携帯電話を法人契約する必要はある?メリット・デメリットを徹底解説

そもそも、携帯電話を法人契約する必要はあるのでしょうか。個人契約の携帯があれば十分じゃないか、と考える人もいるかもしれません。しかし、会社で使用するのであれば法人契約をするほうがおすすめです。

今回は、法人契約するのはどういった理由からなのか、法人契約は本当に必要なことなのかを知っておきましょう。また、法人契約することのメリット・デメリットも詳しく解説していきます。法人携帯の契約を考えている方はぜひ、参考にしてみてください。

法人契約とは

ここでは、法人契約をご紹介する前に「法人」について説明したいと思います。 法人とは、「法人格」と呼ばれるものが民法によって認められた集団のことを言います。 つまり、「法律によって人と認めた」ということです。

例えば、すべてのことを1人ですることは不可能であるため、グループをつくって「団体」というものができます。 そこで、法律により特別にグループにも人と同じ権利を与え、活動しやすくしようということです。

この「法人」を知ったうえで、法人契約とはグループの会社名(株式会社、有限会社)などで、携帯を申し込むことです。

法人契約と個人契約の違い

この記事を読んでいるあなたは、個人事業主の方や法人の方で携帯電話を法人契約にするべきなのか、個人契約にするべきなのか迷っているのではないでしょうか。

仕事をする際には、法人契約をすべきとは聞いたことあるけど、「実際どちらのほうにすべきなのか」「自分の場合どちらのほうがお得なのか」が分からない人が多いと思います。

そこで、いまから法人契約と個人契約にの違いについて詳しくご紹介していきます。

まず、法人契約と個人契約には、携帯電話やスマートフォン自体の違いはありません。

法人契約と個人契約について違いがあるのは、料金プランやビジネスツールであって、スマートフォンの種類などはどちらも変わりがありません。

料金プランについては、法人契約をした場合は個人契約よりも、基本料金が安く抑えることができるということです。

他にも法人携帯では、ビジネス用のメールアドレスの設定や法人用のSMS、MMSのメールアドレスを設定することができます。

法人で携帯電話を契約したことで得られる3つのメリット

法人で携帯電話を契約すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。個人契約ではなく法人契約にすることで得られるメリットを詳しく解説していきます。

①個人情報流出のリスク低下

どのように注意していても、個人情報が流出してしまうことはあります。しかし、きちんと対策をしていることで防げることもあるでしょう。企業で法人携帯を契約するのは、個人情報を守るための手段の一つでもあります。

なぜなら、個人携帯を会社の業務に使用した場合、取引先から何時でも連絡が入ってしまうからです。それにより、必要以上に親しくなって機密情報を漏らしてしまった、などということもあり得るでしょう。

また、個人の携帯番号が取引先に知られることはもちろん、退職する社員の携帯に取引先の情報や企業情報、メールなどが残ってしまうことも考えられます。そのような事態を防ぐためにも、法人契約にすることは大きなメリットといえるでしょう。

②軽費を自腹にしない

たとえば、個人携帯を使うことによって会社にとって必要なメールのやり取りや通話などにかかる料金は、すべて自腹になってしまいます。なぜなら、会社の業務に使った金額と個人で使った金額を分けることが難しいからです。

もちろんできないわけではありませんが、社員の人数が多ければ多いだけ、経理にかかる負担は非常に大きくなるでしょう。中には、私用で使った通話分まで、会社の経費として申請する人もいるかもしれません。かといって、業務上で使用した分の料金を、自腹で支払わせるというのもおかしな話です。

そのため、明確に経費と計上できるのと経理の負担を大きく減らすことができるというメリットがあるので、会社では法人契約した携帯を使うのがおすすめです。

③通信コストの削減へつながる

一見、個人携帯を使ってもらった方が通信コストが少ないように見えますが、実は逆です。個人契約の携帯を使う場合には、使用しているキャリアも社員によって違い、たとえ社内連絡であっても無料通話にはなりません。

その点、法人契約をすることで車内の固定電話と携帯電話のキャリアを統一でき、同じ法人同士や社内通話無料などのサービスを利用できるでしょう。そのほか、複数台契約することによって、交渉して基本料金などを割引をしてもらうことも可能です。

法人契約にしたほうが割引サービスやお得なプランが使えるので、個人携帯をバラバラに使われるよりも、よほど経費削減になります。また、細かく全員分の経費計算をしなければならなかった分の余分な時間や、人件費が必要なくなるでしょう。

法人で携帯電話を契約するデメリット

法人で携帯電話を契約するのは、決してメリットだけではありません。メリットとデメリットの両方をきちんと把握しておき、より利益の大きい方を選ぶようにしましょう。

①導入時や月額の料金が大きな負担

携帯電話を法人契約することで、導入時や月額料金の支払いが大きな負担となる場合があります。とくに社員数が多いと、通信コストは膨れ上がるでしょう。通信コストがネックとなって、なかなか法人携帯を契約できないという企業も多いです。

しかし、法人契約でまとめて多くの台数を契約することによって使える割引サービスもあるので、まずはいくつかの法人向け携帯サービス代理店に見積もりを依頼し、必要であれば値下げ交渉も行いましょう。

ともあれ、膨大になる通信コストがかかるというのはどの企業にとっても大きな負担となるので、導入を考えている企業にとっては大きなデメリットといえるでしょう。

②プライベートでも使用できるか

もしも、法人契約をした携帯電話を持ち帰られるようにしてしまうと、個人でも使用する人が出てくるかもしれません。いくらプライベートでの使用は禁止といっても、ばれなければ問題ないと考える人もいるでしょう。

プライベートと仕事の電話が分けられないのは、企業にとって都合が悪いといえます。なぜなら、会社側がプライベートで使う通信代も、支払う羽目になってしまうからです。

しかし、このデメリットは家に持ち帰らないといった規定を作るなどして、少なくとも就業時間外に使用されることは防げます。また、そのほかにも怪しいと感じたら通信記録を細かくチェックする、事前に全端末を管理できる契約にしておき周知するなどの方法をとることができます。とはいえ、やはりプライベート使用禁止にするのは手間がかかるので、デメリットといえるでしょう。

③休みや私用があるときも電話がかかる

法人携帯を契約して、家に持ち帰ってもいいという企業もあります。しかし、それはプライベートでの使用を許可したものではありません。逆に社員にとっては、休みの日やプライベートな用事をこなしているときなどにも仕事の電話がかかってくることがあり、気が休まりません。時には、夜にかかってくることもあるでしょう。

仕事内容の関係で仕方がない、ということもあるかもしれませんが仕事にメリハリがなく、いつ電話がかかってくるかと思うとどこにいてもリラックスすることができません。

もちろん、きっぱり家に持ち帰らないようにする、持ち回りで持つ人を決めておくなどの対策もとれますが、いつでも仕事の電話がかかってくる可能性があるというのは社員にとってストレスと不満が溜まってしまうので、デメリットといえるでしょう。

法人での契約も見直しが大事

法人での契約にも、見直しが必要になるのはどういった理由からなのでしょうか。契約内容の見直しをすることで、どのようなメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。

携帯電話のプランは、見直されたり新しいものが出てきたりするので、個人携帯と同じように見直しをすることでコスト削減につながることがあるのはメリットといえるでしょう。

それに、個人携帯を定期的に見直す人が多いのと同じで、法人契約でも見直しをすることで利用状況を新しく把握できるのもメリットといえます。なぜなら、契約したプランと実際に使用している状況に大きな違いがあった場合、契約を見直すことで必要最低限のプランにすることができるからです。

また、契約期間が長くなってくると部署移動や退社、入社などの関係で使わなくなっている携帯も出てくるのでそう言った無駄に支払っている部分をなくすことができます。より通信コスト削減につなげるためには、法人での契約も定期的に見直すようにしましょう。

法人携帯は見積もり比較でコスト削減を

法人携帯は、見積もり比較をすることで、企業にとって大きな負担となってしまう通信コストを削減することができます。法人携帯の契約プランは、各キャリアによって違ってきます。そのため、各キャリアを取り扱う代理店それぞれで見積もりを取って、比較することが重要です。

一つの代理店から見積もりを取ってそのまま契約しては、適正価格を知ることができず、価格交渉も行いづらいでしょう。その点、相見積もりを取ることで、より割引サービスに関する価格交渉ができるようになります。見積もりを取ってすぐに契約してしまうのではなく、より安く導入できる代理店と契約を結ぶようにしましょう。

法人携帯は相見積もりと価格交渉を行うことで、膨大になってしまう通信コストを少しでも削減することが重要です。まずは、社内でどの程度利用が見込めるのか、最も必要な部分は通話なのかデータ容量なのかなどを詳しく把握しておきましょう。

法人携帯をお得に契約したい方は「法人携帯チョイス」へ

法人携帯を契約するには、さまざまな書類を書く必要があります。また、個人携帯のようにその場ですぐに契約できるというものではなく、まずは申し込みから始めましょう。申し込みをしたら必要書類に記入し、郵送します。

申し込みが終了したらほぼ一週間で、契約した携帯電話が台数分届くでしょう。届いたら、台数や機種が間違っていないか、契約したプランに変なところや抜けている部分がないかなども改めてチェックしてください。

法人携帯を扱う代理店は数多くありますが、法人携帯を契約するときには代理店によって様々なお得キャンペーンや割引が実施されているため、より企業にとってプラスになる代理店で契約するといいでしょう。

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