があるため、特にチャットボット導入の要件水準が高い企業に適しています。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
GENIEE CHAT
株式会社ジーニーが提供する「GENIEE CHAT」は、エントリーフォーム改善に特化したチャットボットです。
エントリーフォームをチャット形式に変換し、UI/UXを改善することで、フォームの離脱率低減と、コンバージョン率(CVR)向上が期待できます。
成果報酬型で、初期導入のリスクが低い ため、導入や成果に不安がある場合でも安心です。
費用(税込)
- 初期費用:0円
- 月額:従量課金型
【社内ヘルプデスク向け】おすすめチャットボット一覧
種類 | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) | AI | 設置可能チャネル |
---|---|---|---|---|
OfficeBot | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト |
PEP | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット |
Chat Dealer AI | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | |
SupportChatbot | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE |
RICOH Chatbot Service | 5,500円 | 1万9,800円~ | 〇 | |
KUZENサポート | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 |
OfficeBot
ネオス株式会社が提供する「OfficeBot」は、社員が持つ知識や経験といったナレッジの社内共有を効率化するAIチャットボットです。
ナレッジをデータ化して社内で共有できるため、 生産性向上や組織としての競争力向上に貢献 します。
英語・中国語・韓国語などの自動翻訳にも対応しているため、幅広いユーザーのニーズにあった利用が可能です。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
PEP
株式会社ギブリーが提供する「PEP」は、業務改善をすぐに実感できるAIチャットボットです。
メールや電話といった従来の問い合わせ対応を、チャットボットへ簡単に移行できます。
CRMや勤怠管理、経費精算ツールとのAPI連携によって、 業務全体の合理化を実現することも可能 です。
編集部
複数の業務システムと連携して運用を一元化したい企業に適しています。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
Chat Dealer AI
株式会社ラクスが提供する「Chat Dealer AI」は、幅広いプラットフォームに組み込める社内向けAIチャットボットです。
学習済みのAIを提供しているため、多彩な質問に即座に対応できます。
さらに、管理部門向けのテンプレートは400以上用意されており、 煩わしい質問内容の設計は不要 です。企業はすぐに導入・運用を開始できます。
編集部
FAQシステムや社内ポータルなど、様々なプラットフォームにチャットボットを導入したい企業に適しています。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
SupportChatbot
株式会社ユーザーローカルが提供する「SupportChatbot」は、平均回答率95%の高精度な応答を実現するチャットボットです。
Social InsightというSNS分析ツールから得たテキストマイニングデータを基に開発された独自AIを搭載しています。
管理画面ではチャット数や会話ログなどの分析ができる他、自動レポーティング機能によって、 改善ポイントの優先順位を明確に把握することも可能 です。
編集部
特にフィードバックや意見収集を積極的に行いたい企業に適しています。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
RICOH Chatbot Service
株式会社リコーが提供する「RICOH Chatbot Service」は、問い合わせ業務削減に特化したAI活用型チャットボットです。
専門知識が不要で、 Excelで作成したQ&Aデータを読み込むだけで簡単に導入 できます。
LINE WORKS®、Microsoft Teams、kintoneなどのチャットツールやグループウェアと連携し、社内の様々な問い合わせにスムーズに対応することも可能です。
編集部
企業内のコミュニケーションを強化し、効率的な業務運営を実現したい企業に適しています。
費用(税込)
- 初期費用:5,500円
- STARTERプラン:1万9,800円/月
- STANDARDプラン:5万5,000円~/月
- ENTERPRISEプラン:25万1,900円/月
KUZENサポート
株式会社クウゼンが提供する「KUZEN」は、直感的なドラッグ&ドロップで迅速に開発できるチャットボットです。
大手企業150社以上での導入実績があり、Webやスマホアプリ、Teams、Slack、LINEなど 様々な対話インターフェースに対応 できます。
外部サービスとの連携も柔軟で、顧客情報の管理や動画配信、アンケート、地図情報の提供など幅広い用途にも実装可能です。
編集部
業務の効率化だけでなく、顧客からの問い合わせ数の増加を図りたい企業にもおすすめです。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
【ECサイト向け】おすすめチャットボット一覧
種類 | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) | AI | 設置可能チャネル |
---|---|---|---|---|
hitobo | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト ビジネスチャット |
sAl Chat | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト |
Cognigy | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE |
さっとFAQ | 0円 | 1万1,000~ 5万5,000円 |
✕ | Webサイト ビジネスチャット LINE |
hitobo
アディッシュ株式会社が提供する「hitobo」は、AIを活用したチャットボットです。
言葉の言い換えや自由入力も認識し、適切な誘導先への割り振りや回答を自動的に行えます。
また、 導入まで最短3日という迅速さも特徴の一つ です。ECサイトの運営と並行してチャットボットを立ち上げるのは手間がかかりますが、hitoboならQ&Aの追加だけで簡単に構築できます。
編集部
今すぐチャットボットを導入したい企業におすすめです。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
sAl Chat
株式会社サイシードが提供する「sAl Chat」は、高精度な回答が魅力のチャットボットです。
ECサイトの利用率向上やFAQの改善、KPIの管理など、 専任のサポートチームがしっかりとサポート してくれます。
また、ECサイトのイメージに合わせて、チャットボットのデザインやサイズをカスタマイズすることも可能です。
編集部
導入時から賢くて使いやすいチャットボットなので、担当者の手間を大幅に削減できます。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
Cognigy
TDSE株式会社が提供する「Cognigy」は、高機能なAIチャットボットを備えた対話型AIプラットフォームです。
短期間で拡張性の高いチャットボットを開発でき、自然な会話を実現できます。
Cognigyはローコードで開発できるタイプのチャットボットですが、クリック&ドラッグの操作で開発できるように設計されているため、 専門知識がない人でも安心 です。
費用(税込)
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額:要問い合わせ
さっとFAQ
株式会社サンソウシステムズが提供する「さっとFAQ」は、シナリオベースのチャットボットです。
事前学習不要で、 導入直後から高い回答精度を実現 します。シナリオベースで会話が進み、選択肢に応じた適切な回答が可能です。
PC、スマートフォン、タブレットで利用でき、さまざまなブラウザでも対応しています。
費用(税込)
- 初期費用:0円
- エントリープラン:1万1,000円
- ベーシックプラン:3万3,000円
- アドバンスプラン:5万5,000円
【無料で使える】おすすめチャットボット一覧
ekubot
株式会社ベルシステム24が提供する「ekubot」は、コンタクトセンター向けFAQ特化型のチャットボットです。
チャットボットがWebサイト経由の問い合わせに対応し、業務効率化とリソース活用が可能になります。
ピーク時の待ち時間短縮や非常時対策にも効果的です。 30日間の無料テストプラン がありますので、ぜひお試しください。
HubSpot
HubSpot株式会社が提供する「HubSpot」は、ビジネスのソフトウェアを統合するCRMプラットフォームです。
チャットボット作成ツールが提供されているため、 テンプレートを使った簡単なカスタマイズや自作もできます 。
無料プランもありますが、機能制限があるため、より多彩な機能を求めるなら有料版を検討してください。
LINE用チャットボット
LINE用チャットボットはLINE公式アカウントを開設することで、管理画面からLINEボットを作成できるようになります。
選択肢は「応答メッセージ」「AI応答メッセージ」「Messaging APIを利用したチャットボット」の3つで、 フリープランでも月1,000通まで送信可能 です。
多くの人が利用するLINEに、24時間対応のチャットボットを導入すれば、時間を問わず幅広い利用者からの問い合わせに対応できます。
編集部
月に1,000通以上送信したり、高度な機能を求めたりする場合は、有料プランを検討することもおすすめです。
Dialogflow
Googleが提供する「Dialogflow」は、無料のチャットボット作成サービスです。
プログラミング不要で、会話の流れを理解し、 自然な対話を可能にする高性能なチャットボットを作成 できます。
さらに、GoogleアシスタントやLINEなど、多くのサービスと連携可能であり、Webページにも埋め込めるため、使い勝手の良さも魅力の一つです。
AIと会話ができるチャットサイト
AIチャットサイトは、AIとチャットできるサイトのことです。利用者がAIにチャットで質問すると、AIが回答を返します。
利用者の目的は、業務効率化やAIとのコミュニケーションを楽しみたいなど、多岐にわたります。
チャットボットと連携させれば、ユーザーの質問や要望に対して高度な応答を行ったり、エンターテインメント性を高めたりすることが可能です。
チャットサイト名 | 特徴 |
---|---|
ChatGPT | 自然な会話を実現、高度な文章生成が可能、日本語対応 |
Bing AI | 自然な会話を実現、エンターテインメント性が高い |
Perplexity AI | 信頼性の高い情報を提供、GPT-4を無料で利用可能 |
Chatsonic | 会話の流れを自然に保つ、高度な応答が可能 |
YouChat | カスタマイズ性が高い、クイックリプライ機能が充実 |
Google Bard | 自然な会話を実現、複雑な問い合わせにも対応 |
Kuki AI | 会話を通じたコミュニケーションを重視、チャットGPTの技術を搭載 |
Notion AI | カスタマイズ性が高い、質問に共感し、理解するスキルを持つ |
チャットボットは自作することもできる
チャットボットは、現在のテクノロジーの発展により、 比較的容易に自作できるようになりました 。
多くのプラットフォームやツールが利用可能であり、プログラミング経験があれば誰でも開発できます。
オープンソースのフレームワークやAPI、開発キットを活用し、特定の業務や目的に適した機能を追加することも可能です。
-
チャットボットを自作する方法
- ・チャットボットの目的や機能を明確に定義する
・開発に適したプラットフォームを選ぶ(例:Facebook Messenger、Slack、自社ウェブサイトなど)
・必要なプログラミング言語やフレームワーク、ツールを準備する
・ユーザーとの対話フローを設計し、必要な質問と応答を定義する
・対話ロジックをプログラムに実装し、テストを行って動作を確認する
・完成したチャットボットを公開し、運用を開始
チャットボットが注目される理由とは?
チャットボットが注目される理由
チャットボットが注目される理由は、 「24時間対応が可能」「コスト削減や人的ミスの軽減」といった利点 にあります。
まず、24時間対応が可能であり、情報提供や予約受付などの業務効率化に貢献します。また、コスト削減や人的ミスの軽減など経済的な利点も大きいです。
顧客との円滑なコミュニケーションが実現し、顧客満足度の向上や競争力の強化につながるため、ビジネスにおいて注目を集めているのです。
編集部
さらに、AI技術の発展により、自然な会話を可能にするチャットボットが登場し、ユーザーエクスペリエンスの向上に寄与しています。
チャットボットはなぜ今必要なのか
1|問い合わせ削減・業務効率化
チャットボットは「問い合わせ削減」と「業務効率化」のために欠かせないツールです。
特にデジタル化が進む中で顧客とのコミュニケーションが多様化している 近年は、チャットボットの活用によって顧客サポートの負担軽減や業務の効率化を実現できます。
さらに、新型コロナウイルスのパンデミックによりリモートワークが普及したことから、オンラインでのサービス提供も求められています。
チャットボットはリモート環境下での顧客対応や業務支援を強力にサポートし、ビジネスの持続可能性を確保する重要なツールとなっているのです。
2|CV改善による売上アップ
チャットボットは「CV(コンバージョン率)改善による売上アップ」のためにも必要です。
デジタル化が進む現代社会で、 顧客は迅速な対応と便利さを求めて おり、チャットボットはそのニーズに応えるために重要なツールとなっています。
特に新型コロナウイルスの影響でオンライン取引が増加し、顧客とのコミュニケーションがオンライン上で重要性を増しています。
そのため、チャットボットを活用すれば、顧客エンゲージメントを向上させ、CVの改善と売上アップを実現できる可能性が高くなっているのです。
編集部
コンバージョンとは、ウェブサイトやアプリ内で訪問者が特定のアクションを実行して、目標となる行動に到達することを意味します。例えば、購入手続きの完了や、問い合わせフォームの送信などです。
チャットボットツールと関連のあるソフトウェア
チャットボットとソフトウェアを連携すれば、ビジネスプロセスを改善し、 顧客体験の向上や効率化を図ることが可能 です。
ビジネスニーズに合致しているか、スムーズに連携できるか、セキュリティやコンプライアンスに対する対策はあるか、といった点を踏まえて連携を検討してみましょう。
CRMソフトウェア | 顧客情報を一元管理し、チャットボットを通じて得た情報を活用して顧客との関係性を強化する。 |
---|---|
ヘルプデスクソフトウェア | チャットボットを使用して自動的に問題解決を試み、解決できない場合にはヘルプデスクに接続する。また、ヘルプデスクでの対応情報を学習してチャットボットの知識ベースを更新する。 |
マーケティングオートメーションソフトウェア | チャットボットを通じて顧客の行動データを収集し、マーケティングキャンペーンやターゲティングに活用する。CRMと組み合わせて継続的な顧客エンゲージメントを支援する。 |
分析ツール | チャットボットの運用データや顧客の反応データを分析し、チャットボットの改善や施策の効果検証に活用する。分析結果を元に戦略の最適化や顧客体験の向上につなげる。 |
API管理ソフトウェア | チャットボットが外部システムやデータベースと連携する際に使用し、データのやり取りやシステム間の連携をスムーズに行う。APIの管理や監視を通じてセキュリティや品質を確保する。 |
チャットボットについてよくある質問
A
チャットボットのセキュリティ対策には、データの暗号化、アクセス制御、ユーザー認証、監視・ログ管理などが行われます。
A
チャットボットに学習させるためには、過去の会話データやFAQ、一般的な質問パターン、業務知識などのデータが必要です。
A
チャットボットの運用には定期的なデータの更新や改善、ユーザーフィードバックの収集、人間の介入ポイントの設定などが重要です。
A
ChatGPTの費用は、無料版であればどれだけ使っても料金はかかりません。有料版の場合は、月額約2,700円かかります。
まとめ
編集部
今回はチャットボットのおすすめについて解説しました!
現代のビジネスでは、チャットボットが欠かせない存在となりました。しかし、その多様性ゆえに選択肢に困ることも少なくありません。
チャットボットは顧客サポート、マーケティング、業務効率化など幅広い用途に活用できます。特に、24時間対応や自動化された応答、顧客体験の向上など、ビジネスにとって大きなメリットがあります。
チャットボットを選ぶ際には、自社のニーズや目的に合った機能や連携可能なシステム、そしてサポート体制などをしっかりと検討し、最適なツールを選択しましょう。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!