オフィスで電気代を節約する9つの方法!カンタン・確実にコスト削減したい方必見

近年ますます上昇傾向にある電気代。とくにオフィスや店舗では、業務用のエアコンを使用しているため、電気代が高くなりがちでしょう。会社が利益を上げるためには、売上をアップさせることはもちろん、経費をいかに抑えるかが重要なカギとなります。そこで経費削減で一番取り組みやすいのが光熱費の中の一つである「電気代の節約」です。オフィスのエアコンや照明、PCやプリンタなど電気を使用している機器は多く、それぞれ一工夫するだけで電気代を節約することができます。



本記事では、オフィスの経費削減に力を入れたい人に向けて、電気代を節約する方法や取り組む際のポイントを徹底解説します。

① オフィス・店舗の電気代節約方法

オフィスや店舗の電気代を節約したい場合は、まずはオフィスの中で電力消費量が多い部分を把握し、削減しやすいところから節約するのが効果的といえます。資源エネルギー庁推計によると、オフィスの電気代の内訳は以下となります。

・空調が約48%
・照明が約24%
・OA機器は約16%で
・その他は合計で12%

つまり空調や照明、OA機器だけでも9割近くの電力を消費しているので、これらの消費電力を削減していけば、効率良く電気代を節約できるということになります。

具体的な節約方法については、次章で詳しくみていきましょう。

② エアコンの電気代節約方法

電気代が上がる大きな理由の一つにエアコンが挙げられます。エアコンは、室温を設定温度まで下げる、もしくは上げるまでの間に消費電力が大きくなります。そのため、冬は1度低く、夏は1度高くするだけでも電気代を抑えることは可能となります。また設定温度を変えたくない場合は、あらかじめエアコンをつける前に室温を設定温度になるべく近付けることで電気代を抑えることは可能となります。たとえば、夏の場合だと直射日光が室内に入らないようカーテンを閉めることや、室内が外気温より高い場合、窓を開けて換気するなどがあります。一方冬の場合であれば、昼はカーテンを開けて日光を取り入れ、夜は冷気を遮断するためにカーテンを閉めるなどの工夫があります。

また、設定温度の調整以外にもエアコンのフィルター掃除を行うことも電気代の節約につながります。とくにエアコンは、ホコリが溜まると運転効率が下がり、必要以上の電力を消費してしまいます。夏や冬に入る前のタイミングでこまめにフィルター掃除を行い、ゴミを取り除くことで運転効率上がり、結果的に電気代の節約を行うことができます。とはいえ、オフィスの業務用エアコンはなかなか自分で掃除することは難しいものです。

そんな場合は、エアコンの「オーバーホール(分解洗浄)」を行うのがおススメです。
エアコンのオーバーホールとは、清掃できない部分や落としきれない汚れなど、空調機を定期的に分解して薬品による洗浄を行うというものです。オーバーホールにより、隙間やダクト内の汚れもしっかり落とすことができる上、電気代を最大40%も削減することができます。

空調機の分解洗浄で電気代最大40%削減!オーバーホール(エアコン)の詳細はこちら

 ③  照明器具・ライトの電気代節約方法

電気代の中で冷蔵庫の次に電力消費量が多いのが照明器具やライト。必要最低限の電灯のみつけること、こまめに電気を消すことである程度の節電は可能ですが、それ以外にも、次のような工夫で電気代の節約はできます。

・白熱電球から電球形蛍光ランプやLED電球へ切り替える
・インバーター式の器具を利用する
・不必要な部屋の電気はこまめに消し、点灯時間を短くすること

 ④ パソコンの電気代節約方法

企業では、ほとんどの人がPCを使用していますがその大半は、一日中PCの電源をつけたままという人も多いでしょう。パソコンでの作業を中断するには、電源をオフにするシャットダウンと、低消費電力状態にして必要なときにすぐ使えるようにするスリープモードという方法があります。テレビのようにパソコンもこまめにオン・オフしたほうが電気代の節約につながるような気がしますが、じつはパソコンは、起動時とシャットダウン時に一番電力を消費します。
そのため、こまめにオン・オフを繰り返すことでかえって電力を多く消費することにつながってしまいます。90分以内に再起動する予定があるときは、スリープモードを活用するようにしましょう。またディスプレイの明るさを抑えることも電気代の節電につながります。無理に暗くする必要はありませんが、このことも頭に入れておくことでかしこく節電することができるでしょう。

⑤  テレビの電気代節約方法

誰も観ていないのにテレビをずっとつけっぱなしにしていたり、ムダに画面が明るすぎといったこともきっと少なくないはずです。資源エネルギー庁の統計データでは、テレビは一般家庭にて電力消費量の約9%を占めています。店舗やオフィスでは電力消費量は違うものの、テレビによるムダな電力消費を少しでも抑えることで電気代の節約は可能となります。テレビのつけっぱなしをやめることの他にも、以下の点に気を付けるとさらに効果的です。

・画面の明るさを調整する
・テレビ画面はこまめに掃除を行う
・テレビを消す際は、主電源をOFFにする
・テレビを観ない場合は、OFFにする

⑥  冷蔵庫の電気代節約方法

冷蔵庫は、24時間365日稼働しているため、この部分の電気代を少しでも抑えることができれば節約につながります。
冷蔵庫の電気代を節約するためには、以下の方法を実践しましょう。

・冷蔵庫と壁のあいだをしっかりあけること
・冷蔵庫にモノを詰め込みすぎない
・冷蔵庫のトビラを開ける時間を短くする

これらのちょっとした工夫を取り入れることで、冷蔵庫の電気代は安くすることが可能となります。日頃意識するだけでカンタンに実践できる方法なので、さっそくチャレンジしてみるといいでしょう。

【企業向け】エネルギーコストの削減方法5選!

 ⑦ トイレの電気代節約方法

電気代の節約といっても、トイレはオフィスなどの電気のように常に目にしていないため、見落としがちな部分ではないでしょうか。じつはトイレも節約できるポイントは十分あるのです。おもに2つの節約方法をご紹介します。

・便座の設定温度を低くする
・人感センサー機能のついた照明を導入する

⑧洗濯機の電気代節約方法

最新型の洗濯機を利用できたら洗濯時間も電気代も節約できますが、新たな洗濯機が発売されるたびに洗濯機を買い換えるわけにもいかないでしょう。しかしながら、現在使用している洗濯機でも、ある程度まとめて洗濯したり、洗濯物を入れる順序を変えてみたり、洗濯物の適した洗剤の量を調整するといった一工夫加えるだけでも効果的です。ただし、洗濯物の詰め込みすぎには注意が必要です。洗濯物を詰め込みすぎてしまうと、洗濯機を回転させるために使用する消費電力が多くなってしまい逆効果を招いてしまうからです。それぞれの洗濯機で定められた容量に対して、80%ほどの洗濯物を入れることがベストな洗濯容量となります。これは50%ほどの洗濯物を入れて洗濯するよりも電気代を17%ほど節約できるためです。洗濯機を利用する場合は、詰め込みすぎず、最適な洗濯容量でまとめ洗いするようにしましょう。

⑨ 最新家電に買い換える

「古くても使えるから」という理由から、何年も何十年も前に購入した古い家電を利用しているという方も少なくないでしょう。電気代が高くなってしまう原因の一つに、じつは古い家電が使っているということが挙げられます。それでは古い家電と最新家電を比較した場合どのくらいの差があるのでしょうか。家電別に買い替えのタイミングなどもみていきましょう。

家電の平均寿命

・洗濯機:6~8年
・冷蔵庫:10~12年
・エアコン:約13年
・液晶テレビ:7~10年
・パソコン:約5年

家電の買い替えタイミング

洗濯機

洗濯機の寿命が近くなると、「異音がする」「水が漏れる」「底にある回転羽が空回りする」などの症状が見られようになります。パーツ交換だけで済みケースもありますが、目安とする耐久年数が近くなっているようであれば、そろそろ買い替えを考えるのもいいでしょう。買い換えのタイミングとして注目なのが6~9月頃です。メーカーでモデルチェンジの時期が異なりますが、比較的このタイミングで旧モデルが値下げされるケースが多いようです。

冷蔵庫

冷蔵庫の寿命が近づくと、「異音がする」「熱を放っている」「温度調節がうまくいかない」などの予兆が現れます。冷蔵庫は比較的に長期間使用できる家電ですが、古い型の場合、電気代も高くなるため、早めの買い替ええおおススメします。8月~10月頃がとくに新作が出揃うタイミングのためねらい目となるでしょう。

エアコン

エアコンは、「異音がする」「冷えない、暖かくならない」「水が漏れる」「リモコンで操作ができない」などの予兆がある場合は、買い替えたのタイミングといえるでしょう。メーカーでは、9~10年程度は修理に対応してくれますが、省エネを考えると買い替えた方がオトクなケースもあります。買い替えのタイミングはモデルチェンジが行われる10月前後がおススメです。

電化製品・家電は消耗品?

企業では、オフィスに大型家電を設置する場合、無条件で損金計上することが可能となります。つまり経費扱いできるということです。個人事業主でも、事務所設置の時点で「仕事のために必要」なのことは明確なので、全額を経費にしてとくに問題ありません。

しかしながら、いわゆる節税として冷蔵庫や洗濯機を経費化することはできません。プライベートで利用するの物品を経費にするのは節税の基本となりますが、自宅の冷蔵庫や洗濯機については対象にならないと考えましょう。



≫関連記事:減価償却とは?計算方法とおさえるべきポイントを解説

カンタンで確実な電気代節約方法

ここまでは、オフィスでできる電気代の節約方法について詳しく解説しました。電気代の節約方法は、手動でできるものから、機器を買い替えて自動化できるものまでさまざまな方法があります。もちろんこれらの方法も良いですが、手軽に確実に電気代を節約できるおススメの方法は、「新電力」への切り替えです。

新電力には、一般家庭向けのプランから商店や事業者などに特化したプランを展開している会社などさまざまな電力会社が存在します。とくに介護施設などでは、法人に特化した新電力を選ぶことで大幅な電気代の削減が期待できます。
中でも法人向けの新電力を提供する「 ハルエネでんき(クラウドでんき)」は、低圧の業務用電力に関して12ヵ月連続で業界シェアNo1を誇るなど、全国の個人事業主や法人から厚い支持を得ています。法人によっては、年間100万円の電気代の削減に成功しているケースも。このようにコスト削減を考えている方であれば「 ハルエネでんき(クラウドでんき)」は、押さえておきたい電力会社の一つといえるでしょう。

>>ハルエネでんき(クラウドでんき)は法人業界シェアNo1!電気使用量の多い人にオススメ

オフィス・店舗で節約、削減できるもの

オフィスや店舗では、電気代以外にその他のコストも削減できるものなら徹底してコストを抑えたいと考える方も多いでしょう。ここでは、オフィスで実践できる節約ワザやコスト削減方法をご紹介します。

電気代

オフィスでは、業務用の大型エアコンを使用していることが多いため、電気代が高額になるケースがほとんどでしょう。オフィスの電気代を節約するには、おもに以下の方法がおススメです。

・電力会社の見直し
・エアコンの自動運転
・窓の断熱で外の冷気を遮断する
・扇風機・サーキュレーターの併用
・こまめなフィルター清掃

具体的な節約方法について、以下の記事も併せてチェックしてみるといいでしょう。

冬の電気代節約術!値上げに備えて実践したい家電の使い方
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水道代

とくに飲食店を経営している店舗であれば、経費の中でも水道代は、水を多く使う業種のため割合の大半を占めるコストと言ってもいいでしょう。普段から節水を心がけても、調理器具の洗浄や食器の洗浄など節約したくても案外難しい必要経費です。しかし工夫次第で洗浄に使用する水は、大幅な削減が期待できます。店舗ですぐ実践できる節水方法は以下です。

・つけ置き洗いの徹底
・水道料金の見える化
・下水道料金の減免を受ける
・節水コマを導入する

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ガス代

店舗では、電気代や水道代に加え、ガス代を節約するもコスト削減に効果的です。
2017年4月からは都市ガスの自由化がスタートしています。従来の都市ガスといえば、各地域のガス会社がすべて独占するような形となっていましたが、ガス自由化により消費者が自由にガス会社を選べるようになりました。ガス料金を抑えたプランや電気とのセット割ができるおオトクなプランなどが続々登場しているため、環境に合ったガス会社を選択するといいでしょう。

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まとめ

今回は、オフィスや店舗の経費削減に力を入れたい方を対象に、電気代を節約する具体的な方法を詳しく解説しました。本記事でご紹介した電気代の節約方法は、規模の大きいものから小さなものまでさまざまですが、日々オフィスで行うことでちょっとした節電対策でも電気代に影響するものです。企業や店舗に合った電気代の節約方法をぜひ実践してみてくださいね。

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