ecbo cloak(エクボクローク)の評判ってどうなの?エクボクローク導入のメリットを解説

年々増加する訪日外国人観光客、2018年には年間最高の3,000万人を突破しました。さらに2020年には、東京オリンピック・パラリンピックも控えており、さらなる外国人観光客の増加が見込まれています。

こうした状況で問題となっているのが、街中にあるコインロッカーの不足と言われています。現在も駅や商業施設などのコインロッカーが足りず「ロッカー難民」と呼ばれる状態になっていることもあり、これからさらなる観光客の増加で、従来のコインロッカーの形では追いつかなくなってきています。

そこで今注目されているのが、店舗や施設の空きスペースを利用した、荷物預かりのシェアリングサービスである「エクボクローク」です。ロッカー難民の救世主とも言われる「エクボクローク」とは、一体どんなサービスなのでしょうか。

 

エクボクロークとは?

日本のベンチャー企業ecbo(エクボ)株式会社が提供している「エクボクローク」は、スマホで予約し、簡単に荷物を預けることができるシェアリングサービスです。インバウンドの訪日外国人観光客も増加し、全国17万人を超える「ロッカー難民」がいるとされる昨今、駅構内やコンビニ、カフェなどの荷物預かり可能なお店の空きスペースを活用して、手軽に荷物を預けられるサービスです。

一時的に手荷物を預けたいという思いに答えるべく、店舗の空きスペースを「荷物一時預かり所」として活用することで、日本人・外国人観光客問わず、高い需要を集め始めています。また空きスペースを提供する店舗にとっても、エクボクロークの利用者がお店に訪れることで、店舗の売上アップにも貢献することが可能です。

店舗オーナーのメリットは?

前述したように、エクボクロークを店舗に設置することは、その店舗オーナーにとっても大きなメリットが見込まれています。飲食店などで設置すると、荷物を預けに来たタイミングや、受け取りに来たタイミングなど、エクボクロークの利用者がお店を訪れることで、コーヒーやランチ、ディナーなどを食べてもらうことができます。

エクボクロークの設置によち、荷物預け時と受け取り時の2回、利用者がお店を訪れるため、店舗の来店者数の増加に繋がります。これによりエクボクロークの手荷物預かりで副収入を得つつ、同時にお店へのサービス訴求ができるため、エクボクロークの利用で来店するユーザーの30%ほどが、その店舗のサービスを利用しているのだそうです。

規模はさまざまですが、エクボクロークを設置し、その利用者に店舗のサービスを提案することで、本業の売上アップへ貢献してくれるでしょう。

エクボクロークの既存導入店舗は?(業種や数)

2017年1月のサービス開始以降、エクボクロークは東京都市部をはじめ、全国の主要都市や観光地を中心に展開し、1年間で1,000店以上の導入店舗数を誇ります。

設置されている場所はさまざまで、駅構内やホテルなどの宿泊施設のほか、カフェや美容室、ネットカフェやコワーキングスペースなどが多くを占めています。そのほか使っていない倉庫なども、預かりスペースとして登録が可能なので、持て余している遊休スペースがあれば効果的に活用したいところですね。

全国47都道府県で利用可能となった「エクボクローク」は、JR東日本や京王電鉄との提携のほか、松坂屋やそごう・西部など多くの百貨店との提携もすすんでいます。また全国のイベント施設での利用や、全国の「カラオケ館」や「ビックエコー」などでも、一時預かりサービスの利用が可能となっています。

エクボクロークの利用者は?(人数、客層、単価)

急速に利用者を増やしているエクボクローク、この成功のカギとなったのは、インバウンドの取り込みです。

エクボクロークは、外国人の登録率が60%を超えており、訪日外国人需要の高さがうかがえます。エクボクロークの仕組みは、アプリで申込や決済がすべて完結するため、外国語が話せなくても問題なくサービスが提供できる仕組みとなっています。外国人観光客は長期間の旅行者も多く、大きな荷物をたくさん持っています。そのため利用者の平均利用単価は、およそ1,700円で最大で40,300円(1予約)にもなったのだそう。

また外国人観光客だけでなく、日本人も多く利用しています。国内旅行時の荷物を預けたり、コンサートやスポーツのイベント会場付近や、コスプレ・ハロウィンなど荷物が多いイベント時などでの利用が増加しています。イベントなどは都市部以外の郊外でも行われていることが多いので、イベントの多いエリアの方でもエクボクロークで副収入の可能性があります。

利用者増加のための取り組み

エクボクローク利用者の6割を占める外国人観光客は、2020年に入ってもますます増える可能性が高まっています。7月から開催される東京オリンピック・パラリンピック時には、世界中から外国人が応援に集まります。東京をはじめ、国内の飲食店や小売店など、インバウンド集客を意識する店舗では、エクボクロークの設置がインバウンド集客の大きな手助けとなるかもしれません。

また外国人観光客は、一度だけの訪問かもしれませんが、日本人であればイベントごとで利用してくれる可能性もあります。たとえ荷物預かりの利用だけであっても、利用客へ真摯に接し、エクボクローク利用者用の特典を作ることで、その後のリピーター獲得にも期待できます。

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エクボクローク導入で見込める売上額

では実際にエクボクロークを導入した場合、店舗オーナーにはどのぐらいの利益が得られるのでしょうか。1か月を30日と考えて、実際の売上と店舗オーナーへの提供料をみていきましょう。

エクボクローク利用者へのスペース提供料

店舗オーナーに登録すると、エクボクロークの利用者に「手荷物預かり場所」を提供することになります。登録料や利用料、退会料は一切かからないため、店舗オーナーは完全無料で空きスペースの提供が可能になります。

店舗オーナーへの報酬は、エクボクロークを利用した方の金額によって変わります。店舗オーナーへは、エクボクローク利用料から運営手数料がひかれた50%が入ります。事前にクレジットカードで支払いをするため、利用者とお金のやり取りも発生せず、利用料金も確実に回収することができます。
なお荷物を預かる際の作業も、利用客の荷物をスマホカメラで撮影するだけなので、どなたでも簡単に対応可能です。

また万が一、預かっていた荷物を紛失したり、盗難されてしまった場合でも、エクボクロークより保険が適用されます。東京海上日動が保険を提供し、店舗側の負担はないにもかかわらず、最大20万円まで補償されます。

エクボクローク利用者が店舗のサービス利用料

エクボクロークの利用は、荷物のサイズによって1日の利用料が定められています。

・バッグサイズ : 400円(税込) / 日
最大辺が45cm未満の大きさの荷物(リュック、ハンドバッグ、お手荷物など)

・スーツケースサイズ : 700円(税込) / 日
45cm以上の大きさの荷物(スーツケース、ベビーカー、バックパックなど)

観光客やビジネスマンなどが、手荷物を丸一日預けておくという可能性は低いため、エクボクロークで預かる荷物のほとんどが「一時預かり」になります。そのため、1日あたりいくつもの手荷物を預かれる可能性があります。スペースの空き状況は、エクボクロークのアプリで管理できるため、空きスペースがない場合はユーザーが予約できない仕組みになっているので、ダブルブッキングなどもなく安心です。

気になるエクボクローク利用者の評判

実際に、エクボクロークを利用した方は、どんな感想を持っているのでしょうか。エクボクロークの評判について調べてみました。SNSなどのコメントを見ても、旅行やイベントなどでロッカー難民となり、荷物の預け場所を探していた方が、エクボクロークを見つけて利用しているパターンが多いようです。預け先が飲食店だった場合、受け取り時にそのまま食事をそこですますことで、お互いにメリットのある関係が作れるようです。

また通常のコインロッカーでは、荷物の大きさに制限があるため、楽器類やスノーボードなど、大きな荷物が預けられずに困っている方も多いです。しかし「エクボクローク」の場合、ロッカーの規格外のサイズでも安心して利用できるため、ミュージシャンの方などからも高い評価を得ています。

エクボクローク登録条件

店舗オーナーとなることで副収入が得られるだけでなく、本業への高い集客効果が見込める「エクボクローク」。このエクボクロークへ登録するには、どんな事業者でも可能というわけではありません。いくつかの条件があります。

エクボクローク登録の条件

・店舗の営業時間は必ずスタッフが常駐している。

・カメラ機能付きのインターネット端末(スマートフォン・タブレット)がある。

・特殊風俗のあっせんおよび異性の接待がある店舗に該当しない。

・射幸性(ギャンブル性)が高い遊戯を提供する店舗に該当しない。

・新興宗教関連施設ではない。

・相席業態、あるいはそれに類する店舗ではない。

もちろん上記の条件を満たす必要があるため、原則として個人での登録はできませんので、ご注意ください。

エクボクローク導入の注意点

サービス開始から2年以上が経ち、多くの店舗でエクボクロークの導入が進んでいます。これからインバウンドで外国人観光客が増える日本で、インバウンド集客を見込むのであれば、空いているスペースを有効活用した「エクボクローク」は、非常に効果的なサービスといえます。

「エクボクローク」の申込は、直接公式サイトから申込を行えるほか、最近では代理店経由での申込も可能になっています。どちらも提供サービスは変わらないですが、代理店経由であれば、エクボクローク以外にもインバウンド集客が見込めるサービスを手配することができます。

たとえば外国人観光客の接客に使える「翻訳機」や、AIによる翻訳サービスなど、英語や中国語以外にもさまざまな言語に対応したサービスを、エクボクロークの導入とあわせて手配することで、外国人観光客が荷物を預ける際にもより丁寧なもてなしが可能となります。

まとめ

2020年1月には、日本政府・総理官邸の海外向けTwitterとFacebookに、エクボクロークが紹介されるなど、今年の東京オリンピックイヤーに向けて、高い注目を集めると予想されます。
日本人の一般利用者やビジネスマンだけでなく、海外からの訪日外国人観光客など、あらゆる方面で需要が高まる「エクボクローク」は、これからますますチェックすべきサービスとなるでしょう。

東京オリンピックに向けて、インバウンド集客を検討している店舗経営者の方や、オーナーのみなさんも、店内の空いたスペースがあれば、この機会に「エクボクローク」を試してみてはいかがでしょうか。

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