デリバリー導入を決めたものの、「どんな書類が要るのか」「審査に落ちないか」「掲載開始までどれくらいかかるのか」が分からず、手が止まってしまう飲食店オーナーは少なくありません。
本記事では、申込から掲載開始までの流れを画面ステップごとに整理し、審査に落ちやすいパターンとその回避策まで解説します。このページだけで登録作業を完了できる内容にまとめましたので、上から順に進めてください。
目次
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出前館への加盟店登録の流れ
出前館への加盟店登録は、【申込→書類提出→審査→タブレット設置→ 掲載開始】の5ステップが大まかな流れです。
出前館の加盟店登録にかかる日数と費用【一覧】
| 掲載開始までの日数(目安) | 通常2〜4週間(書類が整えば最短1週間程度) |
|---|---|
| 初期費用(登録手数料) | 無料 |
| 月額固定費 | 無料(タブレットをレンタルする場合はレンタル料が発生) |
| 手数料 | 配達代行:約35%+決済手数料/自社配達:約10%+決済手数料 |
※決済手数料:キャッシュレス決済時のみクレジットカード会社等に支払う手数料
出前館への加盟店登録前に揃える書類【完全リスト】
出前館の審査でつまずく原因の多くは、書類そのものの不足ではなく、 「記載内容の不一致」や「画像の不鮮明さ」 といった小さな不備にあります。
つまり、提出前にチェックリストで一つずつ確認しておくだけで、差し戻しによる数日〜1週間のロスを防げます。
以下の表は、実際に不備が起きやすい順に並べたものです。手元14の書類と照らし合わせながら準備を進めてください。
| 必要書類 | 用途 | 不備が起きやすいポイント |
|---|---|---|
| 飲食店営業許可証 | 出店資格の証明 | 記載住所と店舗所在地の不一致/有効期限切れ/画像が不鮮明 |
| 本人確認書類 | 契約者の確認 | 氏名・住所が申込情報と不一致/有効期限切れ |
| 振込先口座情報 | 売上の入金先 | 名義が契約者と異なる/通帳・カードの画像が不鮮明 |
| メニュー表 | 掲載メニューの登録 | 価格・商品名の記載漏れ/画像付きで10品未満 |
| メニュー写真・店舗ロゴ | 店舗ページの制作 | 明るさ・ピント不足/他社素材やフリー素材の流用 |
| 酒類販売業免許(該当店のみ) | 酒類を販売する場合 | 酒類を扱うのに未提出 |
| 配達エリア情報(自社配達のみ) | 配達範囲の設定 | 対応エリアの指定漏れ |
特に不備が多いのが、営業許可証と写真関連です。営業許可証は「店舗の所在地が許可証の住所と一致していること」が絶対条件で、移転後に住所変更をしていないケースなどで差し戻しが起きます。
写真は、暗い・ピンボケ・料理が小さく写っているといった理由で再提出を求められがちです。
提出前に「住所は合っているか」「画像は明るく鮮明か」の2点だけでも確認しておく と、通過率は大きく変わります。

個人事業主と法人で異なる書類
出前館に登録する際、個人事業主と法人では、契約者を証明する書類が一部異なります。
営業許可証やメニュー関連の書類は共通ですが、契約主体を確認する書類が変わるため、自店がどちらに当たるかを最初にはっきりさせておきましょう。
取り違えると審査の途中で追加提出を求められ、掲載開始が遅れる原因になります。特に、 口座名義は入金トラブルに直結するため、契約者名とそろえておく ことが大切です。
| 項目 | 個人事業主 | 法人 |
|---|---|---|
| 契約者の確認 | 運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類 | 登記事項証明書(履歴事項全部証明書)など |
| 口座名義 | 屋号または個人名 | 法人名義 |
| 申込者 | 事業主本人 | 代表者または担当者 |
法人の場合は、口座名義を法人名にそろえておくと入金トラブルを防げます。個人事業主で屋号付き口座を使うなら、通帳の名義表記が申込情報と一致しているかを確認してください。
いずれのケースも、「契約者名・口座名義・営業許可証の名義」の3つがそろっていることが、スムーズな審査の鉄則です。準備の段階でこの3点を並べて見比べておくと、後戻りを防げます。

出前館に加盟店登録する手順——申込画面のステップ
登録手順は、「WEB申込 → 店舗情報の入力 → メニュー登録 → 配達設定 → 審査提出」の5ステップで進みます。
出前館は 公式サイトの加盟店申込フォームから手続きを始め、電子契約で完結する ため、来店や郵送は不要です。
本項では、各ステップでつまずきやすいポイントを画面の流れに沿って解説します。
実際の入力画面は随時更新されるため、迷ったときは「入力必須項目を空欄にしない」「表記を書類とそろえる」の2点を意識すれば大きく外しません。
出前館の加盟店登録|STEP1〜5の流れ
出前館への登録においては、各ステップに初めての方が引っかかりやすい落とし穴があります。下の表で各STEPの内容とつまずきやすい点を確認し、先回りして対策しておきましょう。
| STEP | 内容 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| STEP1 アカウント作成 |
申込フォームから基本情報を入力。申込後3営業日以内に担当者から連絡 | メールアドレスの入力ミスで連絡が届かない |
| STEP2 店舗情報の登録 |
店舗名・住所・営業時間などを入力 | 営業許可証と住所表記がずれる |
| STEP3 メニュー登録 | メニュー名・価格・写真を登録(画像付きで10品以上) | 品数不足・写真の未添付 |
| STEP4 配達設定 |
配達代行か自社配達かを選択。自社配達は配達エリアを設定 | 配達方法の選択漏れ |
| STEP5 審査提出 |
書類をアップロードして提出。審査は通常2〜4週間 | 書類画像の不鮮明さ |
STEP1の申込自体は1分ほどで完了しますが、その後の連絡を確実に受け取れるよう、メールアドレスと電話番号は正確に入力しましょう。
STEP2〜3では、 店舗名や住所の表記を営業許可証と完全に一致させることが重要 です。表記ゆれがあると、審査担当者が同一店舗と判断できず確認に時間がかかります。
STEP4では配達方法を選びますが、手数料が大きく変わる分岐点なので、後述の手数料も踏まえて選択してください。すべて入力し終えたら、STEP5で書類を提出し、審査結果を待ちます。
出前館に登録するメニュー写真で審査に響くNG例
出前館に登録する メニュー写真は、審査の通過だけでなく掲載後の売上まで左右する重要な要素 です。
出前館では画像付きで10品以上のメニュー登録が求められ、写真の質が低いと差し戻しの対象になることもあります。
逆に言えば、最初から基準を満たす写真を用意しておけば、差し戻しを避けつつ注文につながりやすい店舗ページをつくれます。本項では、実際に再提出を求められやすいNG例と、その改善策を整理します。
| NG例 | なぜ問題か | 改善策 |
|---|---|---|
| 暗い・ピンボケ | 料理が美味しく見えず、審査基準を満たさない | 自然光で撮影し、ピントを料理に合わせる |
| 料理が小さく写っている | 何の商品か伝わらない | 皿を画面いっぱいに寄せて撮る |
| 他店・フリー素材の流用 | 実物と異なり信頼性を欠く | 必ず自店の実物を撮影する |
| 文字・透かし入り | 掲載仕様に合わない | 加工なしの写真を用意する |
写真を自分で用意するのが難しい場合は、 出前館に撮影を依頼する方法もあります 。撮影費用は無料で、トップ画像1枚とメニュー写真を最大34枚まで撮ってもらえます。
ただし撮影日は2週間〜1か月ほど先になることが多く、その分だけ掲載開始が遅れる点には注意が必要です。
早く運用を始めたい場合は、まず自分で撮った写真で登録して掲載を開始し、後日プロ撮影に差し替えるのが現実的な進め方です。

出前館への登録で審査に落ちるパターンと対策
出前館への加盟店登録で審査に落ちる・差し戻される原因は、実は限られたパターンに集中しています。
出前館の審査は、飲食店として適正に営業できるか、掲載に必要な情報がそろっているかを確認するもので、意図的に厳しく落とすものではありません。
だからこそ、 よくあるつまずきポイントを先に潰しておけば、一発通過も十分に可能 です。
| 審査NGの理由 | 回避策 |
|---|---|
| 書類の画像が不鮮明で情報を読み取れない | 明るい場所で全体が写るように撮り直す |
| 営業許可証の住所と店舗所在地の不一致 | 移転時は住所変更を済ませてから申請する |
| メニューの品数・写真が要件未達(10品未満) | 画像付きで10品以上を登録する |
| 対応エリア外での申請 | 事前に注文サイトでエリアを確認する |
| 契約者名・口座名義・許可証名義の不一致 | 3つの名義をそろえてから提出する |
5つのつまずきポイントのうち、 書類の不鮮明さと住所の不一致だけで、差し戻しの多くを占めます 。いずれも「提出前のひと手間」で防げるものばかりです。
特に、営業許可証は住所の一致が絶対条件で、店舗を移転したのに許可証の住所を更新していないと、ほかの書類がそろっていても審査は通りません。
申請前に、営業許可証・店舗情報・口座情報の3点で名義と住所をそろえておくことが、遠回りのようでいて最短ルートになります。
出前館の加盟店登録を再申請する手順と期間
出前館への加盟店登録を再申請したい場合は、 差し戻しの理由を修正して再提出するだけで、一から手続きをやり直す必要はありません 。
審査で不備を指摘された場合は、担当者から具体的な修正箇所の連絡が入るため、その内容に沿って書類や写真を差し替えます。
修正が軽微であれば数営業日で再審査が完了することも多く、必要以上に落ち込む必要はありません。指摘に素早く対応するほど、掲載開始も早まります。
再申請で時間がかかるケース:書類の度重なる「往復」
再申請で時間がかかるのは、同じ書類で何度も差し戻される「往復」が発生するケースです。対策として、最初の指摘に対してまとめて修正し、関連しそうな箇所も先回りして直しておくことが有効です。
たとえば、写真の差し戻しを受けたら、指摘された1枚だけでなく、ほかの写真も同じ基準で見直しておくと、二度目の差し戻しを防げます。ひと手間かけて全体を点検することが、結果的に一番の近道です。
出前館への登録がうまく進まないときの選択肢
出前館への登録がうまく進まないときは、問い合わせ窓口や登録代行サービスを使う 選択肢があります。
出前館の登録は基本的に自力で完結できますが、書類の準備やパソコン作業に慣れていないと、想定以上に時間がかかることもあります。
本項では、自力で解決する方法と、外部に任せる方法の両方を正直にお伝えします。自店の状況に合う進め方を選んでください。
出前館の問い合わせ窓口と回答目安
出前館の問い合わせ窓口と回答目安 出前館は出店後のサポート体制が比較的手厚く、電話で直接相談できる窓口が用意されているのが特徴です。
問い合わせ窓口としては、 申込後に担当者から届く連絡先や、加盟店向けのヘルプセンター などがあります。
申込段階でつまずいた場合は、フォーム送信後3営業日以内に届く担当者からの連絡に返信するのが、最も早い解決ルートになります。連絡先を控えておくと、後の質問もスムーズです。
回答までの目安は内容によりますが、書類の不備確認などは2~3営業日で返答が来ることが一般的です。
急ぎで掲載を始めたい場合は、問い合わせの際に「いつまでに掲載したいか」を伝えておくと、優先的に案内してもらえることがあります。
出前館の登録代行を使うべきケース・不要なケース
出前館の登録代行は、すべての人に必要なわけではなく、状況によって「使うべき」「不要」がはっきり分かれます。
書類の準備や画面入力に不安がある、複数店舗を同時に登録したい、本業が忙しく作業時間が取れない といった場合は、代行を使うことで掲載までの時間を短縮できます。
一方、1店舗のみで時間に余裕があり、本記事の手順どおりに進められる方は、自力で十分に完結できます。
| 登録代行がおすすめ | 自力でOK |
|---|---|
|
|
出前館への掲載開始後に初月から売るための初期設定
出前館への掲載開始後は、登録を終えたことに満足せず、初月から注文を集めるための初期設定に取りかかりましょう。
掲載しただけで自動的に売れるわけではなく、 写真・看板メニュー・営業時間といった基本設定の質が、初月の売上を大きく左右 します。
せっかく登録を終えても、ここを整えないままだと機会損失につながります。売れている店が最初に整えている3点と、登録前後によく寄せられる質問をまとめました。
出前館で売れる店の初期設定3点
出前館で売れる店の初期設定は、「写真」「看板メニュー」「営業時間」の3点に集約されます。
いずれも、ユーザーが注文するかどうかを最初の数秒で判断する要素であり、後回しにすると機会損失につながります。
掲載開始と同時に整えておくことで、初月から安定した注文を狙えます。難しい設定は不要で、押さえるべきポイントは次のとおりです。
| 設定項目 | 整えるポイント |
|---|---|
| 写真 | トップ画像と看板商品を明るく鮮明に。1枚目で「美味しそう」と思わせる |
| 看板メニュー | 一番の売れ筋を上位・目立つ位置へ。セットや家族向けメニューも用意 |
| 営業時間 | ランチ・ディナーのピークを外さず、無理なく続けられる受付時間に設定 |
特に、写真は掲載後に最も効果を実感しやすい要素です。出前館は ファミリー層や中高年層の利用が多いため、少し高めのセットメニューや家族で楽しめる商品を目立つ位置に置くと、注文につながりやすくなります 。
営業時間は、1日4時間以上・週4日以上という出店条件を満たしつつ、注文が集中する時間帯を確実にカバーする設定にしましょう。
無理なく続けられる範囲で、ピークタイムを外さないことが安定した売上の土台になります。
出前館への加盟店登録に関するよくある質問(FAQ)
A
手数料は配達方法によって変わります。出前館の配達員に任せる配達代行なら、サービス手数料35%(税抜)に決済手数料が加わり、実質40%近くになります。自社スタッフが配達する自社配達なら、サービス手数料は10%(税抜)で、これに決済手数料が別途かかります。多くの店舗は、配達にかかる分だけ商品価格を調整することで、手数料の負担を吸収しています。
A
タブレットは注文を受けるために必須で、費用は「レンタル」か「購入」を選べます。レンタルの場合はLTEモデルで月額2,200円(税込)が目安です。購入なら2万円前後で手に入るため、長く使うなら購入のほうが割安になることもあります。なお、個人情報の取り扱いの都合上、スマートフォンでの受注は認められていません。
A
併用は可能で、多くの店舗が複数のデリバリーサービスを同時に利用しています。注文数の多いサービスを配達代行に使い、手数料の低い自社配達を出前館で活用するなど、サービスごとに役割を分けると効率的です。ただし、在庫やオペレーションの管理が複雑になる点は、あらかじめ考慮しておきましょう。
A
自社配達(セルフデリバリー)は選択でき、手数料を抑えたい店舗に向いています。自店のスタッフや車両で配達する必要はありますが、配達代行に比べて手数料が大幅に低くなります。配達エリアを自店で設定できるため、近隣を中心に効率よく届けたい店舗に適した方法です。
まとめ:チェックリストに沿って準備を始めましょう
出前館の加盟店登録は、必要書類の住所・名義をそろえ、写真の質を整えておけば、初めてでも大きくつまずくことなく進められます。
まずは手元の営業許可証と口座情報を確認し、本記事のチェックリストに沿って準備を始めてみてください。
手数料や他社との違いをさらに検討したい方は、フードデリバリー比較記事やUber Eatsの出店記事もあわせてご覧ください。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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