ドコモの法人向けガラケーかけ放題料金を解説!最安になる組み合わせは?

法人向けの携帯電話は、個人のキャリアを社用として利用するより、通話料金やプラン料金の面でお得に利用可能です。

業務で社外との通話量の多い企業の場合は、かけ放題にしなければコストが非常に掛かってしまいます。そのため通話がメインの企業では、コストの安いガラケーを法人携帯として利用するケースも少なくありません。

その場合は単にコスト面だけでなく、通信の安定性、エリアの広さ、サービスの充実なども意識してキャリアを選択する必要があります。

総合的に優れているのはやはり大手3キャリアですが、その中でも今回はドコモのガラケーについてかけ放題の料金とともに紹介します。

ドコモのガラケーかけ放題オプションは2種類

ドコモのガラケーには、かけ放題オプションが2種類あります。

  • 5分通話無料オプション
  • かけ放題オプション

それぞれの特徴を見ていきましょう。

5分通話無料オプション

通常かけ放題を利用しなければ、通話は30秒あたり22円の料金が発生します。これはドコモ限らず、すべてのキャリアでほぼ同じ金額となっています。毎月の通話料金が多いほど、かけ放題オプションを利用しなければ損なのです。

ドコモの5分通話無料オプションでは、1回あたり5分までの通話は無料になります。5分を超過する場合は、通常通り30秒で22円の料金が発生します。

5分通話無料オプションは月770円で利用でき、月合計で18分以上の通話をするなら5分通話オプションを利用したほうがお得な計算です。

また、5分通話無料は1回ごとの通話が5分を超過した場合にのみ料金が発生します。回数の制限なしに5分までは無料なので、ちょっとした業務連絡で数分程度の通話が多い企業にもおすすめです。

かけ放題オプション

かけ放題オプションは毎月どれだけ電話をしても、国内通話は無料となるオプションです。国内なら誰と通話しても無料になるので、1回あたりの電話時間が長い企業では特におすすめです。

かけ放題オプションは月額1,870円で利用可能で、月合計43分以上の通話をするならかけ放題オプションにしましょう。

社外の企業との連絡や営業で通話時間が多いのであれば、かけ放題オプションを選択することでお得に利用できます。

参照元:https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/keitaiplan-2/

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ドコモのガラケーかけ放題で最安の組み合わせは?一覧表で確認

ドコモでガラケーを利用した場合、かけ放題で最安になる組み合わせはどのようなものでしょうか。

一覧表で確認してみます。

オプション オプション料金 ケータイプランと組み合わせた料金 通話時間
5分通話無料オプション 770円 2,090円~ 1回あたり5分まで無料
かけ放題オプション 1,870円 3,190円 国内通話無料
ビジネス通話割引 不要 2~30回線:無料
31~100回線:524.7円/月
101~1,000回線:733.7円/月
社員間通話無料

ケータイプラン+5分通話無料オプション|月2,090円~

ガラケーで出来るだけ料金を抑えるなら、「ケータイプラン+5分通話無料オプション」が最安の選択です。

ケータイプランはXiが対象のプランで、月額1,507円から利用可能です。よりお得に利用するなら、ビジネスメンバーズ割を適用することで、月額1,320円で利用できます。

また、データ通信も月100MBまで可能なので、メールやちょっとした業務連絡でデータ通信を利用するならケータイプランがおすすめです。

基本となるケータイプランに、5分無料通話オプションを設定すると合計2,090円/月でガラケーを利用することができます。ただし、SMSに関しては国内でも1回あたり3.3円が発生するので注意してください。

1回あたり5分を超える通話でも料金が発生するため、毎月の通話時間を把握したうえで選択しましょう。

ケータイプラン+かけ放題オプション|月3,190円

ガラケーで通話をする場合に、通話時間を気にせず利用したいなら「ケータイプラン+かけ放題オプション」がおすすめです。

こちらのプランはケータイプランの1,320円に、かけ放題オプションの1,870円を加えた月額3,190円で利用できます。かけ放題では通話時間に関わらず、金額が固定なのでコスト管理がしやすくなります。

また、ケータイプランを基本としているので100MBまでのデータ通信量もあるため、少量のデータ送受信なら可能です。

かけ放題と5分通話オプションでどちらを選択すべきか迷いますが、通話時間で料金を計算しましょう。

5分かけ放題オプションでは月18分以上の通話でお得になります。一方、かけ放題オプションでは月43分以上の通話がお得です。

つまり、5分通話無料オプションを選択している場合、43分ー18分=25分以上超過通話が見込まれるときは、かけ放題オプションの方がお得と言えます。

長時間の通話が多いほどかけ放題のほうがお得になるため、まずは社内の通話時間を把握することが大事です。

ドコモ公式サイト:https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/keitaiplan-2/

社内通話のみの場合はビジネス通話割引がお得

社内通話のみの利用なら「ビジネス通話割引」もお得です。

ビジネス通話割引では社内での国内通話が24時間定額となるため、法人携帯を社内のみの通話で利用する時に便利です。ビジネス通話割引は同一グループ内の回線なら、2~1,000回線までは24時間無料・定額で通話が可能になります。

ケータイプランを利用するので「みんなドコモ割」も適用されるため、1回線につき最大1,100円の割引もあります。社員間の通話がほとんどであれば、かけ放題よりもビジネス通話割引という選択が最安となるでしょう。

また、回線数によっては社外への通話・通信もお得に利用できます。回線数が2~30回線では料金を10%OFF、31~100回線では20%OFF、101~1,000回線では30%OFFとなります。

データ通信量を使わなかった場合には、同じく一括請求グループ内の社員同士で無料通信分を分け合うことも可能です。

同じ一括請求グループでのみ繰り越しと共有が可能なので、別グループとは共有できない点には注意しましょう。

無制限のかけ放題ではありませんが、お得に利用できる方法なので最もコストを抑えられるものを選択してください。

ドコモ公式サイト:https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/plan/biz_call_discount/

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ドコモのガラケーかけ放題を検討する際の注意点

ドコモのガラケーで、かけ放題を検討する際に注意したいポイントを解説します。

データシェアパックプランは選べない

ガラケーでのかけ放題オプションを選択する場合、基本プランはケータイプランを選択することになります。そのため、ガラケーではデータシェアパックを選ぶことはできません。

一方、スマートフォンでは「ギガホプレミア」と「ギガライト」の2つのプランから選択でき、データシェアパックプランも選択できます。

データシェアパックとは、毎月のデータ通信量を同一グループ内でシェアできるサービスです。

ギガライトならステップ式で7GBまで、ギガホプレミアなら60GBまでのデータ通信を自由に利用でき、社員間でデータ通信量を共有できます。

個人によって使用するデータ通信量には差があることから、個人の利用状況に関わらずグループ内のデータ通信量の上限を共有することで、効率的にデータ通信を利用するサービスです。

一方、ガラケーではそもそも大容量のデータ通信を必要としません。選べるプランもケータイプランなので、データ通信量は月100MBまでです。

データシェアパックの対象とはならないので、データシェアパックを利用したい場合には注意してください。

関連記事:ドコモ法人携帯の新プラン「ギガホ」「ギガライト」はデータシェアパックとどう変わった?

FOMAのガラケーは使用できなくなる

最近では利用する人も少なくなりましたが、FOMAのガラケーは2026年3月31日にすべてのサービスを終了することが発表されています。

FOMAとは、携帯電話が普及し始めた2001年に開始した通信サービスで、3Gと呼ばれる通信方式を使用した携帯電話です。現在では後継世代の通信方式である4G、次世代通信方式の5Gが普及し始めたことでサービス終了の予定になりました。

今のところ利用は可能ですが、使用台数が多い場合はぎりぎりの時期に交換するよりも、早めに新しい端末に切り替えるほうが良いでしょう。

現在利用中の端末が、FOMAのサービス終了とともに利用できなくなるか確認する場合は次の方法があります。

  • ドコモ公式サイトのスペック表の記載を確認する
  • ドコモのお客様サポート(151)に確認する
  • ドコモショップ店員に訊いてみる

スペック表は携帯電話について一定の知識がないとわかりにくいので、お客様サポートかドコモショップで確認するのが確実です。

他社キャリアで安くならないか比較する

ドコモを利用しても思ったようにコストを抑えられない場合、他のキャリアを検討することも手段の1つです。

au、ソフトバンク、ワイモバイルもガラケー向けのプランを提供しています。auはドコモと名称こそ違うものの、ドコモのプラン、かけ放題オプションとほぼ同様のサービスを提供しています。

ソフトバンクは通話のみなら月額980円、データ通信量100MBも追加するなら月額1,280円のプランを選択可能です。

ワイモバイルは通話のみの月額934円のプランに、大手キャリアよりも長い10分かけ放題の「だれとでも定額」も提供しています。

各キャリア毎に提供するプランが異なるので、自社に最適なプランを検討してみてください。

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ドコモのガラケーかけ放題に関するQ&A

Q.ドコモのかけ放題はどこにかけても無料?

A.国内通話は誰にかけても無料です。

社外の人にかけても無料になりますが、注意したいのは海外への通話とSMS、他社への接続です。ドコモ公式サイトには、かけ放題オプションに下記の注意点が記載されています。

海外での発着信、「WORLD CALL」、「SMS」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)特番、(104)の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話、当社が指定する電話番号(機械的な発信などにより、長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号)などへの発信は定額の対象外となり、別途料金がかかります。

あくまでも、国内への通話のみである点には注意してください。

Q.ドコモでかけ放題を選択しない場合の通話料金は?

A.通話30秒あたり22円です。

ただし、社内での通話は無料なので、社員間での通話は時間を気にする必要はありません。

5分通話無料オプションは月額770円、かけ放題オプションは月額1,870円で利用可能です。

Q.ドコモでガラケーをレンタルできる?

A.レンタルも可能です。

レンタルの場合は購入と異なり、事務手数料や契約期間の縛りもありません。

レンタルでは所有権が企業側にあるわけではなく、あくまで企業はドコモから借りる形になります。そのため購入代金は不要で、必要となるのはレンタル料金と通話料金です。

ただし、レンタルは一日単位で料金が加算されるため、長期で借りると購入よりも高コストになることもあります。

また、かけ放題オプションもないため、通話時間の多い企業では毎月の請求額が高くなる恐れもあります。

レンタルと購入でどちらがお得に利用できるか検討して、最適な方法を選択してください。

関連記事:法人携帯をレンタルするポイント|費用やメリット、活用シーンを解説

ドコモのガラケーかけ放題プランは組み合わせを考えて最安導入しよう!

ドコモのガラケーは、ケータイプランにかけ放題オプションを選択する形になります。月合計18分以上の通話なら5分通話無料オプション、月合計43分以上の通話ならかけ放題オプションを選択しましょう。

また、社内通話のみのケースや他社キャリアの方が安くなるケースもあるので、色々な選択肢を検討してみてください。

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