一人暮らしの初期費用は平均いくら？相場や内訳、費用を抑える方法を解説

【結論】一人暮らしの初期費用は4.5～6カ月分

賃貸契約の際に支払う初期費用の相場は、 家賃の4.5～6ヶ月分 と言われています。

たとえば、家賃8万円の家を借りた場合、かかる初期費用は36万～48万円が目安です。

なお、住むエリアや引っ越しの時期などによっても、初期費用は変動します。

賃貸初期費用の内訳

 

見積りが高い場合は敷金礼金の再見積りがおすすめ！

初期費用の見積りが相場よりも高いと感じた場合は、敷金礼金の再見積りを依頼するのがおすすめです。

40万円以上の初期費用が半額 程度になったケース もあるため、試してみると良いでしょう。
初期費用がお得な物件はこちら

単身の引越し費用は平均3～10万円

単身の引越し料金は 3万～10万円程度が相場 です。

ただし、 引越し先までの距離や引越す時期、荷物の量などによっても料金は大きく変動します。

【距離別】引越し費用の相場

家具・家電の購入費用は最低15万～20万円が目安

家具・家電を一から買いそろえる場合は、最低でも15万～20万円程度費用が発生します。

ブランドやメーカーによっても費用は変わるので、 デザインや性能に拘りたい方は50万円程度用意しておくと安心です。

また、旧居から持ち込める家具や家電がある場合は、購入費用を節約できる可能性があります。

▶10,000点以上の品ぞろえ！家具の購入を検討中の方はこちら

家具・家電購入費用の内訳​​​​

一人暮らしの初期費用を抑えるコツ

物件の初期費用を抑えるポイント

敷金礼金なしの物件を選ぶ

一人暮らしの初期費用を抑えたい場合は、敷金礼金がない物件を選ぶのがおすすめです。

敷金礼金の相場は「家賃1ヶ月分」 なので、家賃10万円家であれば合計で約20万円の節約になります。

ただし、敷金礼金ゼロの場合、 退去時に修繕費やクリーニング代を請求される可能性があるため、事前に確認が必要 です。

 

家賃が安い部屋を選ぶ

物件の初期費用を抑えたい場合は、なるべく家賃の安い部屋を選びましょう。

敷金礼金や前家賃は、「家賃〇ヶ月分」 と定められており、初期費用は家賃を基準に計算されます。

そのため、 家賃が安い物件ほど、初期費用の金額も安くなります 。

不動産会社の繁忙期を避ける

1～3月は不動産会社の繫忙期にあたるので、初期費用が高くなりやすいです。

反対に、閑散期は入居希望者が減少するため、家賃や敷金礼金を下げて募集するケースが増加します。

物件の初期費用を抑えたい場合は、なるべく 繫忙期を避け、 4～8月・11～12月の閑散期に引っ越すとよいでしょう 。

フリーレント物件を選ぶ

初期費用を抑えたい場合、一定期間の家賃が無料になる「フリーレント物件」もおすすめです。

「前家賃」や「日割家賃」が不要になる ため、初期費用を大幅に節約できます 。

また、現在どちらかが一人暮らしをしている場合、二重家賃を回避できるといったメリットもあります。

▶フリーレント物件を探す

月初を入居日にする

入居日を月初にすると、日割り家賃が発生しないため、 家賃0.5～1ヶ月分ほど初期費用を節約 できます 。

なお、入居日は申し込みから約2週間後に設定されることが多いです。

そのため、即入居可の物件で入居日を月初にしたい場合は、15日あたりに申し込みましょう。

仲介手数料の値引き交渉をする

物件の初期費用を抑えたい場合、​​​​​​仲介手数料の値引き交渉をするのもおすすめです。

​​​​​​仲介手数料の相場は「家賃1ヶ月分」なので、半額～無料に値引きされるだけで、家賃0.5～1ヶ月分の節約になります。

不動産会社によっては、仲介手数料の割引キャンペーンを実施しているので、積極的に活用しましょう。

▶家仲介手数料ゼロで物件を探す

引っ越し費用を抑えるポイント

引越しで運ぶ荷物を厳選する

引っ越し費用は、輸送距離や荷物の量で値段が決まるため、運ぶ荷物を極力減らすことで費用を抑えられます。

大型の家電など、 自力で運べないものだけを業者に依頼し、 衣類などは自分達で運ぶ方法もおすすめ です。

数社で見積もりを取って比較する

引っ越し業者を選ぶ際は、 複数社で見積もりを取り、料金を比較 しましょう。

1社だけで即決すると、よりおトクな業者を見落としてしまいがちです。

また、 他社の見積もり結果を提示することで、値引き交渉できる可能性もあります 。
▶引っ越しの見積もり比較をプロに無料相談！

自力で引っ越しする

引っ越し費用を節約したい場合、業者を使わず自力で引っ越し作業をする方法もおすすめです。

家族の車や軽トラックのレンタカーを利用すれば、業者に依頼するよりも低コストで引っ越しを完了できます 。

また、自力で引越しをすると、日程や時間帯を柔軟に調整できる点もメリットです。

2~4月の繫忙期を避ける

引越し費用を抑えたい場合は、繫忙期をなるべく避けましょう。

2月下旬～4月は引越しシーズンにあたるため、1年の中でも引っ越し費用が高くなりやすいです。

反対に、 5月中旬～7月・11月～12月は閑散期なので、比較的安い費用で引っ越しできます 。

家具・家電など必要なものの購入費を抑えるポイント

家具・家電レンタルサービスを活用する

家電・家電レンタルサービスとは、毎月決まった料金を支払うことで、家具や家電をレンタルできるサービスです。

まとめて購入する場合と比べて、低コストで生活に必要な家具・家電をを揃えられます 。

「まとまった資金を用意できない」「気に入った家具を徐々に買い揃ええていきたい」といった方におすすめです。

▶家具・家電レンタルサービスを検討中の方はこちら

家電はまとめて購入する

家電量販店でまとめ買いすると、値引きしてもらえるケースがあります。

購入したい家電をリストアップ し、 複数の店舗に見積もりを依頼すると交渉しやすい です。

また、ポイント還元や長期保証などを受けられる可能性もあるので、積極的に交渉してみましょう。

▶10,000点以上の品ぞろえ！家具の購入を検討中の方はこちら

アウトレットやフリマアプリを活用する

アウトレットでは、型落ち商品や展示品の家具・家電を低価格で購入できます 。

また、中古品に抵抗がない場合は、フリマアプリで購入するのもおすすめです。

狙っていた商品を定価よりおトクに買える可能性もあるので、積極的に活用しましょう。

家具・家電付きの物件を選ぶ

家具・家電付きの物件には必要なものが一式揃っているため、一人暮らしの初期費用を大幅に削減できます。

中には、コーヒーメーカーや自転車などをレンタルできる物件もあるので、契約の際に確認しましょう。

▶家具・家具付き物件をお探しの方はこちら

家具・家電は一気に揃えない

一人暮らしを始める際は、最低限の家具・家電だけを購入し、  徐々に買い足していくのがオススメです。

大型の家具や家電は、実際に搬入してみると部屋に入りきらないというケースが少なくありません。

「すぐ必要なもの」と「必要に応じて買うもの」にリスト分けし、一気に揃えないようにしましょう。

一人暮らしの家賃の相場はいくら？

一人暮らしする物件の家賃は、 手取りの3分の1程度が目安 です。

たとえば、1ヶ月の手取りが25万円の場合、家賃の上限は8万3千円程度となります。

なお、 金額は家賃に管理費(共益費)を含めた「総家賃」で計算しましょう 。

 

【パターン別】一人暮らしを始める際に必要な初期費用の目安

社会人は総額50万～70万円が目安

社会人は、学生よりも家賃の高い物件に住むケースも少なくありません。

家賃が9万円の場合、物件の初期費用だけで40万～50万円必要になります。

引越し費用や家具・家電の購入費を考慮すると、 70万円程度準備しておくのがおすすめです。

大学生・新卒は総額50万円が目安

大学生や新卒は、家賃4万～6万の家に住むケースが多く、物件の初期費用は25万～30万円程度が目安です。

ただし、家具・家電を一式揃えるケースが多いため、ある程度まとまった購入費用を用意する必要があります。

また、 引越し時期が繫忙期と被りやすい ため、初期費用が高くなりやすい点にも注意しましょう。

一人暮らし初期費用はいつ払う？支払いのタイミング

物件の初期費用は申し込みから2週間を目安に支払う

物件の初期費用は、 賃貸契約の締結から2週間以内を目安に支払い期限が設けられています。

審査通過後すぐに支払えるよう、申し込む段階で用意しておくのが望ましいです。

引越し費用は基本的に前払い

引越しの料金は、 業者が作業を開始するタイミング に現金で前払いするのが一般的です。

業者によっては銀行振り込みにも対応していますが、この場合も基本的に前払いとなります。

引越し業者に見積もりを出してもらった後は、速やかにお金を用意しましょう。

▶引越し費用を無料一括見積り比較！

初期費用が手元にない場合は借金できる？

入居ローンという選択肢がある

初期費用に充てるお金が手元にない場合、入居ローンを活用するという選択肢もあります。

入居ローンとは、 融資理由が「引越し費用の支払い」 のローンです。

入居ローンを借りる方法には、「フリーローン」と「カードローン」の2種類があります。

フリーローン

銀行が融資を行う「フリーローン」は、資金の使い道を自由に選べる点が特徴です。

4～5%の低金利 でローンを受けられるほか、銀行が提供するサービスならではの安心感もメリットです。

カードローン

「カードローン」は、発行されたカードの範囲内で融資を受けられるローンです。

審査基準が銀行ほど厳しくなく、即日で発行される場合もあります。

ただし、 年利が14～18%と高い ため、無計画な借り入れをしないよう注意が必要です。

入居ローンのメリット

入居ローンは、 まとまった出費を回避できる 点がメリットです。

仕事の都合などで引越しが決まった場合、数十万円の出費に急きょ対応できない可能性もあります。

ローンを利用すれば、高額な初期費用を一度に負担せずに済みます。

 入居ローンのデメリット

融資に審査が必要

入居ローンを利用するには、審査が必要で、万が一通らなかった場合は融資を受けられません。

過去に借り入れの実績があったり信用情報に傷があったりすると、審査に落ちる可能性が高まるので注意が必要です。

利子がかかるので結果割高になる

ローンは利子が発生するため、元の初期費用よりも トータルの出費が大きくなってしまいます 。

特に、カードローンでは14～18%の年利がつくので、利子が高額になりがちです。

上乗せ分のコストを抑えるためにも、ボーナスなどを活用して早めに返済しましょう。

「借金」というリスク

引越しのための必要経費であっても、ローンは借金にあたるので、利用するリスクもあります。

入居ローンをきっかけにお金を借りる習慣がついてしまい、抜け出せなくなるケースも少なくありません。

ローンを検討する際は、 リスクをしっかりと理解 し、確実に返済できる経済状況でない限りは利用しないのが無難です。

​​​​​一人暮らしの初期費用を貯金する際のコツ

貯金用の口座を作る

一人暮らし資金を貯める場合は、貯金専用の口座を作るのがおすすめです。

貯金口座と生活費の口座が同じだと、どのくらい貯まったか把握しずらく、使いすぎてしまうリスクがあります。

口座を分けることで、 貯金額が明確になるの で、一定のペースで効率的に貯金できます 。

自動積立や定期預金で貯金する

自動積立を活用すれば、自動的に一定額が貯金されるため、 決められた期間で確実にお金を貯められます。

また、定期預金を利用すれば、契約期間まで引き落としできないため、貯金を崩してしまう心配がありません。

​​効率的に資金を貯めたい場合は、これらの仕組みを活用して強制的に貯金できる環境を整えましょう 。

一人暮らしするために月々必要なお金

一人暮らしの生活費は月8.5万～15万円が目安

一人暮らしにかかる生活費は、 1ヶ月あたり8.5万～15万円が目安 です。

一人暮らしの初期費用は事前にシミュレーションするのがおすすめ

一人暮らしの初期費用は、住むエリアや手持ちの家財道具などによっても大きく変動します。

そのため、具体的な金額の目安を把握したい場合は、事前にシミュレーションをするとよいでしょう。

自分が引っ越す場合に いくら必要なのか分かると、物件探しや引っ越しの計画も立てやすくなります 。

▶家賃20,000円台！賃貸界の革命児

 

一人暮らしの初期費用に関するよくある質問

まとめ

一人暮らしの初期費用は、「賃貸の初期費用」「家具・家電の購入費用」「引っ越し費用」で決まります。

最低でも50万円程度必要になるので、物件の条件や部屋のインテリアなどに拘りたい場合は多めに資金を用意しておきましょう。

なるべく初期費用を抑えたい場合は、複数社で見積もりを取って比較するとよいでしょう。

▶【敷金礼金ゼロ】賃貸物件をおトクに探したい方はこちら