「初期費用はあるの?」
「freeeやマネーフォワードと比較してコスパは良いの?」
弥生会計Nextとは、会計・経費・請求をまとめて効率化するクラウド型会計ソフトです。
特に、初期投資からランニングコストまで、料金・価格・費用は中小企業経営者や経理担当者にとって、導入を左右する重要要素です。
本記事では各プランの価格や機能を紹介し、他社サービスと比較した際のメリットなども解説します。
目次
弥生会計Nextの料金プラン
弥生会計Nextの料金形態

弥生会計Nextは初期費用が無料で、【プランごとに基本料金+追加ユーザー数に応じた従量料金】がコストとして発生します。
弥生会計Nextの料金プラン
- エントリープラン:会計・請求業務、取引書類管理を効率的に始めたい法人向けのプランです。
- ベーシックプラン:エントリープランの内容に加え、経費精算や部門管理を含めてバックオフィス業務をより効率化する機能を提供しています。
- ベーシックプラスプラン:すべての機能に加え、電話での操作サポートや仕訳相談が必要な方におすすめです。
エントリープラン | ベーシックプラン | ベーシックプラスプラン | ||
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料金 (税込※) |
年契約 ▶月契約より2か月分お得! |
3万8,280円/年 (月あたり3,190円) |
5万5,440円/年 (月あたり4,620円) |
9万2,400円/年 (月あたり7,700円) |
月契約 | 4万5,936円/年 (月あたり3,828円) |
6万6,528円/年 (月あたり5,544円) |
11万880円/年 (月あたり9,240円) |
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こんな方におすすめ | 会計・請求業務、取引書類管理を自動化で効率的に始めたい方 | 経費精算や部門管理などを含めバックオフィス業務をさらに効率化したい方 | 電話サポートや仕訳相談など手厚いサポートが欲しい方 | |
基本機能 |
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サポート |
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ユーザー数 |
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追加ユーザー料金
会計機能 | 4ユーザー目以降 1名ごと330円/月(税込) |
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請求機能 | 4ユーザー目以降 1名ごと330円/月(税込) |
経費精算機能 | ベーシック:4ユーザー目以降 ベーシックプラス:6ユーザー目以降 1名ごと440円/月(税込) |
プラン詳細
機能
エントリープラン | ベーシックプラン | ベーシックプラスプラン | ||
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自動入力/自動仕訳 | 金融機関連携 | ○ | ○ | ○ |
クレジットカード連携 | ○ | ○ | ○ | |
外部アプリ/サービス連携 | ○ | ○ | ○ | |
AI-OCR(証憑自動読み取り機能) | ○ | ○ | ○ | |
帳簿・伝票入力 | 総勘定元帳 | ○ | ○ | ○ |
仕訳帳 | ○ | ○ | ○ | |
経費精算(弥生経費 Next) | 経費精算機能 | - | ○ | ○ |
AIによる経費タイプ自動判定 | - | ○ | ○ | |
経費精算専用のスマホアプリ(経費精算アプリ) | - | ○ | ○ | |
請求書作成(弥生請求 Next) | 見積書・納品書・請求書・領収書の作成 | ○ | ○ | ○ |
仕訳入力補助・支援 | 仕訳重複チェック | ○ | ○ | ○ |
製品間連携 | 仕訳連携 | ○ 弥生請求 Next/弥生証憑 Next |
○ 弥生経費 Next/弥生請求 Next/弥生証憑 Next |
○ 弥生経費 Next/弥生請求 Next/弥生証憑 Next |
証憑管理(弥生証憑 Next) | 電子帳簿保存・検索 | ○ | ○ | ○ |
スキャナ保存・検索 | ○ | ○ | ○ | |
集計レポート | 残高試算表 | ○ | ○ | ○ |
消費税集計 | ○ | ○ | ○ | |
部門別管理 | 部門管理機能 (10階層まで作成可能) |
- | ○ | ○ |
決算書作成 | 貸借対照表、損益計算書 | ○ | ○ | ○ |
製造原価報告書 | ○ | ○ | ○ | |
注記表 | ○ | ○ | ○ | |
株主(社員)資本等変動計算書 | ○ | ○ | ○ | |
税務申告支援 | 達人シリーズとの連携 | ○ | ○ | ○ |
データ共有 | 会計事務所とのデータ共有※1 | ○ | ○ | ○ |
仕訳データのインポート・エクスポート(弥生形式) | ○ | ○ | ○ |
サポート
エントリープラン | ベーシックプラン | ベーシックプラスプラン | |
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WebFAQ(よくある質問FAQ) | ○ | ○ | ○ |
チャットサポート(AI) | ○ | ○ | ○ |
チャットサポート(有人) | - | ○ | ○ |
メールサポート | - | ○ | ○ |
電話サポート | - | - | ○(画面共有サポート含む) |
仕訳相談※2 | - | - | ○ |
-
サポート詳細
- ■WebFAQ
┗弥生製品や業務に関してお客さまから寄せられるお問い合わせとその回答をまとめたQ&A集。
■チャットサポート
┗製品操作や仕訳に関するお問い合わせを受け付け。24時間対応の自動応答のチャットボットと、オペレーターによるチャットサポートの2種類。
■メールサポート
┗24時間365日、いつでも質問が可能。翌営業日を目途に回答。
■電話サポート
┗操作方法や設定方法などで困りごとがある際、専任のオペレーターが懇切丁寧に対応。
■仕訳相談
┗導入まもない不安な時期、決算時期の仕訳の疑問をすばやく解消!勘定科目や仕訳方法などを具体的に説明。
すべての機能を無料で試せる「無料体験プラン」あり!
弥生会計Nextの無料体験プランでは、 すべての機能(ベーシックプラスプラン相当)を、1事業者につき1回まで、最大3か月間無料 でお試しできます。
無料体験終了後、自動的に請求が発生することはないため、安心して利用可能です。作成したデータは有償プランの契約後も引き継がれます。
ただし、チャットやメールによるサポートは利用可能ですが、電話サポートや仕訳相談は利用できません。また、体験版終了後は自動更新されないため、正式な申し込みが必要です。
他社会計ソフトとの料金比較
年額費用(税込) | 月額費用(税込) | |
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弥生会計Next | ■エントリープラン ┗3万8,280円/年 ■ベーシックプラン ┗5万5,440円/年 ■ベーシックプラスプラン ┗9万2,400円/年 |
■エントリープラン ┗3,828円/月 ■ベーシックプラン ┗5,544円/月 ■ベーシックプラスプラン ┗9,240円/月 |
freee会計 | ■ひとり法人 ┗3万9,336円/年 ■スターター ┗7万2,336円/年 ■スタンダード ┗11万8,536/年 ■アドバンス ┗52万5,096円/年 |
■ひとり法人 ┗4,378円/月 ■スターター ┗8,008円/月 ■スタンダード ┗1万3,178円/月 ■アドバンス ┗5万7,178円/月 |
マネーフォワードクラウド | ■ひとり法人プラン ┗3万2,736/年 ■スモールビジネスプラン ┗5万9,136/年 ■ビジネスプラン ┗8万5,536/年 |
■ひとり法人プラン ┗4,378円/月 ■スモールビジネスプラン ┗6,578/月 ■ビジネスプラン ┗8,778/月 |
上記の表から読み取れるように、各サービスの料金を比較した場合、 中位プランの年契約と月契約、下位プランの付き契約において、弥生会計Nextが最もおトク です。
特に、ユーザー数に関して、弥生会計Nextは下位2プランで3名まで、最上位プランでは5名まで無料で、以降の追加も柔軟に対応できます。
一方、freeeは無料ユーザー数が同じプランを比較した場合、弥生会計Nextよりも金額が高く設定されています。
また、マネーフォワードクラウドに関しては、アカウント数1名の最下位プランと3名の注意プランで、それ以上のメンバー追加ができないため、従業員の増加に対応しにくい点に注意が必要です。
会計ソフトの相見積もりや導入相談
【無料】お問い合わせはこちら料金を抑えるためのポイント
年額払い vs 月額払いのコスパ比較
弥生会計Nextを利用するなら、 月額よりも年額払いのほうがコスパに優れています 。
年額契約では月額換算と比べて2か月分、年間のトータルコストを抑えられます。
必要な機能に応じたプラン選がポイント
無駄なコストを避けるには、使いたい機能に合ったプランを選ぶことが重要です。
たとえば、経理に慣れている方ならサポートの少ないベーシックプランで十分ですが、操作サポートが必要な方にはベーシックプランを選ぶべきです。
不要なサポートまで含めた高額プランを選ばないよう、業務内容とスキルに応じて選びましょう。
弥生会計Nextとは?
弥生会計Nextとは、会計・経費・請求をまとめて効率化するクラウド型会計ソフトです。
法人・個人事業主を問わず利用でき、インターネット環境があればどこでも使える利便性が特長です。
帳簿作成や仕訳入力、決算書の自動作成など基本機能に加え、自動仕訳・銀行連携・電子帳簿保存対応など、法令対応も網羅 し、企業の経理業務を幅広く支援します。
さらに、スマートフォンやタブレットからのアクセスにも対応しており、リモートワークや外出先での確認も可能です。
弥生会計Nextの特徴
- 会計を誰でもかんたんに
操作がわかりやすいから、簿記や経理の知識がなくても日々の記帳も決算書作成もスムーズ
┗初期設定は質問に答えるだけ完了、シンプルでわかりやすい画面、業界最大規模のカスタマーセンターがサポート - バックオフィス業務をまとめて効率化
金融機関や各種サービスの取引データを自動取得。会計にまつわる業務やデータが自動でシームレスに
┗請求書発行や経費精算もこれひとつ、取引データの自動取得と自動仕訳、法令改正に自動対応 - 事業の成長をサポート
財務状況をすぐに確認し、事業の継続・成長に必要な課題を把握できるから経営の次のアクションに活かせる
┗入力データからレポートを自動集計、部門別会計で経営状況をより詳しく把握、キャッシュ状況・予測がわかる
弥生会計Nextの活用シーンとおすすめな事業者
- 初めての会計業務で分からないことだらけ
- バックオフィス業務を効率化したい
- 簿記や会計の知識なしで会計ソフトを使いたい
- Macで会計ソフトを使いたい
- リモートワークやテレワークで会計ソフトを使いたい
- 企業・開業したてで限られた業務時間を有苦活用したい
- 今使っている会計ソフトを他社サービスに乗り換えたい
弥生会計Nextのメリット・デメリット
弥生会計Nextのメリット
- クラウド型でどこでも使える
- 自動化機能が豊富で経理負担を軽減
- 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応
- 豊富なプランとサポート体系
- 初期費用0円&他社ソフトより比較的安価な料金設定
弥生会計Nextはクラウド型のため、ネット環境があればテレワークや出張先でも経理作業が可能で、時間の有効活用による業務効率化が期待できます。
また、 銀行・カード明細の自動取得や仕訳の自動化など、会計処理を効率化する機能が豊富 で、経理負担を大幅に軽減。
さらに、電子帳簿保存法やインボイス制度といった法令対応も進んでおり、法改正に左右されにくいのも魅力です。
プランもセルフからトータルまで用途に応じて選べるほか、アカウント追加も自由に行えるため、事業規模に応じた柔軟な運用が可能です。
弥生会計Nextのデメリットと注意点
- インターネット接続が必須
- 操作に慣れるまで時間がかかる場合がある
- スマホアプリはPC版と比べて機能が限定的
- プランによっては電話サポートが付かない
- 機能追加には上位プラン契約が必要
弥生会計Nextでは、クラウド型の特性上、インターネット接続がなければ使用できない点は注意が必要です。
また、これまで 他社ソフトやデスクトップ版弥生会計を使っていた場合、画面構成や操作フローに慣れるまでやや時間がかかる ことがあります。
スマホやタブレットでの利用も可能ですが、PC版に比べて機能が制限される点や、プランによってはチャットのみのサポートとなる場合もあり、サポート体制に差があります。
さらに、必要な機能によっては上位プランへの切り替えが必須となり、想定よりコストが増えるケースもあります。事前のプラン確認と無料プランの活用が重要です。
会計ソフト導入前にチェックしたいポイント
他社からの乗り換え・データ移行の有無
弥生会計Nextでは、他社ソフトからの乗り換えやデータ移行にも対応しています。
利用の会計ソフトからデータをエクスポートし、弥生会計 NextにCSVファイルでインポートすることで移行可能 です。
乗り換えを検討している方は、対応形式を確認しておきましょう。
連携サービス・銀行・ECとの自動取り込み
業務効率を高めるには、金融機関やECとの自動連携機能の有無を確認しておくべきです。
弥生会計Nextは 銀行口座、クレジットカード、AmazonなどのEC取引データも自動取り込みに対応 しています。
これにより、日々の仕訳入力が大幅に削減され、ヒューマンエラーの防止にもつながります。
自社の利用サービスと連携できるか確認しましょう。
スマホ対応・帳票出力・セキュリティ機能など
モバイル対応やセキュリティも導入前に必ず確認したいポイントです。
弥生会計Nextはスマートフォンからの利用が可能で、外出先でも帳簿の確認や入力ができます。
帳票出力もPDF形式で簡単に行え、セキュリティ面では二段階認証や通信の暗号化などが実装されている など、クラウド型ならではの利便性と安全性が整っています。


まとめ
弥生会計Nextは、事業規模やサポートの必要性に応じて柔軟にプランを選べるのが大きな強みです。
月額・年額の違いや他社との料金比較を踏まえて、自社に最適なコストパフォーマンスを見極めることが重要です。
まずは無料体験プランを活用して、実際の操作感や機能性を確認してみましょう。
会計ソフトの相見積もりや導入相談
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!