「経費精算のやり方は?」
「経理担当の仕事内容を知りたい」
経費精算とは、社員が経費を立て替えた際に、会社が支出分の金銭を払い戻す業務です。
しかし、「経費精算は節税に繋がる?」「個人事業主が経費にできる項目は?」といった疑問を抱く方も多く見られます。
今回は、経費精算の業務フローや対象となる項目などを解説します。
経費精算とは?
経費精算とは、業務に必要な 経費を従業員が立て替えて支払った場合に、その立て替え分を会社が払い戻すことです。
経費として申請できるのは、会社の業務に関係する支出に限られており、基本的に領収書またはレシートを添える必要があります。
たとえば、取引先を訪問する際にかかった交通費や、出張で発生した宿泊費などは、経費精算の対象となります。
経費精算システムで業務効率化&人件費削減
経費精算書とは?
経費の精算に使う書類
経費精算書とは、従業員が一時的に立て替えて支払った経費を会社が精算するために使う書類です。
会社によっては経費精算書の書式が複数種あり、用途に応じて使い分けます。
経費精算書の種類
経費精算所は、大きく 5種類あります。
経費精算書の種類 | 申請書の内容 |
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立替経費精算書 | 立替えていた経費の精算書 |
仮払経費申請書 | 仮払経費の事前申請書 |
仮払経費精算書 | 仮払でもらった経費の精算書 |
交通費精算書 | バス・電車の定期券などの交通費精算書 |
出張旅費精算書 | 出張にかかった費用の精算 |
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仮払(金)とは
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仮払(金)とは、経費の項目や金額が決まっていない状態で、 事前に概算の金額を経費として従業員に渡しておくことです。
たとえば、出張時の交通費や宿泊費など経費が高額になる場合、従業員の立て替え負担を軽減するために仮払いが行われます。
なお、仮払を受けた場合は、「仮払経費精算書」で実際に使った項目や金額を提示し、余剰や不足を再度精算する必要があります。
経費精算の基礎知識
経費精算には領収書が必要
経費精算を行うには、原則として領収書が必要です。
架空の経費精算など、従業員の不正を防ぐ必要があるためです。
また領収書は、 法人税法で7年間の保存期間が義務付けられている点でも、必ず保存しておく必要があります。
経費の使用目的・人数に関する情報が必要
食事会など、複数人で経費を使う機会があった場合は、用途や人数に関する情報も申告する必要があります。
たとえば、取引先との接待で飲食店に行った場合、「開催日・相手先の会社名・代表者名の氏名・参加者人数・飲食費・飲食店の名称と住所」などが必要です。
経費精算は節税につながる?
法人税の金額は、益金から損金(会社の費用や損失)の額を引いた所得に税率を掛けて求めます。
経費精算した金額は損金として処理されるため、経費精算のトータル金額が多いほど課税対象となる所得も下がり、税金が安くなります。
つまり、業務に関する出費を なるべく経費として計上することで、節税効果が高まるということです。
経費精算と会計の関係
企業の会計には「財務会計」「管理会計」「税務会計」の3つがあり、 適切な経費精算は節税だけでなく、財務会計や管理会計にとっても重要なことです。
たとえば、銀行は財務諸表をもとに企業への融資条件を決めるため、適切な経費精算をすることで融資・投資を受けやすくなります。
また、経営者は会計情報をもとに経営戦略を考えるため、経営状況を正確に把握して会社成を長させるためにも、経費を適切に計上する必要があります。
会計の種類 | 役割 |
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財務会計 | 株主や銀行など外部に経営成績を示すための会計 |
管理会計 | 経営者などが会社の状態を知るための会計 |
税務会計 | 支払うべき税金を計算するための会計 |
経費精算の関連書類は原則7年間の保存が必要
経費精算に関係する領収書などの書類は、「7年間の保存」が法人税法によって義務付けられています。
また、欠損金の繰越がある事業年度に関しては、10年間の保存が定められています。そのため、経費精算の 処理が終わったあとも、領収書は厳重に保存しておきましょう 。
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書類は電子データでも保存可能
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経費精算に関係する書類の保存は、紙媒体が原則とされていますが、電子帳簿保存法の要件を満たす場合は電子データ(電磁的記録)として保存することも可能です。
経費申請と経費精算の違い
「経費申請」とは、経費精算をするために立替分の金額を会社に申請することで、 経費精算プロセスの一部と捉えられます。
経費申請では、購入後に領収書やレシートを添付して、実際に支払った金額の申請を実施するのが一般的です。
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経費と費用の違い
費用は会社が支出したすべてのコストを指し、経費は費用のうち「業務上必要で売り上げにつながる支出」を指します。
つまり 経費は、「費用の一部に含まれる」というイメージです。
なお、財務会計では、「収益」から「費用」を引いて「利益」を求めます。(収益-費用=利益)
費用は「固定費」と「変動費」の2種類
固定費 | 変動費 |
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編集部
費用は、会社運営のための出費ですが、全てを損金に算入できるわけではありません。
経費の対象になる項目とならない項目
経費になるかどうかは「仕訳」で判断
出費が経費として認められるかどうかは、「仕訳」で判断します。
仕訳とは、事業運営する中で発生する お金の動きを、勘定科目を用いて借方と貸方に分ける作業です。
なお、勘定科目とは、事業運営で発生した取引の資産や費用の動きを記録するために使われる、分類項目を指します。経費の対象になる項目
経費の対象となるのは 「売上につながる出費」 です。
そのため、「事業運営に必要かどうか」で経費に含まれるか判断されます。
項目 | 概要 |
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消耗品費 |
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旅費 | 業務上で発生した交通費や、出張・外出にかかる費用 |
新聞図書費 | 業務に必要な書籍や新聞などの費用 |
研修費 | 社内研修や外部のセミナー参加費用 |
通信費 |
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交際費 |
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接待飲食費 | 取引先の接待のための飲食費 (社内の飲み会等の費用は該当しない) |
会議費 |
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福利厚生費 |
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経費の対象にならない項目
プライベートな食事代や旅行費用、私物の購入費用など 個人的に使った支出は経費精算の対象になりません 。
経費となるのは、あくまで「売上につながる出費」なので、プライベートの支出とは分けて考える必要があります。
また、法人税や住民税、事業税などは、企業の利益にかかる税金なので、そもそも経費に該当しないと考えましょう。
項目 | 概要 |
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法人税・法人住民税 | 税金は企業の利益に対して課されるものなので、そもそも経費として認められない |
スーツ等の衣類 | スーツは制服と異なり、個人の趣味嗜好が介入する余地があるため対象外 |
社長、役員、従業員が 個人として行った支出 |
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メガネ代やコンタクト費 | 業務以外の日常生活でも使うものは対象外 |
個人事業主が経費にできる項目は?
項目 | 概要 |
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仕入 | 販売目的の商品や原材料などを仕入れた費用 |
消耗品費 | 文法具やコピー用紙な祖、仕事に必要な消耗品を購入した費用 (金額が税込10万円未満、または使用可能年数が1年未満のもの) |
広告宣伝費 | チラシ作成代、新聞広告費、求人広告費、ポスティング費用など、広告宣伝にかかった費用 |
旅費交通費 | 打ち合わせや営業、出張などの移動でかかった交通費・宿泊費 |
水道光熱費 | オフィスの水道・電気・ガスなどの料金 |
通信費 |
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飲食代 (条件付き) |
事業に関係があると説明できる範囲での飲食代 |
荷造運賃 |
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外注費 | 社外に業務委託の契約をして依頼した費用 |
貸倒損失 | 売掛金や貸付金、立替金などが回収不能になった場合など、損失額を処理する勘定科目 |
給料賃金 | 従業員に支払う給与や賞与、残業代、退職金など |
専従者給与 | 専従者(家族従業員)に支払う給与 (「給料賃金」とは勘定科目を分ける) |
慶弔金 | 取引先関連の香典や、結婚式に呼ばれた場合の御祝儀 |
団体の年会費 | 各種業界団体に加入した場合の年会費 |
【経費精算のやり方マニュアル】流れ・業務フロー
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STEP.1
従業員が立て替えで経費を支出する
経費精算をする場合、従業員は出張費や備品購入費などを、自身の所持金から立替で支払います。
このとき、必ず領収書やレシートをもらっておく必要があります。
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STEP.2
経費精算書を作成・提出する
経費立て替えた社員がは経費精算書を作成し、経理担当者などに提出します。
通常、経費精算の申請は上司などの承認を得てから行うのが一般的です。
また、 経費精算書提出する際は、必ず領収書やレシートを添付しましょう。
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STEP.3
経理担当が内容の確認・仕訳を行う
経理担当者は、提出された経費精算書を確認し、記載内容や添付されている 領収書に不備がないかチェックします。
万が一、経費精算書の内容に記載漏れやミスなどがあった場合は差し戻しをされてしまうので注意が必要です。
また、このとき経理担当者は申請内容をもとに仕訳も行います。
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STEP.4
従業員への支払い
申請内容が最終承認され、経費精算の処理が完了したら、立て替え分の費用が従業員に支払われます。
払い戻し方法は、「現金」「銀行振込」など、会社によって様々です。
従業員への支払いをもって、経費精算が完了します。
経費精算における経理の仕事内容
経費精算における経費精算担当者の主な業務は、社員から提出された 領収書や精算書類の確認です。
「支出内容に問題はないか」「精算する金額は正しいか」「社内の決裁を正しく受けているか」といった点をチェックします。
また、経費精算担当者が支払の担当も兼ねている場合は、銀行振込など社員への支払い手続きも行います。経費精算書の書き方
経費精算書に決まった形式はなく、 会社ごとに書類の名称やフォーマットが異なります。
精算書や申請書を紙ベースで運用する際は、「日付」や「ハンコの有無」を必ずチェックされるため、注意が必要です。
立替経費精算書の書き方例
立替経費精算書に必要な項目は以下の8点です。
- 申請日
- 申請者名
- 支払日
- 支払先
- 支払った内容
- 支払った金額
- 備考欄
- 承認欄
経費の用途によって勘定科目も異なるため、取引先の接待などをした場合は、取引先名や参加人数といった情報も備考欄に記載しておきましょう。
また、経費精算をスムーズにするため、 詳細な事項は別紙を添付したり、項目を増やしたりするのもおすすめです。
編集部
詳細内容の詳細ついて社内ルールを決め、従業員に共有するとよいでしょう。
交通費精算書の書き方例
交通費精算書に必要な項目は以下の9点です。
- 申請日
- 申請者名
- 支払日
- 交通手段(電車、タクシーなど)
- 利用した区間
- 目的
- 金額
- 備考欄
- 承認欄
交通費精算では、 「定期区間を除外しているか」「故意に料金の高いルートで申請していないか」などを確認しましょう。
経費精算の業務効率化&人件費削減!
経費精算で重要なポイント
精算書類が先か、お金の支払いが先か?
会社によっては、精算書等の決裁が済んでいない状態でも、領収書をもとに支払いをするケースがあります。
ただし、基本的には 精算書類がすべて出来上がり、承認が完了してから支払うのが一般的です。
経費精算はどのくらいの頻度で行う?
経費精算は、 月に1回締め日を設けて、給料と一緒に払い戻し分の金額を振込むのが一般的 です。
なお、月末を締め日にすると、月末に使った経費の精算が間に合わない可能性もあるので、締め日は翌月に設定するのが望ましいです。
また、基本的に決算年度をまたぐと支出を経費精算できないため、決算月付近は期限に注意しましょう。
経理担当者が変わってもわかるように、伝票に記載する
自分だけがわかるやり方で伝票を記載すると、引き継ぎがあった際に後任者が困ってしまいます。
伝票の記載は、 他の人が引き継いでもわかりやすい方法をとりましょう。
摘要欄を活用したり、空いているスペースに詳細を書き込むなど、誰が見てもわかるように工夫しておくのが理想です。
所得税の関係上、給与と経費はともに処理しない
経費精算における主な支払方法は、「現金払い」と「口座振込」の2種類です。
払い戻し分の金額を給与と一緒に振り込むケースもありますが、給与には所得税などが課税されるため、ミスが起きると返金分にも課税してしまうリスクがあります。
課税額のミスを予防するためにも、 経費精算の支払いは給与振込と分けるのが望ましいです。
旅費規程を作ることで所得税の節税になる
旅費規程とは、交通費や宿泊費、日当の金額など、社内における旅費の扱い方を事前に決めたものです。
旅費規程を策定することで、日当は非課税科目となるため、結果的に所得税の節税につながります。
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経費精算業務における課題
膨大な書類を管理する必要がある
経費精算では、申請書類や添付資料など、膨大な量の書類やデータを取り扱うため、 書類管理の業務負担が大きくなりがちです。
また、経費精算書の領収書は最低7年間保存する義務があるため、あとから見返せるようにしておく必要もあります。
すべての書類を紙媒体で管理するのは非効率なので、経費管理のシステムなどを活用しながら、電子データで保存するとよいでしょう。
人的ミスが発生するリスク
経費精算の書類は手作業で行われるため、人件費の増大や人的ミスの発生リスクなども課題です。
書類の不備によって差し戻しになったり、承認後ミスに気づき一からやり直したりすると、無駄な工数が増えてしまいます。
申請スムーズに行い、業務の生産性を高めるには、申請初期段階でのダブルチェックなど、 ミス防止に繋がる体制の構築が必要です。
経理担当者の負担
経費精算は申請・承認作業が多く、 経理担当者の業務負担が増大しやすい点も課題です。
申請に関する指導や質問対応、期日厳守の呼びかけなども発生するため、締切り前は特に、経理担当に業務負担がしわ寄せされてしまいます。
そのため、申請フローのシステム化など、経理担当者の業務効率をいかに改善するかが重要となります。
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会社の経費精算を効率的に行う方法
経費精算業務をアウトソースする
経費精算を効率化したい場合、社外の専門業者に業務委託する方法があります。
費用は発生しますが、経理業務の負担軽減や人件費の削減など、メリットも大きいです。
また、委託先は経理業務のプロ集団なので、 質の高い業務が担保されている点も魅力です。
経費精算システムを導入する
経費精算システムとは、諸経費の申請・承認・管理など、 企業における経費精算を自動化できるシステムです。
サービスによっては、社内の状況や経費ルールにあわせて搭載機能・仕様をカスタマイズできます。
経理担当に属人化されていた業務を切り離し、大幅な工数削減・業務効率化を実現することが可能です。
経費精算システムの仕組み
経費精算システムを導入すると、 社員一人ひとりに個別のアカウントが付与されます。
各自、PCやスマホから自身のアカウントにログインすることで、経費を申請できる仕組みです。
なお、経理担当者側は、管理者権限のあるアカウントでログインすることで、申請内容の確認や承認をシステム上で完結できます。
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経費精算システムのメリット
データ入力の手間が省ける
経費精算システムを導入することで、経費精算の際に必要なデータ入力を自動化できます。
データ入力の手間がなくなることで、作業時間が大幅に短縮するため、 業務の効率化や人件費の削減が実現します。
データ入力の自動化に役立つ機能 | |
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領収書のOCR読み取り | 領収書をカメラで撮影してアップロードするだけで金額・項目を自動入力。 |
乗換案内サービス連携 | 目的地・経由を選択するだけで、交通費の入力をサポート。 |
交通系ICカード連携 | ICカードをカードリーダー読み取ると、自動で交通費申請が完了。 |
法人クレジットカード連携 | あらかじめクレジットカードを連携しておくことで、旅費などの立て替え負担を軽減。 |
プリペイドカード連携 | あらかじめプリペイドカードを連携しておくことで、お土産代等の立て替え負担を軽減。 |
スマホ決済アプリ連携 | スマホ決済アプリの利用履歴をそのまま経費として申請可能。 |
ECサイト連携 | ECサイトの購入履歴をそのまま経費として申請可能。 |
スケジューラー連携 | 訪問先への経路を入力するだけで、交通費の自動申請が可能。 |
申請・承認をスムーズに行える
経費精算システムは、経費精算における申請・承認フローの円滑化にも寄与します。
PCやスマホから、経費申請や差し戻し対応ができるため、紙の申請書でやり取りする手間や時間を省略 できます。
また、ワークフロー機能を使えば、承認フローもWeb上で全て完結するため、確認漏れや承認の遅延も防止されるでしょう。
経理の業務フローを効率化できる
経費精算システムを導入することで、経理業務の効率化も実現します。
たとえば、 経費申請時に自動で勘定科目が仕分けされる機能によって、記帳業務の負担が軽減 されます。
また、ファームバンキングデータの自動作成機能を使えば、振り込みの業務の効率化も可能です。
ペーパーレス化を推進できる
経費精算システムは、ペーパーレス化の推進にも効果的です。
領収書の電子保存機能を使えば、 領収書の写真を撮影・アップロードするだけで電子帳簿保存法に則って保管されます 。
また、日付や項目でデータを検索できるので、申請書類のファイリングも不要になります。
作業ミスを低減できる
経費精算システムを活用することで、作業ミスの低減にもつながります。
申請書への手書き記入やエクセルへの手入力では、作業ミスによる会計の不一致が起こりがちです。
一方、 経費精算システムの場合は基本的に自動入力なので、不備が生じにくい です。
不正な経費申請を防止できる
経費精算システムを導入することで、不正な経費申請を防止することも可能です。
ICカードやクレジットカード等が連携されているため、 不正な支出があった場合はリアルタイムに検出 されます。
さらに、大半のシステムは経路検索ソフトとも連携できるので、不正なルートや過剰請求なども防止できます。
自社に合うシステムをプロに相談!
経費精算システムのデメリット
システム導入費・利用料がかかる
経費精算システムのデメリットとして、導入コスト・運用コストがかかる点が挙げられます。
クラウド型の場合、従業員が多いほど月額料金が高くなるので、予算や費用対効果を考慮して導入を検討しましょう。
また、 システムのバージョンアップや保守、サポートに別途費用が発生することもある ため、事前に確認が必要です。
担当者に知識が身につかない
経費精算システムを導入することで、担当者が経理の知識を習得しにくくなるという懸念もあります。
仕訳や領収書の管理などが自動化され、業務において専門知識を使う機会が減少するためです。
システムを活用しつつも、 研修などを徹底し、担当者が税務対応などの基礎知識を身につけられる環境を整えましょう。
従業員だけで運用できるまで時間がかかる
初めて経費精算システムを導入する場合、従業員が使いこなせるようになるまで時間がかかってしまうケースがあります。
操作が難しいシステムを導入すると、申請の際にミスが発生しやすくなり、 かえって業務が非効率になってしまう可能性があるため、注意が必要です。
デメリットへの対策
使いやすさを重視する
経費精算システムの社内浸透を早めるには、従業員が使いやすいシステムを選ぶことが重要です。
特に、 「直感的に操作できるかどうか」「画面の見やすさ」といった点を重視することで、申請時のミスを防止できるため、スムーズに運用できる可能性が高まります。
事前準備を行う
経費精算システムを導入する際は、あらかじめ利用目的を明確化しておくことが重視です。
目的がはっきりしていないと自社に合うシステムがどれか判断できず、思うような効果を得られなくなってしまいます。
事前に 「解決したい課題」を洗い出し、自社に合った仕様や必要な機能などを検討しましょう。
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経費精算に関するよくある質問
A
経費精算とは、業務に必要な経費を従業員が立て替えて支払った場合に、その立て替え分を会社が従業員に払い戻すことです。
A
経費精算では、社員から提出された 領収書や精算書類の内容を確認したうえで、立替分のお金を返金します。
A
払い戻し分の金額を給与と一緒に振り込む場合、給与明細には「非課税」分かるように記載しましょう。
立替経費の欄を設けたり、備考欄を活用したりするのがおすすめです。
A
経費精算の流れは以下の通りです。
(1)従業員が立て替えで経費を支出する
(2)経費精算書を作成・提出する
(3)経理担当が内容の確認・仕訳を行う
(4)従業員への支払い
A
経費精算は、社員が立て替えた経費を払い戻す業務です。
一方、会計は収支計算や決算書作成などに関わる業務です。
まとめ
経費精算とは、社員が一時的に立て替えた経費を払い戻す業務です。
経費精算では、申請書類の確認や承認など、様々な業務フローが発生するため、経理担当者の負担が増大しやすいという課題があります。
経理担当の生産性を向上させ、人件費削減などを実現したい場合は、経費精算システムを活用し、業務効率化を図るのがおすすめです。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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