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保育園でのデジタルトランスフォーメーション(DX)事例を紹介!

「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念の元で行われるデジタルトランスフォーメーション(DX)。
業務効率化、コストカット、利益率アップなどさまざまな恩恵が受けられると注目を集めています。
デジタル技術を活用して、ビジネスプロセスや経営そのものの仕組みを再構築することが目的で行われるDXは、あらゆる業界で実行されています。
今回は保育業界に焦点を絞ってDXの事例を紹介したいと思います。DXの推進は保育園にとってもメリットが豊富にあるので、IT化に悩む保育園オーナーの皆さまは、ぜひ参考にしてください。

▼この記事で紹介している商品

保育園でのDXとは?

デジタルトランスフォーメーション(DX)には「デジタル化」「効率化」「共通化」「組織化」「最適化」といった5つのステップがあります。単なるデジタル化に留まらず、5段階を踏んでデジタル技術による事業へのイノベーションを起こすのがDXの目的です。結果として余計な手間やコストをカットでき、経営の在り方自体を見直して利益率をアップさせられるメリットがあるでしょう。
 
保育園においては保育日誌や連絡帳、お便りの作成、出席簿など、保育士が手書きで作成している園も少なくありません。また給与計算や情報管理など、事務作業に多くの時間を割いている場合もありますよね。
保育士の業務負担が多くなり、残業や時間外労働が増えれば保育園としてもコストがかさんでしまいます。保育園におけるDXとは、これらのアナログ作業にデジタル技術を活用することで解消することを指します。

メリット

保育園のDXには以下のようなメリットが挙げられます。

(1)登園管理が楽に行える
保育園向けICTシステムには、出欠管理システムが搭載されています。パソコンやタブレットなどを用いて子供の登園状況が管理できるようになるので、アナログで管理するよりもスムーズに行えます。紙ではなくタブレットやカードを使って登園時刻を打刻できるシステムを選べば、登園時の混雑も軽減できるでしょう。
 
(2)保育日誌が簡単に作成できる
保育日誌もパソコンやタブレットで作成すれば、アナログよりも遥かに短い時間で完成させられる上に、印刷もすぐに行えるので非常に便利です。作成した書類もデータとして保存できるので、書類の保管やファイルの整理も必要ありません。
 
(3)延長保育料の計算がスムーズに行える
出欠管理システムで得た情報を元に、毎日蓄積されたデータを活用して延長保育料を自動で計算することも可能です。正確な時間が反映できるようになり、計算ミスや請求ミスも防げるようになります。
 
(4)園児情報の登録が簡単
タブレットやパソコンに園児の名前、住所、アレルギーなどの情報を登録しておくことも可能です。園児の情報について知りたい時も、タブレットですぐに確認できるでしょう。
 
(5)事務作業負担の軽減
報告書や指導案の作成といった事務作業もシステム化により負担を軽減してくれます。自治体に提出する書類も自治体のシステムと連携していれば、データを直接提出することも可能ですよ。

補助金について

保育士の不足は全国的にも問題とされており、厚生労働省が平成28年に発表した「保育所等における業務効率化推進事業の実施について」の中でも保育所等におけるICT化を推進しています。
(参考文献:厚生労働省 「保育所等における業務効率化推進事業の実施について」)
 
厚生労働省はICTシステムを導入する保育園に対して、補助金を交付しています。ICTシステムを導入したいけど費用面がネックになっている方は、この補助金制度を利用してはいかがでしょうか。補助金対応のICTシステムを導入すれば、費用を抑えてシステムの恩恵が最大限に受けられるでしょう。

CODOMON(コドモン)紹介

コドモンは保育園専用に開発されたICTシステムです。保育士の業務や保育園の経営をサポートしてくれる機能はもちろんのこと、保護者にとっても利便性が追及された機能が豊富に搭載されています。標準機能の他にもオプションでさまざまな機能が追加できるので、保育園にとって必要な機能と不要な機能を判断して利用することも可能ですよ。音声入力機能もあるので、デジタル技術に抵抗がある人も安心して扱えます。
 
補助金の対象になっているシステムなので、費用を抑えて導入できるのも嬉しいポイントの一つではないでしょうか。それではコドモンの機能や特長、導入事例について見ていきましょう。

機能、特長

指導案・日誌作成

コドモンの指導案作成は、過去・未来・帳票ごとの連動性が重視されており、以下のような事柄がそれぞれデータ連携されます。

・日々の日誌
・発達経過記録
・年カリ
・月案
・週案
・日案

さらに文章の複製機能、テンプレート機能、音声入力など指導案や日誌の作成をサポートして効率化を実施できる機能が満載。作成時間の削減だけではなく、品質の向上も実現できるでしょう。

健康チェック

タブレットやスマホアプリを使って、以下のような計測データをコドモン上に記録できます。

・午睡チェック
・検温、排便チェック

これらのデータは連絡帳や個人記録にその場で反映されるので、転記は必要ありません。

園児台帳

園児ごとに以下のようなデータの一元管理が可能です。

・園児の名前
・クラス
・生年月日
・健康情報(かかりつけ医師、アレルギー)
・健診履歴
・保育料設定
・家族情報(緊急連絡先、メールアドレス)

登録はエクセルで作成した名簿から一括でアップロードが可能で、毎日記録する個人記録も自動的に集約されます。

登園管理

ICカード/タッチパネル両対応の登降園管理が導入できる機能です。朝の混雑解消になる上に、転記の手間も省けますね。

保育料計算

登降園の打刻データや保護者からの連絡を自動反映して、出欠簿を自動で生成。コドモン上で計算を自動で行うことが可能です。

シフト作成

事務業務の負担になりがちなシフト作成も効率化してくれる機能が搭載されています。

出退勤管理

園児の登降園タブレットを併用して、スタッフの勤怠管理も行うことが可能ですよ。

連絡帳

保護者とやり取りをする連絡帳をペーパーレスのデジタル化できる機能です。

欠勤、延長連絡

子供が急に熱を出してしまった時など、保護者専用のアプリから欠席/遅刻/延長連絡を瞬時に報告することが可能です。
園もリアルタイムで情報を受け取ることができるので助かりますね。

お便り、献立配信

クラス便りや献立表を、保護者のマイページ上に配信することも可能です。
 
コドモンにはこの他にも便利な機能が多数搭載されています。詳しく知りたいという方は、ぜひお気軽にお尋ねください。

事例紹介

コドモンは神戸市公立保育所にて運用が開始されています。これは20市ある政令指定都市の公立保育所の中で、全国初の保育ICTシステム導入となります。神戸市では1年かけてコドモンを使用してICT化の効果を検証し、来年度以降には他園での導入も検討される予定となっています。
政令指定都市の公立保育園として初めてICT化を図るにあたって、全国の行政や保育施設からも注目されています。
コドモンは正式リリースされた2015年以降、年々導入数を増やし2019年6月時点では全国で約3,454以上もの施設で使用されています。今回の取り組みでコドモンの効果が実証されれば、今後さらに多くの施設で導入されることになるでしょう。

まとめ

今回は保育業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)について解説しました。
 
保育業界では慢性的な人手不足や業務の煩雑さから、政府主導でICTシステムの導入が推進されています。ICTシステムの導入により保育業界の業務改善、保育の質向上、さらには保育士の確保といった効果も期待されるでしょう。
 
今回紹介したコドモンは補助金の対象です。保育園をIT化したいと考えているオーナー様は、これを機に導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
 

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Wiz Cloud編集部

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