仕事とプライベートを分けるビジネスパーソンは、普段使いとは別にビジネススマホを持つことも珍しくありません。
今回の記事では、ビジネススマホについて知りたいあなたに、以下の4つの情報を共有します。
- ビジネススマホの選び方
- ビジネススマホのおすすめの機種
- ビジネススマホの使い方
- ビジネススマホのメリットとデメリット
ビジネススマホがどういうものか知りたい人、これからの導入を考えている人は、ぜひ最後までお読みください。
法人用の業務用スマホ(携帯)とは?
ビジネススマホとは、言葉通り仕事用のスマホのことです。
仕事用のビジネススマホには、会社の上司や同僚との連携だったり、取引先とのスムーズな連絡をするための役割があります。
一台のスマホで仕事用との兼用もできなくもないですが、万が一メールやコミュニケーションツールでのプライベートの誤爆をした場合、目も当てられない重大なミスになりかねません。
その逆のケースで、プライベートのスマホに頻繁に仕事の用件がかかってくることに、気が滅入ってしまうこともあるでしょう。
仕事は仕事、プライベートはプライベートとハッキリ分けるために、スマホをビジネスとプライベートで使い分けるのは合理的な手段です。
実際に、スマホをビジネスとプライベートで分けたことで、仕事効率の向上も見込めます。
また、情報の流出を防ぐセキュリティ面でのリスク対策にもつながります。
スマホをビジネスとプライベートで分けることは、仕事の効率化と精神衛生の安寧、セキュリティ面での安全を確保することでもあるのです。
おすすめ業務用スマホの選び方は?
ビジネススマホを選ぶ基準は、ビジネスにおいて有利に働く機能性や使いやすさが第一です。
プライベートスマホと違い、会社組織や他社とのコミュニケーションに重点を置き、なおかつ自分が負担にならないという条件を満たすことが最優先です。
ビジネススマホ選びの重要な5つのポイントを以下にあげます。
- 費用
- 操作性
- セキュリティ
- 耐久性
- 拡張性
それぞれのポイントでの注意点を、表で確認していきましょう。
費用 | 端末の代金、契約する料金プランと契約期間 |
操作性 | シンプルでタッチ感度の速さ、直感的な操作性ならiPhone自分で好きなようにカスタマイズしたいならAndroid |
セキュリティ | 独自の規格で既存のセキュリティ性が高いiPhone自由度が高い分セキュリティ知識がある程度必要なAndroid |
耐久性 | 端末の防水・防塵性能、IPX5以上、MIL規格対応の有無使用期間・頻度に合わせたバッテリー容量保護フィルムやケースなどのアクセサリ選び |
拡張性 | デバイスやアプリとの関連性、スマホのカスタマイズ性 |
費用はいうまでもなく、スマホの購入代金と回線契約に必要なコストのことです。
相手と連絡を取るだけなら、最低限の通話機能を搭載したスマホと格安SIMでも問題ありません。
音声通話を使用するのであれば、VoLTE以上の品質は必須と考えておくべきです。
格安SIMや通話アプリだと、音質がキャリア回線に比べて劣るイメージがありますが、実際のところ大きな差はありません。
むしろ、端末性能に影響されるので、安いからといってあまりにも古いスマホなどには手を出さないほうがよいでしょう。
また、iPhoneかAndroidかでも価格が異なります。
高性能だけど全体的に値段が高いiPhoneか、性能はそこそこで低価格・コスパ重視ならAndroidというのがOSの特徴のひとつです。
操作性はスマホの操作間を指し、パッと見でわかりやすいホーム画面と直感的な操作ができるシンプルさが望ましいです。
タッチ感度や反応速度ならiPhoneがおすすめですが、後述するOSの拡張性である程度カバーできるAndroidという選択肢があります。
セキュリティにおいては、Appleが独自の規格で端末やアプリを管理しているiPhoneが優秀です。
決してAndroidが劣っているわけではありませんが、デバイスやアプリの自由度が高い分、ウイルスなどの外部からの影響が大きいという懸念があります。
耐久性は防塵・防水・耐衝撃の3つのポイントで選びます。
- 防塵・防水性能 - IP〇〇の〇内の数字が高いほど優秀
- 耐衝撃 - MIL規格準拠表記(性能試験、環境試験に適合した証明)
防塵・防水性能はIP規格で明示されている保護等級で判断し、耐衝撃はMIL規格に準拠しているものを選ぶのがベターです。
拡張性での選び方は、デバイスや記憶媒体によるデータの持ち運び、クラウドなど、スマホの利便性を広げられるカスタマイズ性です。
iPhoneは自社製品やサービスとの関連性が高く、Appleユーザーには拡張性が優秀なスマホです。
その反面、Androidに比べてやや対応していないアプリが多く、外部メモリスロットがないなどのデメリットもあります。
自社サービスに強いiPhoneと、多様性・自由度の高いAndroidで住み分けを考えるとよいでしょう。
法人で業務用スマホを使うメリット・デメリットは?
ビジネススマホを使うことによって、発生するメリットとデメリットについて解説します。
双方を知ることで仕事の効率向上が期待できるので、ぜひ読み進めてください。
業務用スマホを使うメリット
ビジネススマホを使うメリットは、大きく分けて4つです。
- 仕事の効率化
- 業務管理の簡易化
- セキュリティの強化
- 精神的ゆとりの確保
まず第一に仕事の効率化ですが、プライベートとのスマホを使い分けることで業務の透明化や仕分けが明確になります。
例えば、プライベート用のスマホで兼用した場合、仕事用のファイルやスケジュール管理が混ざってしまう可能性があります。
フォルダを作って管理できる人なら問題ないかもしれませんが、仕事用のファイルやメールなどでストレージが徐々に圧迫されていきます。
クラウドや記憶媒体で容量の確保はできますが、ビジネススマホを最初から用意しておけばそのための手間も省けます。
また、送信や着信のミスを避けたり、業務時間とプライベートの時間を把握しやすくなります。
次の業務管理の簡易化は、先述した仕事の仕分けや細分化以外に、社員や顧客、経理の管理がスマホ一台で完結できることです。
会議やプレゼン資料、リストなどをまとめて会社の外からでも共有できます。
また、社外にいる場合でも自分やビジネスパーソンの所在地を、GPSで容易に把握することが可能です。
3つ目のセキュリティの強化は、大切な資料や顧客データ、社内外・取引先の電話番号などの流出を防ぎます。
誤ってプライベート用のスマホで、個人情報やデータをSNSや友人に送信した場合、取り返しのつかないトラブルになりかねません。
また、プライベートの番号を相手に教えることに抵抗があるなら、なおさらビジネススマホで仕事専用の番号を用意するべきでしょう。
情報漏洩を防ぐという点において、仕事以外に使用しないビジネススマホの有用性は高いです。
最後の精神的ゆとりの確保は、プライベートに仕事を介入させない精神的負担の軽減です。
夜間や休日など、プライベートにまで仕事を持ち込みたくない人に当てはまります。
仕事とプライベートをキッチリ分け、気持ちのオンオフの切り替えができるようにすることもビジネスパーソンには大切です。
ビジネススマホを使うメリットは、仕事とプライベートの効率化でもあります。
業務用スマホを使うデメリット
ビジネススマホを使うデメリットは2つで、メリットよりもわかりやすいものです。
- スマホにかかる費用が増える
- 持ち物(スマホ)が増える
スマホを増やすことで、当然そのための費用がかかります。
2台目以降は割安サービスを行なっている会社もありますが、スマホが1台のときより費用は確実にかかることになります。
会社側でビジネススマホを支給するケースもありますが、そうでない場合は自腹で用意しなくてはなりません。
スマホが2台になるということは、持ち物が増えるということです。
持ち歩くときにかさばる、使い分けや保管・管理の手間が増えるという点も考慮しなくてはなりません。
また、ビジネススマホの紛失というトラブルがあった場合、広範囲に渡って迷惑をかけるなどの大勢に影響が出る恐れがあります。
ビジネススマホを導入する際には、費用はもちろん、スマホを厳重に管理することも心がけなくてはならないのです。
まとめ
ビジネススマホがどのようなものか、持つことでどんなメリットが得られて、どんなデメリットが生まれるのかを紹介してきました。
最後にもう一度、今回の記事を振り返って総括しましょう。
ビジネススマホとは
- 利用を社用(業務用)に限定した、プライベートと差別化したスマホ
- 会社や業務で使う資料の管理、共有ができるツール
- 社内外、取引先との連絡用スマホ
ビジネススマホのメリット
- プライベートと分けることで仕事の効率化を図る
- 資料、顧客、連絡先などの業務管理の簡易化
- 情報漏洩を防ぐセキュリティの強化
- 自分の時間に介入されないための精神的ゆとりの確保
ビジネススマホのデメリット
- スマホの維持費やコストが台数分だけ増える
- スマホが増えることで管理の負担になる
ビジネススマホは、仕事とプライベートを分けることで効率化を図るための手段です。
所有することで業務の利便性を高め、仕事がスムーズになる一方で、維持するためのコストや持ち運び・管理の手間がかかります。
ただし、ビジネスの場で活躍するビジネスパーソンにとって、デメリットを大きく上回るだけのメリットがビジネススマホにあります。
仕事の効率化を図り、プライベートにゆとりを持たせたい人にとって、ビジネススマホの導入は検討するだけの価値があります。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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