法人でガラケー料金を安くするには?キャリア比較やポイントを解説

今やスマートフォンは一人一台が当たり前になりましたが、法人携帯ではガラケーを利用している会社も多くあります。

スマートフォンはネットを自由に利用でき、データ共有もしやすいなどメリットも多い反面、社員の私的利用、ウィルスセキュリティ対策、月々の費用増大などデメリットもあるのです。

そのため、法人携帯を通話だけに使用する会社ではガラケーの利用率が高いのです。ガラケーはスマートフォンに比べて機能面で劣る分、利用料金を大幅に安く抑えることができます。

本記事では複数のキャリアとも比較しながら、料金を抑えながらお得に利用するポイントを紹介していきます。

 

通話のみの社内利用ならガラケーがおすすめ

通信量を必要としない会社であれば、ガラケーのほうが利用料金も安くなるためおすすめです。

連絡手段が通話のみなら機能は必要ない

業種によってはデータ通信をほとんど必要としない会社も多く、通話がメインになるはずです。

具体的には、建設現場や医療機関などは通話がほとんどとなるため、ガラケーの方がコストを抑えて利用しやすいです。

逆に毎月1GB以上のデータ通信が必要な会社、Webサイトを利用する機会の多い会社などはスマートフォンの利用が良いでしょう。

そのため、通話がメインの連絡手段ならデータ通信量が必要ない分、ガラケーが一番の選択肢になります。

関連記事:法人携帯で通信コストを削減する3つのポイント!お得なプランはどれ?最も安いサービスを紹介

ガラケーなら月々最大6,160円安くなる

ガラケーでデータ通信を必要としない場合、スマートフォンの料金プランと比較して、どのくらい安くなるのでしょうか。

大手3キャリアのガラケーの通話プラン、スマートフォンの料金プランと比較すると、次のようになります。

ドコモ

料金プラン 月額利用料金
ギガホプレミア 7,315円
ケータイプラン 1,507円

au

料金プラン 月額利用料金
使い放題MAX 7,238円
ケータイシンプルプラン 1,507円

ソフトバンク

料金プラン 月額利用料金
メリハリ無制限 7,238円
ケータイ通話プラン 1,078円

ガラケーの通話プランとスマートフォンで比較した場合、最大で6,160円の差がありました。

あくまで最大での差なので、かけ放題オプションなどをつけると変わりますが、利用台数が増えるほど差は大きくなります。

そのため、通話メインで利用台数が多い会社ならガラケーの方が、大幅に安く法人携帯を利用できるでしょう。

関連記事:法人携帯ならガラケーがおすすめ?かけ放題プランや機種を比較

法人利用のガラケー料金は最安でいくら?3大キャリア比較表で確認

ガラケーの法人利用は最安でいくらになるのでしょうか。3大キャリアそれぞれのプランを比較表で見ながら、確認していきます。

ドコモのガラケー料金プラン

まず、ドコモのガラケー料金プランを見ていきましょう。

ドコモのガラケーでは、Xiの「ケータイプラン」のみが選択できます。

ケータイプランの料金およびかけ放題オプションの料金を一覧で見ていきます。

プラン・オプション 料金
ケータイプラン 1,507円
かけ放題オプション 1,870円
5分通話無料オプション 770円

ドコモのケータイプランでは税込1,597円/月でガラケーの利用が可能となり、そこにかけ放題オプションをつける形になります。

通話がメインの会社であれば、毎月の通話時間も長くなることが想定されるため、かけ放題オプションを選ぶことが多いでしょう。

かけ放題オプション込みでも、毎月1台当たり3,377円で利用が可能です。

ドコモのスマートフォンを利用した場合、ギガライトは最安のステップ1でもプラン料金だけで3,465円からなので、ガラケーの方が大幅に安く利用できます。

また、ケータイプランではデータ通信量は月100MBまで利用できるため、メールなどの簡単な業務連絡にも困りません。

ドコモ公式ホームページ:https://www.nttdocomo.co.jp/charge/keitaiplan-2/

関連記事:ドコモの法人新規契約で必要な本人確認書類まとめ 乗り換え時やMNP

auのガラケー料金プラン

続いて、auガラケー料金プランを見ていきます。

auのガラケープランは、「ケータイシンプルプラン」の1つだけになります。

ケータイシンプルプランの料金とオプション料金を一覧で見ていきましょう。

プラン・オプション 料金
ケータイシンプルプラン 1,507円
通話定額2(無制限) 1,980円
通話定額ライト2(5分以内無料) 880円

ドコモと同じく、ケータイシンプルプランの1,507円/月に、かけ放題オプションを選択する形になります。オプションが100円ほどドコモより高い点には注意です。

ドコモと同様で、基本プランにかけ放題の通話定額2を選んだ場合、月額は3,487円となります。

auのスマートフォンで最安のプランは「ピタットプラン」となり、1GB未満なら税込2,178円から利用可能です。

この場合でも、通話定額2をオプションに選択すれば、4,158円/月となりケータイシンプルプランよりも割高になります。

また、ピタットプランはデータ通信量が1GB以上になると次のステップへと移行するため、コストの面では損になります。

一方、ケータイシンプルプランはデータ通信量300MBまでですが、金額は一定なのでコストの管理もしやすいでしょう。

ドコモのケータイプランに比べると、auのケータイシンプルプランのデータ通信量は300MBと大きいので、業務連絡も通信量を気にせず行いやすい点がメリットです。

au公式ホームページ:https://www.au.com/mobile/charge/4glte-featurephone/plan/k-simple/

関連記事:【2021最新】auの法人携帯契約まとめ

ソフトバンクのガラケー料金プラン

最後に、ソフトバンクのガラケー料金プランを見ていきます。

ソフトバンクのガラケープランは「ケータイ通話プラン」の1つだけです。

ケータイ通話プランとかけ放題オプション料金の一覧を見ていきましょう。

プラン・オプション 料金
ケータイ通話プラン(音声) 1,078円
定額オプション+ 1,980円
準定額オプション+ 880円

ドコモ・auに比べて、ソフトバンクは基本料金が安いです。特徴的なのは、ガラケーには基本プランに通話とデータの2種類がある点です。

ガラケーでの利用は通話が基本になるため、実際には通話プランを選ぶことになるでしょう。ガラケーのケータイ通話プランに定額オプションをつけた場合、月額3,058円です。

スマートフォンの基本プランと比較した場合、どのくらいの違いになるか確認します。

ソフトバンクで最安のスマートフォンプランは「ミニフィットプラン+」で、データ通信が1GB未満なら2,178円/月で利用できます。かけ放題の定額オプション+をつけた場合、月額は4,158円です。

差額は1,000円以上となるため、使用台数が多くなるほどお得になるでしょう。

また、ソフトバンクは大手のキャリアの中でも特に通話とガラケーに強みを持っているので、通話をガラケーでかつ安定した環境で使用したいならおすすめです。

ソフトバンク公式ホームページ:https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/keitai/

関連記事:ソフトバンクのガラケー最安の料金プラン徹底比較!購入方法も解説!

関連記事:ソフトバンク新規法人携帯契約で0円になる事務手数料まとめ

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ガラケー料金を安くするなら格安SIMキャリアも検討

ガラケーの料金をとにかく安く抑えるなら、格安SIMキャリアも選択肢に入ります。

格安SIMキャリアには、大手キャリアにない色々なメリットがあるのです。

ワイモバイルは契約・解除料の縛りなしで利用できる

格安SIMキャリアである、ワイモバイルを例に見ていきましょう。

ワイモバイルでは、通話のみのプランとして「ケータイベーシックプランSS」を提供中です。

プラン・オプション 料金
ケータイベーシックプランSS 1,027円
スーパーだれとでも定額 1,870円
だれとでも定額 770円

格安SIMキャリアの割には、そこまで安く感じない方もいることでしょう。

しかし、ワイモバイルの特徴は「ケータイベーシックプランSS」と「スーパーだれとでも定額」をセットで契約した場合の割引です。

上記の2つをセットで契約した場合、料金は税込2127円となり、大手キャリアよりも1000円程度安く利用できます。

ワイモバイル公式ホームページによると、このセットで契約するとスーパーだれとでも定額が1,000円で利用可能となるそうです。

とにかく費用を抑えてガラケーを利用したい場合には、ワイモバイルがおすすめです。

ワイモバイル公式ホームページ:https://www.ymobile.jp/biz/sp/keitai/

法人契約でガラケー料金を安く抑えるポイント

法人契約でガラケーの利用料金を安く抑えるポイントは、何があるのか見ていきましょう。

かけ放題加入がお得な場合もある

通話がメインの会社では、通話時間が長くなるほどかけ放題プランを選ぶ必要性が高くなります。通常、各キャリアでかけ放題オプションなしだと、30秒につき22円の通話料金が発生します。

他社と月10分以上通話するなら5分かけ放題、月43分以上通話するなら無制限のかけ放題をつけた方がお得です。

それぞれのキャリアのかけ放題オプションについて、見ていきましょう。

キャリア 時間制限付きかけ放題 無制限かけ放題
ドコモ 1回5分通話無料:770円/月 1,870円/月
au 1回5分通話無料:880円/月 1,980円/月
ソフトバンク 1回5分通話無料:880円/月 1,980円/月
ワイモバイル 1回10分通話無料:770円円/月 1,870円/月

1回あたり5分以内の通話が多いならドコモ・au・ソフトバンクのどれか、10分以内であればワイモバイルの時間制限付きかけ放題がおすすめです。

1回あたりの通話時間がもっと長い場合には、無制限かけ放題なら通話料金を気にせず利用できるでしょう。かけ放題はオプションとして料金が発生しますが、通話時間が長い会社ほどお得になる点がメリットです。

関連記事:法人携帯のかけ放題プランとは?メリット、デメリットと大手のかけ放題プランの比較とともに解説!!

レンタルと購入の金額を比較する

実は法人携帯には購入だけでなく、レンタルという選択肢もあります。

レンタルでは最短1日からでも利用できるほか、所有権が会社にはないため契約期間の縛りもないといったメリットもあります。

では、レンタルと購入では金額面でどの程度違うのか、比較してみましょう。

端末購入とレンタルで迷っていて比較するなら、次の項目でチェックしてください。

  • 事務手数料
  • レンタル料
  • 月額料金
  • 端末代金

このポイントで比較表にすると、次のような形になります。

利用方法 事務手数料 レンタル料 月額料金 端末代金
端末購入 3000円/台 不要 3000円 30,000~100,000円
レンタル 不要 8,000円/月 3000円~(通話時間による) 不要

レンタルの場合、毎月のレンタル料金が発生し、一日ごとにレンタル料は掛かります。また、通話時間によっても月額料金が発生するため、長く通話するほど料金も掛かることが多いです。

反面で手数料は発生せず、端末も購入しないので料金は掛かりません。端末購入では最初に手数料が発生し、その後も購入代金が発生するので、最初の3ヵ月程度は総経費では上回ります。

3ヵ月程度の比較的短期の利用ならレンタルの方がコストは安く済みますが、半年・1年以上利用するなら購入を選んだ方がお得になるでしょう。

実際に購入する前の試験的な導入という形で、レンタルを利用する方がおすすめです。

法人向け割引を利用する

大手の3キャリアには、法人での利用におすすめな割引も提供されています。

ドコモから見ていきましょう。

ドコモ

割引サービス 割引額
ビジネス通話割引・みんなドコモ割 1,100円/回線の割引
ドコモビジネスメンバーズ 基本料金から187円割引

ドコモでは同一グループ内での、社員間通話が無料となる「ビジネス通話割引」に、さらに「みんなドコモ割」として1回線につき1,100円の割引があります。

対象は2~1,000回線までと幅広く、社員一人一人に法人携帯を所持させることも可能です。

また、ドコモビジネスメンバーズに加入すれば、基本料金から187円の割引も受けられます。2つを上手く利用すれば、お得にドコモの法人携帯を利用できます。

ビジネス通話割引: https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/plan/biz_call_discount/

ビジネスメンバーズ割: https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/plan/biz_members_discount/

au

割引サービス 割引額
基本使用料 25%OFF
社員間国内通話料 30%OFF(2年契約なら無料)
余剰通話分のシェア 使用しなかった無料通話分を分け合える

auでは、法人向けの「法人割」と呼ばれるサービスで割引が適用されます。

他のキャリアとは異なり、社員間通話は無料になりませんが、代わりに無料通話の余剰分を社員間で分け合えるサービスがあります。

基本使用料も25%OFFなので、毎月の基本使用料が高いケースではお得に利用できるでしょう。

ただし、サービスを受けられるのは2~10回線までなので、大企業よりも中小企業に向いた割引と言えます。

au: https://biz.kddi.com/service/mobile/charge/hojin-wari/

ソフトバンク

割引サービス 割引額
1年おトク割+(12か月) 1,188円
小容量割 1,430円

ソフトバンクの割引は「1年おトク割+」以外にも、「半年おトク割」「5年おトク割」もありますが、こちらはデータ通信プラン向けです。

通話をメインとするガラケーでは、「1年おトク割+」と「小容量割」を併用するのが最もお得になります。

契約月から12ヵ月間の割引なので、13ヵ月目からは割引なしの料金請求が届くことには注意してください。

ソフトバンク:https://www.softbank.jp/biz/mobile/priceplan/

ガラケー料金を安く抑えるなら法人携帯チョイス

通話がメインでガラケーを利用するなら、スマートフォンを購入するよりもコストを安く抑えられます。格安SIMキャリアを利用すれば、大手キャリアよりもさらにお得な利用も可能です。

キャリアとプランの選択は会社によって状況が異なるため、必ずしも格安SIMキャリアが一番安いと言い切れないのが事実です。

だからこそ「もっと料金を抑えたい」とお考えの場合には、法人携帯チョイスに相談してみてください。

法人携帯チョイスでは法人携帯のコンサルタントとして、企業に最適なキャリアとプランを提案し、さらに通常料金よりも安く利用できます。

専門の営業スタッフが会社のニーズを正確に把握し、法人携帯の導入だけでなく、アフターサポートも対応しています。

ガラケーの料金を少しでも安く抑えたいとお考えの方は、全国どこでも対応の法人携帯チョイスへご相談してください。

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