【店舗・法人向け】新電力への切り替え!そもそも高圧電力って何?選ぶ時の注意点は?

【店舗・法人向け】新電力への切り替え!そもそも高圧電力って何?選ぶ時の注意点は?

近年、光回線の卸売りによるコラボレーションサービスの登場を皮きりに、電力会社やガス会社も自由に選ぶことが出来るようになりました。今回は、さまざまなサービスの自由化が進む中でも、一番身近な「電力」について、特に大型デパートや工場などよく使用されている「高圧電力」を中心に解説します。
実は約20年近く前から自由化している「高圧電力」ですが、2016年以降の「家庭用電力」「低圧電力」の自由化をきっかけに、再度見直しの動きが高まっています。この記事を通して、切り替える際に覚えておきたいポイントを詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

電力の自由化とは

2016年4月より施行された「電力の自由化」により、新電力ということばも一般的に知られるようになってきました。今では、地域に根付いた既存の電力会社だけでなく、通信事業者をはじめさまざまな企業が参入しています。地域の電力会社による市場独占を抑え、新しい企業との競争を活発化させることで、電気料金の抑制につながっています。
今回自由化されたのは、一般家庭などでも使われる「低圧電力」ですが、実は大きな工場や病院などで利用される「高圧電力」などは、先述した通り、2000年ごろからすでに自由化が進められていました。2011年の東日本大震災で発生した原発事故による電気不足、電気料金の値上げを受け、電力自由化への動きが加速し、2016年の電力完全自由化に伴い、再度注目されるようになりました。

あなたはどっち?「高圧電力」と「低圧電力」の違い

お店によって「低圧電力のみ」使用していたり、「高圧電力と低圧電力の両方」を使用していたり、と利用状況が異なります。
ここでは簡単に、「高圧電力」と「低圧電力」の違いについて見ていきましょう。

高圧電力と低圧電力の違い①―契約電力の大きさが異なる

電力と一言にいっても、大きく2種類に分かれます。高圧電力と低圧電力の大きな違いは、契約している電力の大きさにあります。高圧電力は、電力が50キロワット以上の、工場や病院、大型商業施設などで使われます。また低圧電力は、契約電力は50キロワット未満で、一般家庭から飲食店やカフェ・美容院などのお店で契約されています。

高圧電力と低圧電力の違い②―キュービクルの有無で見分ける

また、高圧電力の場合は電力会社から送られた電気を、施設内に設置した「キュービクル」という設備で受電し、電圧を100Vと200Vに変圧してから使用します。一方、低圧電力の場合は送電する過程で電圧を下げられた電気が供給されるため、お店や自宅などに供給された電気をそのまま使用することができます。

そのため、敷地内にキュービクルがあれば「高圧電力」、なければ「低圧電力」と見分けることもできますね。

お店の高圧電力を見直すメリットは?

以下に、高圧電力を見直すメリットを簡単にまとめました。実際に、あなたのお店で「高圧電力」使用していた場合は、ぜひこの機会に現在の利用状況を見直してみてください。

電気料金が安くなるケースがある

お店や会社の高圧電力を見直すことで、現状の電気料金が適正かどうかを確認することができます。 特に、高圧電力の料金は基本的には年間電気使用量のピーク時を基準に設定されているため、「今の時期はそんなに電気を使っていないからまだ大丈夫」と思っていると、大きく損して支払っている可能性もあります。
逆に言えば、電気代を見直すだけでコスト削減につながる可能性があるため、簡単な利益アップの手段とも言えますね。

請求書管理の手間が省けることで生産性アップにつながる

お店によっては、複数の店舗や工場などをもっていることも多いと思います。 その場合、多くのケースでは請求書が別々に届くため、事務作業や支払い手続きが煩雑になりがちです。

新電力会社の中には、切り替えを行うことによって支払先を一つにまとめられる場合もあります。 請求書関連の作業に対する負担が減ることで他の業務のための時間をつくり出すことができればそれだけで生産性アップ、ひいては売上アップにつながっていくのではないでしょうか。

高圧電力を新たに導入する際に気を付けたいポイント

もう少し、高圧電力について掘り下げてみましょう。高圧電力とは、6,600Vの電力供給を受け、契約電力が50キロワット以上2,000キロワット未満の場合に適用されます。主に、大きな工場や病院、商業施設などが当てはまります。
高圧電力を使用する際は、通常電柱にある変圧器の代わりに、敷地内に先述した「キュービクル」と呼ばれる高圧受電設備を設置して、このキュービクルで変圧してから電気を使用します。キュービクルは、高圧電力を使うなら必ず必要となり、設置費用は使用者負担となります。

ポイント①:高圧電力利用時にかかるコスト

新電力

高圧電力を使用する際は、通常電柱にある変圧器の代わりに、敷地内に先述した「キュービクル」と呼ばれる高圧受電設備を設置して、電力会社から流れてくる6,600Vの電気を変圧してから電気を使用します。キュービクルは、高圧電力を使うなら必ず必要となり、設置費用は使用者負担となります。
また、高圧電力を利用する場合、敷地内に必ず1名「電気主任技術者」の配置が義務付けられています。ただし7,000V以下の場合、外部委託承認制度により、直接技術者を置かずに外部委託することも可能です。外部に委託するとなると、費用はかかってきますが、自身での対応が難しいものにもなるため、多くの企業が外部委託を依頼しています。

これだけ見るとかかるコストばかりかかるような印象ですが、電気を多く使うところであれば、低圧で利用するよりも、高圧で利用した方が電気料金は安くなっていくので、高いメリットがあります。

ポイント②:取り扱う際には注意が必要

施設内に設置されたキュービクルによって、高圧電力は小さく変圧されて使用する仕組みになっていますが、感電や漏電などの事故に気を付ける必要があります。キュービクルの多くは、誰でもわかる部分に設置しているところも多いため、鍵の閉め忘れなどにより、誤って扉を開けてしまって感電することもあります。キュービクルに届いている電気は6,600Vにも及ぶため、触れたらほとんど助かりません。

またキュービクル内部にある高圧ケーブルがショートすることもあり、その影響は大きく、場合によっては近隣一帯が停電する恐れもあります。ショートする原因の多くが、雨水によるものや小動物の侵入によるものがほとんどで、実は毎年多くの事故が発生しています。こうした事故を防ぐためにも、定期的なメンテナンスや補修工事などを行っていくことが重要です。

ポイント③:高圧電力に対するサポート

学校や工場で使われる高圧電力は、一般家庭や店舗などで利用する低圧電力に比べ、初期費用が必ず発生します。またキュービクルなどの施設内設備メンテナンス等も必要になるため、少しでも電気料金の方を抑えていきたいところ。
元々高圧電力は、低圧電力に比べ従量料金は安くなっているため、新電力に切り替えて電気料金を抑えるだけで、使用すればするほど低圧電力よりも安くなります。

高圧電力の切り替え先を選ぶ場合、料金も重要ですが、なによりもサポート体制が整っているところを選ぶことをオススメします。キュービクルなど注意して扱わなくてはならない機器も多い高圧電力なので、保守点検などを行う会社や、担当の電気会社との信頼関係が求められます。

高圧電力会社を「切り替える」際のポイント

新電力

ポイント①:自分の会社の店舗・工場が供給エリアかどうか

低圧電力とは異なり、高圧電力の場合は新電力の供給エリアが限定している場合もあり、お店や工場の場所によっては新電力の取り扱いがない可能性があります。大きなエリア区分(都道府県)では該当していても、市区町村レベルでは供給エリアではなかった、ということも起こりえます。
申し込む前に、必ず供給エリアの確認をしておきましょう。

ポイント②:正しくシミュレーションを理解できているかどうか

せっかく見積もりを出してもらっても、シミュレーション結果表を正しく読み解くことができなければ、自分のお店にあったプランを選ぶのは難しいでしょう。法人向け高圧電力の契約ができる新電力では、電気料金の算定方法に関する取り決め内容が会社ごとに異なり、それぞれ細かく決められています。そのため、削減額だけを単純比較するわけにはいかず、一つひとつ丁寧に確認する必要があります。

少し手間に感じるかもしれませんが、後々の削減額で損をしないためにも、ある程度の時間をとってシミュレーション結果を精査していきましょう。

ポイント③:これまでの削減・サポート実績があるかどうか

2000年には自由化がスタートしていることもあり、企業向けに電力販売をしている新電力の多くは、すでに実績のある企業が多いです。一方で、家庭向けの低圧電力自由化の2016年以降のタイミングで電力事業へと参入してきた会社も少なくないため、電力の供給に関する実績やノウハウがない可能性もあります。

もちろん、「新しい・実績が少ない=質が悪い」ではありませんが、トラブルはないに越したことはありません。自社の電力を任せる上で、信頼できる会社かどうかという点も電力会社を選択する際には確認すべきでしょう。

高圧電力会社の比較はプロに任せてしまうという手もある

例えば、ワイズクラウドでも取り扱っている新電力見積・比較サイトである「エネチェンジ(エネチェンジBiz)では、プロのコンサルタントのサポートの元、無料で高圧電力の見積りしてもらえます。
3万件以上の実績と、全国の15社以上の電力会社と提携しているので、「新電力に切替えたいのに供給エリア外だ…」なんてことにもなりません。

遠回りせずに、確実に、自分のお店や工場にあった電力会社・プランを選ぶためにも、ぜひプロに任せてしまう、という選択肢も考えてみてください。

まとめ

電力会社を自由に選べるようになったことで、これまでほとんどが地域の電力会社一択だったものが、選択肢が大きく広がりました。インターネット回線やスマートフォンと電気料金をまとめて割引できるサービスも登場し、1つの会社で通信費から公共料金まで一括で完結させることができます。
ぜひ、会社やお店のスタイルにあった電力を選んでください。

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