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「各製品の違いや特徴は?」
「運用の手間やコストが心配」
連結会計システムとは「財務情報を一元管理できるサービス」です。企業がグローバル化する中で、連携会計システムの重要性が増しています。
しかし、数多くのベンダーや製品があり、どれが自社に最適なのか見極めが難しいと感じることも多いのではないでしょうか。
本記事では厳選したおすすめ製品だけでなく、システムの種類や比較ポイントを解説していきます。
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連結会計システムとは「財務情報を一元管理できるサービス」
連結会計システムとは
連結会計システムは、 複数の会社や部門からの財務データを一元管理し、連結決算を行うためのシステム です。
グループ企業全体の財務データを効率的に管理し、経営判断や投資判断を行うための信頼性の高い情報を提供します。
また、連結会計システムは合併や買収などの際にも重要な役割を果たし、正確な財務報告を支援してくれます。
連結会計システムの仕組み
連結会計システムは、複数の関連会社や事業部門の財務情報を統合して集計・報告する仕組みです。主に親会社と子会社の連結決算に活用されます。
- 各会社や部門の財務情報を収集
- 共通の会計基準やルールに従ってデータを標準化
- 一つのデータベースに統合し、連結財務諸表を作成
- 関連会社間での取引や持分法に基づく投資の影響を調整
- 作成した連結財務諸表を投資家や利害関係者に公表
連結会計システムの種類
- クラウド型
- オンプレミス型
- パッケージ型
クラウド型
クラウド型の連結会計システムは、外部のクラウドサーバー上でデータを管理し、インターネットを通じてシステムを利用する形態 です。
ユーザーは自社の情報をクラウド上にアップロードして処理や分析を行います。
物理的なサーバーの保有やメンテナンスが不要であり、柔軟性や拡張性が高いのが特徴です。
セキュリティやバックアップもクラウドプロバイダーが管理するため、企業はコストを抑えつつ効率的な連結会計を実現できます。
メリット | ・インターネット経由でアクセス可能 ・メンテナンスやアップデートを提供者に任せられる ・拡張性が高い |
---|---|
デメリット | ・インターネット接続が必須 ・データセキュリティの信頼性に依存 |
オンプレミス型
オンプレミス型の連結会計システムは、 自社内のサーバーを使用してデータを管理し、処理・操作する形態 です。
ユーザーによる直接的な管理が可能であり、セキュリティやプライバシーの面で高い信頼性を持ちます。
ただし、システムの保守や更新は企業側で対応しなければならず、運用コストやリソースの管理が必要な点には注意が必要です。
メリット | ・セキュリティを自社で管理可能 ・カスタマイズ性が高い ・ネットワーク依存が少ない |
---|---|
デメリット | ・インフラ管理やセキュリティ管理が必要 ・ 大規模なアップデートにはリソースが必要 |
パッケージ型
パッケージ型の連結会計システムは、メーカーが提供する ソフトウェアを購入し、PCにインストールして使用 するタイプです。
Microsoft Officeなどと同じ感覚で、設定などの手間がなく、購入後すぐに利用できます。
小規模ビジネスで広く利用されていますが、価格は製品や規模によって異なるため、いずれも問い合わせが必要です。
メリット | ・一度の購入で長期利用可能 ・ インターネット接続不要で利用可能 ・ライセンス料がクラウドより低い |
---|---|
デメリット | ・ アップデートやメンテナンスは自社で行う必要がある ・スケーラビリティに限界がある ・ハードウェアの保守が必要 |
連結会計システムの基本機能一覧
- 財務データの収集
- 連結決算
- 為替換算
- 合併・買収処理
- IFRS(※1)やGAAP(※2)への適合
- 債務管理
- 資産管理
- リスク管理
- 予算管理
- 税務処理
- 監査対応
- セキュリティ管理
-
※1:IFRSとは?
- ・IFRS(International Financial Reporting Standards)とは、国際的な会計基準のこと
・国際会計基準を統一化し、企業が財務諸表を作成する際に使用する基準
・国境を越えた企業の財務情報の比較や理解を容易にすることを目的としている
-
※2:GAAPとは?
- ・GAAP(Generally Accepted Accounting Principles)は、一般的な会計基準のこと
・各国や地域で受け入れられている国内の会計基準
・例)米国のGAAP:アメリカでの企業の財務報告に使用される基準
編集部
システムによって提供される機能は異なる場合があるので、具体的なシステムに関する情報は各ベンダーの提供情報を参照することが重要です。
連結会計システムの活用シーン
活用シーン | 説明 |
---|---|
企業グループの 経営管理 |
・企業グループ全体の財務情報を一元管理するために活用 ・複数の企業や部門からのデータを統合し、経営者がグループ全体の財務状況を把握しやすくする |
国際財務報告 | ・国際的な事業展開をしている企業では、IFRSやGAAPに適合した財務報告が必要 ・規格に対応するシステム活用で国際財務報告を支援 |
合併・買収 | 財務データの統合や連結決算を効率的に行うのに役立つ |
経営判断の支援 | 正確な財務情報をもとに、経営者や投資家が迅速かつ正確な経営判断を行うのに役立つ |
リスク管理 | ・グループ全体の財務情報を監視・把握することでリスク管理を強化 ・リスクを早期に把握し、適切な対策を講じられる |
税務処理 | ・複数の企業や部門がある場合、税務処理の効率化に役立つ ・適切な税務申告や税務計算を行える |
編集部
以上は連結会計システムの一般的な活用シーンですが、その他にも業種や企業の特性に応じてさまざまな活用方法があります。
連結会計システムの導入メリット
- 全体的な財務管理
- データの統合と自動化
- IFRSやGAAPへの適合
- リスク管理の強化
- 効率的な意思決定
全体的な財務管理
連結会計システムは企業グループ全体の財務情報を一元管理するため、全体の財務状況を把握しやすくなります。
例えば、親会社が複数の子会社を持つ場合、連結システムにより各子会社の財務データを一元化し、 グループ全体の資産や負債、利益の把握が可能 です。
経営者や投資家はグループ全体の健全性や成長性を把握しやすくなる他、ステークホルダーに対して信頼性のある財務報告ができるようになります。
データの統合と自動化
連結会計システムでは複数の会社や部門からのデータを自動的に統合し、連結決算を行うことが可能です。
手作業でのデータ整理や集計作業が不要となり効率が向上する上、 データの正確性が高まり、人的ミスも削減 できます。
企業は正確な財務報告によって迅速な経営判断ができるため、資金運用の最適化やリスク管理の向上などを実現したい場合にも有効です。
IFRSやGAAPへの適合
連結会計システムでは国際財務報告基準(IFRS)や米国会計基準(GAAP)などの規制に適合した財務報告を作成できます。
企業は国際的な規制や基準に合致しやすくなり、 国際的な投資家や取引先との信頼関係を築くことが可能 です。
取引先との信頼関係はビジネスの持続性や成長に直接影響するため、連結会計システムで財務情報の信頼性を高めておくのが望ましいでしょう。
リスク管理の強化
連結会計システムでは グループ全体の財務情報を継続的に監視し、リスク要因を把握 できます。
例えば、ある子会社が業績悪化している場合、その影響を早期に把握し、リスク軽減の方策を実施することが可能です。
システム導入はリスク管理の強化を実現し、企業の安定性と持続可能性の向上につながります。
効率的な意思決定
連結会計システムの データ表示や分析機能を活用 することで、意思決定の迅速化や正確性の向上が期待できます。
例えば、ある子会社が急激に売上を伸ばしている場合、その背景や市場動向を連結データから分析し、新規投資や拡大戦略の迅速な決定が可能です。
競争力の強化や成長につなげるためにも、迅速で適切な経営判断に役立つシステムの導入が求められています。
連結会計システム導入で注意すべきデメリット
- 導入コストと時間
- 複雑なデータ統合
- 適切なトレーニングとサポート
導入コストと時間
連結会計システムの導入には、高額なコストや時間がかかるケースがあります。
例えば、システム導入にはソフトウェアやハードウェアの購入、カスタマイズ、トレーニングなどに伴う費用がかかります。
また、システムの設計や導入には時間がかかり、 業務の中断や変更が必要になる可能性も ゼロではありません。
事前に十分な予算を確保し、コストの透明性を確保したり、段階的な導入や適切なトレーニング計画を立てたりする必要があります。
複雑なデータ統合
グループ内の複数の会社や部門からのデータを統合する際には、データの整合性や正確性を確保するための作業が必要です。
会社や部門間によっては、取引や会計処理の方法、データのフォーマットや形式、通貨や税制が異なる場合があります。
連結会計システムの導入時には、 各会社のデータ形式や取引の特性に合わせて、適切な変換ルールを設定 し、データの一貫性を確保しましょう。
適切なトレーニングとサポート
連携会計システムを効果的に活用するためには、適切なトレーニングや技術サポートが必要です。
連携会計システムは複雑な機能を持ち、多くの機能や設定があるため、 誤ったデータの入力や統合が生じる可能性も あります。
システムの利用効率を向上させるためにも、操作手順や画面の使い方といった基本から、データの正確な取り込み方法や整合性の確認方法をサポートすることが重要です。
連結会計システムの比較ポイント・選び方
- 機能性
- コストとROI
- サポート体制
- 対応範囲と規模
- グローバル対応
- Excelに近い操作性
機能性
適切な機能が備わっているかどうかは、企業が連結財務諸表を正確かつ効率的に作成し、 会計処理やデータ統合を円滑に行うために不可欠なポイント です。
機能性が不十分だと、処理が遅れたり手動での調整作業が増えたりする可能性があります。
複数の会社や部門のデータ統合や通貨変換など、複雑な作業をサポートしてくれるシステムを選び、企業の経営判断やリスク管理を強化しましょう。
コストとROI
連結会計システムの導入には多額のコストがかかるため、その コストに見合うだけの投資収益を得ることが必要 です。
低コストのシステムでもROIが低い場合や、機能性が不足している場合は、事業目標や戦略に沿った成果や利益を生み出せない可能性があります。
コストとROIのバランスを考慮しながら、長期的な視点や戦略的な観点も加味してシステムを選択することが重要です。
-
ROIとは?詳しくみる
- ROI(Return on Investment)とは投資収益率のことで、企業や個人が行った投資に対して得られる収益の割合を示す指標です。
ROIが高ければ高いほど、投資に見合った収益を得ることができたと言えます。
ROI = (投資から得られた収益 - 投資額) ÷ 投資額 × 100
例えば、100万円の広告費を投資して得た売上が150万円だった場合、ROIは(150 - 100) ÷ 100 × 100 = 50%となります。
サポート体制
適切なサポート体制が整っているかどうかは、 システムの安定性やトラブル対応、ユーザーサポートの質を判断するために重要 です。
具体的には、24時間体制でのサポートや迅速な問題解決、専門家によるカスタマイズやアップデート支援などが含まれます。
サポート体制が不十分な場合、結果として経営リスクが高まる可能性もあるため、選定時に考慮することをおすすめします。
対応範囲と規模
企業の 規模や業種によって必要な機能や対応範囲は異なる ため、連結会計システムが対応できるかの確認も必要です。
大企業は複雑な連結処理や大量のデータ処理に対応できるか、中小企業は使いやすさやコスト面が優れているかが比較の観点となります。
システムの拡張には追加コストや時間のロスが生じる可能性もあるので、企業のニーズや規模に合ったシステムを選ぶことが重要です。
グローバル対応
企業が異なる国や地域でビジネスを行う場合には、 国際的な規制や通貨、言語、税制などの違いに対応する必要があります 。
そのため、導入する連結会計システムが複数の通貨・言語に対応しているか、国際取引や異なる国の税制に対応しているかを確認しましょう。
グローバル対応が不十分では、競争力の低下や法的なリスクの増大といった影響が出る可能性もあるので、慎重に選定することが重要です。
Excelに近い操作性
連結会計システムを導入する前は、決算業務にExcelを利用することが多いため、Excelに近い操作性をもつシステムがおすすめです。
システムがExcelに類似していれば、 既存のスキルや知識を活かしつつ、システムを効率的に活用 できます。
学習コストや適応期間の短縮にもつながるので、システムのユーザーインターフェースがExcelに似ているかどうかを確認しておきましょう。
連結会計システムの導入時の注意点
- 導入目的に合ったシステムか確認
- 隠れたコストを見落とさない
- データの整合性を確保
- 段階的な導入を検討
導入目的に合ったシステムか確認
連結会計システムの導入効果を最大化させるためには、導入目的に応じた機能や特性を持つシステムを選ぶことが重要です。
例えば、グローバル展開を進める企業では国際的な規制に対応できるシステムが、多国籍企業では異なる会計基準に対応できるシステムが求められます。
導入目的に合っていないシステムでは、業務効率の低下やコスト増加を招くため、導入前に十分な検討と評価を行うことが重要です。
隠れたコストを見落とさない
連結会計システムの導入時には隠れたコストが発生し、 予算の超過や計画外の負担を引き起こす可能性 があります。
例えば、カスタマイズ費用やデータ移行費用、トレーニングとサポート費用、更新・アップグレード費用は見落としがちな費用です。
テストの利用や導入計画の作成など、導入前に費用の全体像を把握し、余裕を持った予算設定や計画を立てましょう。
データの整合性を確保
複数の会社や部門からのデータを統合する際に、 データの整合性が欠けると正確な経営判断や財務報告が困難に なってしまいます。
例えば、異なる国で事業を展開する場合、通貨の変換レートや税率の違いによってデータが歪んでしまう可能性があります。
問題を事前に解決せずにシステムを導入すると、誤った経営判断や財務報告が行われるリスクが高まるため、導入前にデータの整備をすることが重要です。
段階的な導入を検討
一度にすべての機能を導入するとシステムの複雑さや変更管理の難しさが増し、バグやエラーが発生しやすくなるため、段階的な導入を検討しましょう。
例えば、特定の事業部門や地域を対象にして連結会計システムを導入し、 経験を積んだ後に他の部門や地域に展開するというアプローチが有効 です。
システムが安定して動作しているかを確認しつつ、段階的に導入することで、システム導入プロジェクトの成功確率を高められます。
連結会計システムのおすすめ10選一覧
サービス名 | 提供形態 | 費用 | デモ トライアル |
導入実績 | 特徴 | 主な機能 |
---|---|---|---|---|---|---|
マネーフォワード クラウド連結会計 | クラウド | 要問い合わせ | - | シリーズ累計導入社数10万社以上 | ・最短1ヶ月で導入可能 ・個別決算データをワンクリックで閲覧可能 ・Excelの連結パッケージを簡単取込み |
要問い合わせ |
BizForecast FC | パッケージ | 要問い合わせ | 〇 デモ |
大手企業含む多数企業に導入実績あり | ・Excelの利点を活かしたインターフェース ・個別会計システムと連動可能 ・多様な連結決算に対応 |
・データ収集・連結処理 ・レポーティング・分析 ・業績評価・情報共有・開示対応 |
BTrex連結会計 | パッケージ | 要問い合わせ | 〇 トライアル |
導入実績1,000グループ以上 | ・累計900グループの声を集大成した操作性 ・大規模連結決算に対応する高速一括処理機能を実装 ・日本基準/IFRSでのデータ作成・管理に対応 |
・データ入力・連結処理 ・レポーティング・管理会計 ・範囲連結・開示連携 |
ivaSystem LCA | クラウド オンプレミス |
要問い合わせ | - | 導入実績 1,200社以上 |
・中堅・中小企業から大規模企業まで利用可能 ・連結会計と管理会計をひとつのシステムで実現 ・法令改正やビジネストレンドに迅速対応 |
・データベース連携 ・テキストファイル連携 ・制度 / 管理連結機能・自動処理 ・レポーティング ・決算開示システム連携など |
eCA-DRIVER | クラウド | 要問い合わせ | 〇 デモ |
導入実績 600社以上 |
・わかりやすいシステム ・Web収集機能で在外子会社の業務を効率化 ・多様な連結決算ニーズに対応 |
・個別会計システムデータ連携 ・整合性チェック・ドリルダウン検証・帳簿出力・連結修正仕訳自動生成など |
iCAS | クラウド パッケージ オンプレミス |
要問い合わせ | - | - | ・高速かつ正確な連結決算を実現 ・連結決算情報をWeb経由で収集 ・独自のエラーチェック機能 |
・子会社・グループ会社情報収集 ・連結決算処理・管理連結 ・連結会計処理出力帳票/経営管理資料作成・経営管理内部統制/J-SOX法への対応など |
OBIC7 連結会計システム | クラウド | 要問い合わせ | - | 大手企業含む多数企業に導入実績あり | ・単体会計から連結会計まで包括的に支援 ・IFRSや複数言語・通貨にも対応 ・ドリルダウン分析機能で手続きを早期化 |
・連結データ収集・連結自動仕訳 ・連結予算管理・連結財務諸表 ・開示データ作成・資本変動取引の一括管理など |
Oracle HFM | クラウド | 要問い合わせ | - | - | ・プライベートクラウドでコスト負担を軽減 ・必要な機能をカスタマイズできる ・特に海外拠点をもつ企業におすすめ |
要問い合わせ |
STRAVIS | クラウド | 要問い合わせ | - | 導入実績 950社 |
・サポート・サービスが手厚い ・幅広い業務範囲をカバー ・多彩な標準機能を備える |
・連結会計・管理会計 ・グループ経営データ収集基盤 ・IFRS対応など |
SUPER COMPACT Pathfinder | パッケージ | 要問い合わせ | - | - | ・自由度を持ち合わせた連結会計 ・わかりやすい連結処理 ・連携会計のプロによる保守サポートあり |
・データ収集・連結決算処理応 ・管理用資料作成など |
マネーフォワード クラウド連結会計(株式会社マネーフォワード)
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド連結会計」は、 マネーフォワードクラウドシリーズの連結会計システム です。
使いやすいUIを備え、個別決算データをワンクリックで閲覧できます。API連携により各社の財務諸表データを取得し、Excelファイルも取り込み可能です。
内部取引消去の仕訳データ表示や資本連結、連結積算表にも対応しているため、信頼性の高い財務情報を提供できます。
サービス名 | マネーフォワード クラウド連結会計 |
---|---|
提供形態 | クラウド |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | - |
導入実績 | シリーズ累計導入社数10万社以上 |
特徴 | ・最短1ヶ月で導入可能 ・個別決算データをワンクリックで閲覧可能 ・Excelの連結パッケージを簡単取込み |
主な機能 | 要問い合わせ |
BizForecast FC(プライマル株式会社)
プライマル株式会社が提供する「BizForecast FC」は、 グローバルな連結経営を効果的に推進する連結会計システム です。
柔軟性と拡張性が高く、多様な連結決算に対応しています。Excelの利点を活かした入力インターフェースや分析機能があり、情報共有と保全面の強化が可能です。
処理プロセスの可視化や個別会計システムとの連動、複数処理の一括実行など、業務効率化を図るための機能も充実しています。
サービス名 | BizForecast FC |
---|---|
提供形態 | パッケージ |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | 〇:デモ |
導入実績 | 大手企業含む多数企業に導入実績あり |
特徴 | ・Excelの利点を活かしたインターフェース ・個別会計システムと連動可能 ・多様な連結決算に対応 |
主な機能 | ・データ収集・連結処理・レポーティング・分析 ・業績評価・情報共有・開示対応 |
BTrex連結会計(株式会社ビジネストラスト)
株式会社ビジネストラストが提供する「BTrex連結会計」は、 1,000以上のグループで利用されている連結会計システム です。
スタンダード、アドバンス、エンタープライズのプランがあり、連結財務諸表の作成やレポート/分析、データチェック、フローチャート設定ができます。
スタンダードプランでもIFRSと日本基準に対応し、必要な機能がすべて揃っているため、コストを抑えつつ効率的な業務運用が可能です。
サービス名 | BTrex連結会計 |
---|---|
提供形態 | パッケージ |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | 〇:トライアル |
導入実績 | 導入実績1,000グループ以上 |
特徴 | ・累計900グループの声を集大成した操作性 ・大規模連結決算に対応する高速一括処理機能を実装 ・日本基準/IFRSでのデータ作成・管理に対応 |
主な機能 | ・データ入力・連結処理・レポーティング・管理会計 ・範囲連結・開示連携 |
DivaSystem LCA(株式会社ディーバ)
株式会社ディーバが提供する「ivaSystem LCA」は、約1,200社が利用している、 国内トップシェアの連結会計システム です。
Excelフォーマットをそのまま利用したり、テキストファイルを簡単に取り込んだりする使いやすさがあります。
データ収集からレポーティング、決算開示までカバーしている他、基本機能が充実しているため幅広い企業環境に適応可能です。
サービス名 | ivaSystem LCA |
---|---|
提供形態 | クラウド オンプレミス |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | - |
導入実績 | 導入実績1,200社以上 |
特徴 | ・中堅・中小企業から大規模企業まで利用可能 ・連結会計と管理会計をひとつのシステムで実現 ・法令改正やビジネストレンドに迅速対応 |
主な機能 | ・データベース連携・テキストファイル連携 ・制度 / 管理連結機能・自動処理・レポーティング ・決算開示システム連携など |
eCA-DRIVER(株式会社TKC)
株式会社TKCが提供する「eCA-DRIVER」は、子会社の レポーティングから連結処理、連結財務諸表の作成までをカバー する連結会計システムです。
国内外の子会社からのデータを活用し、自動仕訳をすることでスピーディーな制度連結ができます。
監査経験豊富な専門家がシステム設計に携わっており、監査や運用面でのサポートも充実しています。
サービス名 | eCA-DRIVER |
---|---|
提供形態 | クラウド |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | 〇:デモ |
導入実績 | 導入実績600社以上 |
特徴 | ・わかりやすいシステム ・Web収集機能で在外子会社の業務を効率化 ・多様な連結決算ニーズに対応 |
主な機能 | ・個別会計システムデータ連携・整合性チェック・ドリルダウン検証・帳簿出力・連結修正仕訳自動生成など |
iCAS(株式会社インプレス)
株式会社インプレスが提供する「iCAS」は、 高速かつ正確な連結決算を実現する連結会計システム です。
データ収集機能が充実しており、個別会計システムや会計ソフトからのデータ取り込みやExcelの標準入力フォーマットを備えています。
600以上のエラーチェック機能も特徴で、エラー箇所の即時確認ができるため、問題が拡大する前に対処することが可能です。
サービス名 | iCAS |
---|---|
提供形態 | クラウド パッケージ オンプレミス |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | - |
導入実績 | - |
特徴 | ・高速かつ正確な連結決算を実現 ・連結決算情報をWeb経由で収集 ・独自のエラーチェック機能 |
主な機能 | ・子会社・グループ会社情報収集 ・連結決算処理・管理連結 ・連結会計処理出力帳票/経営管理資料作成 ・経営管理内部統制/J-SOX法への対応など |
OBIC7 連結会計システム(株式会社オービック)
株式会社オービックが提供する「OBIC7 連結会計システム」は、 単体会計から固定資産、連結会計まで包括的に支援するシステム です。
グループ各社の会計情報を効率的に収集し、会社合算から始まる連結仕訳を自動生成します。
IFRSや複数言語・通貨にも対応しているため、在外子会社の報告業務や情報共有を効率化することが可能です。グローバルな経営体制に適した環境を構築できます。
サービス名 | OBIC7 連結会計システム |
---|---|
提供形態 | クラウド |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | - |
導入実績 | 大手企業含む多数企業に導入実績あり |
特徴 | ・単体会計から連結会計まで包括的に支援 ・IFRSや複数言語・通貨にも対応 ・ドリルダウン分析機能で手続きを早期化 |
主な機能 | ・連結データ収集・連結自動仕訳 ・連結予算管理・連結財務諸表 ・開示データ作成・資本変動取引の一括管理など |
Oracle HFM(TIS株式会社)
TIS株式会社が提供する「Oracle HFM」は、 特に海外に拠点を持つ企業に適した連結会計システム です。
企業内に設置・構築されたプライベートクラウド型なので、導入・保守・運用のコストを抑えつつ、強固なセキュリティ体制で運用できます。
企業ごとに必要な機能をカスタマイズでき、既存の会計システムとの連携もスムーズです。
サービス名 | Oracle HFM |
---|---|
提供形態 | クラウド |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | - |
導入実績 | - |
特徴 | ・プライベートクラウドでコスト負担を軽減 ・必要な機能をカスタマイズできる ・特に海外拠点をもつ企業におすすめ |
主な機能 | - |
STRAVIS(株式会社電通国際情報サービス)
株式会社電通国際情報サービスが提供する「STRAVIS」は、950社以上の導入実績を持ち、 多彩な標準機能を備えた連結会計システム です。
業務のカスタマイズが可能で、制度連結はもちろん、月次連結や連結予算、中期経営計画なども柔軟に対応できます。
公認会計士やコンサルタントによる改善が定期的に行われる他、法制度対応や運用支援においても充実したサポートを提供しています。
サービス名 | STRAVIS |
---|---|
提供形態 | クラウド |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | - |
導入実績 | 導入実績950社 |
特徴 | ・サポート・サービスが手厚い ・幅広い業務範囲をカバー ・多彩な標準機能を備える |
主な機能 | ・連結会計・管理会計・グループ経営データ収集基盤 ・IFRS対応など |
SUPER COMPACT Pathfinder(富士通株式会社)
富士通株式会社が提供する「SUPER COMPACT Pathfinder」は、 幅広い業種・業態の連結会計に対応する柔軟性と拡張性を備えたシステム です。
3つのシステムからなり、連結決算、データ収集、管理用資料作成を自由に組み合わせて利用できます。
必要な機能を組み込むことでシステムを効率化し、コストを削減することが可能です。
サービス名 | SUPER COMPACT Pathfinder |
---|---|
提供形態 | パッケージ |
費用 | 要問い合わせ |
デモ・トライアル | - |
導入実績 | - |
特徴 | ・自由度を持ち合わせた連結会計 ・わかりやすい連結処理 ・連携会計のプロによる保守サポートあり |
主な機能 | ・データ収集・連結決算処理応 ・管理用資料作成など |
連結会計システムの導入手順
-
STEP.1
ニーズの明確化
企業グループの規模や業種、国際財務報告基準(IFRS)や米国会計基準(GAAP)への適合性などを考慮
-
STEP.2
ベンダーの選定
・複数のベンダーから連結会計システムを提供している企業を選定
・ベンダーの信頼性や実績、提供する機能やサポート体制などを評価 -
STEP.3
要件定義とシステム設計
データの収集方法や処理フロー、レポートのフォーマットなどを決定
-
STEP.4
システムの導入準備
マスターデータの整合性確保や必要なデータの収集、システムのインフラ準備などを進める
-
STEP.5
システムの導入とテスト
・開発したシステムを導入し、動作テストやシステムテストを実施
・データの取り込みや処理の正確性、レポートの生成などを確認 -
STEP.6
トレーニングと教育
・システムを利用する担当者やユーザーに対してトレーニングや教育を実施
・システムの使い方や操作方法、レポートの読み方などを教育 -
STEP.7
本番稼働と運用
定期的なバックアップやメンテナンス、セキュリティ対策などを実施し、システムを安定稼働させる
-
STEP.8
評価と改善
システムの稼働後は定期的に運用状況や利用者のフィードバックを評価し、必要に応じて改善を行う
編集部
企業の状況や要件によって手順や順序が変わる場合があります。
導入に際しては、専門家やベンダーとの連携を重視し、計画的かつ効果的な導入を行うことが重要です。
連結会計システムを導入すべき企業
複数企業や部門を所有するグループ企業
グループ企業は複数の法人や部門間での取引や財務データの統合が必要とされるため、連結会計システムの導入が効果的です。
子会社の取引データを正確に統合して連結財務諸表を作成するには、手作業でのデータ収集やExcelを使った処理では限界があります。
連結会計システムを導入すれば、自動的にデータを集約し、統合された財務情報を生成することが可能です。
国際展開している企業
国際展開している企業は複数の国や地域での取引や法的要件に対応する必要があるため、連結会計システムの導入が効果的です。
海外に子会社や取引先を持っている場合、海外での売上や経費、為替リスクなどを適切に管理しなければなりません。
連結会計システムを導入すれば、システムを通じて異なる通貨での取引を統合し、為替変動の影響を正確に把握することができます。
合併や買収を行った企業
合併や買収によって異なる会社や部門を統合する必要が生じた場合、連結会計システムがその統合を効果的にサポートしてくれます。
A社とB社で別々の会計基準が使用されていても、両社の財務情報を統合し、 合併後の財務諸表や業績を正確に把握することが可能 です。
統合後の会計処理や報告がスムーズに行われ、統合効果の最大化や投資家や取引先との信頼構築にも役立ちます。
連結会計システムの導入が進んでいる理由
- グローバル化の進展
- 複雑化する経済環境
- リスク管理の重要性
- 投資家や株主の要求
- 効率化と生産性の向上
近年連結会計システムの導入が進んでいる理由は、 グローバル化と複雑化するビジネス環境に対応するため です。
多国籍企業やグループ企業が増加し、異なる国や地域での取引や法的要件が増えています。
連結会計システムは多様なデータを一元管理し、正確な財務情報を提供することで、国際基準への適合や法的要件への対応を支援しています。
連結会計システムに関するよくある質問
A
連結会計システムの世界シェアは、2022年時点では主要なベンダーとしてSAP、Oracle、IBM、Workdayなどがあり、市場シェアはそれぞれ競合状況によって異なります。
A
株式会社DIVAが提供する「ivaSystem LCA」には以下の特徴があります。
・中堅・中小企業から大規模企業まで利用可能
・連結会計と管理会計をひとつのシステムで実現
・法令改正やビジネストレンドに迅速対応
A
SAP社の連結会計システムの特徴は、高度な統合性、多言語対応、大規模企業向けのカスタマイズ性、リアルタイムなレポーティングなどが挙げられます。
A
連結会計ソフトの一般的な価格は、製品の機能や規模によって異なります。
中小企業向けのものであれば数十万円から数百万円程度、大規模企業向けのものでは数千万円以上になることもあります。
具体的な価格を知るには問い合わせが必要です。
A
連結会計パッケージに含まれるシステムの機能には、財務報告、統合会計、税務処理、予算管理、資産管理、リスク管理などがあります。
A
公式サイトによると、STRAVISは導入実績950社、DIVAは導入実績1,200社以上であることが分かっています。
まとめ
編集部
今回は連結会計システムのおすすめや注意点を解説しました!
連携会計システムは、企業の財務データを効率的に管理し、統合的なビジョンを形成するための重要なツールです。
クラウド型やパッケージ型などさまざまな形態があり、企業のニーズや予算に応じて選択できる反面、選択肢が多く選べないといった課題があります。
今回紹介したサービス含め、以下のポイントを考慮して検討してみてください。
- 機能性
- コストとROI
- サポート体制
- 対応範囲と規模
- グローバル対応
- Excelに近い操作性
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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